JPS61174972A - ル−ツ形ロ−タの樹脂コ−テイング下地処理方法 - Google Patents

ル−ツ形ロ−タの樹脂コ−テイング下地処理方法

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JPS61174972A
JPS61174972A JP1572985A JP1572985A JPS61174972A JP S61174972 A JPS61174972 A JP S61174972A JP 1572985 A JP1572985 A JP 1572985A JP 1572985 A JP1572985 A JP 1572985A JP S61174972 A JPS61174972 A JP S61174972A
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JP
Japan
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rotor
resin
base surface
substrate surface
rotor material
Prior art date
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Pending
Application number
JP1572985A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Iwase
隆広 岩瀬
Tadashi Masuda
増田 直史
Hiroyuki Mochizuki
博幸 望月
Shigenori Tamaoki
玉置 茂紀
Nobuo Kobayashi
信夫 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は樹脂がコーティングされるルーツ形ロータの下
地面を、その樹脂のコーティングに先立って下地処理す
る方法に関するものである。
(従来の技術) ルーツ形ロータは、例えば自動車のスーパーチャージャ
(エンジンへ強制的に空気を送り込む過給機)の構成部
品として知られている。第5図はその一例を示すもので
あり、ルーツ形ロータの一種であるまゆ形ロータ2が一
対、ハウジング4内において各回転軸6の軸心周りに所
定の位相差をもって互いに逆方向に回転させられること
により、吸入口8がら空気を吸入して吐出口10から自
動車のエンジンへ圧送するようになっている。
ところで、このようなまゆ形ロータの少なくとも外周面
には、それらロータ同士およびロータとハウジングとの
間の間隙を可及的に小さくして体積効率を高めるために
、樹脂層12がコーティングされる場合がある。その場
合、樹脂層のコーティングに先立ってロータ素材の下地
処理を行う必要があるが、従来は、第6図に示すように
、まずロータ素材を脱脂剤により脱脂洗浄して、その下
地面に付着している油脂分や汚れを除去し、更に水洗い
によりその脱脂剤を洗い落した後、樹脂コーティングを
行うようにされていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、そのような下地面に樹脂がコーティングされた
ロータが回転させられるとき、特に高速回転させられる
ときに、その樹脂層とロータ素材との接着強度が必ずし
も充分とは言い難い面があり、ロータ素材からの樹脂層
の剥れ、欠落等を防止して耐久性を更に向上させること
が望まれている。
また、従来、ロータ素材との間の接着強度を高めるため
に、脱脂洗浄および水洗いを経たロータ素材の下地面に
、その下地面との接着性を高める下塗り剤(プライマー
)を予め塗布してから樹脂をコーティングすることも行
われているが、その塗布作業が面倒であり、コストが上
昇する問題もあった・ (問題点を解決するだめの手段) 本考案は、前述のようなまゆ形ロータ等のルーツ形ロー
タにおけるロータ素材と樹脂層との接着強度を高めるべ
く、その樹脂コーティング前の下地処理方法を改良した
ものであって、次の工程を含むことを要件とするもので
ある。
(al  樹脂がコーティングされるロータ素材の下地
面に硬質粒子を高速で衝突させて、その下地面に多数の
凹凸を形成する工程 (b)  その硬質粒子の衝突が行われたロータ素材の
下地面を脱脂剤により脱脂洗浄する工程(C)  その
脱脂洗浄されたロータ素材の下地面を水洗いして脱脂剤
を洗い落とす工程 (発明の効果) このように、従来の脱脂洗浄の工程および水洗いの工程
に先立って、硬質粒子の衝突によりロータ素材の下地面
に多数の凹凸を形成する工程を付加すれば、ロータ素材
の下地面の接着表面積を増加させることができ、またそ
の硬質粒子の衝突による研削作用により地肌面が現れ、
接着面の活性化を図ることができる。それらの効果によ
り、ロータ素材の下地面とそれにコーティングされる樹
脂層との間の接着強度を、プライマーの下塗りを行うこ
となく高くすることができ、ロータの高速回転時におい
ても充分な接着強度を保証することができるのである。
(実施例) 以下、本発明をスーパーチャージャにおけるまゆ形ロー
タの下地処理に適用した場合の−、二の実施例を図面を
参照しながら説明する。
第2図は、まゆ形を成すロータ素材20の、樹脂がコー
ティングされる以前のものを示している。
このロータ素材20は、本実施例においてアルミニウム
合金(例えばJIS  A  4047)から成るもの
であって、その中心部には回転軸が通される軸穴22が
、また軸穴22の両側の羽根部には2個の貫通穴24が
両端面に開口するように形成されて、軽量化が計られて
いる。そして、本実施例においては、このようなアルミ
ニウム製のロータ素材20の外周面の全面および端面の
一部に樹脂コーティングが予定されている。
そのコーテイング面、すなわち下地面26には第1図に
示すように、脱脂洗浄に先立ってショツトブラストを施
す。なお必要に応じて、このショツトブラスト工程の前
にロータ素材20の下地面26を予洗いして乾燥させて
おく。そして、上記ショツトブラストは、鋼球ショット
カットワイヤ等の硬質粒子を圧縮空気によってロータ素
材20の下地面26に高速で吹き付け、あるいはそのよ
うな硬質粒子を高速で回転させられる羽根により遠心力
を利用して上記下地面26に投射することによって行う
。そのような硬質粒子の衝突によって下地面26に多数
の微小な凹凸が形成され、また下地面26がある程度研
削される。
このショツトブラストの具体的な条件としては、例えば
、直径がほぼ0.61の鋼球を、約60〜80m/秒の
速度で60秒程度にわたって衝突させ、ロータ素材20
の下地面26の表面粗さを約40〜70μm Rz  
(Rz ;十点平均粗さ)とすることが好適である。
次いで、そのようなショツトブラストを施したロータ素
材20の下地面26を、従来と同様に脱脂剤により脱脂
洗浄して、その下地面26に付着している油脂性の汚れ
を除去する。例えば、アルカリ脱脂剤の水溶液中にロー
タ素材20を浸すか、またはアルカリ脱脂剤をロータ素
材2oに吹き付けて下地面26を清浄にする。
更に、そのように脱脂洗浄されたロータ素材20の下地
面26を水洗いする。例えば、お湯のシャワーを下地面
26にかけることにより、そこに付着している脱脂剤を
洗い落として清浄な下地面26とし、最終的に乾燥させ
て水気を取った後、そのように下地処理した下地面26
に、樹脂(例えばアフロンの商品名で市販されている4
フツ化エチレンとエチレンとの共重合体である合成樹脂
の粉末)を融着など適宜の方法によりコーティングする
こととなるのである。
以上のような下地処理を施すことにより、ロータ素材2
0の下地面26とそこにコーティングされる樹脂層との
接着強度が高められ、特に前述のような条件下のショツ
トブラストを施した場合には、第4図においてbで示す
ように、第6図に示す従来の下地処理を経て樹脂コーテ
ィングされたものの接着強度(aで示す)に比べて、約
40kg、 も接着強度を向上させ得ることが明らかと
なった。
しかもプライマーを下塗りすること無しにである。
なお、上記接着強度の試験は、ロータ素材20の外周面
に沿う形状の刃具のエツジにC0,2程度の面とり施し
たものによって樹脂層をl cmの幅で剥がし取るもの
である。
次に、本発明の別の実施例を第3図に基づいて説明する
この実施例では、ショツトブラストおよび脱脂洗浄を行
うことは前述の実施例と同様であるが、脱脂洗浄後の水
洗いの工程において、単に脱脂剤を洗い落とすのではな
く、ショツトブラストの工程においてロータ素材20の
下地面26に生じたパリや下地面26に付着している研
削屑等の素材小片を、ブラシがけにより除去しながら水
洗いの工程を行うものである。すなわち、上記のような
ハリや研削屑等の素材小片は、脱脂洗浄や水洗いの工程
だけでは落とすことが難しいが、ブラシがけを行いつつ
水洗いする(例えば湯シャワーをかける)ことにより、
機械的に下地面26から除去することができるのである
。また、そのブラシがけにワイヤブラシ等の硬質のブラ
シを用いる場合には、前述のショツトブラストにより微
小な凹凸が生じているロータ素材下地面26が更に引っ
かかれて粗くされることとなる。
なお、ブラシがけの条件としては、ショツトブラストが
前述のような条件下で行われる場合に、線径が0.3〜
0.8鰭程度のワイヤブラシを用いた場合が最も良い結
果が得られ、その場合には、第4図においてCで示すよ
うに、前記実施例より更に10kg程度高い接着強度が
得られた。
先の実施例では従来の工程にショツトブラストの工程を
付加するだけで、実用上充分な接着強度が得られるメリ
ットがあるのであるが、この実施例では、それより更に
高い接着強度が得られ、これまでより高い回転数の要求
されるスーパーチャージャ用ロータに適用することが可
能となるのである。
なお、ロータ素材の下地面に硬質粒子を高速で衝突させ
る工程はショツトブラストに限らず、グリソトブラスト
あるいはサンドブラストとすることも可能である。また
、その後の脱脂洗浄は、アルカリ脱脂に限らず従来から
知られている各種の脱脂方法を採用することが可能であ
る。更に、本発明は、アルミニウム製のよ一夕素材に限
らず、鋼製などのロータ素材の下地処理にも適用できる
他、まゆ形ロータではなく3個以上の羽根部を有するル
ーツ形ロータの下地処理にも適用することができ、また
、スーパーチャージャ用ロータ以外の他のルーツ形流体
送給機用ロータにも適用することができる。
その他、−々説明はしないが、当業者の知識に基づいて
種々の変更を施した態様で本発明を実施し得ることは勿
論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である下地処理方法の工程図
であり、第2図はその工程を経て下地処理されるルーツ
形ロータの一例であるまゆ形ロータを示す斜視図である
。第3図は本発明の別の実施例を示す工程図であり、第
4図は第1図および第3図に示す工程を経ることによる
接着強度の増大を従来のものと比較して示すグラフであ
る。第5図はまゆ形ロータを含む一般的なスーパーチャ
ージャを簡略に示す断面図であり、第6図は従来におけ
るロータ素材の下地処理方法を示す工程図である。 20:ロータ素材   26:下地面 出願人  トヨタ自動車株式会社 第1図 第3図 第6図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)樹脂がコーティングされるルーツ形ロータ素材の
    下地面をその樹脂のコーティングに先立って下地処理す
    る方法であって、 前記ロータ素材の下地面に硬質粒子を高速で衝突させて
    その下地面に多数の凹凸を形成する工程と、 その硬質粒子の衝突が行われたロータ素材の下地面を脱
    脂剤により脱脂洗浄する工程と、 その脱脂洗浄されたロータ素材の下地面を水洗いして前
    記脱脂剤を洗い落とす工程と を含むことを特徴とするルーツ形ロータの樹脂コーティ
    ング下地処理方法。
  2. (2)前記水洗いの工程が、前記硬質粒子衝突の工程に
    おいてロータ素材の下地面に生じた素材小片をブラシが
    けにより除去しながら行われるものである特許請求の範
    囲第1項記載の下地処理方法。
  3. (3)前記硬質粒子衝突の工程がショットブラスト工程
    である特許請求の範囲第1項または第2項記載の下地処
    理方法。
JP1572985A 1985-01-30 1985-01-30 ル−ツ形ロ−タの樹脂コ−テイング下地処理方法 Pending JPS61174972A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5415966A (en) * 1992-11-18 1995-05-16 Konica Corporation Image forming system of low ozone generation
JP2008267411A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Ckd Corp 電磁弁

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