JPS6116624Y2 - - Google Patents

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JPS6116624Y2
JPS6116624Y2 JP4306281U JP4306281U JPS6116624Y2 JP S6116624 Y2 JPS6116624 Y2 JP S6116624Y2 JP 4306281 U JP4306281 U JP 4306281U JP 4306281 U JP4306281 U JP 4306281U JP S6116624 Y2 JPS6116624 Y2 JP S6116624Y2
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JP
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switch
switches
filter circuit
induction heating
power
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【考案の詳細な説明】 本考案は、誘導加熱調理器、特に多口構成とし
た誘導加熱調理器に関する。
誘導加熱調理器は商用交流を電源としこれを整
流して高周波インバータに加え、約20ないし40K
Hzの高周波電流を発生させて誘導加熱コイルに加
え、これに対応した高周波交番磁界を発生させる
ものである。かかる調理器にあつては、インバー
タを構成する電気部品が自身を流れる電流によ
り、或は、被加熱物たる調理鍋からの伝導熱によ
り加熱されるため、調理器内部に冷却用のフアン
を取りつける構造が広く採用されている。
一方、この種調理器にあつては、加熱部を多数
口とし、複数の調理鍋を同時に加熱できるものも
開発されており、かかる場合、冷却用フアンを、
各加熱部ごとに設けそれぞれ独立して動作させる
構造が知られている。
本考案は、フアンを1個とし、何れかの加熱部
が駆動されているときは、必ずこのフアンを動作
させるよう改良を図つたものである。
さらに本考案は、交流電源とインバータの間
に、高周波電流の交流電源への洩れを阻止するフ
イルター回路を設け、かつフイルター回路に誘導
加熱コイルからの磁界が加わらないよう改良を図
つたものである。
さらにまた本考案は、電源投入時フイルター回
路に高電圧が発生するのを防止すべく、電源スイ
ツチを両切スイツチとし、かつその動作に先後関
係をもたせたものである。
以下本考案一実施例を図を参照しながら説明す
る。
第1図は、誘導加熱調理器1を示し、2は交流
電源コンセントに差し込まれるプラグ、3は調理
器上面を構成するトツププレートで、セラミツク
板等硬質絶縁板にて形成され、この上に調理鍋が
載置される。4,4は、トツププレート3に
下面に近接配置された誘導加熱コイル、5は、上
記各誘導加熱コイル4,4に高周波交番電流
を供給する高周波インバータ、整流回路等を構成
する電気部品を収納する電装ケース、6はフイル
ター回路を構成するコンデンサ等の電気部品、
FMはフアンモータ、8は吸気孔、9は排気孔、
10は電源スイツチである。ここで冷却風は、フ
アンモータFMの駆動により吸気孔8より流入
し、誘導加熱コイル4,4、および電装ケー
ス5の間を通つてこれらを冷却し、排気孔9より
排気される。
第2図は実施回路を示し、11は商用交流電
源、12はフイルター回路で、2個のコンデンサ
C1,C2およびインダクタLを含む。ここでコン
デンサC1,C2は高周波バイパスコンデンサで、
約10μFの容量をもつ。またインダクタLは負荷
側からみて電源のインピーダンスを大きくする作
用をなすもので、商用交流周波数50Hz、60Hzに対
してはインピーダンスは小さい。FMは前記フア
ンモータ、13は、交流電源11がフイルター
回路12を介して加えられる整流回路で、ダイオ
ードブリツジ回路よりなる。S1は、フイルター回
路12の入力側の第1電源ラインAに設けられた
第1スイツチ、S2は、フイルター回路12の出力
側の第2電源ラインBに設けられた第2スイツチ
であり、両スイツチS1,S2は連動し、かつ第2ス
イツチS2が第1スイツチS1に追随動作するよう構
成されている。14は、整流回路13出力が
電源として与えられる高周波インバータで、誘導
加熱コイル4、共振コンデンサ15、ダイオ
ード16および半導体スイツチング素子17
を含む。この半導体スイツチング素子17とし
ては、大容量トランジスタ或は、ゲート・ターン
オフ・サイリスタGTO等が使用される。18
は、スイツチング素子17のゲートに、オン・
オフ信号を与え、インバータの発振を制御するゲ
ート駆動回路である。S3は、第1スイツチS1に並
列に接続された第3スイツチ、13は交流電源
11の第2電源ラインBとフイルタ回路12出力
側の第1電源ラインAとの間に第4スイツチS4
介して接続された整流回路で、上記第4スイツチ
S4は、第2電源ラインB側に設けられる。上記第
3、第4スイツチS3,S4は前述した第1、第2ス
イツチS1,S2と同一構造のスイツチを使用するこ
とができ、第4スイツチS4が、第3スイツチS3
追随動作する。14は、高周波インバータで、
その構成は、前述のインバータ14と同一であ
り、誘導加熱コイル4、共振コンデンサ15
、ダイオード16およびスイツチング素子1
を含む。18はスイツチング素子17
開閉制御するゲート駆動回路である。
次に、誘導加熱コイル4のみ加熱動作させた
場合につき、その動作を説明する。第1、第2ス
イツチS1,S2を閉じると、まずスイツチS1が続い
てスイツチS2が閉成する。それ故、交流電源11
はフイルター回路12を経てフアンモータFMを
駆動すると同時に整流回路13に供給され、整
流されてインバータ14に与えられる。インバ
ータ14は、スイツチング素子17のオン・
オフ同期に応じた周波数で発振し、誘導加熱コイ
ル4に高周波交番電流を通電する。上記周波数
は、約20ないし40KHz程度に設定される。インバ
ータ14で発生した高周波成分は整流回路13
を経て、フイルター回路12に逆流するが、コ
ンデンサC2を通つて、この高周波成分はインバ
ータ14側へ戻される。またインバータ14
側からインダクタLに高周波成分が加わつても、
このインダクタLの高周波成分に対するインピー
ダンスは大きく設定されているから、交流電源1
1側への通電は、殆んど阻止される。仮に、この
インダクタLを経て、高周波成分が交流電源11
側に現われたとしても、コンデンサC1によりイ
ンバータ14側へ戻されるから、かかるコンデ
ンサC1により、略完全に、阻止されることにな
る。しかして、誘導加熱コイル4には、高周波
交番電流が印加されて、磁界を発生し、これに近
接配置された調理鍋が誘導加熱され、これと同時
にフアンモータFMの駆動により調理器内の各種
電気部品も冷却される。
次に、他方の誘導加熱コイル4のみ加熱動作
させる場合は第3、第4スイツチS3,S4が閉成さ
れる。かくすれば交流電源11がフイルター回路
12を経て整流回路13およびフアンモータ
FMへ供給される。したがつてインバータ14
が発振開始すると同時にフアンモータFMもまた
駆動し、前述の如き加熱運転が実行される。この
ようにして、フアンモータFMは、何れか一方、
若しくは両方のインバータが駆動され、加熱動作
が実行される場合には、必ず動作することとな
る。
次に第1、第2スイツチS1,S2および第3、第
4スイツチS3,S4の位置関係について述べる。従
来より誘導加熱調理器にあつては、一般の電気機
器同様設計上の理由或は操作のし易さという理由
から第1図に示すように前面(図中左側)に電源
スイツチ10が配置され、背面(図中右側)に電
源プラグ2が設けられることが多く、かかる場合
電源プラグ2から一旦前面操作部に電源ラインa
にて導かれ、ここに配置された電源スイツチ10
を介して、電装ケース5に導入される構成とな
る。しかしながらこのような構成では仮にフイル
ター回路12を電装ケース5内に設けた場合イン
バータ14,14で発生した高周波成分は、
フイルター回路12にて流出を阻止されるが、電
源スイツチ10から後面の電源プラグ2に至るラ
インaに、誘導加熱コイル4,4からの磁界
が加わり、ノイズ信号となつて交流電源側へ流出
してしまい、フイルター効果は不完全なものとな
る。それ故、本考案では、コンデンサC1,C2
を、調理器後面の電源プラグ2導出部近くに配置
し、コンデンサC1,C2と電源11間のラインa
が、磁界の影響を受けない構成としている。かく
すれば電源11側へのノイズ流出は略完全に阻止
することができる。
第1、第2スイツチS1,S2および第3、第4ス
イツチS3,S4は、それぞれ連動し、かつ電源投入
時第2スイツチS2若しくは第4スイツチS4が第1
スイツチS1若しくは第3スイツチS3に追随して動
作するよう構成される。この動作の先後関係を第
1、第2スイツチS1,S2につき説明する。仮に第
2スイツチS2が、第1スイツチS1に先行して閉じ
たとすると、遅れて入る第1スイツチS1のチヤタ
リングが原因となつて生起されるフイルタ回路1
2の共振により、その出力側に最大約140Vの電
圧が発生し、その電圧に交流電源電圧の最大値約
140Vに加わつて、約280Vの高電圧インバータ1
,14に加わることがあり、スイツチング
素子17,17を破壊してしまう惧れがあ
る。すなわちかかる調理器にあつては、交流電源
電圧140Vを正常な電源電圧とし、このときイン
バータ14,14に生じる最大電圧が約
600Vとなるよう設計され、スイツチング素子1
,17の耐圧は約800Vに設定されてい
る。しかるに電源電圧が約280Vに達すると、イ
ンバータ14,14が約1200Vの高電圧が発
生することとなり、これはスイツチング素子17
,17の耐圧を上まわる。このような理由か
ら、本考案にあつては第2スイツチS2および第4
スイツチS4の動作を、第1スイツチS1および第3
スイツチS3の動作よりも遅らせフイルター回路1
2の共振を防止している。
第3図A,Bは、第1、第2スイツチS1,S2
具体的構造を示す。なお第3、第4スイツチS3
S4については、第1、第2スイツチS1,S2と同一
構造とすることができるからその説明は省略す
る。両スイツチS1,S2はともにマイクロスイツチ
にて構成され、支持枠19に並設固定されてい
る。20は、支持枠19に設けられた中空枠体
で、内部にスライド体21を保持している。この
スライド体21はその移動によりスイツチS1,S2
の押釦s1,s2を押圧するもので、押釦s1,s2に対
する当接面は、段違いに形成され、第1スイツチ
S1の押釦s1に対する面が高く、第2スイツチS2
押釦s2に対する面が低く形成されている。それ
故、スライド体21の押圧移動により、先ず第1
スイツチS1の押釦s1が押され、続いて第2スイツ
チS2の押釦s2が押されることとなる。22は、操
作レバーで、枠体20に支軸23を介して回動自
在に支持されている。24は、レバー22に設け
た係合体で、スライド体21の孔25に係合し、
レバー22の回動に応じて、スライド体21を移
動させるものである。26は枠体20に一端を固
定されたバネで、レバー凹所27に設けられた球
体28を介してレバー22の回動に弾性を付与し
ている。29は、レバー22の回転角を制限する
ストツパーである。しかして、操作レバー22
を、バネ26の弾力に抗して図中矢印方向に回動
させると、スライド体21は図中上方へ移動し、
先ず第1スイツチS1を、続いて第2スイツチS2
を、僅かな時差をおいて閉成する。このようにし
て電源が入り、加熱運転が開始される。上記電源
投入状態にあつては、球体28はレバー凹所27
から脱れ、隣接凹所30に位置するから、レバー
22から指を離しても、バネ26の弾力によりレ
バー22はこの位置に固定され、第1、第2スイ
ツチS1,S2は、オン状態を保持する。他方これら
をオフ状態とするには、レバー22を、矢印逆方
向に回し、球体28をレバー凹所27に移動させ
ればよい。
以上説明したように本考案誘導加熱調理器は、
加熱部を複数備え、かつこれらを構成する誘導加
熱コイルおよび各種電気部品を、1個のフアンで
冷却するものであるから、回路構成の簡略化、部
品点数の低減化を達成することができる。さらに
本考案誘導加熱調理器は、高周波ノイズ電源側へ
の洩れを阻止するフイルター回路を設け、かつこ
のフイルター回路を構成する電気部品等にコンデ
ンサを、誘導加熱コイルより発生する磁界の影響
を受けない位置に配置することができるから、単
純にフイルター回路を設けた場合における磁界を
原因とするノイズ発生を防止することができ、交
流電源側へ流出するノイズを略完全に阻止するこ
とができる。さらに本考案は1個の操作レバーで
動作する2個のスイツチを設け、かつこれらをフ
イルター回路の入力側と出力側に配置し、出力側
に設けたスイツチの動作を他方のスイツチの動作
に追随させたものであるから、電源スイツチのチ
ヤタリングによつてフイルター回路に高電圧が発
生することはなく、したがつてかかる充電々荷に
よるインバータ構成部品の破壊という惧れもな
く、調理器の安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例断面図、第2図は、回
路図、第3図Aは、スイツチ部分を示す正面図、
第3図Bは、同スイツチの一部切欠側面図であ
る。 1……誘導加熱調理器、2……電源プラグ、3
……トツププレート、4,4……誘導加熱コ
イル、5……電装ケース、12……フイルター回
路、14,14……高周波インバータ、S1
S2,S3,S4……第1ないし第4スイツチ、21…
…スライド体、22……操作レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高周波フイルター回路を介してフアンモータお
    よび整流回路が交流電源に対し並列に接続され、
    上記整流回路出力が加えられる高周波インバータ
    を含む誘導加熱調理器において、上記交流電源と
    フイルター回路間の第1電源ラインに設けられた
    第1スイツチと、上記フアンモータと整流回路間
    の第2電源ラインに設けられ第1スイツチに連動
    しかつこれに追随動作する第2スイツチと、上記
    第1スイツチと並列に設けられた第3スイツチ
    と、交流電源の第2電源ラインとフイルタ回路出
    力側の第1電源ライン間に設けられた他の整流回
    路と、この整流回路の上記第2電源ラインに設け
    られ第3スイツチに連動しかつこれに追随動作す
    る第4スイツチと、上記他の整流回路出力が加え
    られる他の高周波インバータとを備え、上記第
    1、第2スイツチおよび第3、第4スイツチのう
    ち少なくとも一方が閉成されたとき、上記フアン
    モータを駆動させることを特徴とする誘導加熱調
    理器。
JP4306281U 1981-03-26 1981-03-26 Expired JPS6116624Y2 (ja)

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JPS57155693U JPS57155693U (ja) 1982-09-30
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