JPS61164216A - 電解コンデンサの駆動用電解液 - Google Patents
電解コンデンサの駆動用電解液Info
- Publication number
- JPS61164216A JPS61164216A JP617485A JP617485A JPS61164216A JP S61164216 A JPS61164216 A JP S61164216A JP 617485 A JP617485 A JP 617485A JP 617485 A JP617485 A JP 617485A JP S61164216 A JPS61164216 A JP S61164216A
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- JP
- Japan
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- electrolytic
- solvent
- corrosion
- capacitor
- driving
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- Pending
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- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
不発Eurt電解コンデンサの駆動用電解液C以下、電
解液という。)C二関する。
解液という。)C二関する。
(ロ)従来の技術
従来、電解コンデンサの電解液としては、エチレングリ
コールな主溶媒とし、アジピン酸、キ酸、安息香酸など
の有機酸のアンモニウム塩、あるいにアミン塩を溶質と
するものが知られている。
コールな主溶媒とし、アジピン酸、キ酸、安息香酸など
の有機酸のアンモニウム塩、あるいにアミン塩を溶質と
するものが知られている。
そして、を爵公昭54−39905号公報f:見られる
y目ぐ特C二高温負荷特性を改善するため、電解液Cニ
マンニットを添加する方法も提案されている。
y目ぐ特C二高温負荷特性を改善するため、電解液Cニ
マンニットを添加する方法も提案されている。
しかしながら、従来の電解液では、その効果は十分では
なく、より長寿命、高信頼性の′電解液が望まれている
。
なく、より長寿命、高信頼性の′電解液が望まれている
。
また、近年プリント基板実装の高密度化、高信頼性化C
二伴ない1.1.1− )リクロルエタン又はフロンな
どの塩素系溶剤で基板洗浄が行なわれている。そして、
かかる溶剤4高い浸透性のため、溶剤がゴムバッキング
中を透過、拡散してコンデンサ内部まで浸入する可能性
がある。この浸入した溶剤は分解して塩化物イオンとな
り、コンデンサの高温負荷時C二腐食を発生させ、特性
の劣化をもたらす。この腐食による劣化を防止するため
、特公昭5B−6298号公報に見られる如く、腐食防
止剤として酸化ホウ素を電解液(二添加する方法も提案
されているが、ある程度防止効果汀あるものの高温負荷
試験における特性の悪化が大きかった。また、特公昭5
8−1538号公報のよう1−銀化合物を添加する方法
も提案されているが、溶媒に対する浴解度が小さく、腐
食防止の十分な効果V′i得られていなかった。
二伴ない1.1.1− )リクロルエタン又はフロンな
どの塩素系溶剤で基板洗浄が行なわれている。そして、
かかる溶剤4高い浸透性のため、溶剤がゴムバッキング
中を透過、拡散してコンデンサ内部まで浸入する可能性
がある。この浸入した溶剤は分解して塩化物イオンとな
り、コンデンサの高温負荷時C二腐食を発生させ、特性
の劣化をもたらす。この腐食による劣化を防止するため
、特公昭5B−6298号公報に見られる如く、腐食防
止剤として酸化ホウ素を電解液(二添加する方法も提案
されているが、ある程度防止効果汀あるものの高温負荷
試験における特性の悪化が大きかった。また、特公昭5
8−1538号公報のよう1−銀化合物を添加する方法
も提案されているが、溶媒に対する浴解度が小さく、腐
食防止の十分な効果V′i得られていなかった。
(ハ)発1ガが解決しようとする問題点従来の電解液で
に、長期の高温負荷で特性変化が大きく、又塩素系溶剤
でコンデンサを洗浄した場合に、高温負荷中C:腐食を
引き起こすなどの問題があった。
に、長期の高温負荷で特性変化が大きく、又塩素系溶剤
でコンデンサを洗浄した場合に、高温負荷中C:腐食を
引き起こすなどの問題があった。
に)問題点を解決するための手段
本発明μ俗媒と溶質とからなる電解液に、フィチンll
&に添加したことを特徴とする。
&に添加したことを特徴とする。
09作 用
電解コンデンサに高温負荷中C二、水素ガスが発生し、
コンデンサの内圧を上昇させ、液もれ、損失の増大等を
引き起こすが、フィチン酸(−は、この水素ガスを抑制
する効果があり、コンデンサの長寿命化が図れる。また
、塩素系溶剤でコンデンサを洗浄した場合においても、
腐食を防止する。
コンデンサの内圧を上昇させ、液もれ、損失の増大等を
引き起こすが、フィチン酸(−は、この水素ガスを抑制
する効果があり、コンデンサの長寿命化が図れる。また
、塩素系溶剤でコンデンサを洗浄した場合においても、
腐食を防止する。
(へ)実 施 例
本発明(−於いて、俗媒としては、エチレングリコール
やエチレングリコールとメチルカルビールの混合溶媒、
また、メチルセロソルブやN−エチルホルムアミド、ジ
エチレングリコール、ジメチルホルアミド等の混合′吻
などが用いられる。
やエチレングリコールとメチルカルビールの混合溶媒、
また、メチルセロソルブやN−エチルホルムアミド、ジ
エチレングリコール、ジメチルホルアミド等の混合′吻
などが用いられる。
本発明に於いて、溶質とじてに、アジピン酸、ギ酸、安
息香酸などの有機酸のアンモニウム塩、あるいにホウ酸
、マレイン酸、アゼライン酸等の各アンモニウム塩やア
ミン塩が用いられる。
息香酸などの有機酸のアンモニウム塩、あるいにホウ酸
、マレイン酸、アゼライン酸等の各アンモニウム塩やア
ミン塩が用いられる。
本発明に上述した溶質および溶媒からなる電解液にフイ
チ/版を添加するものである。このフィチン酸の添加1
は溶媒i o QF711に741.て、実用的にVi
o、 i y以上、好ましくは0.25g以」―、最も
好ましくHD、 5 fi’〜10yである。
チ/版を添加するものである。このフィチン酸の添加1
は溶媒i o QF711に741.て、実用的にVi
o、 i y以上、好ましくは0.25g以」―、最も
好ましくHD、 5 fi’〜10yである。
以下、本発明を具体的な実施列(−於て更に詳述[る。
第1衣t:本発明の典型的実施沙1]としての6種類の
電解液C)〜0と比較のための従来の4(解液(8)出
)を示す。
電解液C)〜0と比較のための従来の4(解液(8)出
)を示す。
第 1 表
第2表に上紀谷′市解液^〜σ力を大々定格16V。
47μFの素子に含浸してなるアルミニウム電解コンデ
ンサの高温負荷試験結果を示す。尚試料コンデンナの構
造に、周知の構造であり、化成したエツチドアルミニウ
ム箔と陽極箔をセパレータ紙にはさんで巻回したコンデ
ンサ素子C二電解液を含浸し、この素子をゴムバッキン
グを用いてアルミニウムケース内に収納したものである
。
ンサの高温負荷試験結果を示す。尚試料コンデンナの構
造に、周知の構造であり、化成したエツチドアルミニウ
ム箔と陽極箔をセパレータ紙にはさんで巻回したコンデ
ンサ素子C二電解液を含浸し、この素子をゴムバッキン
グを用いてアルミニウムケース内に収納したものである
。
第2表
85℃定格電圧印加
第2表から、85℃4000時間の定格電圧印加におけ
るコンデンサの高温負荷試験【二於いて、従来の電解液
(八ではコンデンサの静電容置が半減し、tan δ
の増加が大きいのに対し、本発明に係る電解液でV′1
4000時間経過後でも、容1変化率やtarl aを
極めて小さく、優れた耐久性を与える。又従来、高温負
荷特性に優れているとされている電解液(ニルべても、
tanδを更(=小さくすることができ、しかもフィチ
ン酸の添加量をじ 溶媒4100m7,7対して0.25g以上添加した電
解液0〜σルに於いては、容量変化特性も大幅に改善し
ている。
るコンデンサの高温負荷試験【二於いて、従来の電解液
(八ではコンデンサの静電容置が半減し、tan δ
の増加が大きいのに対し、本発明に係る電解液でV′1
4000時間経過後でも、容1変化率やtarl aを
極めて小さく、優れた耐久性を与える。又従来、高温負
荷特性に優れているとされている電解液(ニルべても、
tanδを更(=小さくすることができ、しかもフィチ
ン酸の添加量をじ 溶媒4100m7,7対して0.25g以上添加した電
解液0〜σルに於いては、容量変化特性も大幅に改善し
ている。
次C二、本発明の典型的実施例として第5表(二示すよ
うf:、6種類の電解液山〜(へ)と比較のための従来
の電解液(0)(P)(Q)を準備し、腐食防止効果を
確認した。
うf:、6種類の電解液山〜(へ)と比較のための従来
の電解液(0)(P)(Q)を準備し、腐食防止効果を
確認した。
第6表
第4衣は、上記各電解液(I)〜Qを、第2表C二おけ
ると同様にして定格35V、47[1μFの素子C:含
浸してなるアルミニウム電解コンデンサを夫々試f’l
ELりffl、1. 1.1−)リクロルエタンC二1
0分間浸漬し、105℃の加速高温負荷試験を行った結
果を示す。
ると同様にして定格35V、47[1μFの素子C:含
浸してなるアルミニウム電解コンデンサを夫々試f’l
ELりffl、1. 1.1−)リクロルエタンC二1
0分間浸漬し、105℃の加速高温負荷試験を行った結
果を示す。
第4表
105℃定格電圧印加
第4表から判るようg二、従来の電解液では、500時
間の試験中(二腐食、断線といった異常が見られる。
間の試験中(二腐食、断線といった異常が見られる。
尚、腐食とは、コンデンサ素子より封ロ部C二至るアル
ミリード部分の腐食をいい、断線とは腐食が進み前記リ
ード部分が断線状態C二至ったものをいう。
ミリード部分の腐食をいい、断線とは腐食が進み前記リ
ード部分が断線状態C二至ったものをいう。
一方本発明に係る電解液においてに、溶媒103m、J
に対してフィチン酸を05g以上添加した(J)乃至(
へ)の電解液では、腐食などの異常は全く見られず、フ
ィチン酸の腐食防止効果が認められる。
に対してフィチン酸を05g以上添加した(J)乃至(
へ)の電解液では、腐食などの異常は全く見られず、フ
ィチン酸の腐食防止効果が認められる。
ただ溶媒100m1に対してフィチン酸を0.252添
加した電解液(2)【二μ若干の腐食がみられたが、従
来例に比しては、十分に改善されていた。
加した電解液(2)【二μ若干の腐食がみられたが、従
来例に比しては、十分に改善されていた。
また、第1表の電解液(8)(81(匂(ト)を、第2
表におけるのと同様C二して定格25V、470μFの
素子C;含浸してなるアルミニウム電解コンデンサを夫
々試作した後、フロン系溶剤で10分間浸漬洗浄を行な
い95℃の高温負荷試験行った。その結果を第5表に示
す。
表におけるのと同様C二して定格25V、470μFの
素子C;含浸してなるアルミニウム電解コンデンサを夫
々試作した後、フロン系溶剤で10分間浸漬洗浄を行な
い95℃の高温負荷試験行った。その結果を第5表に示
す。
第 5 表
第5表から明らかなよう【二、本発明に係る電解液(ト
)(F’lH、コンデンサの高温負荷特性に於いて、腐
食などの異常に全く認められなかった。
)(F’lH、コンデンサの高温負荷特性に於いて、腐
食などの異常に全く認められなかった。
以上のよう1;、本発明C二おいて、フィチン酸の添加
針はvJ2表に示すよう≦二、溶媒100mJに対して
o、 i 1以上で寿命延長の実用的効果が認められ、
0.259以上でより好ましい効果があることが判る。
針はvJ2表に示すよう≦二、溶媒100mJに対して
o、 i 1以上で寿命延長の実用的効果が認められ、
0.259以上でより好ましい効果があることが判る。
そして第4表、第5表C二示すように、塩素系溶剤で洗
浄した場合には、フィチン酸の添加量を溶媒100m1
に対して05g以上で%コニ腐食防IL効果か認められ
る。また、フィチン酸は粘ちょうな液体であるため、フ
ィチン酸の添加量を溶媒10om7に対して10y以上
C二した場合には、粘度が上るなどの原因で、高温負荷
試験での特性変化が大きくなる。このことは麻2表の結
果から判る。
浄した場合には、フィチン酸の添加量を溶媒100m1
に対して05g以上で%コニ腐食防IL効果か認められ
る。また、フィチン酸は粘ちょうな液体であるため、フ
ィチン酸の添加量を溶媒10om7に対して10y以上
C二した場合には、粘度が上るなどの原因で、高温負荷
試験での特性変化が大きくなる。このことは麻2表の結
果から判る。
(ト)発明の詳細
な説明したよう(:、本発明C二係る電解液は、長期の
高温負荷(二対しても特性の変化が少ないので、電解コ
ンデンサの長寿命化を図ることができる。更C二、j万
素系d剤で洗浄した場合にも腐食作用等を有効【堵涛止
することができる。従って、本発明【二より電解コンデ
ンサの性能が飛躍的f二改善される。
高温負荷(二対しても特性の変化が少ないので、電解コ
ンデンサの長寿命化を図ることができる。更C二、j万
素系d剤で洗浄した場合にも腐食作用等を有効【堵涛止
することができる。従って、本発明【二より電解コンデ
ンサの性能が飛躍的f二改善される。
Claims (3)
- (1)溶媒と溶質とからなる電解液に、フイチン酸を添
加したことを特徴とする電解コンデンサの駆動用電解液
。 - (2)前記フイチン酸の添加量が溶媒100mlに対し
て0.25g以上であることを特徴とする特許請求の範
囲第1項に記載の電解コンデンサの駆動用電解液。 - (3)前記フイチン酸の添加量が溶媒100mlに対し
て0.5g以上10g以下であることを特徴とする特許
請求の範囲第1項に記載の電解コンデンサの駆動用電解
液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP617485A JPS61164216A (ja) | 1985-01-17 | 1985-01-17 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP617485A JPS61164216A (ja) | 1985-01-17 | 1985-01-17 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61164216A true JPS61164216A (ja) | 1986-07-24 |
Family
ID=11631182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP617485A Pending JPS61164216A (ja) | 1985-01-17 | 1985-01-17 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61164216A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03225907A (ja) * | 1990-01-31 | 1991-10-04 | Hitachi Aic Inc | 電解コンデンサ用電解液 |
CN106601502A (zh) * | 2016-12-16 | 2017-04-26 | 中南大学 | 一种固态铝电解电容器的制备方法 |
-
1985
- 1985-01-17 JP JP617485A patent/JPS61164216A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03225907A (ja) * | 1990-01-31 | 1991-10-04 | Hitachi Aic Inc | 電解コンデンサ用電解液 |
CN106601502A (zh) * | 2016-12-16 | 2017-04-26 | 中南大学 | 一种固态铝电解电容器的制备方法 |
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