JPS6117062B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6117062B2
JPS6117062B2 JP14708781A JP14708781A JPS6117062B2 JP S6117062 B2 JPS6117062 B2 JP S6117062B2 JP 14708781 A JP14708781 A JP 14708781A JP 14708781 A JP14708781 A JP 14708781A JP S6117062 B2 JPS6117062 B2 JP S6117062B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide sheet
sheet
main body
sliding
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14708781A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5848274A (ja
Inventor
Hideo Sekiguchi
Koji Suzuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Electric Industrial Co Ltd filed Critical Nitto Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP14708781A priority Critical patent/JPS5848274A/ja
Publication of JPS5848274A publication Critical patent/JPS5848274A/ja
Publication of JPS6117062B2 publication Critical patent/JPS6117062B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はオーデイオカセツト、ビデオカセツト
等のカセツトテープに組込み、テープ走行時にお
けるテープの弛緩を防止し走行を円滑ならしめる
ためのガイドシートに関するものである。
カセツトテープには従来よりガイドシートが組
込まれている。この従来品はガイドシート本体の
片端に低摩擦性の滑りシートを感圧性接着剤によ
つて接着させたもので、滑りシートにテープが摺
動接触するようにカセツトテープ内に組込まれ
る。
ところが、この従来品は感圧性接着剤がその粘
性流動により滑りシートの未端からはみ出して該
滑りシートのテープ摺動面を汚染し、ガイド機能
を低下させてしまうことがあつた。この問題はカ
セツトテープが高温に曝される夏期において特に
顕著である。また、前記感圧性接着剤は一般に温
度の低下と共にその接着力が低下するため、冬期
においては滑りシートがガイドシート本体から剥
離してしまうこともあつた。
粘性流動に起因する接着剤のはみ出し防止のた
め、ホツトメルト接着剤または熱硬化性接着剤の
使用も考えられるが、実際にポリエチレンテレフ
タレート等から成るガイドシート本体とフツ素樹
脂等から成る滑りシートをこれらの接着剤で接着
させた場合、実用的な接着強度が得られず、ガイ
ドシート本体と滑りシートが簡単に剥離してしま
う。
本発明者達はガイドシート本体と滑りシートを
ホツトメルト接着剤または熱硬化性接着剤によつ
て強固に接着させるため種々検討の結果、ガイド
シート本体または滑りシートの一方好ましくは両
者の接着表面をスパツタエツチング処理し、この
処理面にホツトメルト接着剤または熱硬化性接着
剤を介在させて両者を接着させれば、実用的な接
着強度を有するガイドシートが得られることを知
り、本発明に至つたものである。
即ち、本発明に係るカセツトテープ用ガイドシ
ートは、熱可塑性プラスチツクから成るガイドシ
ート本体と、該ガイドシート本体の片端に低摩擦
性を有する熱可塑性プラスチツクから成る滑りシ
ートが接着されたガイドシートであつて、前記ガ
イドシート本体と滑りシートの少なくとも一方の
接着面がスパツタエツチング処理されており、且
つガイドシート本体と滑りシートがホツトメルト
接着剤または熱硬化性接着剤によつて接着されて
いることを特徴とするものである。
本発明におけるガイドシート本体はポリエチレ
ンテレフタレート、ポリカーボネート、硬質ポリ
塩化ビニル等の熱可塑性プラスチツクから成り、
曲げ弾性率が大きく、繰り返しの曲げ作用による
疲労劣化の少ないシートであつて、その厚さは通
常の0.05〜0.5mm程度である。
上記ガイドシート本体の片端に接着される滑り
シートはハイゼツクスミリオン或いはホスタレン
GUR等の商品名で市販されている超高分子量ポ
リエチレン、フツ素樹脂、ポリプチレンテレフタ
レート等の低摩擦性を有する熱可塑性プラスチツ
クから成るものである。なお、この滑りシートは
カーボン、金属粉等の導電性粉末を混合して成形
するか或いはテープ摺動面に帯電防止剤を塗布す
る等の手段により、テープ摺動時の帯電を防止す
るのが好ましい。
また、ガイドシート本体と滑りシートを接着さ
せるための接着剤としてはポリアミド系、ポリエ
ステル系、エチレン―酢酸ビニル共重合体系等の
ホツトメルト接着剤或いはエポキシ樹脂系、フエ
ノール樹脂系等の熱硬化性接着剤が用いられる。
本発明においてはガイドシート本体或いは滑り
シートの少なくとも一方好ましくは両者の接着表
面が接着に先立ち高周波スパツタエツチング処理
される。
このスパツタエツチング処理により、ガイドシ
ート本体と滑りシートをホツトメルト接着剤或い
は熱硬化性接着剤を用いて接着させた場合に大巾
な接着力向上効果が得られるのである。この理由
は必らずしも明らかではないがスパツタエツチン
グ処理により被処理面に微細な針状突起が無数に
形成され、この針状突起が接着剤層に対するアン
ガー効果を発揮するのが主因と推定される。
ここでガイドシート本体或いは滑りシートをス
パツタエツチング処理する装置の一例を第1図に
より説明する。
1は減圧容器2内の気体を排出するための真空
ポンプ(図示せず)に接続する排気管、3は雰囲
気ガスを減圧容器2内に導入するためのバルブ、
4は被処理物5をスパツタエツチングするための
電極であつて、リード線で外部のマツチングボツ
クス6(インピーダンス整合器)に接続され、更
に高周波電源7に導かれている。
8は電極4のシールド用電極で、高周波電源7
のアース14側と導通している。9は対向電極で
同じく高周波電源7のアース側に接続されてい
る。
減圧容器2に金属製減圧容器を用いた場合、こ
の容器は高周波電源7のアース側に接続される。
マツチングボツクス6はキヤパシタンスとイン
ダクタンスからなる回路器で、インピーダンス整
合を合うものである。電極9に対して電極4側の
電位が負とき放電の結果生じたプラスイオが加速
されて被処理物5の表面に衝突し、スパツタエツ
チングが行われる。このとき被処理物5の表面に
は、衝突したプラスイオンのもつていたプラス電
荷が蓄積して表面電位が上昇するので、この表面
と電極9との間の電位差は小となり、放電を維持
し難くなる。しかも高周波電圧の次の半サイクル
においは、電極9に対して電極4側の電位が正と
なるので、放電空間から電子が被処理物5の表面
に入り、電子のもつているマイナス電荷により表
面に蓄積していたプラスイオンを中和する。この
結果、高周波電圧の更につぎの半サイクルにおい
て電極9に対して電極4側の電位が負となつたと
きの両者間の電位差が大きくて放電が行われ、生
じたプラスイオンが加速されて被処理物5の表面
に衝突して、スパツタエツチングを行うことを可
能ならしめる。以上のことが高周波電圧の各サイ
クルごとにくりかえし行われ、被処理物5の表面
がスパツタエツチングされる。
なお、ガイドシート本体或いは滑りシートをス
パツタエツチング処理する際の条件(雰囲気圧、
放電電力、処理時間)は、被処理面に針状突起が
形成されるように決定する。
例えば、被処理物がフツ素樹脂の場合には雰囲
気圧0.005〜0.5Torr、放電電力0.1〜50ワツト/
cm2、処理時間1秒〜1分の条件で行なうおが好ま
しく、超高分子量ポリエチレンの場合には雰囲気
圧0.005〜0.5Torr、放電電力0.02〜1ワツト/
cm2、処理時間0.1〜150秒の条件で行なうのが好ま
しい。また、ポリエチレンテレフタレートの場合
には雰囲気圧0.005〜0.5Torr、放電電力0.02〜1
ワツト/cm2、処理時間0.1〜150秒の条件で行なう
のが好ましい。
なお、雰囲気ガスとしては種々の気体が使用で
きるが、実用上はアルゴン等の不活性ガス、空
気、チツ素、水蒸気、炭酸ガスが好ましい。
本発明は上記のように構成されており、ガイド
シート本体と滑りシートを粘性流動を生じないホ
ツトメルト接着剤または熱硬化性接着剤によつて
接着させているので、接着剤のはみ出しによる滑
りシート表面の汚染を生ずることがない。また、
スパツタエツチング処理によつて処理面に形成さ
れた微細な針状突起が接着剤層に対してアンカー
効果を示すのでガイドシート本体と滑りシートを
強固に接着できる。
以下に本発明の実施例を記載する。
実施例 1 第1図に示す装置を用いて厚さ0.1mmのポリエ
チレンテレフタレト製のガイドシート本体を雰囲
気圧0.01Torr、放電電力0.5ワツト/cm2、処理時
間1秒の条件で、その両面をスパツタエツチング
処理する。
また、これとは別に厚さ0.08mmのポリテトラフ
ルオロエチレン製の滑りシートを雰囲気圧
0.01Torr、放電電力0.6ワツト/cm2、処理時間500
秒の条件で、その片面をスパツタエツチング処理
する。
次に、ガイドシート本体10の片端において該
本体10を滑りシート11の処理面を向き合わ
せ、その中間にポリアミド系ホツトメルト接着剤
12(ノガワケミカル社製、商品名ダイアポンド
TP―5260)を配置し、温度120℃、圧力5Kg/cm2
の条件で5分間加熱加圧し、第2図に示すカセツ
トテープ用ガイドシートを得た。
このガイドシートにおいてはガイドシート本体
と滑りシートが強固に接着しており、これらを指
で引張つてみても両者が剥離することはなかつ
た。
比較のため、スパツタエツチング処理をしない
ガイドシート本体と滑りシートを上記と同条件で
接着したカセツトテープ用ガイドシートに対し、
同様な試験を行なつたところ、ガイドシート本体
と滑りシートが簡単に剥離してしまつた。
実施例 2 実施例1の場合と同条件で各々片面をスパツタ
エツチング処理したポリエチレンテレフタレート
製ガイドシート本体10とポリテトラフルオロエ
チレン製滑りシート11の各処理面を向い合わ
せ、その中間にエポキシ樹脂系熱硬化性接着剤1
3(コニシ社製、商品名ポンドEセツトクリア
ー)を配置し、温度100℃、圧力2Kg/cm2の条件で
20分間加圧し、第3図に示すカセツトテープ用ガ
イドシートを得た。
このガイドシートにおいてガイドシート本体と
滑りシートが強固に接着しており、これらを指で
引張つてみても両者が剥離することはなかつた。
比較のため、スパツタエツチング処理をしない
ガイドシート本体と滑りシートを上記と同条件で
接着したカセツトテープ用ガイドシートに対し、
同様な試験を行なつたところ、ガイドシート本体
と滑りシートが簡単に剥離してしまつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いられるスパツタエツチン
グ処理装置の一例を示す概略図、第2図および第
3図は本発明に係るカセツトテープ用ガイドシー
トの実例を示す側面図である。 10…ガイドシート本体、11…滑りシート、
12…ホツトメルト接着剤、13…熱硬化性接着
剤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 熱可塑性プラスチツクから成るガイドシート
    本体と、該ガイドシート本体の片端に低摩擦性を
    有する熱可塑性プラスチツクから成る滑りシート
    が接着されたガイドシートであつて、前記ガイド
    シート本体と滑りシートの少なくとも一方の接着
    面がスパツタエツチング処理されており、且つガ
    イドシート本体と滑りシートがホツトメルト接着
    剤または熱硬化性接着剤によつて接着されている
    ことを特徴とするカセツトテープ用ガイドシー
    ト。
JP14708781A 1981-09-17 1981-09-17 カセットテ−プ用ガイドシ−ト Granted JPS5848274A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14708781A JPS5848274A (ja) 1981-09-17 1981-09-17 カセットテ−プ用ガイドシ−ト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14708781A JPS5848274A (ja) 1981-09-17 1981-09-17 カセットテ−プ用ガイドシ−ト

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Publication Number Publication Date
JPS5848274A JPS5848274A (ja) 1983-03-22
JPS6117062B2 true JPS6117062B2 (ja) 1986-05-06

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ID=15422167

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JP14708781A Granted JPS5848274A (ja) 1981-09-17 1981-09-17 カセットテ−プ用ガイドシ−ト

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4568994A (en) * 1983-10-07 1986-02-04 Memron, Inc. Warp resistant-dimensionally stable jacket for magnetic recording disk
JPS60155079U (ja) * 1984-03-19 1985-10-16 日立マクセル株式会社 テ−プカ−トリツジ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6117596Y2 (ja) * 1977-02-09 1986-05-29
JPS54134779A (en) * 1978-04-11 1979-10-19 Nitto Electric Ind Co Ltd Surface treatment of ethylene tetrafluoroethylene copolymer molded article

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