JPS61165923A - 切換スイツチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は主としてテレビジョン受像機等の選局装置に使
用される切換スイッチに関するものである。

（従来例の構成とその問題点） 従来の切換スイッチについて第１図なし１し第５図によ
り説明する。

第１図において、絶縁材料からなるスイッチ基板１は、
後述の中端子２の中空軸受部２ａが挿通する中央孔１ａ
と、中端子２の位置決め用突起２ｂが嵌合する角孔１ｂ
、上記中央孔１ａを中心にしてその周りに３個の電極３
，４および５、これらの電極３ないし５に接続された導
電部３ａ、４ａおよび５ａとが形成されている。

第２図は中端子２の斜視図で、中端子２は中央に中空軸
受部２ａ、本体の一端に位置決め用突起２ｂ、本体の他
の一端から下方に端子部２Ｃがそれぞれ形成されている
。

第３図はスイッチ軸６の斜視図で、胴体６ａの上下両端
にそれぞれ回動軸部６ｂおよび６Ｃが、胴体６ａの下端
に形成した鍔部６ｄの縁に一定の切換え角度αになるよ
うに３本の摺割り６ｅを入れたフォーク状ばね部６ｆが
、上記鍔部６ｄの下面に後述の摺動子７に係合する突起
６ｇが、さらに胴体６ａの上記ばね部６ｆと反対の外周
面にＬ字形の操作杆６ｈがそれぞれ形成されている。

第４図はカバー８を側面から見た断面図で、上述のスイ
ッチ軸６の上端に形成された回動軸部６ｂが嵌合する軸
受孔８ａと、フォーク状ばね部６ｆの摺割り６ｅに係合
する断面梯形の突起８ｂ、操作杆６ｈが挿通する扇形状
貫通孔８Ｃとがそれぞれ形成されている。

第５図はこれらの構成部品を使用した従来の切換スイッ
チの断面図である。スイッチ基板１、座板９および摺動
子７のそれぞれの中央孔１ａ、９ａおよび７ａに中端子
２の中空軸受部２ａを挿通し、摺動子７の表面から突出
した軸端をかしめて摺動子７が回動自在になるように固
定する。スイッチ軸６の下端に形成された回動軸部６ｃ
を中端子２の中空軸受部２ａに嵌合し、さらに突起６ｇ
を摺動子７の後端部に形成された切欠き７ｂに係合せし
めるようにスイッチ軸６を装入する。つぎに、カバー８
の軸受孔８ａをスイッチ軸６の上端に形成された回動軸
部６ｂに嵌合し、さらに、操作杆６ｈが扇形貫通孔８ｃ
に挿通し、また、フォーク状ばね部６ｆの摺割り６ｅが
突起８ｂに係合するようにカバー８をかぶせてスイッチ
基板１に固着する。なお、摺動子７の先端にはスイッチ
基板１に形成されている電極３，４および５に切換わり
ながら接触する接点部７Ｃが形成されている。

このような構造の切換スイッチの動作を説明する。切換
スイッチは、カバー８の扇形貫通孔８Ｃから突出してい
る操作杆６ｈを操作すると、スイッチ軸６のフォーク状
ばね部６ｆの摺割り６ｅに係合していたカバ−８裏面の
突起８ｂを、ばね部６ｆが撓んで乗り越え隣接する摺割
り６ｅに移り、切換角αを回動して停止する。スイッチ
軸６の突起６★七切欠き７ｂで係合している摺動子７は
、スイッチ軸６と同時に回動し、切換角αを回動して、
例えばスイッチ基板１の電極３から４へ、又は４から５
へ摺動子７の接点部７ｃが移動する。これに伴い中端子
２の端子部２Ｃと、スイッチ基板１の電極３，４および
５の何れか一箇所の電極とが接続されることになり、切
換えが行なわれる。

この種の切換スイッチは、テレビ、ビデオ等の選局部の
バンド切換スイッチに使用されるため、優れた操作性が
要求され、特に各切換え位置で確実に停止することが要
求される。しかしながら。

上述の構造を有する切換スイッチでは、各切換え位置で
の操作力が一定であるため、電極４の位置で確実に停止
することが困難となるという問題点があった。

（発明の目的） 本発明は上記の問題点を解消するもので、優れた操作性
と安定した切換えができる切換スイッチを提供しようと
するものである。

（発明の構成） 上記の目的を達成するために、カバーの裏面に形成する
突起を３箇所又は５箇所にし、その両側端の突起の外側
面の傾斜角を大きくして、フォーク状ばね部が撓みなが
らこれらの突起に乗りあげるに必要な操作トルクが、両
側の電極で小さく中央の電極で大きいようにしようとす
るものである。

（実施例の説明） 本発明の実施例を第６図ないし第１０図により説明する
。

第６図および第７図はそれぞれ本発明による切換スイッ
チのカバー１０を下から見た平面図および斜視図である
。切換スイッチはカバー１０のほか、スイッチ基板１、
スイッチ軸６、摺動子７、中端子２および座板９の構成
部品があるが、従来例と同じであるので、説明は省略す
る。組立て手順も変りがない。

第６図および第７図において、カバー１０は、スイッチ
基板１の中央孔１ａに対応する位置に、スイッチ軸６の
上端に形成された回動軸部６ｂが嵌合する軸受孔１０ａ
と、スイッチ軸６のフォーク状ばね部６ｆの摺割り６ｅ
と係合する３個の突起１０ｂ、１０ｃおよび１０ｄを切
換え角度αの２倍に設定して形成した環状突起部１０ｅ
、スイッチ軸６の操作杆６ｈが挿通する扇形の貫通孔１
０ｆとがそれぞれ形成されでいる。さらに、３個の突起
１０ｂ、１０ｃおよび１０ｄの両端の突起１０ｃおよび
１０ｄの外側斜面は乗り上げ角度が小さくなるように曲
面でそれぞれ形成されている。

第８図ないし第１０図は、カバー１０を使用して組み立
てた切換スイッチにおいて、カバー１０の環状突起部１
０ｅスイツチ軸６のフォーク状ばね部６ｆとの係合状態
を示した断面図で、カバー１０を下から見て描いたもの
である。

第８図、第９図および第１０図は、摺動子７の接点部７
ｃがそれぞれスイッチ基板１上の電極３，４および５に
接触している時の環状突起部１０ｅとフォーク状ばね部
６ｆの関係位置を示している。

電極３に相当する第８図から、第８図の紙面に向かって
スイッチ軸６を反時計方向に回し、電極４に相当する第
９図の状態にするときは、フォーク状ばね部６ｆの左端
に位置するものは、傾斜角の小さい側面に乗り上げて突
起１０ｄを乗り越すため小さい操作トルクですむ。

電極４に相当する第９図から、電極５に相当する第１０
図の状態にするには、中央の突起１０ｃとフォーク状ば
ね部６ｆとの関係は変らないが、突起１０ｂを乗り越す
ために傾斜角の大きい側面に乗り上げる必要があり、電
極３から電極４に切り換える時より大きな操作トルクが
必要となる。

電極５に相当する第１０図から電極４に相当する第９図
に戻す時は、第８図から第９図に切り換えるときと同じ
条件であるので、小さな操作トルクで済むことになる。

さらに、第８図の電極４に相当する位置では、３個の突
起１０ｂ、１０ｃおよび１０ｄの傾斜角の小さい側面が
いずれもフォーク状ばね部６ｆの摺割り６ｅの角に当っ
て常に安定した正確な停止位置を確保するものである。

このように、電極４から電極３又は電極５に切り換える
ときには、大きな操作トルクを必要とするが、操作杆６
ｈがカバー１０の扇状貫通孔１．Ｏｆの両端面によって
機械的に位置が規制されるため、正確な切換え位置が保
証される。

（発明の効果） 本発明によれば、切換え位置での操作力に強弱が付けら
れ、常に安定して正確な切換え位置が確保できる操作性
の優れた高品質の切換スイッチを可能にする。

【図面の簡単な説明】

第１図はスイッチ基板の平面図、第２図および第３図は
それぞれ中端子およびスイッチ軸の斜視図、第４図は従
来の切換スイッチのカバーの断面図、第５図は従来の切
換スイッチの組立て断面図、第６図および第７図はそれ
ぞれ本発明による切換スイッチのカバーの下から見た平
面図および斜視図、第８図ないし第１０図は本発明の切
換え動作を説明するためのカバーの環状突起部とスイッ
チ軸のフォーク状ばね部との相対的関係位置を示す断面
図である。 １　・・・スイッチ基板、ｌａ　、　７ａ　、　９ａ・
・・中央孔、１ｂ・・・角孔、　２・・・中端子、　　
２ａ・・・中空軸受部、２ｂ・・・位置決め用突起、２
Ｃ・・・端子部。 ３．４．５　　・・・電極、３ａ、４ａ、５ａ・・・導
電部、６　・・・スイッチ軸、６ａ　　・・胴体、　　
６ｂ、６ｃ・・・回動軸部、６ｄ　　・・鍔部、６ｅ・
・・摺割り、６ｆ・・・　フォーク状ばね部、６ｇ、８
ｂ、１０ｂ、１０ｃ、１０ｄ・・・突起、６ｈ・・・操
作杆、　７　・・・摺動子、７ｂ・・・切欠き＋　　７
Ｃ・・・接点部、　８，１０・・・カバー、８ａ、ＩＯ
ａ・・・軸受孔、８ｃ、１０ｆ・・・扇形貫通孔、９・
・・座板、１０ｅ・・・環状突起部、　α・・・切換え
角度。 第　１　ズ ４ａ　　　　３ａ 第２区 ａ 第３図 第４図 第５図 第６図 第　７　図 第８図 ＄９図 らρ 第１０図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. スイッチ軸には一定の切換え角に摺割りを形成したばね
   部を、スイッチカバーには切換え操作時に上記のばね部
   を撓まし停止時に摺割りに係合する突起を配設した回転
   形３接点切換スイッチにおいて、スイッチカバーの突起
   を３個所以上設け、両側端の突起の外側斜面の傾斜角を
   小さくして、操作トルクに強弱を付けたことを特徴とす
   る切換スイッチ。