JPS61161387A

JPS61161387A - 耐火キヤスタブル保持用アンカ

Info

Publication number: JPS61161387A
Application number: JP210585A
Authority: JP
Inventors: 今竹　忠己
Original assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date: 1985-01-11
Filing date: 1985-01-11
Publication date: 1986-07-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は高温ガス炉や高温ガスを輸送するダクト等の金
属構造物の内面に耐火キャスタブルを強固に安定保持す
るための棒状アンカに関する、（従来の技術）この種の金属構造物に高温ガスが直接接触すると構造物
自体が高温となり、焼損や酸化損傷するおそれがあるた
めに、金属構造物の内面に耐火断熱材で被覆することが
通例である。これらの被覆法の１つに耐火キャスタブル
を金ＪＩ＃１造物の内面にｍ、ｂ上げる方法がある。こ
の方法では耐火キャスタブルが丁度セメントと同様に流
動性を有するために金属構造物内面から剥離脱落するお
それがあった。これを防止するために金属構造物に棒状
アンカを取付けるとともにアンカの端部を耐火キャスタ
ブルの中に埋込む方法がとられてきた。このアンカは耐
火キャスタブル内を高温ガスが通るときに、耐火キャス
タブル自身が加熱により亀裂が入ったり、金属構造物と
の接着部が離脱するときにも耐火キャスタブルを金属構
造物に強固に保持するために役立つ。第５図は従来の棒
状アンカの使用例であシ、１は耐火キャスタブル、２は
金属構造物、３Ｆｉアシカボルトでねじで固定される。

（発明が解決しようとする問題点）金属構造物と耐火キャスタブルを強固に接着しているア
ンカも高温ガスにより焼損或いは高温酸化を起して損傷
・破損して本来の目的である、耐火キャスタブルと金属
構造物との接着の目的を失い、耐火キャスタブルが剥離
・脱落することがある、このような不具合を無くすために、アンカを低温に保ち
、本来の金属構造物と耐火キャスタブルとの接着を安定
に維持する方法が求められている。

（問題点を解決するための手段）本発明は耐火キャスタブルを金属構造物内面に保持する
ための棒状アンカにおいて、アンカを中空管で構成して
その中に冷却媒体液を封入する。棒状体の中間を金属構
造体に固定し、アシ力の一方を従来法同様に耐火キャス
タブル中に埋設し受熱部を構成する。アンカの他方を構
造物の外に突出させて冷却部を構成する。

（作用）アンカの中空管内の冷却媒体液は耐火キャスタブル内で
受熱して蒸発し金属構造物の外の冷却部（移動して大気
によシ冷却されて凝縮し受熱部に移動する。その結果、
受熱部は冷却媒体液の蒸発潜熱により高温に加熱される
ことはない。

（実施例）第１図は本発明の一実施例を示す図である。

第２図は第１図の棒状アンカを拡大して詳細に示したも
のである。棒状アンカは中空管で構成され、耐火キャス
タブル１内に埋設された受熱部５と、金属構造物２の外
方に突出た冷却部４とからなり、中空管内には冷却媒体
液６を収容して上端部の栓により封じられている。また
、棒状アシ力は固定具７によシ金属構造物に固定されて
いる。

冷却媒体液としては水等の通常の冷媒を使用することが
できるが一般には安価な水でよい。

棒状アンカは冷却効果がよいので、材質は普通鋼などの
低質材でよい。

棒状アンカの形状は、冷却部については冷却効果を高め
るためにフィンやピンを付けることができる。受熱部に
ついては、耐火キャスタブルをより強固に安定に保持す
るために種々の形状の突起物を付したり、アンカ自身を
変形することができる。

また、アンカの中空管内圧力は受熱と冷却能力によって
決まる。そのため冷却部の冷却面積の大きさを調整する
ことによって管内圧力を調節することができる。常温で
の冷却媒体液の封入圧力によっても調節が可能である。

耐火キャスタブルの剥離脱落は天井壁が一番多く、次い
で垂直壁であるが、垂直壁にこの棒状アンカを付設する
ときには冷却部が上方になるように設置する必要があシ
、必要に応じてアンカ全上方に曲げてもよい。

（発明の効果）本発明は中空管という簡単な構造のアンカを用いて耐火
キャスタブルを金属構造体に強固に安定に保持を可能に
するという効果がある。

また、冷却媒体液の蒸発・凝縮サイクルをアンカの中空
管内で行う次めに系外から冷却媒体を供給する必要がな
い。

そして、このアンカは冷却効果がよいので普通鋼など安
価な低質材の使用が可能となった。

一方、冷却効果については、封入する冷却媒体液の選択
と封入圧力の調節、さらには、冷却部の冷却面積の調整
によシ適宜選択することができる。冷却方式が簡単かつ
安価であシ天井壁は勿論、垂直壁にも適用可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図であ夛、第２図
は第１図の棒状アンカを拡大して詳細に示す断面図であ
る。第５図は従来のボルト状アンカを示す断面図である
。復代理人　内　１）　　明復代理人　萩　原　亮　− 第１図第３図第２因

Claims

【特許請求の範囲】

（１）耐火キャスタブルを金属構造物内面に保持するた
めの棒状アンカにおいて、アンカを冷却媒体液を封入し
た中空管で構成し、耐火キャスタブルに埋設される部分
と、金属構造物の外に突出してアンカを冷却する部分と
、その中間で金属構造物にアンカを固定する手段とを有
することを特徴とする棒状アンカ。