JPS61191011A - 電解コンデンサの駆動用電解液 - Google Patents
電解コンデンサの駆動用電解液Info
- Publication number
- JPS61191011A JPS61191011A JP3182285A JP3182285A JPS61191011A JP S61191011 A JPS61191011 A JP S61191011A JP 3182285 A JP3182285 A JP 3182285A JP 3182285 A JP3182285 A JP 3182285A JP S61191011 A JPS61191011 A JP S61191011A
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- JP
- Japan
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- electrolytic
- corrosion
- capacitor
- acid
- solvent
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
本発明は電解コンデンサの駆動用電解液(以下、電解液
という。)に関する。
という。)に関する。
(ロ)従来の技術
従来、電解コンデンサの電解液としては、エチレングリ
コールを主溶媒とし、アジピン酸、ギ酸、安息香酸など
の有機酸のアンモニウム塩、あるいはアミン塩を溶質と
するものが知られている。
コールを主溶媒とし、アジピン酸、ギ酸、安息香酸など
の有機酸のアンモニウム塩、あるいはアミン塩を溶質と
するものが知られている。
そして、特公昭54−399058公報に見られる如く
特に高温負荷特性を改善するため、電解液にマンニット
を添加する方法も提案されている。
特に高温負荷特性を改善するため、電解液にマンニット
を添加する方法も提案されている。
しかしながら、従来の電解液では、その効果は十分では
なく、より長寿命、高信頼性の電解液が望まれている。
なく、より長寿命、高信頼性の電解液が望まれている。
また、近年プリント基板実装の高密度化、高信頼性化に
伴ない1.1、l−トリクロルエタン又はフロンなどの
塩素系溶剤で基板洗浄が行なわれている。そして、かか
る溶剤は高い浸透性のため、溶剤がゴムバッキング中を
透過、拡散してコンデンサ内部まで浸入する可能性があ
る。この浸入した溶剤は分解して塩化物イオンとなり、
コンデンサの高温負荷時に腐食を発生させ、特性の劣化
をもたらす。この腐食による劣化を防止するため、特公
昭58−6298号公報に見られる如く、腐食防止剤と
して酸化ホウ素を電解液に添加する方法も提案されてい
るが、ある程度防止効果はあるものの高温負荷試験にお
ける特性の悪化が大きかった。また、特公昭58−15
388公報のように銀化合物を添加する方法も提案され
ているが、溶媒に対する溶解度が小さく)腐食防止の十
分な効果は得られていなかった。
伴ない1.1、l−トリクロルエタン又はフロンなどの
塩素系溶剤で基板洗浄が行なわれている。そして、かか
る溶剤は高い浸透性のため、溶剤がゴムバッキング中を
透過、拡散してコンデンサ内部まで浸入する可能性があ
る。この浸入した溶剤は分解して塩化物イオンとなり、
コンデンサの高温負荷時に腐食を発生させ、特性の劣化
をもたらす。この腐食による劣化を防止するため、特公
昭58−6298号公報に見られる如く、腐食防止剤と
して酸化ホウ素を電解液に添加する方法も提案されてい
るが、ある程度防止効果はあるものの高温負荷試験にお
ける特性の悪化が大きかった。また、特公昭58−15
388公報のように銀化合物を添加する方法も提案され
ているが、溶媒に対する溶解度が小さく)腐食防止の十
分な効果は得られていなかった。
(ハ)発明が解決しようとする問題点
従来の電解液では、高温負荷中に腐食が発生し、高温負
荷でのコンデンサ特性の劣化が大きいなどの問題があっ
た。
荷でのコンデンサ特性の劣化が大きいなどの問題があっ
た。
に)問題点を解決するための手段
本発明は、溶媒と溶質とからなる電解液ににトリロ三酢
酸またはその塩を添加したことを特徴とする。
酸またはその塩を添加したことを特徴とする。
(−作 用
零発明け、腐食の原因となる塩化物イオンをニトリロ三
酢酸が他の錯化合物とすることによシ腐食の贋応系外に
取り出すことKよシ、腐食を十分に防止する。すなわち
、窒素原子に配位したカルボキン/L’基が塩化物イオ
ンを腐食の反応系から取り外ずすことにより腐食防止の
効果が現われるものと考えられる。。
酢酸が他の錯化合物とすることによシ腐食の贋応系外に
取り出すことKよシ、腐食を十分に防止する。すなわち
、窒素原子に配位したカルボキン/L’基が塩化物イオ
ンを腐食の反応系から取り外ずすことにより腐食防止の
効果が現われるものと考えられる。。
(へ)実施例
本発明に於いて、溶媒としては、エチレングリの混合溶
媒、また、メチルセロソルブやN−エチルホルムアミド
、ジエチレングリコール、ジメチルホpアミド等の混合
物などが用いられる。
媒、また、メチルセロソルブやN−エチルホルムアミド
、ジエチレングリコール、ジメチルホpアミド等の混合
物などが用いられる。
本発明に於いて、溶質としては、アジピン酸、ギ酸、安
息香酸などの有機酸のアンモニウム塩、あるいけホウ酸
、セパクン酸、マレイン酸、アゼライン酸等の各アンモ
ニウム塩やアミン塩が用いられる。
息香酸などの有機酸のアンモニウム塩、あるいけホウ酸
、セパクン酸、マレイン酸、アゼライン酸等の各アンモ
ニウム塩やアミン塩が用いられる。
本発明は上述した溶質および溶媒からなる電解液にニト
ロロ三酢酸またはその塩を添加するものである。このニ
トリロ三酢酸またはその塩の添加量は溶媒100m/に
対して、好ましくは0.5g以上である。
ロロ三酢酸またはその塩を添加するものである。このニ
トリロ三酢酸またはその塩の添加量は溶媒100m/に
対して、好ましくは0.5g以上である。
以下、本発明を具体的な実施例に於て更に詳述する。第
1表に本発明の典型的実施例としての7種類の電解液(
B)(C)と(E)〜(I)・と1比較のための従来の
電解液(A)(D)を示す。
1表に本発明の典型的実施例としての7種類の電解液(
B)(C)と(E)〜(I)・と1比較のための従来の
電解液(A)(D)を示す。
尚、腐食を加速するために、各電解液に#′ilOOP
PMの塩化ナトリウムが添加されている。
PMの塩化ナトリウムが添加されている。
第2表は上記各電解液(5)〜(I)を用いた電解コン
デンサの高温負荷試験を行なった結果を示すJ電解液囚
〜(C)については夫々定格250V、470μFの素
子に含浸し、(D)〜(I)については夫々定格16V
、2200μFの素子に含浸した。そして、試料コンデ
ンサの構造は、周知の構造であり、化成したエツチドア
ルミニウム箔と陰極箔をセパレータ紙に#iさんで巻回
したコンデンサ素子に電解液を含浸し、この素子をアル
ミニウムブースに収納し、封口したものである。尚、ケ
ースの封口け、本実施例の(イ)〜(F)はゴム貼積層
板により行ない、(G)〜(1)はゴムバッキングによ
り行なった。
デンサの高温負荷試験を行なった結果を示すJ電解液囚
〜(C)については夫々定格250V、470μFの素
子に含浸し、(D)〜(I)については夫々定格16V
、2200μFの素子に含浸した。そして、試料コンデ
ンサの構造は、周知の構造であり、化成したエツチドア
ルミニウム箔と陰極箔をセパレータ紙に#iさんで巻回
したコンデンサ素子に電解液を含浸し、この素子をアル
ミニウムブースに収納し、封口したものである。尚、ケ
ースの封口け、本実施例の(イ)〜(F)はゴム貼積層
板により行ない、(G)〜(1)はゴムバッキングによ
り行なった。
(以下余白)
第 2 表 95℃定格電圧印加第2表から判
るように、95℃の定格電圧印加におけるコンデンサの
高温負荷試験に於いて、従来の電解M(D+では、50
0時間後に腐食、断線といった異常が見られる。
るように、95℃の定格電圧印加におけるコンデンサの
高温負荷試験に於いて、従来の電解M(D+では、50
0時間後に腐食、断線といった異常が見られる。
尚、腐食では、コンデンサ素子より封口部に至るアルミ
ニウムリード部分の腐食をいい、断線とは腐食が進み前
記リード部分が断線状態に至ったものをいう。
ニウムリード部分の腐食をいい、断線とは腐食が進み前
記リード部分が断線状態に至ったものをいう。
一方、本発明に係る電解液(於いては、溶[100m
lに対してニトリロ三酢酸を0.5f以上添加した(B
)(C)(F) 、乃至(I)の電解液では、1000
時間経過後も腐食などの異常は全く見られず、ニトリロ
三酢酸の腐食防止効果が認められる。ただ溶媒100m
Jに対して、ニトリロ玉酢酸を0.29添加した電解液
(E)に於いては、1000時間経過後に若干の腐食が
見られたが、従来の電解液CD)に比しては十分に改善
されていた。
lに対してニトリロ三酢酸を0.5f以上添加した(B
)(C)(F) 、乃至(I)の電解液では、1000
時間経過後も腐食などの異常は全く見られず、ニトリロ
三酢酸の腐食防止効果が認められる。ただ溶媒100m
Jに対して、ニトリロ玉酢酸を0.29添加した電解液
(E)に於いては、1000時間経過後に若干の腐食が
見られたが、従来の電解液CD)に比しては十分に改善
されていた。
また、従来の電解液(A]は1000時間経過後におい
ても、腐食は発生しなかったが、第3表に示すように、
コンデンサ特性の劣化が見られる。これに対し、本発明
の電解液は、上述の如く腐食防止効果は有するが、コン
デンサ特性には何ら侵影響を及ぼさない。このことを前
述の電解液(A)(B)(G)卸を代表例として、95
℃の高温負荷試験を行なって確認した。vJ3表にその
結果を示す。
ても、腐食は発生しなかったが、第3表に示すように、
コンデンサ特性の劣化が見られる。これに対し、本発明
の電解液は、上述の如く腐食防止効果は有するが、コン
デンサ特性には何ら侵影響を及ぼさない。このことを前
述の電解液(A)(B)(G)卸を代表例として、95
℃の高温負荷試験を行なって確認した。vJ3表にその
結果を示す。
尚、試料コンデンサは、第2表におけるのと同様の定格
及び形態である。
及び形態である。
第 3 表
95℃定格電圧印加
第3表から95℃1000時間の定格電圧印加における
コンデンサの高温負荷試験に於いて、従来の電解液(A
)ではコンデンサの静電容素が約φになり且つtanδ
の増加が大きいのに対し、本発明に係る電解液ではto
oo時間経過後でも、容量変化率やtanδを極めて小
さくて、コンデンサ特性の劣化はほとんど見られない。
コンデンサの高温負荷試験に於いて、従来の電解液(A
)ではコンデンサの静電容素が約φになり且つtanδ
の増加が大きいのに対し、本発明に係る電解液ではto
oo時間経過後でも、容量変化率やtanδを極めて小
さくて、コンデンサ特性の劣化はほとんど見られない。
以上のように本発明に於いて、ニトリロ三酢酸またはそ
の塩の添加量は溶媒100m/に対して0.29以上で
、腐食防止の実用的効果が認められ、o、sy以上でよ
り好ましい効果があることが判る。
の塩の添加量は溶媒100m/に対して0.29以上で
、腐食防止の実用的効果が認められ、o、sy以上でよ
り好ましい効果があることが判る。
また、ニトリロ三酢酸の添加量を飽和濃度に近い溶v&
100 m l:に対して10ノ添加した場合も結果は
良好であり、飽和濃度まで実用性がある。
100 m l:に対して10ノ添加した場合も結果は
良好であり、飽和濃度まで実用性がある。
(ト)発明の詳細
な説明したように、本発明に係る電解液は、長期の高温
負荷に対してもコンデンサ特性の劣化はほとんどなく、
電解コンデンサの長寿命化を図ることができ、電解コン
デンサの性能が水路的に改善される。
負荷に対してもコンデンサ特性の劣化はほとんどなく、
電解コンデンサの長寿命化を図ることができ、電解コン
デンサの性能が水路的に改善される。
Claims (2)
- (1)溶媒と溶質とからなる電解液に、ニトリロ三酢酸
またはその塩を添加したことを特徴とする電解コンデン
サの駆動用電解液。 - (2)前記ニトリロ三酢酸またはその塩の添加量が溶媒
100mlに対して0.5g以上であることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項に記載の電解コンデンサの駆動
用電解液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3182285A JPS61191011A (ja) | 1985-02-20 | 1985-02-20 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3182285A JPS61191011A (ja) | 1985-02-20 | 1985-02-20 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61191011A true JPS61191011A (ja) | 1986-08-25 |
Family
ID=12341774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3182285A Pending JPS61191011A (ja) | 1985-02-20 | 1985-02-20 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61191011A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS622514A (ja) * | 1985-06-27 | 1987-01-08 | 信英通信工業株式会社 | 電解コンデンサ |
-
1985
- 1985-02-20 JP JP3182285A patent/JPS61191011A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS622514A (ja) * | 1985-06-27 | 1987-01-08 | 信英通信工業株式会社 | 電解コンデンサ |
JPH0334845B2 (ja) * | 1985-06-27 | 1991-05-24 | Rubikon Kk |
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