JPH0689332B2 - 装炭制御法 - Google Patents

装炭制御法

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JPH0689332B2
JPH0689332B2 JP1963785A JP1963785A JPH0689332B2 JP H0689332 B2 JPH0689332 B2 JP H0689332B2 JP 1963785 A JP1963785 A JP 1963785A JP 1963785 A JP1963785 A JP 1963785A JP H0689332 B2 JPH0689332 B2 JP H0689332B2
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JP
Japan
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coal
charging
hopper
clogging
amount
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JP1963785A
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JPS61179293A (ja
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孝広 檜垣
勝博 松浦
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、コークス炉装炭車から装入炭を排出して炉内
へ装入するための装炭制御法に関するものである。
(従来の技術) 第3図に示すように、コークス炉1の炉頂には、室炉2
内に装入炭3を装入するための4個又はそれに近い個数
の装入口4がコークス炉炭化室毎に設けられ、又、炉頂
上には、前記装入口4と同数のホツパー5を備えた装炭
車6がコークス炉長手方向に移動可能に配置されてい
る。装炭車6の各ホツパー5から装入炭3を装入口4を
通して室炉2内に装入する場合、第3図に示す状態で装
炭を完了する必要があるが、装炭に際してホツパー内詰
まり、装入口詰まり、又は第4図に示す棚吊り詰まりが
随時発生する。
ホツパー内詰まりは、装入炭3がホツパー5内中,上部
に残つて装入口4に落ちない現象であり、装入炭の湿度
が高くて装入炭が粘性で塊り状に固まることによつて発
生するものである。このホツパー内詰まりは、人力又は
機械式にホツパー5を揺動させることで解消されてい
る。
装入口詰まりは、装入炭3がホツパー5からの落下過程
で装入口4内に滞留し、これが増大することで室炉2内
に落ちなくなる現象で、装入炭の落下速度が装入口4で
変化することにより発生するものである。この装入口詰
まりも、装入炭の湿度による粘性が発生の大きな要因を
占めている。装入口詰まりは、人力又は機械式に装入口
4から滞留した装入炭を落下させることで解消されてい
る。
棚吊り詰まりは、装入炭3が室炉2内から装入口4を通
してホツパー5までつながる現象で、装入炭の湿度の違
いで各ホツパー5の排出量(装入炭重量/秒)に違いが
出て、室炉2内へ早く装炭された側の石炭が遅く装炭さ
れて積層頂点レベルの低い側へ流れ込むことで排出量の
遅いホツパー5内に装入炭3を残しながら装炭できなく
なることによつて発生するものである。この棚吊り詰ま
りは、コークス押出機に対して均し指示を与えてレベラ
ロツドを室炉2内へ通すことにより解消されている。
上記の炭詰まり(ホツパー内詰まり、装入口詰まり、棚
吊り詰まり)が発生すると、その解消までの間装炭車は
高温の炉内ガスに晒されて焼損するおそれがあるため、
従来では、炭詰まりの予防策として次のような装炭法が
採られていた。
(1)ホツパーの開閉を個別操作手動運転方式で行な
い、運転手順を操作員の技量に任かせる方法。
(2)各ホツパーの装入切出し開始をタイマーで区分す
るいわばシーケンシヤルチヤージ法。
(3)各ホツパー量を各装入口毎の理想的な装炭量に合
わせる方法。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、前記従来の装炭法では、いずれも装入炭の湿度
が炭詰まりの原因であると把握していないため、炭詰ま
りの発生を確実に予防できず、炭詰まりが発生すると
(特に雨天時)、その都度装炭車操作員・炉頂作業員
は、適確な処置で重大事故とならないよう、悪条件のも
と復旧努力をしていた。
又、従来の装炭法は、一見、炭詰まりの3状態の内、棚
吊り詰まりの有効な対応策となりうるようであるが、し
かし次のような不具合を生じる。
つまり、(1)の方法では、ホツパー操作員の運転技量
で炭詰まりの頻度が決まつてしまう。熟練技術を要する
ことは悪条件下よりの肉体労働の開放という省力化指向
に反するものである。
(2)の方法では、装入炭の湿度により各ホツパーから
の切出し速度に違いがでるので、各ホツパーの装入排出
開始を区分できない。
(3)の方法では、装入車の制限寸法から理想的なホツ
パー量を設計できず、近似的な配列、配量とならざるを
得ない。これをホツパー配分の不備としてとらえて均し
作業で対応することもできるが、コークス押出機の均し
装置をその使用目的から外れて使用することになり、
又、コークス炉全体操業の流れを乱すことになる。
本発明は、前記従来の問題点を一挙に解決するためにな
されたもので、炭詰まりの3状態(棚吊り詰まり等)の
すべての解消に有効な装炭制御法を提供することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明の装炭制御法は、装炭車のホツパー出口に設けら
れた切出し装置の調節により装入炭の排出量を制御する
装炭制御法であり、装入炭の湿度を検出し、その検出値
で求まる装入炭の安息角と流動係数でそれぞれに対応し
た炉内石炭積層に関する均等装入排出量と装入口で装入
炭が滞留しない最大排出量とを求め、その小さい値の方
で標準の排出量制御パターンを補正した後、この補正さ
れた排出量制御パターンで前記排出量を制御することに
より、各ホツパーからの装入炭が装入口内を滞留するこ
となく通過するようにしたことを特徴とする。
(実施例) 以下その詳細を第1図及び第2図により説明する。
第1図は本発明実施用装置の一例を示す。
同図中1はコークス炉、2は装入炭3が装入される室
炉、4は該室炉2の装入口である。5はホツパー、6は
装炭車である。7は演算装置、8は該装置7に接続され
た動力制御装置、9は該装置8に接続された排出駆動装
置で、いずれも装炭車6に設けられている。10はホツパ
ー5の出口に設けられ、かつ排出駆動装置9に連結切出
し装置であり、図では排出ゲートを使用している。該排
出ゲート10の回動によりホツパー出口開度を調節できる
構成となつている。なお、本実施例では切出し装置とし
て排出ゲート10を使用したが、ターンテーブルやスクリ
ューフィーダ等の切出し装置を用いて、ターンテーブル
やスクリューフィーダの回転速度を調節することによ
り、装入炭の排出量を調節する構成にしてもよい。11は
装入炭3の湿度を検出する湿度検出器で、ホツパー5に
設置されるか、又は地上側の石炭塔や石炭配合室等に設
置されており、前記演算装置7に通信装置等を介して接
続されている。
第2図は演算装置7による装入口詰まり予防の制御フロ
ーを示す。
前記演算装置7には、動力制御装置8を介して切出し装
置を調節することによつて一定湿度の装入炭3の排出量
(重量/秒)を制御するための標準の排出量制御パター
ンAと、装入炭3の湿度に対応した安息角及び流動係数
と、安息角に対応した炉内石炭積層に関する均等装入排
出量P及び流動係数に対応した、装入口4で装入炭3が
滞留しない最大の排出量Qと、両排出量P,Qに対応した
排出量補正パターンBとが予め入力されている。装入炭
3の湿度が湿度検出器11により検出され、その検出信号
が演算装置7に入力されて、この入力した装入炭3の湿
度が排出量パターンAをとるときの湿度と異なるとき、
該湿度に対応した安息角及び流動係数が求められ、次い
でこれらにそれぞれ対応した排出量P,Qが求められて比
較され、その小さい値の方で標準パターンAが補正され
る。具体的には、排出量補正パターンBが求められ、こ
の補正パターンBと前記標準パターンAとが合成され
る。このため、この合成パターンCに従い動力制御装置
8に制御信号が出力されることにより、各ホツパー5ご
とに個別に装入炭の排出量が制御されると、装入炭3は
装入口4で滞留せずに室炉2内に装入されることにな
る。
尚、第1図に示す如く、各ホツパー5ごとに個別に秤量
器12を設けると共に、装炭車6に、該秤量器12がそれぞ
れ接続された落下量変化演算器13を設け、秤量器12によ
りホツパー5内残炭量を連続的に検出し、その検出信号
が入力される落下量変化演算器13により残炭量の変化を
判断し、変化がない場合をホツパー内詰まりと評価して
ホツパー5に付属された揺動機を運転すれば、ホツパー
内詰まりの検出・解消が無人で確実に行なえる。また、
第3図に示すように、秤量器12が接続され、かつ図示し
ない湿度検出器11が接続された炉内装入炭量演算器14を
装炭車6に設け、該演算器14により、装入炭3の湿度で
求まる安息角と(ホツパー初期量−残炭量)で各ホツパ
ー5ごとに求まる炉内実装炭量とから室炉2内の石炭の
積層度合いをシユミレーシヨンし、そこで積層頂点のレ
ベルを評価し、これと残炭量から棚吊り詰まりを予測す
る。棚吊り詰まりが予測される場合、最も積層頂点レベ
ルの高い装入口4に対応したホツパー5の排出ゲート部
を絞つて装入炭3の排出量を少くすれば、装入口詰ま
り、棚吊り詰まりの予防が無人で確実にできる。この処
理そのものは演算装置7又は動力制御装置8に排出量の
減指令を与えることで可能である。
(発明の効果) 以上の通り本発明は、装入口詰まりを装入炭の湿度の問
題であることに着目して装入炭の湿度を検出し、その検
出値で装入炭の安息角及び流動係数を求め、これらに基
いて各ホツパーからの装入炭排出量を求めて制御するの
で、装入口詰まりを確実に予防でき、従つて装入口詰ま
り,ホツパー内詰まり及び棚吊り詰まりを解消及び/又
は予防することができることと相俟つて装炭作業の無人
化,自動化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施用装置を備えた装炭車とコークス炉
とを装炭作業時の状態で示す概要図、第2図は同装置中
の演算装置による装入口詰まり予防の制御フロー図、第
3図,第4図は正常な装炭完了状態と棚吊り詰まり状態
を示す断面図である。 1……コークス炉、2……室炉、3……装入炭、4……
装入口、5……ホツパー、6……装炭車、7……演算装
置、8……動力制御装置、9……排出駆動装置、10……
排出ゲート、11……湿度検出器、12……秤量器、13……
落下量演算器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装炭車のホッパー出口に設けられた切出し
    装置の調節により装入炭の排出量を制御する装炭制御法
    であり、装入炭の湿度を検出し、その検出値で求まる装
    入炭の安息角と流動係数でそれぞれ対応した炉内石炭積
    層に関する均等装入排出量と装入口で装入炭が滞留しな
    い最大排出量とを求め、その小さい値の方で標準の排出
    量制御パターンを補正し、この補正された排出量制御パ
    ターンで前記排出量を制御する。かかる排出量制御を各
    ホッパー個別に行なうことを特徴とする装炭制御法。
JP1963785A 1985-02-04 1985-02-04 装炭制御法 Expired - Lifetime JPH0689332B2 (ja)

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JP1963785A JPH0689332B2 (ja) 1985-02-04 1985-02-04 装炭制御法

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JPS61179293A JPS61179293A (ja) 1986-08-11
JPH0689332B2 true JPH0689332B2 (ja) 1994-11-09

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100815443B1 (ko) * 2007-04-13 2008-03-20 이호영 산업용 오븐의 원료 장입 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100815443B1 (ko) * 2007-04-13 2008-03-20 이호영 산업용 오븐의 원료 장입 장치

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