JPS61161350A - 分離形空気調和機の室内機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は分離形空気調和機の室内機に関するものである
。

従来の技術 従来この種の分離形空気調和機の室内機は第３図に示す
ような構成であった。第３図において１は室内機の本体
であり、２は熱交換器、３は冷房運転時に熱交換器２に
付着する結露水を受けるための露受皿、４は空調しよう
とする室内の空気を吸い込むための空気吸込口、６は吸
い込んだ空気が熱交換器２を通って再び室内へ吹き出す
だめの空気吹出口である。６は羽根車、７はリアガイダ
ー、８はスタビライザーであシ、羽根車６．リアガイダ
ー７．スタビライザー８でクロスフローファンを形成し
ている。９は暖房運転時に暖房能力を増強させるための
電気ヒーターである。室内の空気は図中の矢印の如く空
気吸込口４から吸込まれ、熱交換器２、電気ヒーター９
を通って空気吹出口６よシ吹出す。このような構成で暖
房運転を行なうと、外気状況によっては屋外に位置する
屋外熱交換器（図示せず）へ着氷する場合があシ、その
際には霜取り運転のため、四方弁（図示せず）等によシ
冷凍サイクルを暖房運転状態から冷房運転状態へと切シ
換え、高温ガスを屋外熱交換器に通し霜取りを行ない、
さらに室内機側は羽根車６を停止して冷房運転状態では
あるが、冷風は吹出さないようにし、また電気ヒーター
９への通電も霜取り運転中は休止するようにしていた。

発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、室内の空気温度に関係なく
屋外の外気状況によって、暖房運転を霜取り運転の間体
止する必要性があシ、たとえば、休止時間約１０分でか
つ、１時間に１回の割合で霜取り運転を行なうといった
状況が生じ、この間は圧縮機は動きつづけているためエ
ネルギー効率という観点からみても、また室内が光分に
暖まっていない場合や気密性が不充分な場合等の室温低
下の度合全想定しても、その霜取り運、転時間が長いと
いう問題点があった。

本発明はこのような問題点を解決するもので、暖房運転
中での霜取り時間を短縮することを目的とするものであ
る。

問題点を解決するための手段 この問題点を解決するだめに本発明は、スタビライザー
の一部を可変ダンパーとし、霜取り運転時には空気吹出
口を木ダンパーの移動ｆより全閉状態とし、さらには、
霜取り運転中も電気ヒーターを通電状態とすることによ
り、羽根車を回した冷房運転を霜取り運転としておこな
うものである。

作　　用 この構成により、室内の空気は空気吸込口より本体内部
へ入９、熱交換器、電気ヒーターおよびクロスフローフ
ァン部を経由した後空気吹出口に至るが、可変ダンパー
により吹出口が全閉状態となっているために本体外部に
は排出されず、本来スタビライザーの一部となっていた
可変ダンパーの移動による、スタビライザーの開口部を
経由して熱交換器の風上側へ戻り一部の吸込空気ととも
に、再び熱交換器を通って同じ流れを繰シかえす〇すな
わちショートサーキットを起こすこととなり、熱交換器
による冷却、電気ヒーターによる加熱が交互になされる
こととなる。

実施例 第１図は本発明の一実施例による分離形空気調和機の室
内機の断面図である。第１図において、１は室内機の本
体でちゃ、２は後述の空気吸込口４に対向して本体下部
に位置し、冷房時は蒸発器として、暖房時は凝縮器とし
て作用する冷媒用の熱交換器、３は冷房運転時に熱交換
器２に付着する結露水を受けるだめの露付皿、４は空調
しようとする室内の空気を吸い込むだめの空気吸込口、
５は吸い込んだ空気を熱交換器２等を通した後に、冷気
または暖気を吹き出すための空気吹出口である。６は羽
根車、７はリアガイダー、８はスタビライザーであり、
この王者にてクロスフローファンを形成している。９は
通常はスタビライザーの一部であシ、霜取り運転時には
空気吸込口５を全閉状態にすることも可能な可変ダンパ
ーである。

１０は暖房運転時に暖房能力を増強させるための本構成
において霜取り運転を実施した場合の構成を第２図に示
す。可変ダンパー９を移動尊せ、空気吹出口６を全閉状
態とすることにより、空気は実線矢印のごとく木来第１
図において、スタビライザー８の一部であった可変ダン
パー９の移動によるスタビライザー８の開口部を経由し
て、熱交換器２の風上側へ戻り、一部の吸込空気（破線
矢印にて図示）と混合され、再び熱交換器２を通過して
いく。すなわちショートサーキットをおこすこととなり
、従来例のように羽根車６′ｆ、回さない冷房運転状態
での自然放熱による霜取り運転に比較して、熱交換器２
における熱交換すなわち冷房能力は、通風があることに
よシ増加し、結果として屋外熱交換器（図示せず）での
排熱すなわち霜取シも加速されることとなる。しかしな
がら、通常本体の内部容積は決して大きくないために、
本方式のみではすぐに内部空気温度が下がってしまい、
冷房能力も低下ししたがって屋外熱交換器の霜取りも、
従来例に対し数段加速されたとはいいきれない。そこで
この状態で、熱交換器２の近傍（本図では風下）に位置
する暖房補助用の電気ヒーター１０に通電すると、熱交
換器２により冷却化された空気を加熱することとなり、
その結果本体内部空気温度の低下を遅延、または、電気
ヒーターの容量によって、は抑止することが可能となり
、冷房能力が確保される。それに伴ない、冷房運転によ
る屋外熱交換器での排熱、すなわち霜取りも従来羽根車
６を回さない自然放熱による冷房運転状態でおこなって
いた屋外熱交換器での霜取りに比し、時間的に大幅に加
速し、短時間で終了させることが可能となり、外気状況
が厳しい場合であっても暖房運転の休止が短時間ですみ
、その間の室温低下を抑えることができ、より快適な暖
房運転時の室温制御が実現される。さらには、霜取り運
転中の圧縮機等による消費電力は暖房という観点からみ
れば、全くの無駄であり通常電気ヒーターの消費電力の
ほうが圧縮機の消費電力よりも小さいことを考え合わせ
ても、本発明のごとく霜取り時間が短縮されれば、暖房
時のエネルギーの有効利用すなわちエネルギー効率も向
上される。このほか従来例では自然放熱のために冷気が
空気吸込口側へ逆流し、室内に潴れるといった賭点があ
ったが、本発明によればこの点も解決される。また室内
において相対湿度が高い場合等では、霜取り運転のため
熱交換器２に結露水が付着することがある。この点は霜
取り運転終了後に圧縮機のみを停止し、送風運転（但し
、電気ヒーターは通電）を行ない結錐水を露受皿３へ滴
下させ熱交換器２より除いたのちに、暖房運転に戻し可
変ダンパー９を移動させ、第１図の状態に戻し空気吹出
口６を開くように製品を制御することにより解決するこ
とができる。

なお、本実施例では電気ヒータ１ｏを熱交換器２の風下
側に配賀したが、風上側に配電してもよく、その作用効
果にほとんど差異を生じない。

発明の効果 以上の実施例の説明よりあきらかなように本発明は、吸
込口と、熱交換器と、電気ヒータと、送風機と、吹出口
とから構成され、前記送風機と前記吹出口とを連通ずる
空気流路の一部が開口し、前記吹出口を閉じると共に、
前記開口と前記熱交換器との間に空気流路を形成するた
め、送風機と熱交換器と電気ヒーターの間にいわゆるシ
ョートサーキットが発生し、電気ヒーターにより暖めら
れた空気が本体外部へ出ることなくすべて熱交換器を通
過することとなり、暖房運転時゛の屋外熱交換器の霜取
りのだめの冷房運転時、上記のように室内機の内部にお
いて熱交換器とヒーターをショートサーキットすること
により除霜運転時間を短縮することができ、その効果は
大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による分離形空気調和機の室
？３機の通常運転時の断面図、第２図は同霜取り運転時
の断面図、第３図は従来の分離形空気調和機の室内機の
断面図である。 ２・・・・・・熱交換器、４・・・・・・空気吸込口、
６・・・・・・空気吹出口、ｅ・・・・・・羽根車、８
・・・・・・スタビライザー、９・・・・・・可変ダン
パー、１ｏ・・・・・・電気ヒーター。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 吸込口と、熱交換器と、電気ヒーターと、送風機と、吹
   出口とから構成され、前記送風機と前記吹出口とを連通
   する空気流路の一部が開口し、前記吹出口を閉じると共
   に、前記開口と前記熱交換器との間に空気流路を形成す
   る分離形空気調和機の室内機。