JPS6117670A - Ｐｃケ−ブルによる縦方向プレストレストコンクリ−ト工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （１１産業上の利用分野 本発明は、海洋構造物やタンク等の側壁のような、高さ
の高い縦方向構造体に適用するＰＣケーブルによる縦方
向プレストレストコンクリート工法に関する。

＋２１　　従来の技術 壁等の縦方向構造体にプレストレスを導入する場合、下
端の定着具は、基礎スラブ等の中に設けられ、一般に、
ＰＣ＃ｌ材も取付けた状態の埋込み定着（固定定着）と
される。このような場合には、第５図に示すように、Ｐ
ＧＩ１材は、鉄筋組立と同時に、シースに挿入した状態
でコンクリート打設に先行して樵付けられる。

ところで、縦方向構造体の高さが大であるときは、中間
でＰＣ鋼材を接続する必要がある。このような場合に、
ＰＣ鋼釘としてＰＣケーブルを用いると、ケーブルを中
間で接続するための特殊な接続具が必要となり、その部
分のシースの直径は、−股部と比べて３倍程度にもなり
、断面内への納まり等も問題となる。そのために、ＰＣ
＠材の接続がカプラーにより容易にできる第５図のＰＣ
＃！！棒によるプレストレストコンクリート工法が選定
されることが多い。

この第５図の在来工法は、 １　シースａ１とこれに通したＰＣ鋼棒ｂｚとの下端に
、ナツトｄの螺合締付けによってアンカープレートＣを
結合すると共に、グラウト注入用ホースｅを連通させて
、鉄筋組立と同時に建込み、その下端をスラブＳに打込
む。

１１　　スラブＳの上に縦方向構造体下半Ｗ１のコンク
リート打ちを行い、且つ、他のシースａ２とこれに挿通
した他のｐｃｆ１４棒ｂ１１とをカプラーｆ１ｇで連結
して、鉄筋組立中へ建込む。

１１１　　上記縦方向構造体下半Ｗｘの上に更に縦方向
構造体上半ｗ２のコンクリート打継ぎを行い、且つ、該
縦方向構造体上半Ｗ２の上端に、シースａ２の上端と連
ねて支圧板りを配し、続いて、ＰＣ鋼棒ｂ２の上端をジ
ヤツキＪで上方へ強力に引張ってプレストレス導入を行
う。

１■　　ホースｅを介してシースミ１１ａ２中へグラウ
トを注入し、且つ、ＰＣ＠棒ｂ２の上端にナツト１を螺
合締付けし、終了する。

しかしながら、ｐｃＨ棒を用いても、中間の接続は必要
であり、また、ＰＣ鯛捧の引張強度は、ケーブルに比べ
て小さく、且つ、その最大径は、３０闘前後で、一体当
りの導入力も小さいので、同一プレストレスを与えるた
めのコストは、ＰＣ鋼棒による方が高いのが現状である
。

１３）　　発明が解決しようとする８Ｍ点そこで、本発
明は、縦方向構造体のコンクリート打設完了後に、予め
その縦方向構造体に埋設しておいたシースへ上方からＰ
Ｃケーブルを挿入することを可能ならしめ、これにより
ＰＣケーブルを中間で接続することなく使用できるよう
にし、併せて、経済性を向上させようとするものである
。

〔発明の構成〕

（１）　　問題点を解決するための手段及び作用本発明
は、シースの下端に該シースよりも大径の筒をなす定着
具を連ねて、これを縦方向（鉛直方向）に長い構造物の
コンクリート打設に当って縦方向に埋設し、下端に定着
用グリップを備えたＰＣケーブルを、上記シース中へ上
方から挿入して、そのグリップを上記定着具中へ到達さ
せ、次いで、その定着具中へグラウトを注入して硬化さ
せることによりＰＣケーブルの下端を定着具中に固定定
着させ、シースの上端から突出するｐｃケーブルの上端
にて該ＰＣケーブルにテンションを加えてプレストレス
導入を行うと共に、そのシース中へグラウトを注入し硬
化させ、且つ、ＰＣケーブルの上端を固定定着させる。

これを第１図で更に詳細に説明すると、１　銅製のシー
ス１１の下端に、これよりも大径で、短く、且つ、上部
または上部と中間に定着プレートを何するコーン状の鋼
製のパイプより成る有底の下端定着具２を連設し、該定
着具の下端部に、グラウト注入用ホース３を連結し、ま
た、シース１１の下端部で下位点と上位点とに、グラウ
ト排出用ホース４と他のグラウト注入用ホース５とを連
結して、その下端定着具２をスラブＳに、且つ、シース
１工を縦方向構造体下半ｗ１に打込む。

下端定着具２は、Ｍ　２図、第３図に示すように、上端
部または上端部と中間部に定着プレート６を付設すると
共に、周囲にスパイラル筋７を配して、支圧応力、割裂
応力に耐えられるよう構成する。また、各ホースは、下
端定着具２及びシース１１の適所にａ部を設けることに
よりこれに接続する。

１１　　上記シース１１の上端に、他のシース１２を接
続し、更に、該シース１２の上端に、これよりも大径で
且つ短い銅製のパイプから成り、上端に定着板９及び適
宜排気口を備えた上端定着具８を連結し、これを縦方向
構造体上半ｗ２に打込む。

■ｌ　　上記シース１！＋１ｉ中へ、下端に圧着グリッ
プ１１を圧着した複数のＰＣケーブル（ストランド）１
０・・を、上方から次々に挿入して、各圧着グリップｌ
Ｏ・・をそれぞれ上記下端定着具２中へ到達させ、それ
らのＰＣケーブルの上端を上端定着具８より上方へ突出
させる。

圧着グリップ１０・・は、第２図乃至第４図に示すよう
に、適宜金属材料から成る円筒体であるが、挿入を容易
にするために、先端を円錐状に形成するかまたは円錐状
のキャップ１２・・を被せて固定している。

ｉｖ　　上記下端定着具２中へ、グラウト注入用ホース
３を以てグラウト１３を注入し、余分をグラウト排出用
ホース４から排出させ、そのグラウト１３を硬化させて
、ＰＣケーブルｌＯ・・の下端を圧着グリップ１１・・
を介して固定定着させる。

■　上記ＰＣケーブル１０・・の上端を、ジヤツキＪで
上方へ強力に引張ってプレストレス導入を行う。

■　上記シース１ｚ、］２乃至上端定着具８中へ、グラ
ウト注入用ホース５を以てグラウト１４を注入し、且つ
、ＰＣケーブル１ｏ・・の上端に定着グリップ１５を固
定すると共に、ＰＣケーブルの余分を切除し、そのグラ
ウト１４を硬化させて、終了する。

なお、縦方向構造体を上半ｗ１と下半ｗ２とのコンクリ
ート打継ぎで構成しているが、更にその上に打継ぐこと
もあり、その場合には、複数のシース打設リフトごとに
順次に接続して行けばよい。

（２）　　実施例 イ、北極海、アラスカ海域等の石油掘削プラットフォー
ム用のコンクリート的体に適用する。該コンクリート一
体は、ドック内にて建造されるが、一般に、的体の吃水
が十分でなく、その底板は、ドック面に近接してコンク
リート打設される。従って、施工上頗る好都合である。

口、地上または地下の大型タンクにおけるコンクリート
側壁に適用する。

〔発明の効果〕

本発明によれば、ＰＣケーブルを中間で接続することな
く使用でき、具合よくプレストレスを導入することがで
きる。

また、その結果、ＰＣＭ尉の縦方向構造拵断面内への納
まりもよく、工程的にも優れ、ＰＣＩＭ棒を用いる場合
に比べて経済的なプレストレストコンクリート工法とす
ることができる。

／Ｉ−図面の簡単な説朗 第１図は、本発明の工法を示す説明図、第２図は、要部
の拡大断面図、第３図は、第２図Ｍ−１１線の断面図、
第４図は、要部部材の拡大側面図である。

Ｓ・・スラブ　　　　　ｗｌ・・縦方向構造体下半ｗ２
・・縦方向構造体上半　１１．１２・・シース２・・下
端定着具　　　　　３．５・・グラウト注入用ホース４
・・グラウト排出用ホース６．９・・支圧板７・・スパ
イラル筋　　　８・・上端定着具ｌＯ・・ＰＣケーブル
　　　１１・・圧着グリップ１２・・キャップ　　　１
３．１４・・グラウト１５・・定着グリップ 特許出願人　　株式会社　竹中工務店 −９Ａ′ 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シースの下端に該シースよりも大径の筒をなす定着具を
   連ねて、該シース乃至定着具を縦方向に長い構造物のコ
   ンクリート打設に当つて縦方向に埋設し、下端に定着用
   グリップを備えたＰＣケーブルを上記シース中へ上方か
   ら挿入して、そのグリップを上記定着具中へ到達させ、
   次いで、その定着具中へグラウトを注入して硬化させる
   ことによりＰＧケーブルの下端を定着具中にグラウトで
   固定定着させ、シースの上端から突出するＰＣケーブル
   の上端にて該ＰＣケーブルにテンションを加えてプレス
   トレス導入を行うと共に、そのシース中へグラウトを注
   入し硬化させ、且つ、ＰＣケーブルの上端を固定定着さ
   せることを特徴とするＰＣケーブルによる縦方向プレス
   トレストコンクリート工法。