JPS61170380A - パパイヤ果実からの蒸留酒の製造方法 - Google Patents

パパイヤ果実からの蒸留酒の製造方法

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JPS61170380A
JPS61170380A JP60011492A JP1149285A JPS61170380A JP S61170380 A JPS61170380 A JP S61170380A JP 60011492 A JP60011492 A JP 60011492A JP 1149285 A JP1149285 A JP 1149285A JP S61170380 A JPS61170380 A JP S61170380A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明はパパイヤ果実からの蒸留酒の製造方法に関する
[従来の技術] パパイヤは沖縄等の温暖な気候地帯で植生し、その栽培
に土質を選ばずしかも年間を通して着実するため極めて
生産性の高い果樹である.パパイヤの果実は現在ではそ
の大部分が自家消費されている他は市場の一部にも出荷
されているが、今後果実としてはそれほど大量の需要の
伸びは期待できず、その新たな用途の開発が地域産業の
発展のために望まれている。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明者はパパイヤの果実が芳香に富みかつ相当な糖分
および澱粉質を有することに着目して、これを原料とす
る蒸留酒の製造について研究、開発を重ねた結果、パパ
イヤ果実から品質のすぐれた風味のある蒸留酒を容易に
得る方法を発見して本発明を完成するに到った。
本発明によれば、パパイヤの果肉に麹、酵母、乳酸、糖
分および水を加えて醪仕込みを行ない、前記仕込醪を所
定温度に維持して醗酵させ、醗酵した醪を蒸留してアル
コール分を実質的に完全に回収し、 次いで前記アルコール分を再度蒸留して所定の度数の範
囲のアルコール分を製品として得ると共に、 前記範囲以外のアルコール分を前記醪醗酵の工程に循環
させることによってパパイヤ果実からの蒸留酒が製造さ
れる。
[作用] 本発明においては、醗酵させた醪を蒸留する際に、生成
された実質的に全てのアルコール分が蒸留されるので(
初回蒸留)、アルコールの回収率が極めて高く原料が有
効に利用される。
そしてこのようにして初回蒸留によって得られたアルコ
ール分は再度蒸留され、所定のアルコール度数の範囲に
ある留分が区分されて製品として取出されるので、品質
が一定しかつ白濁等のないすぐれた蒸留酒を容易に得る
ことができる。たとえば、この回置にあたってアルコー
ル度数 45゜以上の留分(約0.5Xの所期蒸留分を
除く)および25〜451の範囲の留分を夫々区分して
取出し、前者を高級なブランデー酒用の原酒として、ま
た後・者を一般の焼酎用酒として用いるようにすれば、
夫々の用途に適した内容の製品が効果的に得られること
になる。
さらに、前者再蒸留時に除かれた所定アルコール度数以
外の留分、たとえば、初期蒸留分および25°以下の留
分は全て醪醗酵の工程に循環して再度使用されるので、
結局生成されたアルコール分のほとんどが有効に利用さ
れることになり製造コストが著しく低下する。
尚アルコール分をほとんど取出された残りの醪かすは豚
等の家畜に利用しやすい形態の飼料とすることができる
さらにまた、本発明においては原料のパパイヤ果実の平
均糖度がlG〜13°であることを考慮してこれに糖分
を加えて糖度を増大させ(約20°)、醪仕込に先立っ
である程度の醗酵を行なうようにすれば、次工程での醪
の醗酵が効果的に行なわれアルコールへの転化率が良好
になる。
製造工程 (パパイヤ果実原料の処理) 本発明における主要原料としてのパパイヤ果実は完熟し
た良品を選択して適宜に砕断し、外皮に付着した不純物
および種子等を完全に除いて得られた果肉部分を原料と
して用いる。
パパイヤ果実の糖度は通常的10−13°でそのままで
は醗酵に適していないので実際の好ましい具体例ではこ
れに砂糖等の糖分を加えてその精度を約20°前後にし
、されに種麹を混入してミキサ等で混線し゛−次醗酵を
させて仕込原料とする。このような−次醗酵を省略する
こともできるが、この場合には、後の醪仕込の工程で糖
分をより十分に加えて糖度を上げることが望ましい。
(*の製造) 本発明の方法に用いられる麹は米麹または麦麹等任意の
もので良く、たとえば麦麹の場合では常法にしたがって
蒸煮した大麦に放冷後種麹を混入し、成麹室で保温しな
がら製麹して黄卿としたものを用いることができる。
(酵母の製造) 本発明の方法に用いられる酵母は常法にしたがって、た
とえば前記麦麹に乳酸、砂糖、種酢等を配合したものを
適温で醗酵培養することによりつくることができる。
(醪の醗酵) このようにして得られた前記パパイヤ醗酵原料を前記麹
、酵母ならびに糖分、必要によってはアルコール等と共
に醪仕込して充分に醗酵させる。
ここでも糖分は醪の全体の糖度が充分大きな値、たとえ
ば約18″〜2G”となるような量で加えられる。
(蒸留) 醗酵した醪からまず初回蒸留によって酸中に含まれるほ
とんどのアルコール分を回収し、アルコール回収後の醪
かすは豚等の家畜の飼料に供される。
初回蒸留によって得られたアルコール成分は不純物によ
って白濁しているのでこれを静置して上下液成分に分離
し、下方の液成分はろ過して沈澱物を除いた後前記醪醗
酵の工程に戻される。
下方の液成分はさらに再蒸留にかけ、特定のアルコール
度数の範囲によって留分を適宜に区分して回収する(た
とえば、45°以上、24〜45°の範囲等)、尚、前
記所定のアルコール度数以外の留分(はとんどは低度数
留分)は前記醪醗酵の工程に戻して生成されたアルコー
ルの完全な利用がはかられる。
以下本発明の方法を具体的な実施例によってさらに説明
する。
[実施例1 完熟したパパイヤ果実の果肉部を適宜に砕断して充分に
水洗し、砂糖および種麹と共にミキサで混合して糖度的
20°の粘稠な液体とした後、約20〜24時間醗酵さ
せて醗酵パパイヤ原料をつくった。
(麹の調製) 大麦を蒸煮放冷した後、その約1%量の種邪を混入して
成麹室で切返しを行ないながら約70〜80時間保温し
て生成された貧麹を本例における麹として用いた。
(酵母の調製) 下記の配合例の原料を混合し約20〜25℃に保温して
20〜24時間醗酵させて酵母を調製した。
水        401 麦麹    30kg 乳酸     31 砂糖    10kg 種#    5〜81 (醪仕込) 前記のようにして予め醗酵させたパパイヤ果実原料10
0kgを前記のように調製した麦麹30kgおよび酵母
201ならびに75%乳酸51、砂糖30kgおよびア
ルコール(30” )に対して水2501と共に配合し
醪仕込みをした。砂糖の添加によって醪の全糖度は約2
0°に調整された。
(蒸留) 次いでこの醪を20〜25℃の温度で充分に醗酵熟成さ
せ通常の蒸留器によって直ちに蒸留した。
(i)初回蒸留 まず醗酵によって仕込酸中に生成されたほとんどのアル
コール分を蒸留によって回収し、幾分白濁した蒸留液を
静置して上下の液成分に分離し。
下方の液成分をろ過してろ液を前記の醪醗酵工程に戻し
た。
(ii)  再蒸留 前記初回蒸留によって得られたアルコール蒸留液の清澄
な上方の液成分を再度蒸留した。ここでは生成留分の中
、アルコール度数45°以上の留分(約0.5z程度の
揮発性の初期蒸留分を除く)と25°〜45°の範囲の
留分のみを夫々区分して回収した。再蒸留によって得ら
れた各アルコール留分からの蒸留液はほとんど濁りのな
い透明な状態を呈し、そのままで製品として供すること
が可能であった。アルコール度数45°以上の留分の収
量は80見、アルコール度数25〜45°の範囲(平均
度数35°)の収量は90.5fLであった。前者はブ
ランデー用原酒として、また後者は一般の焼酎用酒とし
て夫々用いることができた。
再蒸留に際して生じた全体の約0.5zの揮発性の高い
初期蒸留分およびアルコール度数25″以下の留分はこ
れを醪醗酵の工程に戻して前記初回蒸留のために再度利
用した。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、従来市場において大¥の消費用
途がなかったパパイヤの果実から付加価値の高い蒸留酒
を容易に製造することができる。
そして特に本発明の方法によれば原料から生成されたア
ルコール分の回収率が極めて高いため原料の利用率を改
善して製造コストを低下させることができる。また品質
が良好でかつアルコールの度数を適宜に区分した蒸留酒
を得ることができるので用途に応じた多様な製品を提供
することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パパイヤの果肉に麹、酵母、乳酸、糖分および水
    を加えて醪仕込みを行ない、 前記仕込醪を所定温度に維持して醗酵させ、醗酵した醪
    を蒸留してアルコール分を実質的に完全に回収し、 次いで前記アルコール分を再度蒸留して所定の度数の範
    囲のアルコール分を製品として得ると共に 前記範囲以外のアルコール分を前記醪醗酵の工程に循環
    させることを特徴とするパパイヤ果実からの蒸留酒の製
    造方法
  2. (2)パパイヤの果肉を種麹および糖分と共に混合して
    適温下で醗酵させ、これに麹、酵母、乳酸、糖分および
    水を加えて醪仕込を行なうことを特徴とする前記特許請
    求の範囲第1項記載の製造方法。
  3. (3)原料パパイヤ果実の糖度を約20°に増大させる
    ように前記糖分を加えることを特徴とする前記特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の製造方法。
  4. (4)前記再度の蒸留時にアルコール度数45°以上(
    約0.5%の初期蒸留分を除く)および25〜45°の
    範囲のアルコール成分を夫々蒸留製品として区分回収し
    、約0.5%の初期蒸留分および度数25°以下のアル
    コール分を前記仕込醪に循環させることを特徴とする前
    記特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれが一項に
    記載の製造方法。
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