JPS61191012A - 電解コンデンサの駆動用電解液 - Google Patents
電解コンデンサの駆動用電解液Info
- Publication number
- JPS61191012A JPS61191012A JP3182385A JP3182385A JPS61191012A JP S61191012 A JPS61191012 A JP S61191012A JP 3182385 A JP3182385 A JP 3182385A JP 3182385 A JP3182385 A JP 3182385A JP S61191012 A JPS61191012 A JP S61191012A
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- Japan
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- electrolytic
- capacitor
- electrolytic solution
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
本発明は電解コンデンサの駆動用電解液(以下、電解液
という。)に関する。
という。)に関する。
(ロ)従来の技術
従来、電解コンデンサの電解液としては、エチレングリ
コ−〃を主溶媒とし、アジピン酸、ギ酸、安息香酸など
の有機酸のアンモニウム塩、あるいはアミン塩を溶質と
するものが知られている。
コ−〃を主溶媒とし、アジピン酸、ギ酸、安息香酸など
の有機酸のアンモニウム塩、あるいはアミン塩を溶質と
するものが知られている。
そして、特公昭54−39905号公報に見られる如く
特に高温負荷特性を改碧するため、電解液にマンニット
を添加する方法も提案されている。
特に高温負荷特性を改碧するため、電解液にマンニット
を添加する方法も提案されている。
しかしながら、従来の電解液では、その効果は十分では
なく、より長寿命、高信頼性の電解液が望まれている。
なく、より長寿命、高信頼性の電解液が望まれている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点
電解液中には、多少なりとも水分が存在し、この水分に
よって、アルミニウム電極箔表面の酸化アルミニウムが
水和される。これによってできた水酸化アルミニウムが
コンデンサの通電により再び酸化アルミニウムに転化さ
れる。コンデンサへの通電時には、この2つの動作が同
時に進行するのであるが、その際に多くの水素ガスが発
生し、コンデンサの内圧を上昇させ、損失の増大、液漏
れ、開弁などの問題が生じていた。
よって、アルミニウム電極箔表面の酸化アルミニウムが
水和される。これによってできた水酸化アルミニウムが
コンデンサの通電により再び酸化アルミニウムに転化さ
れる。コンデンサへの通電時には、この2つの動作が同
時に進行するのであるが、その際に多くの水素ガスが発
生し、コンデンサの内圧を上昇させ、損失の増大、液漏
れ、開弁などの問題が生じていた。
に)問題点を解決するための手段
本発明は溶媒と溶質とからなる電解液に、少なくトモサ
ッカロース、グルコース、デンプンのうち一種以上添加
し、溶解したことを特徴とする。
ッカロース、グルコース、デンプンのうち一種以上添加
し、溶解したことを特徴とする。
(ホ)作 用
本発明は、電解液中のサッカロース、グルコース、およ
びデンプンは、水素ガスの発生を抑制し、電解液中の電
停度の劣化を抑制する。
びデンプンは、水素ガスの発生を抑制し、電解液中の電
停度の劣化を抑制する。
(へ)実施例
ルの混合溶媒、また、メチルセロソ〃プやN−エチルホ
μムアミド、ジエチレングリコール、ジメチルホルアミ
ド等の混合物などが用いられる。
μムアミド、ジエチレングリコール、ジメチルホルアミ
ド等の混合物などが用いられる。
本発明に於いて、溶質としては、アジピン酸、ギ酸、安
息香酸などの有機酸のアンモニウム塩、あるいはホウ酸
、マレイン酸、アゼライン酸等の各アンモニウム塩やア
ミン塩が用いられる。
息香酸などの有機酸のアンモニウム塩、あるいはホウ酸
、マレイン酸、アゼライン酸等の各アンモニウム塩やア
ミン塩が用いられる。
本発明は上述した溶質および溶媒からなる電解液に、サ
ッカロース、グルコース、デンプンのうち一種または2
種以上添加するものである。このサッカロース、グルコ
ース、デンプンの添加量は、好ましくけ、溶媒100m
/に対して総添加量がo、sp以上である。
ッカロース、グルコース、デンプンのうち一種または2
種以上添加するものである。このサッカロース、グルコ
ース、デンプンの添加量は、好ましくけ、溶媒100m
/に対して総添加量がo、sp以上である。
以下、本発明を具体的な実施例釦於て更に詳述する。第
1表に本発明の典型的実施例としての6種類の電解液(
C)〜CE)および(6)〜(J)と比較のための従来
の電解Ili囚および(F)(G)を示す。
1表に本発明の典型的実施例としての6種類の電解液(
C)〜CE)および(6)〜(J)と比較のための従来
の電解Ili囚および(F)(G)を示す。
第 1 表
第2表は上記各電解液囚〜(E)を夫々定格250V、
470μFの素子に含浸してなるアルミニウム電解コン
デンサを105℃の高温雰囲気中で定格電圧印加して高
温負荷試験を行った結果を示す。
470μFの素子に含浸してなるアルミニウム電解コン
デンサを105℃の高温雰囲気中で定格電圧印加して高
温負荷試験を行った結果を示す。
尚試料コンデンサの構造は、周知の構造であり、化成し
たエツチドアルミニウム箔と陰極箔をセパレータ紙には
さんで巻回したコンデンサ素子に含浸し、この素子をア
ルミニウムブースに収納し、ゴム貼積板を用いて封口し
たものである1゜第 2 表 第3表は前記電解液(F)〜U)を夫々定格6v122
00μFの素子に含浸してなるアルミニウム電解コンデ
ンサを95℃の高温雰囲気中で定格電圧印加して高温負
荷試験を行なった結果を示す。尚試料コンデンサは第2
表のものと同様である。ただ木実施例は封口にゴムバッ
キングを用いた。
たエツチドアルミニウム箔と陰極箔をセパレータ紙には
さんで巻回したコンデンサ素子に含浸し、この素子をア
ルミニウムブースに収納し、ゴム貼積板を用いて封口し
たものである1゜第 2 表 第3表は前記電解液(F)〜U)を夫々定格6v122
00μFの素子に含浸してなるアルミニウム電解コンデ
ンサを95℃の高温雰囲気中で定格電圧印加して高温負
荷試験を行なった結果を示す。尚試料コンデンサは第2
表のものと同様である。ただ木実施例は封口にゴムバッ
キングを用いた。
第3表
96℃定格電圧印加
第2表および第3表から、コンデンサの高温負荷試験に
於いて、従来の電解液ではコンデンサの静電容量の減少
率が大きく且つtanδの増加も大きく、コンデンサ特
性の劣化が著しい。しかも電解液図では1000時間後
、電解液CF)では2000時間後、電解液fG)では
3000時間後に開弁するという異常が見られた。これ
【対して本発明に係る電解液では、容量変化率やtan
Jが極めて小さく、コンデンサ特性の劣化を少なくして
、優れた耐久性を与える。また、従来、高温負荷特性に
優れているとされている電解液に比べても、コンデンサ
特性が大幅に改善されていることが判る。
於いて、従来の電解液ではコンデンサの静電容量の減少
率が大きく且つtanδの増加も大きく、コンデンサ特
性の劣化が著しい。しかも電解液図では1000時間後
、電解液CF)では2000時間後、電解液fG)では
3000時間後に開弁するという異常が見られた。これ
【対して本発明に係る電解液では、容量変化率やtan
Jが極めて小さく、コンデンサ特性の劣化を少なくして
、優れた耐久性を与える。また、従来、高温負荷特性に
優れているとされている電解液に比べても、コンデンサ
特性が大幅に改善されていることが判る。
次に本発明の他の実施例として第4表に示すように、3
種類の電解液!TJ)CM)(N)と比較のための従来
の電解液(K)を用意し、高温負荷時のコンデンサ特性
を測定しな。
種類の電解液!TJ)CM)(N)と比較のための従来
の電解液(K)を用意し、高温負荷時のコンデンサ特性
を測定しな。
第 4 表
第5表は、上記各電解液(K)〜閥を、第3表における
と同様にして、定格16V、100μFの素子に含浸し
てなるアルミニウム電解コンデンサを夫々試作した後、
95℃の高温雰囲気中で定格電圧を印加して高温負荷試
験を行なった結果を示す。
と同様にして、定格16V、100μFの素子に含浸し
てなるアルミニウム電解コンデンサを夫々試作した後、
95℃の高温雰囲気中で定格電圧を印加して高温負荷試
験を行なった結果を示す。
第 5 表
第5表から明らかな如く、従来の電解液ではコンデンサ
特性の劣化が著しいのに対し、本発明に係る電解液では
、サッカロースの添加量が溶媒100mJに対して0.
59以上で高温負荷特性の向上が認められ、寿命延長の
効果があることが判る。
特性の劣化が著しいのに対し、本発明に係る電解液では
、サッカロースの添加量が溶媒100mJに対して0.
59以上で高温負荷特性の向上が認められ、寿命延長の
効果があることが判る。
そして、添加量を飽和濃度に近い溶v&100 m 1
に対して15g添加した場合も同様の効果が認められる
。
に対して15g添加した場合も同様の効果が認められる
。
以上のことから、サッカロース、グルコース。
デンプンの総添加量は、溶媒100m/に対して0.5
g以上で飽和濃度までが好ましい。
g以上で飽和濃度までが好ましい。
(ト)発明の詳細
な説明したように、本発明に係る電解液は、長期の高温
負荷に対してもコンデンサ特性の劣化をほとんどなくシ
、電解コンデンサの長寿命化を図ることができる。
負荷に対してもコンデンサ特性の劣化をほとんどなくシ
、電解コンデンサの長寿命化を図ることができる。
Claims (2)
- (1)溶媒と溶質とからなる電解液に、少なくともサッ
カロース、グルコース、デンプンのうち一種以上添加し
、溶解したことを特徴とする電解コンデンサの駆動用電
解液。 - (2)前記サッカロース、グルコース、デンプンの総添
加量が溶媒100mlに対して0.5g以上であること
を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の電解コンデ
ンサの駆動用電解液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3182385A JPS61191012A (ja) | 1985-02-20 | 1985-02-20 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3182385A JPS61191012A (ja) | 1985-02-20 | 1985-02-20 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61191012A true JPS61191012A (ja) | 1986-08-25 |
Family
ID=12341803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3182385A Pending JPS61191012A (ja) | 1985-02-20 | 1985-02-20 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61191012A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04284614A (ja) * | 1991-03-13 | 1992-10-09 | Hitachi Aic Inc | 電解コンデンサ用電解液 |
US6949099B2 (en) | 2002-04-12 | 2005-09-27 | Olympus Corporation | Incising device for use with an endoscope |
US8048073B2 (en) | 2007-05-07 | 2011-11-01 | Olympus Medical Systems Corp. | Endoscopic instrument with stepwise adjustment of projection length |
US8187271B2 (en) | 2007-04-27 | 2012-05-29 | Naohisa Yahagi | Endoscopic instrument |
US9301800B2 (en) | 2008-08-13 | 2016-04-05 | Olympus Corporation | Endoscopic treatment tool |
-
1985
- 1985-02-20 JP JP3182385A patent/JPS61191012A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04284614A (ja) * | 1991-03-13 | 1992-10-09 | Hitachi Aic Inc | 電解コンデンサ用電解液 |
US6949099B2 (en) | 2002-04-12 | 2005-09-27 | Olympus Corporation | Incising device for use with an endoscope |
DE20321839U1 (de) | 2002-04-12 | 2010-12-30 | Olympus Corporation | Inzisionsvorrichtung zur Verwendung mit einem Endoskop |
DE10362355B3 (de) | 2002-04-12 | 2018-09-27 | Olympus Corporation | Inzisionsvorrichtung zur Verwendung mit einem Endoskop |
US8187271B2 (en) | 2007-04-27 | 2012-05-29 | Naohisa Yahagi | Endoscopic instrument |
US8048073B2 (en) | 2007-05-07 | 2011-11-01 | Olympus Medical Systems Corp. | Endoscopic instrument with stepwise adjustment of projection length |
US9301800B2 (en) | 2008-08-13 | 2016-04-05 | Olympus Corporation | Endoscopic treatment tool |
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