JPS61166305A - 育苗箱の棚入れ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、育苗箱に床上入れ、播種１Ｍ上等の一連の播
種作業を施し、播種処理済みの育苗箱の温度、湿度等を
管理して種子の発芽を促進する育苗施設において、播種
処理済みの育苗箱を所定の収納棚に移載する育苗箱の棚
入れ装置に関する。

〔従来技術〕

このような育苗箱の棚入れ装置としては、特開昭５９−
１９６０９６号公報、特開昭５９−１９００７号公報に
記載されたものが公知であり、これらは搬送される播種
済みの育苗箱を２つ並置して、押出装置による１度の押
出により収納棚の所定の棚位置へ２１囚の育苗箱を同時
に挿入するため、非常に能率的である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、このような従来装置では、搬送される２
個の育苗箱を並置するために、順次搬送される育苗箱を
１個おきに側方へ振り分け機により振り分ける構成とな
っているため、振り分け機により育苗箱を側方へ移動さ
せるためには、育苗箱の搬送を一旦停止させなければな
らず、作業効率が損なわれていた。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、育苗
箱の搬送を停止させることな（、少なくとも２個の育苗
箱を並置することができる育苗箱の棚入れ装置を提供す
ることを目的とする。

本発明は、順次搬送される播種処理済みの育苗箱を、収
納棚の各棚段に移載する育苗箱の棚入れ装置において、
前記育苗箱を順次搬送する第１の搬送装置と、その始端
部に前記第１の搬送装置の終端部を連係した複数列の第
２の搬送装置と、該第２の搬送装置の始端部近傍に配設
され、前記第１の搬送装置より送給される育苗箱の搬送
方向を育苗箱が搬送される状態で変更して第２の搬送装
置の各列へ振り分ける振り分けガイドと、第２の搬送装
置の終端部に並置された育苗箱を一体的に側方へ移動さ
せて収納棚の各棚段に移載する棚入れ機とを具備するこ
とを特徴とする。

〔実施例〕 以下本発明を、その実施例を示す図面に基づいて説明す
る。第１図は育苗施設のレイアウト図、第２図はその一
部破断乎面図、第３図はその一部の側面図である。この
育苗施設は２つのフロアを有し、階上のフロアＡには２
０個の空の育苗箱１１゜Ｉｆ・・・を積重してなる育苗
箱組１０を多数１＆ｉｉｆしてストックしておくストッ
クコンベヤ２０が設けられている。該ストックコンベヤ
２０の終端部には、ストックコンベヤ２０上に載置され
た育苗箱組ｌＯを該ストックコンベヤ２０から１組ずつ
送出する送出用コンベヤ２１が連設されており、さらに
該送出用コンベヤ２１の終端部に、円弧状に９０度屈曲
したコーナコンベヤ２２が連設されている。コーナコン
ベヤ２２の終端部には、階上フロアＡから１組の育苗箱
組１０を順次階下のフロアＢへ降下させる下降用リフト
３０の搬入口に臨んだローラコンベヤ２３が配設されて
いる。ローラコンベヤ２３における下降用リフト３０の
搬入口と対向する側方には該ローラコンベヤ２３上の１
組の育苗箱組１０を下降用リフト３０に移載する搬入ブ
ツシャ２４が設けられており、エアシリンダ２４ａによ
って１組の育苗箱組ｌＯ全全体矩形に枠組された押込具
により搬入口より押込んで下降用リフト３０のリフト台
３２上に移載する。

下降用リフト３０の下部には、上部の搬入口とは開口方
向が９０度異なる搬出口が形成されており、ＭｊＭ出口
に臨ませて育苗箱供給装置４０が配設されている。育苗
箱供給装置４０は、エアシリンダ４１ａによって昇降さ
れるリフター４１を有し、下降用リフト３０にて降下さ
れた育苗箱組１０は、下降用リフト３０の搬出口と対向
する位置、即ち育苗箱供給装置４０と対向する位置に配
され、エアシリンダ３１ａを用いた搬出用ブツシャ３１
にて下降用リフト３０から育苗箱供給装置４０のリフタ
ー４１上に押出されて移載される。

育苗箱供給装置４０はリフター４１の上昇時に、該リフ
ター４１上に載置された育苗箱組１０の最下側より２段
目以上の育苗箱を保持し、斯かる状態にてリフター４１
を下降させることにより１つの育苗箱をリフター４１上
に載置した状態にて下降させ、ローラコンベヤ４４上に
その育苗箱を移載し、次いでリフター４１を上昇させて
育苗箱組の保持を解除し、再び育苗箱組１０の最下側よ
り２段目以上の育苗箱を保持してリフター４１を下降さ
せ、リフター４１上の育苗箱をローラコンベヤ４４上に
移載し、以下同様の動作を繰返して育苗箱を１つずつロ
ーラコンベヤ４４上に給送する。

ローラコンベヤ４４の終端部には、一連の播種作業を行
う播種装置５０が連設されており、前記育苗箱供給装置
４０にて順次搬送される育苗箱が送りコンベヤ５１にて
運搬される間に土入れ機５２にて床上が装入され、潅水
機５３にて潅水され、次いで播種機５４にて播種され、
さらに覆土機５５にて覆土されて、育苗箱内に所定の播
種処理が行われる。

該播種装置５０には、本発明に係る棚入れ装置６０が連
設されている。第４図は棚入れ装置６０の側面図、第５
図は同平面図、第６図は要部の側面図、第７図及び第８
図は同側断面図である０本発明に係る棚入れ装置６０は
、播種装置５０における送りコンベヤ５１の終端部に、
その始端部を回動自在に連設されたベルトコンベヤ６１
を有し、該ベルトコンベヤ６１の終端部は、その搬送方
向を該ベルトコンベヤ６１の搬送方向と平行になった２
列のローラコンベヤ６２ｒ、　６２ｒ・・・を有するロ
ーラコンベヤ対６２の幅方向中央部に連繋されている。

ベルトコンベヤ６１の始端部には駆動用のモータ６１ａ
が配設されている。該モータ６１ａは、その回転速度を
変更調節できるようになっている。

各ローラコンベヤ６２ｒ　、　６２ｒは、昇降可能とな
った昇降台６３上に載置されている。該昇降台６３は、
パンタグラフ状の支持部材６３ａ及び側部にて立設され
た１本のガイドポール６３ｂにより水平状態を維持して
、支持部材６３ａ内に介装された油圧シリンダ６３ｃに
より昇降される。

第９図はローラコンベヤ６２ｒ始端部の一部破断乎面図
である。該ローラーコンベヤ６２ｒは駆動用モータ６２
ａにて回転駆動される駆動ローラ６２ｂと、回転自在と
なったフリーローラ６２ｃとを有しており、ローラコン
ベヤ６２ｒ始端部においては、駆動ローラ６２ｂとフリ
ーローラ６２ｃとが並設されており、両者の各端部にベ
ルＩ−６２ｖを掛は回して両者を一体的に回転させると
共に、該ベル）　６２ｖにて育苗箱のすべり止めを行っ
ている。該始端部に連設しているローラコンベヤ６２ｒ
部分け４本のフリーローラ６２ｃと１本の駆動ローラ６
２ｂを交互に配設している。フリーローラ６２ｃは、軸
６２ｐにＭＣナイロン等の樹脂製の軸受６２ｔを介して
回転自在に取付けられており、育苗箱からこぼれ落ちる
泥水の影響を受けることがない、駆動ローラ６２ｂを駆
動するモータ６２ａはローラ６２ｂの回転速度を変更調
節することができ、前述のベルトコンベヤ６１の回転速
度と同調させることが可能となっている。

ローラコンベヤ対６２の始端部及び終端部の各外側には
回転自在となった各一対のガイド車輪６２ｇ。

６２ｇ・・・が夫々取付けられており、各ガイド車輪６
２ｇは昇降台６３の各側部上面にローラコンベヤ６２ｒ
の搬送方向と同方向に延設された一対のガイドレール６
３ｄ　、　６３ｄに係合していて、各ガイドレール６３
ｄに沿ってガイド車輪６２ｇは転接し、ローラコンベヤ
対６２は昇降台６３上をその搬送方向へ移動できるよう
になっている。従ってローラコンベヤ対６２が昇降台６
３の昇降に伴って上昇、下降すると、ローラコンベヤ対
６２の始端部に連繋されたベルトコンベヤ６１の終端部
はその始端部を中心に回動してローラコンベヤ対６２を
ベルトコンベヤ６１に対して接近又は離隔する方向へ牽
引又は押圧してローラコンベヤ対６２を昇降台６３に対
してその搬送方向へ移動させる。

ローラコンベヤ対６２の始端部には、門型をした炊付部
材６２ｆが、各ローラコンベヤ８２ｒ、　６２ｒ上に渡
設されており、該取付部材６２ｆの中央、即ち２列のロ
ーラコンベヤ６２ｒ、　６２ｒの幅方向中央部上方には
下向きコ字状の振り分けガイド６２ｅが枢支６２ｓされ
ている。この振り分けガイド６２ｅの幅寸法は、一つの
ローラコンベヤ６２ｒの幅寸法と略等しくされており、
そのベルトコンベヤ６１倒端部中央上面を前記取付部材
６２ｆに枢支６２Ｓシ、その枢支点よりも若干ローラコ
ンベヤ対６２終端側部分の上面に、エアシリンダ６２ｇ
のロンド先端が枢支されている。

エアシリンダ６２ｇはローラコンベヤ対６２の側部に枢
支されており、そのロンドの進出、退入により振り分け
ガイド６２ｅの終端部開口は一方のローラコンベヤ６２
ｒ上に位置され、エアシリンダ６２ｇは１つの育苗箱が
給送される都度、進出、退入が繰返すれて、ベルトコン
ベヤ６１にて順次搬送される育苗箱を、各ローラコンベ
ヤ６２ｒの終端部上に交互に移送する。エアシリンダ６
２ｇには、そのロンドが進出限、退入限となったことを
検出するリミントスイッチを用いた振り分けガイドセン
サ８５が設けられている。

振り分けガイド６２ｅ内の中央部上側には始端部側が上
方となるように傾斜した押え板６２ｋが取付けられてお
り、ベルトコンベヤ６１にて搬送される育苗箱が各ロー
ラコンベヤ６２ｒ上に移載される場合に育苗箱が傾斜状
態から水平状態となることにより生じる衝撃を緩和して
いる。

ローラコンベヤ対６２の搬送方向中程には、各ローラコ
ンベヤ６２ｒ上を搬送される育苗箱を夫々検出するため
に、一対のフォトスイッチを各搬送域を挾んで上下方向
に傾斜させて対向させた育苗箱搬送センサ８１ａ、８１
ｂが夫々配設されている。

各ローラコンベヤ６２ｒの終端部には弾性材よりなるス
トッパ６２Ｉｌが一体となって配されており、搬送され
る育苗箱を各ローラコンベヤ６２ｒの終端部にて夫々停
止させる。また、該終端部の一側方には各終端部に夫々
搬送された育苗箱を一体的に他側方へ押込む棚入れブツ
シャ６８が配設されている。該棚入れブツシャ６８はロ
ーラコンベヤ対６２の一側方に位置するように昇降台６
３上に取付けられたエアシリンダ６８ａと、このエアシ
リンダ６８ａのロッド進退方向に平行となって両側方に
摺動自在に配されたガイド軸６８ｂ、６８ｂと、エアシ
リンダ６８ａにおけるロッド先端及びガイド軸６８ｂ、
　６８ｂのローラコンベヤ側端部に取付けられた押込み
部材６８ｃとからなり、エアシリンダを動作させてロッ
ドを進出させると各ローラコンベヤ終端部に夫々位置す
る２個の育苗箱は棚入れブツシャ６８とは対向して配さ
れた後述の収納台車７５の一つの棚段に押込み部材８８
ｃにて押圧されて収納される。押込み部材６８ｃの育苗
箱当接面にはラバーが取付けられている。エアシリンダ
６８ａにはそのロッドが所定長進出して育苗箱が棚段内
に収納されたことを検出するための、リードスイッチを
用いた育苗箱収納センサ８２が設けられている。

ローラコンベヤ６２の下方には、その全搬送域にわたる
大きさを有する引出し可能な受ｆｆ１６３ｆが昇降台６
３上に載置されており、育苗箱より落下する泥土等が該
受ｆｆ１６３ｆ内に収納されるようにしてあって、該受
皿６３ｆは、ローラコンベヤ対６２下方より引き出すこ
とができ、ローラコンベヤ対６２、昇降台６３等の清掃
１手入れ等が容易に行なえるようになっている。

ローラコンベヤ対６２の始端部には、開閉自在となった
カバー６２ｎが設けられている。

第１０図は収納台車７５の正面図である。該収納台車７
５は長方体状に枠組されており、その長手方向には上下
方向に多数の棚段を有する棚列が３列形成されていて、
各棚段は２個の育苗箱が収納できるようにされている。

収納台車７５の底部の各隅部にはキャスター７５ａが夫
々設けられている。

昇降台６３の棚入れブツシャ６８配設位置とは反対側に
は、収納台車７５をローラコンベヤ対６２に沿って移送
すべく、ローラコンベヤ対６２の搬送方向と平行となっ
た一対のチェーン７１ａ、　７１ａよりなるチェーンコ
ンベヤ７１が配設されており、該チェーンコンベヤ７１
は、ローラコンベヤ対６２の搬送距離よりも十分長い搬
送距離を有している。該チェーンコンベヤ７１は、その
搬送方向終端部に配されたモータ７１ｂにて駆動される
。チェーンコンベヤ７１の搬送域の周囲には、チェーン
コンベヤ７１に載せられて移動する収納台車７５を囲繞
するように枠組された２つのガイド体７２ａ、７２ｂが
搬送方向に並設されている。チェーンコンベヤ７１の始
端部には、収納台車７５の底部がチェーンコンベヤ７１
上に載置されるように収納台車７５下部のキャスター７
５ａを案内する一対のガイドレール７３が、チェーンコ
ンベヤ７１の始端側が上側となるように傾斜して設けら
れている。

チェーンコンベヤ７１の終端部の中央にはエアシリンダ
を用い、そのロッドを進出させることによりチェーンコ
ンベヤ７１上を搬送される収納台車７５の終端側底部に
当接してその収納台車７５の移動を停止させる３つのス
）７バ７３ａ、７３ｂ、７３ｃ　カチエーンコンベヤ７
１の搬送方向に沿って夫々設けられている。終端側のス
トッパ７３ａは、チェーンコンベヤ７１にて搬送される
収納台車７５の始端側の棚列が棚入れ装置６０における
棚入れブツシャ６８と対向する位置となった場合にその
台車７５の終端側先端が位置するところに配され、中央
のストッパ７３ｂは同じく台車７５の中央の棚列が棚入
れブツシャ６８と対向する位置となった場合における台
車７５の終端側底部先端位置に配され、さらに始端側の
ストッパ７３ｃは、台車７５の終端側の棚列が棚入れブ
ツシャ６８と対向する位置となった場合における台車７
５の終端側底部先端位置に配されている。

前記チェーンコンベヤ７１上方の搬送方向終端側（７）
、／／イド体７２ａの上部には、チェーンコンベヤ７１
にて搬送される収納台車７５の搬送方向終端側上部を検
出すべく、一対のフォトストッパをその搬送域を挾んで
対向させてなる３つの台車センサ８３ａ。

８３ｂ、８３ｃが、チェーンコンベヤ７１終端部に設け
られた各ストッパ７３ａ、７３ｂ、７３ｃの上方位置よ
り若干搬送方向始端側に位置させて配されている。また
他側のガイド体７２ｂの始端側上方には同様のフォトセ
ンサを利用した台車センサ８３ｄが配されている。

前記棚入れ装置６０における棚入れブツシャ６８とは対
向する側方には、柱状のレベル計７４が立設されており
、該レベル計７４には、チェーンコンベヤ７１に載置さ
れた収納台車７５の各棚段の高さ位置に対応させてスリ
ット７４ａ、　７４ａ・・・が形成されている。

そして昇降台６３の上面には、該レベル計７４を挾んで
対向された一対のフォトスイッチ８４ａが配設されてお
り、このフォトスイッチ８４ａ及びレベル計７４にて昇
降台６３の高さ位置を検出するレベルセンサ８４が構成
されている。

チェーンコンベヤ７１の側方には、育苗箱が収納された
収納台車７５の雰囲気を管理するための発芽部９４が形
成されている（第１図参照）、Ｍ発芽部９４は床面に形
成された多数のビット９３内に水を装入して、各ビット
９３をすの子等の格子蓋９１にて覆い、各ビット９３に
熱交換器としてエロフィンを導入してボイラ９５にて熱
せられた湯をエロフィンに送給することにより、ビット
９３内の水を熱して水蒸気を発せしめるものであり、播
種済みの育苗箱が満載された収納台車７５は各ビット９
３における捨子蓋９１上に位置せしめられて各育苗箱の
発芽が促進される。

第１１図は、本発明に係る棚入れ装置の制御系のブロッ
ク図である。図において９０は棚入れ装置を所定の順序
にて動作させるシーケンサであり、該シーケンサ９０の
入力としては、ローラコンベヤ対６２における各ローラ
コンベヤ６２ｒ、６２ｒ上を育苗箱が夫々搬送されてい
ることを検出する育苗箱センサ８１ａ、８１ｂ　、棚入
れブツシャ６８のエアシリンダ６８ａに設けられ、その
ロッドの進出によって育苗箱が収納台車の棚段に収納さ
れたことを検出する育苗箱収納センサ８２、チェーンコ
ンベヤ７１の搬送域におけるガイド体？２ａ上側に設け
られ、収納台車７５が夫々所定位置に達したことを検出
する台車センサ８３ａ、８３ｂ、８３ｃ　、ガイド体７
２ｂ上側に配された台車センサ８３ｄ、昇降台６３の高
さ位置を検出するレベルセンサ８４、及び振り分けガイ
ド６２ｅを駆動するエアシリンダに設けられ、振り分け
ガイド６２ｅの位置を検出する振り分けガイドセンサ８
５の出力となっている。

シーケンサ９０の出力は、ベルトコンベヤ６１を駆動す
るモータ６１ａ１０−ラコンベヤ６２ｒにおける各駆動
ローラ６２ｂを駆動するモータ６２ａ、収納台車７５を
搬送するチェーンコンベヤＴｉ１ｌ動用のモータ７１ｂ
、昇降台６３昇降用の油圧シリンダ６３ｃ、振り分けガ
イド６２ｅ駆動用のエアシリンダ６２ｇ１棚入れブツシ
ャ６８駆動用のエアシリンダ６８ａ１チエーンコンベヤ
７１の搬送域に配され、チェーンコンベヤ７１にて搬送
される収納台車７５の搬送を停止させる各ストッパ７３
ａ、　７３ｂ、　７３ｃ駆動用のエアシリンダ７３ｄ、
７３ｅ、７３ｆに夫々与えられている。

斯かる構成の本発明に係る棚入れ装置の動作について説
明する。　ｔ１種装置５０において、育苗箱内には逐次
播種処理されており、播種処理済みの育苗箱は、送りコ
ンベヤ５１にて棚入れ装置６０におけるベルトコンベヤ
６１上に順次搬送される。このとき、棚入れ装置６０側
方のチェーンコンベヤ７１上には、収納台車７５が予め
載置されており、この状態が台車センサ８３ｄにて検出
されると、チェーンコンベヤ７１ｉｌ動用のモータ７１
ｂが動作され、収納台車７５はガイド体７２ｂに案内さ
れて移動され、その搬送方向終端側端部が台車センサ８
３ｃにて検知されるとストッパ７３ｃを動作すべくエア
シリンダ７３ｆが動作されると共にチェーンコンベヤ７
１の駆動は停止される。これにより収納台車７５の搬送
方向終端側の棚列は、棚入れ装置６０における棚入れブ
ツシャ６８と対向する位置となる。

一方、棚入れ装置６０における昇降台６３は最下側位置
、即ちその上側に載置されたローラコンベヤ対６２上面
が、チェーンコンベヤ７１上に載置された収納台車７５
の最下側の棚段に対向する位置とされ、またローラコン
ベヤ対６２始端部における振り分けガイド６２ａは、そ
の後部開口が、チェーンコンベヤ７１に近い側のローラ
コンベヤ６２ｒ上に位置するようにエアシリンダ６２ｇ
のロッドが進出されている。斯かる状態にてベルトコン
ベヤ６１により播種済みの育苗箱はローラコンベヤ対６
２上に搬送され、振り分けガイド６２ｅによりチェーン
コンベヤ７１に近い側のローラコンベヤ６２ｒ上に搬送
される。該ローラコンベヤ６２ｒ上に搬送された育苗箱
は、その終端部に搬送され、ストッパ６２Ｊに当接して
終端部上に停止する。このときローラコンベヤ６２ｒ上
を育苗箱が搬送されていることを、育苗箱センサ８２ａ
が検知すると、エアシリンダ６２ｇはロッドを退入させ
るべく動作され、振り分けガイド６２ｅの後端部は他方
のローラコンベヤ６２ｒ上に位置するように回動され、
斯かる状態を振り分けガイドセンサ８５が検知すると、
エアシリンダ６２ｇの動作は停止される。そして、次に
搬送される育苗箱は撮り分けガイド６２ｅにより他方の
ローラコンベヤ６２ｒ上に位置せしめられて、該ローラ
コンベヤ６２ｒにて終端部にまで搬送され、ストッパ６
２／に当接してその終端部上に位置されるが、このロー
ラコンベヤ６２ｒ上を育苗箱が搬送されていることを育
苗箱センサ８２ｂが検知するとエアシリンダ６２ｇのロ
ッドは所定量進出されると共に棚入れブツシャ６８にお
けるエアシリンダ６８ａが、ロッドを進出させるべく動
作され、各ローラコンベヤ６２ｒの終端部に位置する各
育苗箱は一体となって、収納台車７５における搬送方向
終端側の棚列の最下側の棚段に押込まれて収納される。

エアシリンダ６８ａが所定量進出して２つの育苗箱が最
下側の棚段に収納されたことを育苗箱収納センサ８２が
検知すると、該エアシリンダ６８ａはロッドを退入させ
るべく動作されると共に、昇降台６３昇降用の油圧シリ
ンダ６３ｃが、昇降台６３を上昇させるべく動作される
。

昇降台６３の高さ位置はレベルセンサ８４にて捉えられ
ており、該レベルセンサ８４が収納台車７０における１
つの棚段骨だけ上昇されたことを検出すると油圧シリン
ダ６３ｃの動作は停止され、従ってローラコンベヤ６２
対上面は、チェーンコンベヤ７１上に載置された収納台
車７５の最下側より２段目の棚段に対向させられる。斯
かる状態になると、前述したように搬送される育苗箱は
各ローラコンベヤ６２ｒの終端部に順次搬送されて該終
端部にて並置され、棚入れブツシャ６８によりそれらを
一体的に収納台車７５の棚段に収納し、昇降台６３をｌ
棚段骨上昇させる。

このような動作を繰返して、収納台車７５における搬送
方向終端側の棚列の全棚段に育苗箱が収納されると、チ
ェーンコンベヤ７１の搬送域に配されたストッパ７３ｃ
駆動用のエアシリンダ１３ｆが動作されて、ストッパ７
３ｃによる収納台車７５の停止状態を解除すると共に、
チェーンコンベヤ７１を動作させるべくモータ７１ｂを
駆動する。これにより収納台車７５は搬送方向終端側に
移送され、その搬送方向終端部が台車センサ８３ｂにて
検知されると、チェーンコンヘヤ？１１１１１送域に配
されたストッパ７３ｂのエアシリンダ７３ｅが動作され
ると共にチェーンコンベヤ７１の動作は停止され、収納
台車７５における中央の棚列が棚入れブツシャ６８と対
向させられる。この間、各ローラコンベヤ６２ｒの駆動
は停止される。そして斯かる状態にて各ローラコンベヤ
６２ｒの駆動は再開され、育苗箱は各ローラコンベヤ６
２ｒ終端部に搬送される。この場合昇降台６３は最上側
位置となっているので、収納台車７５の中央の棚列への
育苗箱の収納は最上側の棚段から順次下側へ行われ、各
棚段への育苗箱の収納動作は前述の説明と同じであり、
各棚段へ育苗箱が収納される都度、昇降台６３はｌ棚段
骨だけ下降される。

収納台車７５の中央の棚列における棚段への育苗箱の収
納が終了すると、前記同様に収納台車７５がチェーンコ
ンベヤ７１にて搬送され、収納台車７５における搬送方
向始端側の棚列が棚入れブツシャ６８と対向する位置と
され、爾後下側の棚段より２個の育苗箱が一体的に１つ
の棚段へ収納される。

収納台車７５における全棚段への育苗箱の収納が終了す
ると、収納台車７５はチェーンコンベヤ７１より降ろさ
れて、発芽部９４における各ピット９３上方に位置せし
められ、斯かる位置にて収納台車７５の雰囲気を管理す
ることにより、各育苗箱の発芽が促進される。

〔効果〕

゛本発明によれば振り分けガイド６２ａがローラコンベ
ヤ対６２の中央に位置し７ているため、搬送される育苗
箱は、ローラコンベヤ対６２の駆動を停止させることな
く、連続的に各ローラコンベヤ６２ｒ、　６２ｒ上に順
次振り分けることができ、収納台車７５の各棚段への育
苗箱の収納効率は著しく向上する。

なお上述の実施例においては、ベルトコンベヤ６１及び
各ローラコンベヤ６２ｒの回転速度を変更調節できるた
め、播種装置５０における播種作業速度に対応させて育
苗箱の搬送速度を変更でき、播種作業速度に応じて棚入
れ作業速度が変更され、育苗箱の搬送の詰りを将来する
ことがなく、また効率よく棚入れ作業が行なえる。

また、ローラコンベヤ６２ｒの始端部は、２本のローラ
がベルトにて一体的に巻回されて、一体的に回転駆動さ
れるため、育苗箱は確実にこのローラコンベヤ上に移載
され、さらにモータにて駆動されるローラは、数本のフ
リーローラの間にあるため、経済的である。またフリー
ローラはＭＣナイロン等の合成樹脂製の軸受を介して軸
に取付けられており、水、土等により回転が阻害される
ことがない。ローラコンベヤ対６２の下には、土取り用
の受＠６２ｆが設けられているため、ローラコンベヤ対
６２の手入れ、清掃が容易である。

【図面の簡単な説明】

図面ば本発明の実施例を示し、第１図は育苗施設のレイ
アウト図、第２図は育苗施設の一部破断断面図、第３図
はその一部の側面図、第４図は本発明に係る棚入れ装置
の側面図、第５図は同平面図、第６図はその要部の側面
図、第７図及び第８図は同側断面図、第９図はローラコ
ンベヤ始端部の一部破断平面図、第１０図は収納台車の
正面図、第１１図は本発明装置の制御系のブロック図で
ある。 ＩＯ・・・育苗箱組　２０・・・ストックコンベヤ３０
・・・下降用リフ）　　４０・・・育苗箱供給装置５０
・・・播種装置　６０・・・棚入れ装置　６１・・・ベ
ルトコンベヤ　６２・・・ローラコンベヤ対　６２ｇ・
・・エアシリンダ　６３・・・昇降台　６８・・・棚入
れブツシャ　６８ａ・・・エアシリンダ　７１・・・チ
ェーンコンベヤ　７５・・・収納台車９４・・・発芽部 特　許　出願人　　ヤンマー農機株式会社外１名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、順次搬送される播種処理済みの育苗箱を、収納棚の
   各棚段に移載する育苗箱の棚入れ装置において、前記育
   苗箱を順次搬送する第１の搬送装置と、その始端部に前
   記第１の搬送装置の終端部を連係した複数列の第２の搬
   送装置と、該第２の搬送装置の始端部近傍に配設され、
   前記第１の搬送装置より送給される育苗箱の搬送方向を
   育苗箱が搬送される状態で変更して第２の搬送装置の各
   列へ振り分ける振り分けガイドと、第２の搬送装置の終
   端部に並置された育苗箱を一体的に側方へ移動させて収
   納棚の各棚段に移載する棚入れ機とを具備することを特
   徴とする育苗箱の棚入れ装置。