JPS61162640A

JPS61162640A - 円形地下埋設水槽

Info

Publication number: JPS61162640A
Application number: JP60003818A
Authority: JP
Inventors: 細野　昭彦; 幸治野口; 山中　直喜; 垣谷　敦美
Original assignee: Asahi Concrete Works Co Ltd
Current assignee: Asahi Concrete Works Co Ltd
Priority date: 1985-01-10
Filing date: 1985-01-10
Publication date: 1986-07-23
Also published as: JPH0316459B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】ＬＨ業上の利用分野］本発明は、下水処理場の沈殿池や貯水槽等としプ好冨Ｌ
−紬田一考ス円畿憧下埋設太槽に関するものである。

〔従来の技術１　　　゛従来、この種の円形地下埋設水槽は、いわゆる現場打ち
コンクリートにより構築されるのが一般的である。その
ため、現場での型枠工事や株、筋工。

事が不可欠となり、作業の煩雑化を招いている。

したがって、工期の短縮やコストタウンを図るのが難し
く、また、品質管理にも一定の限界があるという点が問
題となっている。

そのため、近時、型枠工事等に比較的手間がかかる周壁
を、コンクリート二次製品により構成することが検討さ
れて、いる、すなわち、この円形水槽は、工場等で−ｒ
め製造した複数の擁壁ブロックを円周方向に配列させて
周壁を形成するとともに、この周壁の基底部に底版を打
設してなる。

［発明が解決しようとする問題点１ところで、このような水槽の周壁には、外方から土庄が
作用するとともに、内方から水圧が作用する。そのため
、貯水量の大小によって、荊記各擁壁ブロックに作用す
る力が異なったものになる、しかして、各擁壁ブロック
同志を完全に剛結合しようとすると接合部にノ「常に大
きな強度が要求される。したがって、単にブロックを横
方向に並べただけの周壁では、水漏れや土庄によるブロ
ックの位置づれが生じ易く、それを防止しようとすると
各接合部の大がかりな補強工事が必要となって、コンク
リート二次製品により周壁を構成する趣旨が損なわれて
しまう。

本発明は、このような問題点を簡単な構成により確実に
解消することを目的としている。

Ｅ問題点を解決するための手段］本発明は、かかる目的を達成するために、水槽を、第１
の擁壁ブロックと第２の擁壁ブロックとを円周方向に交
互に配列させて形成した真円形状の周壁を基盤上に立設
し、この周壁の周囲に土を埋戻してなる円形地下埋設形
のものにし、さらに、前記第１の擁壁ブロックを前記基
礎に一体的に連結するとともに、これら６第１の擁壁ブ
ロックの両側端に存゛在する接合端面に、隣接する第２
の！Ｉｉ壁ブロックの外方への移動を阻止する係止面前
記第２のｍ壁ブロックの接合端面間における前記係止面
部に対応する部位にシール材を介設してなるものにした
ことを特徴とする。

［作用］このような構成の地下埋設水槽であれば、貯水、峻が少
なく１周壁に主として土圧による外力が作用する場合に
は１周壁が真円形状であることから、各擁壁ブロックに
は円周方向の圧縮力が作用することになり１周壁の真円
形状が強固に保持される。一方、水槽の内部の水圧によ
り各擁壁ブロックに内方から外方に向うカが作用した場
合には、基礎に一体的に連結された第１の擁壁ブロック
よりも、基礎に一体化されていない第２の擁壁ブロック
の方が外方への偏位量が多くなる傾向を示すため、該第
２の擁壁ブロックがｔＩＳｆの擁壁ブロックの係止面部
に押付けられることになり、その部分に介設したシール
材が効果的に圧密される。そのため、各擁壁ブロック間
の接合端面部分でのシール性が良好なものになる。

［実施例］以下、本発明を下水処理場の最初沈殿池あるいは最緯沈
殿池として使用される円形水槽に適用した場合の一実施
例につき、第１図〜第８図を参照して説期する。

ｗ４１図は、本発明に係る円形地下埋設水槽を示す一部
切欠した概略的な（接合端面の形状を簡略化して描いで
ある）平面図であり、第２図は、第１図における■−■
線断面図である。これらの図面に示されるように、この
水槽は、第１のｍＷブロックｌと、第２の擁壁ブロック
２とを交互に複数個円周方向に配列させて形成した円筒
体状の周ｌ！３と、この周壁３の基底部３ａに連続させ
て設けた底版４とを具備してなる。各擁壁ブロックｌ、
２は、＠３図〜第５図に示すように、わん曲板状のコン
クリートブロックであり、その基底部３ａには、底版４
の厚みに対応するフランジ５゜６を有している。なお、
各擁壁ブロック１．２の内周面１ａ、２ａおよび外周面
１ｂ、２ｂの曲率中心は、該水槽の中心線ｎ上にある。

したがって、これらの擁壁ブロックｌ、２を必要個数接
合させることによって真円の周壁２が形成されるように
なっている。、Ｉｌｌのｍ壁ブロックｌの両側端に存在
する接合端面７は、係＋５面部８．９と、斜面部１０と
を具備してなる。係１１面部Ｂ、９は、その法線が略水
槽の中心ｎ方向を向く平行な平面であり、これら両係１
面部８，９間に前記斜面部ｌＯが形成されている。斜面
部ｌＯは、その法線が斜め内方を向く斜面である。一方
、第２の擁壁ブロック２の両側端に存在する接合端面１
１は。

前記係１ト面部８，９に当接する外向面部１２゜１３と
、前記斜面部９に当接する斜面部１４とを具備してなる
。そして、第１の＃１壁ブロックｌの接合端面７と、第
２の擁壁プロ９り２の接合端面１１間における前記４１
ｈ　＋）面部８，９に対応する部位にシール材１７を介
設している。具体的には。

一方の係１ト面部８および一方の外向面部１２にＩＩ　
＠　７１ｆｆ−／りｌ、２の上端から下端に亘るシール
１ｉ１１５．１６を形成し、このシール溝１５．１６に
水膨φゴム性のシール材１７を装着してぃる、シール溝
１５．１６は、大幅溝１５ａ、１６ａの底部中央に小幅
ｆｉ１５ｂ、１６ｂを形成してなる段付凹部であり、断
面矩形のシール材１７を前記小幅溝１５ｂ、１６ｂに嵌
合させている。

また、６第２の擁壁ブロック２には、筐形金属製の４（
１Ｍの連結用ボックス１８を外周面２ｂにそれぞれ開口
させて埋設するとともに、各ｓｉ壁ブロックｌ、２の内
部に、前記各連結用ボックス１８に連通ずるわん曲した
挿通孔１９を設けている。そして、これら各挿通孔１９
内には、ＰＣ鋼棒２０を挿通させている。各ＰＣ鋼棒２
０は、両端に螺子部２０ａ、２０ｂを有した鋼鉄製の棒
材であり、一方の螺子ｆｉｌ、　２０　ａを特定の擁壁
ブロック２の連結用ホックス１８内に突出させるととも
に、他方の螺子部２０ｂを他の擁壁ブロック２の連結用
ポー２クス１８内に位置させている。そして、巡結用ボ
ックスｌａ内において、前記各螺子部２０ａ、２０ｂに
アンカープレー）２１を介してナツト２２を螺合させ、
このナツト２２を締付けて前記ＰＣ鋼棒２０に張力を付
与することによいる。なお、前記挿通孔１９および前記
連結用ボックス１８内には、ＰＣ鋼棒２０による緊締を
完ｒした後にモルタル（図ボせず）を充填しておく、こ
のようにＰＣ鋼棒２０によって各Ｓ壁ブロックｌ、２同
志を連結しておくのは１周壁３の周囲に土を埋め炭す際
に発生する偏土圧によって該擁壁ブロックｌ、２に位置
づれが生じるのを防止するためであるｉ一方、底版４は、前記擁壁ブロックｌ、２のフランジ５
．６の先端間にコンクリートを打設することにより作ら
れたもので、その中央部には、攪拌装置（図示せず）等
を装置するための凹部４ａを有している。

なお、２３は、基礎栗石２４と、基礎コンクリート２５
と、敷きモルタル２６とからなる基礎であり、前記周ｌ
！３は、この基礎２３上に立設されている。そして、６
第１の擁壁ブロックｌは、それぞれアンカー棒、２７を
介してこの＆礎２３に一体的に連結されている。また、
２８は差し筋である。

このような構成のものであれば、複数のＩＩｑニブロッ
クｌ、２を現場で組み合せることによって。

その周壁３を作ることかできるので、周壁構築用の大が
かりな型枠工事や鉄筋工事が不要となり、現場作業の煩
雑化を大幅に緩和することができる。また、前記擁壁ブ
ロックｌ、２は、工場等で大量生産的手法により製造す
ることができるので、品質管理を十分に行なうことが可
能であり、寸法精度が高くコストダウンを図るのが容易
な円形水槽を提供し得るものである。しかも、各擁壁ブ
ロックｌ、２を円周方向に配列させて真円形状“の周壁
３を構成しているので、貯水量が少なく、周壁３に主と
して土庄による外力が作用する場合には、各擁壁ブロッ
クｌ、２には円周方向の圧縮力が作用することになり、
該周壁３の真円形状が保持される。一方、水槽の内部の
水圧により各擁壁ブロック１．２に内方から外方に向う
力が作用した場合には、基礎２３に一体的に連結された
第１の擁壁ブロックｌよりも、基礎２３に一体化されて
いない第２の擁壁ブロック２の方が外方への偏位量が多
くなる傾向を示すため、該第２の擁壁ブロック２が第１
の擁壁ブロックｌの係止面部８．９に押付けられること
になり、その部分に介設したシール材１７が効果的に圧
′ｆ：される。そのため、各擁壁ブロック１．２間の接
合端面７．１１部分でのシール性が良好なものになる。

なお、組み合わせるＪｌをブロックのｇＩ黴は、図示例
のものに限られないのは勿論であり、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で種々変形が可能である。

また、擁壁ブロックの形状も、前記実施例のものに＠ら
れす１例えば、基底部に全くフランジを有さないものや
、内周側に突出するフランジと、　。

外周側に突出するフランジとをそれぞれ一体に有してな
るもの等であってもよい。

また、適用の対象は、下水処理場の最初あるいは最終沈
殿池に限られないのは勿論であり、例えば、防火水槽等
の貯水槽であってもよい、しかして、貯水槽として用い
る場合には、そのＪ：、端に蓋を設ける。

［発明の効果］以上詳述したように、本発明にかかる円形地下埋設水槽
は、その周壁を複数の擁壁ブロックにより構成している
ので、現場作業の煩雑化を解消することができ、工期の
短縮ならひにコストタウンを図ることができる。しかも
、土庄や水圧を有効に利用して、周壁の保形性や各擁壁
ブロック間のシール性を高め得るようにしているので、
各擁壁ブロック同志の接合部の補強も最小限のものでよ
く、経済的で止水性能の高い地ｆ埋設水槽を提供できる
ものである。

【図面の簡単な説明】

図面は１本発明の一実施例を示し、第１図は一部切欠し
た概略的な平面図、第２図は第１図にお″ける■−■線
断面図、第３図は、第１の擁壁ブロックを示す接合端部
外観図、第４図は第２の擁壁ブロックを示す接合端部外
観図、第５図は周壁を拡大して示す部分拡大平面図、第
６図は擁壁ブロック同志の接合部を拡大して示す部分平
断面部分平断面図、第８図は、連結用ボックス内を拡大
して示す断面図である。ｎ＋１拳・中心線ｌ・・・第１の擁壁ブロック１ａ・Φ・内周面　　１ｂ＠−−外周面２・・・第２の
擁壁ブロック２＆　ＩＩ　＋１　ｅ内周面　　２ｂ＠＠−外周面３自
尋・周壁　　　　３ａ・・・基匹部４・・・底版　　　
　４　Ｂ　ｍ　ｍ　＊凹部５．６１・フランジ７・・−接合端面　　８．９・・・接合端面ｌＯ・曇φ
斜面部　　１１・・曇接合端血１２．１３・・・外向面
部１４・・・斜面部１５．１６・嗜・シール溝１５ａ、１６ａ＊ｓｓ大幅溝１５ｂ、１６ｂ＠Φ・小幅溝１７・・−シール材１８−・−ｉ！ｌ結用水用ボックス・・・挿通孔２Ｏ−−−ＰＣ鋼材（ＰＣ鋼棒）２０ａ、２０ｂ−−−螺子部２１・・・アンカープレート２２・−・ナツト　　２３・拳・基礎２４拳・・基礎栗石２５・・・基礎コンクリ−１２６φ・・敷きモルタル２７１＃・・アンカー棒２８・・・差し筋

Claims

【特許請求の範囲】

第１の擁壁ブロックと第２の擁壁ブロックとを円周方向
に交互に配列させて形成した真円形状のの周壁を基盤上
に立設し、この周壁の周囲に土を埋戻してなる円形地下
埋設水槽であって、前記第１の擁壁ブロックを前記基礎
に一体的に連結するとともに、これら各第１の擁壁ブロ
ックの両側端に存在する接合端面に、隣接する第２の擁
壁ブロックの外方への移動を阻止する係止面部を設け、
前記第１の擁壁ブロックの接合端面と、前記第２の擁壁
ブロックの接合端面間における前記係止面部に対応する
部位にシール材を介設してなることを特徴とする円形地
下埋設水槽。