JPS61174425A - 綿コーマー機のニツパー装置 - Google Patents

綿コーマー機のニツパー装置

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JPS61174425A
JPS61174425A JP1420386A JP1420386A JPS61174425A JP S61174425 A JPS61174425 A JP S61174425A JP 1420386 A JP1420386 A JP 1420386A JP 1420386 A JP1420386 A JP 1420386A JP S61174425 A JPS61174425 A JP S61174425A
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JP
Japan
Prior art keywords
nipper
auxiliary
cushion plate
fiber bundle
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP1420386A
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English (en)
Inventor
Shinzo Nishimura
西村 慎三
Kazuhiro Inagaki
稲垣 和博
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Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Howa Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の目的) 産業上の利用分野 この発明は綿コーマー機のニッパ−装置に関するもので
ある。
従来の技術 従来のニッパ−装置には、ニッパー本体が前進するとき
にフィードローラが繊維束を送るフォアワードフィード
方式のものと、ニッパー本体が後退するときにフィード
ローラが繊維束を送るパックワードフィード方式のもの
がある。前者のニッパ−装置は、デタッチングローラに
向けて前後動されるニッパー本体に、固定的なクッショ
ンプレートとそのクッションプレートに向けて上下動可
能なニッパ−を夫々備えると共に、そのニッパ−の上流
側に回動可能なフィードローラを備え、ニッパー本体の
後退時にニッパ−がクッションプレートとの間に繊維束
を把持して繊維束先端部をコームシリンダーにてコーミ
ングした後繊維束先端部の繊維をデタッチングローラに
引き渡し、ニッパー本体の前進時にニッパ−が繊維束の
把持を解放すると共にフィードローラが繊維束を送り出
し、この繊維束の送り出しがニッパー本体の最前進時点
まで続けられ、その結果ラップ先端部の繊維をデタッチ
ングローラに引渡すようになっている。
また後者のニッパ−装置は、ニッパー本体にクッション
プレート、ニッパ−およびフィードローラを備え、ニッ
パー本体の後退時にフィードローラが繊維束を送り出す
と共にニッパ−がクッションプレートとの間に繊維束を
把持して繊維束先端部をコームシリンダーにコーミング
し、ニッハー 本体の前進時にニッパ−が繊維束の把持
を開放し、繊維束の先端部の繊維をデタッチングロ−ラ
に引き渡すようになっている。
発明が解決しようとする問題点 上記従来のフォアワードフィード方式のニッパ−装置に
あっては、送り出した繊維束の先端部の繊維をデタッチ
ングローラに引き渡した後その繊維束をニッパ−で把持
してコーミングするので、コーミング時の繊維束の1把
持点から繊維東先端部迄の長さが短くなり、コーミング
作用を良好に行える利点を有するが、ニッパー本体が最
前進される迄繊維束を前方へ送り出すので、トップコー
ムが繊維束に作用した後も繊維束が送られることになり
、その結果トップコームの後方(上流側)の繊維がトッ
プコームで止められてトップコームの後側に座屈状態に
曲げられ、これらの座屈状繊維が次のシリンダーコーミ
ング時に伸ばされてコーミング長さが長くなり、長繊維
(可紡繊維)の落綿が多くなって落綿率が大きくなる問
題があった。
また従来のバックワード方式のニッパ−装置にあっては
、トップコームが繊維束に侵入する時点迄に繊維束の送
りを終えるので、繊維束の送りによるトップコーム後側
での座屈繊維の発生を防止できる利点を有するが、ニッ
パー本体の後退時に繊維束を送り出し、その送り出され
た繊維束をニッパ−で把持してコーミングするので、コ
ーミング時の繊維束の把持点から繊維束先端迄の長さが
長くなり、長繊維の落綿が多くなる問題があった。
また、上記両者のものにあっては、何れもビーシング時
のデタッチングローラとフィードローラの夫々のニップ
点間の距離が大きくしかも両ニップ点間の繊維束の浮遊
繊維が何ら制御されないので。
デタッチングローラによる繊維束の引抜きの際に引抜繊
維の移動によって浮遊繊維が連れ込み移動され、この連
込繊維がトップコームの後側に止められて落綿率が大き
くなる。また上記のようにデタッチングローラとフィー
ドローラの夫々のニップ点間の距離が大きいので、トッ
プコームがフリースに侵入する際の繊維束の張力が弱く
なり、トップコームが繊維束中に充分に侵入することが
できず、トップコームによる短繊維の除去が不充分なも
のになり易い問題点があり、今だ充分なものではなかっ
た。
そこで、上記従来装置の問題点を解決する為に、従来特
公昭41−1299号公報、実公昭58−24945号
公報、実公昭59−5711号公報等に示されているよ
うに、ニッパー本体にクッションプレート、ニッパ−お
よびフィードローラを備えると共に、そのフィードロー
ラとニッパ−間の位置にクッションプレートに向けて上
下動可能な補助ニッパ−を備え、ニッパー本体の前進時
にニッパ−が上昇した状態で補助ニッパ−が下降して繊
維束を押付け、その繊維束を前方へ送り出すと共にその
繊維束をクッションプレートとの間にばね力により弾力
的に挟持し、その後繊維束の先端部の繊維をデタッチン
グローラに引き渡すようにしたものが提案されている。
上記のような補助ニッパ−付ニッパー装置にあっては、
フィードローラの前方で補助ニッパ−が繊維束をクッシ
ョンプレートとの間で弾力的に挟持するので、繊維束引
抜きの際の浮遊繊維の連れ込みを防止でき、落綿率を少
なくして落綿中の長繊維含有率を少なくし得ると共に、
トップコーム侵入時の繊維束の張力を大きくできてトッ
プコームによる短繊維の除去を充分に行うことができる
利点を有するが、ニッパー本体の前進時に補助ニッパ−
がクッションプレートとの間に繊維束をばね力によって
挟持するので、ニッパー本体の前進時に繊維束を送り出
すものには利用できず、また繊維束先端部がデタッチン
グローラによって引抜き始めるとき、繊維の移行が上記
補助ニッパ−による挟持によって抑制され、繊維束先端
部がデタッチングローラ間に確実に挟まれた時点で急激
に繊維束の繊維を引抜き、その結果デタッチングローラ
から引き出されたワンニップフリースの送出方向の繊維
密度が第4図に点線にて示すように偏りを生じ、コーマ
−スライバーの品質が低下する問題があった。また、上
記補助ニッパ−付ニッパー装置は、補助ニッパ−が補助
ニッパ−駆動装置によりばねを介して下降され、補助ニ
ッパ−が繊維束を挟持して下降が阻止されると補助ニッ
パ−駆動装置の動きをばねの圧縮によって吸収するよう
にしであるので、ニッパー本体の前後動によって補助ニ
ッパ−による繊維束の押圧力が増加し、繊維束の繊維が
スムーズに移動しにくいという問題点があった。
(発明の構成) 問題点を解決するための手段 本発明は上記ニッパ−装置の問題点を解決しようとする
もので、ニッパー本体に、クッションプレートとニッパ
−とフィードローラを備えると共に、そのフィードロー
ラとニッパ−間の位置にクッションプレートに向けて上
下動可能な補助ニッパ−を備え、更にその補助ニッパ−
の下降時にその補助ニッパ−とクッションプレート間に
スペースゲージをとるようにした間隔保持装置を備えた
ことを特徴としている。
作用 上記構成の作用は、ニッパー本体が前進すると、ニッパ
−が上昇して繊維束の把持を開放すると共に補助ニッパ
−が間隔保持装置によってクッションプレートとの間に
所望のスペースゲージ(この大きさは繊維束を完全に押
圧したときの寸法よりは大きい値とする)をとる位置ま
で下降され、その補助ニッパ−とクッションプレート間
のスペースゲージ内に繊維束を位置させ、補助ニッパ−
は繊維束に弱い抵抗を与える。その後繊維束の先端部の
繊維がデタッチングローラに渡されて、繊維束から引抜
かれると共に、トップコームが繊維束中に侵入されてコ
ーミングされる。
実施例 第1図、第2図は第1実施例を示すもので、図面中、1
はコームシリンダーシャフト2に取付けられたコームシ
リンダー、3は上、下一対のデタッチングローラ、4は
トップコームを示している。
このトップコーム4は周知の如く後述のニッパー本体の
前後動に伴って前後動されると共に上下動されるように
構成されている。5は上記デタッチングローラ3とトッ
プコーム4の前方(繊維束の進行方向で見て上流側)で
あってコームシリンダー1の上方に配設されたニッパ−
装置で、上記コームシリンダー1とデタッチングローラ
3とトップコーム4と共にコーミング機構を構成してい
る。
このニッパ−装置Sにおいて、6はニッパー本体で、左
右方向(繊維束幅方向)に長い本体部6aとその本体部
6aの両端部から後方へ張出されている支持腕部6bと
で構成されている。上記ニッパー本体6の本体部6aは
機枠に軸支された支持レバー(図示省略)に、支持腕部
6b後端はニッパ−シャフト7に取付けられたスイング
レバー(図示省略)に夫々連結され、ニッパ−シャフト
7の往復運動によって第1図に示す後退端位置と第2図
に示す前進端位置とに前後動され、P点の軌跡がKとな
るようになっている。上記ニッパー本体6の本体部6a
にはクッションプレート8が固定的に取付けられ、この
クッションプレート8の両端部上面には繊維束aの両側
部を案内する為のセルベツジガイド8aが一体的に突設
されている。またクッションプレート8上にはフィード
ローラ9が回転自在でかつ着脱可能に載置され、本実施
例ではニッパー本体6の後退途中で矢印方向へ所定量回
転されて繊維束aを前方へ送るようになっているが、ニ
ッパー本体6の前進途中でラップを送るようにしても良
い。。なお、上記フィードローラ9は別に設けたボット
ムフィードローラ上に載置しても良い、10は上記クッ
ションプレート8に向けて上下動可能に配設されたニッ
パ−で、その両端部は上記ニッパー本体6の一対の支持
腕部6b前端に夫々回動自在に軸支したニッパ−アーム
11の前端部11aに固着されている。
上記ニッパ−アーム11の後端部11bには周知の如く
スプリングロッド12の一端部がビン連結され、このス
プリングロッド12の他端部は機枠に回動自在に取付け
られたピボット13の孔13aに挿通され、かつその先
端に螺合されたナツト14がピボット13に当接するよ
うにばね15によって前方へ付勢されている。上記ニッ
パ−10は、ニッパー本体6が前進するとその前進端近
くでニッパ−アーム11の後端部11aの前進がスプリ
ングロッド12により停止され、その後のニッパー本体
6の前進によって第2図に示すように上昇されて繊維束
aの把持を解放し、またニッパー本体6が後退し始める
とニッパ−10が下降してクッションプレート8との間
に繊維束aを把持し、その後のニッパー本体6の後退に
よってばね15を圧縮させつつスプリングロッド12を
移動させるように構成されている。次に、16は上記フ
ィードローラ9とニッパ−10間にクッションプレート
8に向けて上下動可能に配設された補助ニッパ−で、そ
の両端部はニッパー本体6の一対の支持腕部6bの前端
に夫々回動自在に軸支した補助ニッパ−アーム17の前
端部17aに固着されている。上記糸、右一対の補助ニ
ッパ−アーム17は後端部17bどうしを一体的に結合
する連結バー18を備えており、その連結バー18の中
間部にレバー19が固着されている。そのレバー19の
先端部にはスプリングロッド20の一端部がピン連結さ
れている。このスプリングロッド20の他端部はニッパ
−シャフト7に固着したドライブレバー21に回動自在
に取付けたピボット22の孔22aに挿通され、その先
端部には調整ナツト23とロックナツト24が螺合され
ている。
上記スプリングロッド20はばね25によって前方へ付
勢され、調整ナツト23が上記ピボット22に当接され
るようになっている。上記調整ナツト23の位置は、ニ
ッパー本体6の後退時にその後退途中で補助ニッパ−1
6を上昇させ、ニッパー本体6の前進時にその前進途中
で補助ニッパ−16を下降させるように調整されている
0次に、26は上記補助ニッパ−16の下降時にその補
助ニッパ−16とクッションプレート8間に所要のスペ
ースゲージをとるようにした間隔保持装置で、上記補助
ニッパ−アーム17の連結バー18にねじ孔27を設け
、そのねじ孔27にニッパー本体6と当接可能なストッ
パーとして例示する調整ねじ杆28を螺合させ、その調
整ねじ杆28をロックナット29で固定することによっ
て構成されている。上記調整ねじ杆28は、補助ニッパ
−16とクッションプレート8間のスペースゲージの大
きさLが繊維束aの自然状態の厚みより僅かだけ小さく
なった時点(少なくともばね25が圧縮し始める時点よ
りも前)になったとき例えば1.5mm程度になったと
き、ニッパー本体6の受止部6Cに当接してその後の補
助ニッパアーム17の回動を阻止し、その後のドライブ
レバー21の前方への回動によりピボット22がばね2
5を圧縮させるように調整されている。なお、上記調整
ねじ杆28はニッパー本体6に取付けたり、レバー19
に取付けても良い、上記ばね25は従来装置のように繊
維束aに押圧力を与えるものではなく、第1図の状態に
おいて調整ナツト23をピボット22に確実に当接させ
る為のものである。上記スペースゲージLの大きさは繊
維束aの単位長さ当りの重量によって異なるが、略0.
5mm〜2.51ぐらいが好ましい。
上記構成のものにあっては、ニッパー本体6がニッパ−
シャフト7の回動により前進されると、第3図に示すよ
うに補助ニッパ−16は徐々に下降され、またニッパ−
10は徐々に上昇される。
そしてニッパ−10が上昇されて繊維束aの把持を解放
すると共に補助ニッパ−16が下降されてニッパ−10
とフィードローラ9間の山形繊維束aの上面を押下げる
と、その山形繊維束aがニッパ−10とクッションプレ
ート8間から前方へ送り出される。上記補助ニッパ−1
6が下降されてクッションプレート8との間のスペース
ゲージLが予め設定された大きさになると、間隔保持装
置26の調整ねじ杆28がニッパー本体6の受止部’6
cに当接し、その後ドライブレバー21が前方へ回動さ
れても、補助ニッパ−16とクッションプレート8間の
スペースゲージLは設定値に保持される。従って、補助
ニッパ−16は繊維束aを繊維相互間に隙間を有する状
態で繊維束a上面を僅かな量だけ押下げ、繊維相互の摩
擦力を増大させるも、繊維相互を容易に移動させ得るよ
うにする。上記スペースゲージLの大きさはその後ニッ
パー本体6が前進されても変わることはなく、その一定
大きさのスペースゲージL中に繊維束aが位置される。
なお、ニッパー本体6の前進途中にフィードローラ9に
よって繊維束aを送り出量場合には、当然のことながら
その繊維束aは上記補助ニッパ−16とクッションプレ
ート8間を通して送り出される。その後、ニッパー本体
6が前進端近くに移動されて繊維束aの先端部の繊維が
正転中のデタッチングローラ3に渡されると、繊維束a
の先端部の繊維がデタッチングローラ3の回転によって
前方へ引っ張られ、ワンニップ分の繊維を引抜いてフリ
ースとする。また、ニッパー本体6が前進端付近に移動
されると、トップコーム4が下降してデタッチングロー
ラ3と補助ニッパ−16間の繊維束aに侵入される。従
って、上記繊維束aの先端部の繊維の引抜きによってそ
のワンニップ分の繊維の後部はトップコーム4によって
コーミングされ、引抜かれた繊維中の短繊維が除かれる
。上記のようにしてデタッチングローラ3が繊維束aの
先端部の繊維を引抜く場合、補助ニッパ−16がクッシ
ョンプレート8上の繊維束a上面を僅かだけ押下げて繊
維相互の摩擦力を増大させているので、デタッチングロ
ーラ3による繊維束aの先端部の繊維の引っ張り移動に
伴う繊維の連れ込みが少なくなり、その結果繊維の後端
フックを延ばし得ると共にトップコーム4後側に止めら
れる長繊維を少なくできて落綿率を少なくできる。また
補助ニッパ−16によって繊維束aに弱い抵抗を与えて
いるので、トップコーム4が侵入する繊維束aの張力が
大きくなってトップコーム4が繊維束a中に充分に侵入
することができ、引抜かれた繊維中の短繊維を確実に除
去することができる。また、上記補助ニッパ−16がク
ッションプレート8との間に所要のスペースゲージLを
あけて補助ニッパ−16が繊維束aをばね力で把持しな
いようにしであるので、デタッチングローラ3が繊維束
aの先端部の繊維を引っ張り始めたときにその繊維が補
助ニッパ−16とクッションプレート8間においても容
易に移動することができ、その結果ワンニップフリース
の繊維東送り方向の繊維密度を第4図に実線で示すよう
に略正規分布状にでき、従来装置の如き繊維密度の偏り
を防止できる。従って、デタッチングローラ3にて送り
出されるフリースの繊維密度の斑を少なくできてコーマ
スライバーの品質を極めて良くすることができる。更に
また、上記補助ニッパ−16とクッションプレート8間
のスペースゲージLの大きさはニッパー本体6の前後動
とは無関係に一定に保たれるので、補助ニッパ−16に
よる繊維束aの抵抗力を一定に保つことができて繊維束
aの引抜きをスムーズに行うことができ、また補助ニッ
パ−16による繊維束aの抵抗力の調整を容易に行うこ
とができる。上記抵抗力の調整は調整ねじ杆28をまわ
してスペースゲージLの大きさを変えることによって容
易に行うことができる。
次に、ニッパー本体6が成程度後退移動されると、第3
図に示すようにトップコーム4が上昇すると共に補助ニ
ッパ−16が上昇されて繊維束a上面の押下げを解放し
、またニッパー本体6の後退移動によってニッパ−10
が下降されてクッションプレート8との間に繊維束aを
把持する。その後。
フィードローラ9が回転して繊維束aを送り、ニッパ−
10とフィードローラ9間の繊維束aは山形に湾曲され
て溜められる。また上記補助ニッパ−16とクッション
プレート8間に把持された繊維束aの先端部はコームシ
リンダー1によってコーミングされる。
第5図は本願の第2実施例を示すもので、補助ニッパ−
16eの両端部下面にストッパーとして例示する調整ボ
ルト28eを取付け、その調整ボルト28eをロックナ
ツト29eによって固定して間隔保持装置26eを構成
したものである。上記調整ボルト28eはセルベッジガ
イド8aeの上面に取付けても良い。なお、上記第1実
施例と同一構成部分については対応する部分の符号と同
一の符号にアルファベットのeを付して重複説明を省略
する。また1次の第3実施例についても同様にアルファ
ベットのfを付して重複説明を省略する。
第6図、第7図は本願の第3実施例を示すもので、補助
ニッパ−16fを支える補助ニッパ−アーム17fをニ
ッパー本体6fに回動自在に軸支し、その補助ニッパ−
アーム17fにカムフォロア30を回動自在に設け、そ
のカムフォロア30を機枠に設けたカム31のカム面3
1aにばね32によって弾力的に当接させ、そのカム面
31aをニッパー本体6fの前後動により補助ニッパ−
16fを上下動させるように構成し、更に上記カム31
の位置を補助ニッパ−16fの下降時においても補助ニ
ッパ−16fとクッションプレート8f間に所望の大き
さのスペースゲージLfがあくように設定して間隔保持
装置26fを構成したものである。上記カム31はスラ
イド33に斜め後上方向に摺動可能に当て付けられ、カ
ム31の長孔34に通した固定ボルト35によって位置
調整可能に止着され、このカム31のスライド33に対
する位置調整によって補助ニッパ−16fの上下動のタ
イミングを調整することができる。上記スライド33は
機枠に固設した基板36に斜め前上方向へ摺動可能に当
て付けられ、スライド33の長孔37に通した固定ボル
ト38によって位置調整可能に止着され、このスライド
33の基板36に対する位置調整によってスペースゲー
ジLfの大きさを調整し得るようになっている。
(発明の効果) 以上のように本発明にあっては、ニッパー本体の前進時
に補助ニッパ−が下降してフィードローラより前方の繊
維東上面に抵抗を与えるようにしたので、繊維束をデタ
ッチングローラ間に渡して繊維束の先端部の繊維を引き
抜くとき、フィードローラより前方位置で繊維束の繊維
どうしの摩擦力を大きくして繊維の連れ込みを抑制し得
ると共に繊維の後端フックを延ばすことができ、これに
より落綿率の減少と落綿中の長繊維含有率の減少を図る
ことができる。また上記のように補助ニッパ−が繊維束
上面に抵抗を与えるようにしたので、トップコームが繊
維束に侵入する際の繊維束に張力を与えることができて
トップコームを繊維束中に充分に侵入させることができ
、その結果トップコームによる短繊維の除去を充分に行
うことができる。更にまた上記のように補助ニッパ−が
繊維東上面を押すようにしたものであっても、その補助
ニッパ−はクッションプレートとの間に所要のスペース
ゲージをとった状態で下降が停止されるようにしたので
、クッションプレートとの間での繊維束の弾性把持を阻
止できて繊維束の繊維の移行をスムーズに偏りなく行わ
せることができ、これによりデタッチングローラから引
き出されるワンニップフリースの繊維分布を略正規分布
状態にすることができ、コーマ−糸の品質を格段に良く
し得る画期的な効果がある5
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は第1実施例
を示す断面図、第2図は第1図の作動を示す断面図、第
3図は作動を示すタイムチャート図、第4図はワンニッ
プフリースの密度を示す説明図、第5図は第2実施例を
示す説明図、第6図は第3実施例を示す断面図、第7図
は第6図の作動を示す断面図である。 3・・・デタッチングローラ、 5・・・ニッパ−装置
、6・・・ニッパー本体、 8・・・クッションプレー
ト、9・・・フィードローラ、  10・・・ニッパ−
516・・・補助ニッパ−126・・・間隔保持装置、
 L・・・スペースゲージ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、デタッチングローラに向けて前後動されるニッパー
    本体に、固定的なクッションプレートとそのクッション
    プレートに向けて上下動可能なニッパーを夫々備えると
    共に、そのニッパーの上流側に位置する回動可能なフィ
    ードローラとそのフィードローラとニッパー間の位置に
    クッションプレートに向けて上下動可能な補助ニッパー
    を夫々備えると共にその補助ニッパーの下降時にその補
    助ニッパーとクッションプレート間にスペースゲージを
    とるようにした間隔保持装置を備えたことを特徴とする
    綿コーマー機のニッパー装置。 2、補助ニッパーとクッションプレート間のスペースゲ
    ージの大きさを調整し得るように間隔保持装置を構成し
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の綿コー
    マー機のニッパー装置。 3、補助ニッパーを支える補助ニッパーアームをニッパ
    ー本体に回動自在に軸支し、その補助ニッパーアームを
    往復回動されるドライブレバーによりばねを介して往復
    動させるように構成し、その補助ニッパーアームとニッ
    パー本体との何れか一方のものに、他方に当接して補助
    ニッパーの下降移動を途中で受止めるストッパーを設け
    て間隔保持装置を構成して成ることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載の綿コーマー機のニッパ
    ー装置。 4、補助ニッパー下面とクッションプレート上面との少
    なくとも一方に他方に当接して補助ニッパーの下降移動
    を途中で受止めるストッパーを設けて間隔保持装置を構
    成して成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は
    第2項記載の綿コーマー機のニッパー装置。 5、ストッパーを調整ボルトによって構成したことを特
    徴とする特許請求の範囲第3項又は第4項記載の綿コー
    マー機のニッパー装置。 6、補助ニッパーを支える補助ニッパーアームをニッパ
    ー本体に回動自在に軸支し、その補助ニッパーアームに
    カムフォロアを設け、そのカムフォロアを機枠に設けた
    カムのカム面に弾力的に当接させ、そのカム面をニッパ
    ー本体の前後動により補助ニッパーを上下動させるよう
    に構成し、そのカムの位置を補助ニッパーの下降時にお
    いても補助ニッパーとクッションプレート間に所望の大
    きさのスペースゲージがあくように設定して間隔保持装
    置を構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の綿コーマー機のニッパー装置。 7、スペースゲージの大きさを0.5mm〜2.5mm
    にしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の綿
    コーマー機のニッパー装置。
JP1420386A 1986-01-24 1986-01-24 綿コーマー機のニツパー装置 Pending JPS61174425A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0726339A1 (de) * 1995-02-10 1996-08-14 Chemnitzer Spinnereimaschinenbau GmbH Zangenaggregat für eine Kämmaschine mit Rundkammwalze
EP0816540A1 (en) * 1996-06-24 1998-01-07 Howa Machinery, Ltd. Method for delivering fiber bundle in comber and nipper device for working therefore
WO2012035543A1 (en) * 2010-09-14 2012-03-22 Lakshmi Machine Works Ltd. A nipper gauge setting apparatus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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