JPS61174007A - 物品自動給排装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）産業上の利用分野 本発明は物品の自動給排装置に係り、特にインサーキッ
トテスタ用の治具の如き大型で、重量の大きい物品の給
排を自動的に行うことのできる物品自動給排装置に関す
るものである。

プリント板に回路部品等が既に搭載された最終段階のプ
リント板製造工程において、プリント仮に回路部品を搭
載したままの状態で、部品実装のミスや、回路パターン
の正常性を試験している。

前述したプリント板の製造工程では、プリント板はその
種別対応にマガジンに多段に収納された状態で搬送され
ており、マガジンに収容されたプリント板を一枚づつマ
ガジンから取り出して、インサーキットテスタなどのプ
リント板処理装置に供給するとともに、処理終了後、プ
リント板処理装置から再びマガジンに収容するプリント
板給排装置が多用され、インサーキットテスタへのプリ
ント板の給排はロボット等を用いて、インサーキットテ
スタによるプリント板の試験をほぼ自動化している。

（２）従来の技術 インサーキットテスタはプリント板種別対応にプリント
板をセットする治具が必要である。この治具は大型で重
量の非常に大きいものである。

前述したように、インサーキットテスタなどへのプリン
ト板の給排は、プリント板自体が軽量であるためその自
動化は容易である。しかしながらインサーキットテスタ
用治具の如き大型で重量の大きいものは、いまだ自動的
に供給、排出されていない状態である。

特に、最近では、情報処理システムの高度、複雑化によ
って製造工程で取り扱うプリント板は少量、多品種の傾
向にある。このため、せっかくプリント板の供給、排出
が自動化されているのにも関わらず、インサーキットテ
スタ用治具の供給、排出が自動化されないために、製造
工程の最終段・階であるインサーキットテスタによるプ
リント板の試験には多くの時間を要し、且つ多くの人手
がかかるものであった。

（３）発明の目的 本発明の目的はインサーキットテスタよ治具の如き大型
で重量の大きい物品の供給、排出を自動化した物品自動
給排装置を提供することにありこれにより、少量、多品
種のプリント板製造工程の上記問題点を解決することに
ある。

（４）問題点を解決するための手段 上記目的は、部品を収納するための棚を複数段有する物
品収納部と、 該物品収納部の外周から物品を保持し、移送させる機構
を持つガイド部と、該物品収納部の前面台 の保持部とを一体化したテーブルと、 該テーブルを上下に移動させる移動機構とからなり、 該移動機構により該テーブルを該物品収納部の邑 所定の棚へ移動させ、該棚と該保持部との間で物品を移
送することにより達成される。

（５）作用 上記手段により、インサーキットテスタ用治具の如き大
型で重量の大きい物品の供給、排出が自動化される。従
って、最終のプリント板試験工程をより高速化すること
が可能であり、少量、多品種のプリント板製造工程のス
ループットを大幅に向上させることができる。

（６）実施例 以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。

以下の説明では物品としてインサーキットテスタ用治具
を取り扱う物品自動給排装置を例に説明する。

第１図（ａ）は本発明の一実施例を示す物品自動給排装
置（以下、治具交換装置と称する）の内部構造を示す正
面図、第１図（ｂ）は治具交換装置の上面図、第１図（
Ｃ）は治具交換装置のテーブルの斜視図であり、それぞ
れ筐体を透視した図である。

テーブルは保持台１０とその両端のガイド部４０からな
り、コの字形の形状をしており、４本の支柱３８に移動
可能に固定された保持部３９がガイド部４０に設けられ
ており、テーブルを支持している。テーブルの開口部１
）の内部には治具８を多段に収容しているマガジン４１
が設置されている。マガジン４１は２本の支柱４２にそ
れぞれ片張り状に支持された複数の棚４３で構成されて
おり、この上に治具８が収容されている。テーブルのガ
イド部４０はタイミングベルト４４に固着されており、
タイミングベルト４４はパルスモータ４５の回転により
、間欠送りされ、テーブルを上下に移動させる。このよ
うにして、テーブルはマガジン４１の各棚４３の位置に
停止可能になる。テーブルの保持台１０の両端のガイド
部４０にはボールネジ４６、このボールネジ４６の回転
に伴い移動する移送部４７、そしてボールネジ４６を回
転駆動するパルスモータ４８が設けられている。２つの
ボールネジ４６はプーリ４９を介しベルト５０によりも
う一方のボールネジと連結されており２つの移送部４７
は同期しつつ移動する。

移送部４７は治具８の両側に設けられた契合部５１と契
合する突起を有しており、これが契合した状態でパルス
モータ４８を回転駆動することにより２つの移送部４７
は治具８を移送することができる。

前述したように治具８は大型でしかも重量が大きい、こ
のためプリント板を収容するマガジンの如く、マガジン
自体を上下に移動させるためには大型のパルスモータが
必要となり、実用的でない。このため、本発明では、治
具８を選択するテーブルを移動させている。さらに、治
具８の移送機構を簡略化するため、この移送機構をテー
ブルのガイド部４０に設け、移送機構が一つで済むよう
にしている。

次にこの治具交換装置の動作について説明する。まず、
第１図（ｂ）のＧの位置に移送部４７ををセットｔ、？
、パルスモータ４５を駆動することにより所望の治具８
が収納されている棚で停止させる。テーブルが停止した
状態では移送部４７は治具８の契合部５１と契合してい
る。そして、ボールネジ４６を回転駆動するパルスモー
タ４８により、移送部４７が移動して治具をテーブルの
保持部１０まで移送する。その後、再びテーブルを移動
させて、インサーキットテスタ７の治具設置位置で停止
させる。この状態で再びパルスモータ４８を駆動して、
治具をインサーキットテスタ７にセットする。治具の下
面には脚部５２が設けられており、インサーキットテス
タ７の治具設置台５５及びテーブルの保持台１０に設け
られたガイド溝５４．５５によりガイドされ第１図中）
に示すＨの位置まで移送される。インサーキットテスタ
７の治具設置台５３の前端のテーブルのガイド部４０の
先端と一致する位置は一段低く形成され、段付は部５６
を形成する。そして、テーブルの先端部がこの段付は部
５６と一致するように、治具交換装置９は設置される。

移送部４７より、治具がインサーキットテスタ７の治具
設置台５３上のＨに位置にセットされた状態で、再びテ
ーブルを上下に移動させるためのパルスモータ４５を駆
動して、移送部４７の治具の契合部５１との契合を解く
、インサーキットテスタ７の治具設置台５３にセットさ
れている治具をマガジン４１の元の台に収納するには逆
のことを行えば良い。

このように、本発明ではテーブル自体を移動させること
により、大型で重量の大きいインサーキットテスタ用治
真の如き物品でも自動的に給排できるようにしている。

さらに、物品を移送機構を移動するテーブルにもうける
ことにより、装置を構造を簡略化している。

次にこのような、物品自動給排装置をプリント板試験を
自動的に行うプリント板自動試験システムに適応した場
合について説明する。

第２図は本発明による物品自動給排装置をインサーキッ
トテスタ用治具交換装置として用いたプリント板自動試
験システムの一例を表すものである。

コンベア１に設置されたプリント板収納用のマガジン２
は、昇降機３へ搬送される。昇降機３まで搬送されたマ
ガジン２は、昇降機３の上下方向の間欠送り手段によっ
てマガジン２の各段を位置決め装置４の位置へ順次停止
させ、位置決め装置４ヘプリント板を排出する。排出さ
れたプリント板は図中Ａの位置まで移送される。Ａの位
置で待機しているプリント板は直交座標形ロボット５の
Ｘ方向の移動により、そのハンド６により把持される。

ハンド６により把持されたプリント板はインサーキット
テスタ７にセットされている治具８上にセットされ、イ
ンサーキットテスタ７による試験が開始される。試験中
に昇降機３は次に試験すべきプリント板を位置決め装置
４へ排出するために、間欠送り手段を駆動して、マガジ
ン２を所定位置で停止させ、位置決め装置４の移送手段
上に排出する。位置決め装置４は排出されたプリント板
を図中Ａの位置まで移送し、待機状態となる。インサー
キットテスタ７による試験が終了すると、治具８上のプ
リント板はロボット５のハンド６により再び把持される
。この状態でロボット５は位置決め装置４の図中Ｂの位
置へ移動し、試験終了後のプリント板をＢの位置にセッ
トする。そして、すぐにＡの位置まで移動し、次に試験
すべきプリント板を把持し、インサーキットテスタ７の
治具８上にセットすると再び試験が開始される、試験が
開始されると、昇降機３はＢの位置にセットさているプ
リント板をマガジン２の元の段に収納するため間欠送り
手段を駆動して所定の位置で停止する。その後、位置決
め装置４はＢの位置にセットされたプリント板をマガジ
ン２内に収納する。そして、昇降機３は再び間欠送り手
段を駆動して、次に試験すべきプリント板を位置決め装
置４へ排出する前述した動作を繰り返し、位置決め装Ｗ
４もマガジン２から排出されたプリント板を再びＡの位
置まで移送して待機状態となる。

ここで、プリント板はその種別対応にマガジン２に収納
されており、マガジン２はプリント板の種別を示す情報
（例えばバーコード）が付加されており、この情報は昇
降機３により読み取られる。読み取られたプリント板種
別情報に基づき、治具交換手段９は、２、インサーキッ
トテスタ７にセットされている治具８を治具交換装置９
内に収納するためテーブル１０をインサーキットテスタ
７の治具セット位置まで移動させる。そして、図示しな
い移送手段により、インサーキットテスタ７上の治具８
をテーブルの保持台１０まで取り込み、治具交換装置９
のマガジンに収納されていた元の段へテーブルを移動さ
せて、治具の返却を行う。その後、テーブルｌＯは再び
い移動手段により上下に移動され、プリント板種別に対
応した治具が選択されて、テーブルの保持台１０まで移
送手段により移送される。保持台１０に治具をセットし
た状態で、テーブルは移動手段により再び移動を開始し
、インサーキットテスタ７の治具セット位置でテーブル
を停止させ、新しい治具をインサーキットテスタフにセ
ットする。以上のようにして、プリント板とそれに対応
した治具との供給及び排出は自動的に行なわれる。

（６）発明の効果 以上、詳細に説明したように、本発明によれば大型で重
量の大きいインサーキットテスタの治具の如き物品をも
自動的に給排することができる。

そして、この物品自動給排装置をインサーキットテスタ
用の治具交換装置としてをプリント板試験システムに適
応することによって、少量、多品種のプリント板製造工
程においても、インサーキー／　）テスタによるプリン
ト板の試験工程が完全に自動化される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す物品自動給徘装置の構
成図、第２図はプリント板自動試験システムの一例を説
明するための図である。 図中、１はコンベア、２はプリント板搬送用のマガジン
、３は昇降機、４は位置決め装置、５はロボット、６は
ロボットのハンド、７はインサーキットテスタ、８はイ
ンサーキットテスタ用の治具、９は治具交換装置、４１
は物品収納箱、４４はタイミングベルト、４５はパルス
モータ、４６ハホールネジ、４７は移送部、４８はパル
スモータ、５１は契合部である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）部品を収納するための棚を複数段有する物品収納
   部と、 該物品収納部の外周から物品を保持し、移送させる機構
   を持つガイド部と、該物品収納部の前面の保持台とを一
   体化したテーブルと、 該テーブルを上下に移動させる移動機構とからなり、 該移動機構により該テーブルを該物品収納部の所定の棚
   へ移動させ、該棚と該保持台との間で物品を移送するこ
   とを特徴とする物品自動給排装置。