JPS61160877A - デイスク制御システム - Google Patents

デイスク制御システム

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JPS61160877A
JPS61160877A JP53285A JP53285A JPS61160877A JP S61160877 A JPS61160877 A JP S61160877A JP 53285 A JP53285 A JP 53285A JP 53285 A JP53285 A JP 53285A JP S61160877 A JPS61160877 A JP S61160877A
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JP
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magnetic disk
control
devices
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JP53285A
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English (en)
Inventor
Isao Fujioka
藤岡 勲
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 C産業上の利用分野〕 本発明は、複数台のディスク装置を制御するディスク制
御システムに係り、特に複数台のディスク装置への同一
情報の同時書込みを可能としたディスク制御システムに
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、外部記憶装置としての磁気ディスク装置を複数台
制御するようにしたディスク制御システムが知られてい
る。
第4図は従来の磁気ディスク制御システムの構成図を示
す。図において、lは上位制御装置としての磁気ディス
ク制御装置からの制御インターフェイスバス、2は上記
制御インターフニスパス1上の磁気ディスク制御信号を
受信するインターフェイスレシーバ回路、3は磁気ディ
スク制御装置からの装置選択指令により磁気ディスク装
置を論理的に上記制御インターフェイスバスlに接続す
る装置選択制御回路、4は磁気ディスク制御装置から制
御指令として発行される各種タグのデコードとタグに従
った各制御回路の起動と制御を行うタグ実行制御回路、
5は磁気ディスク制御装置からの各種タグの実行の結果
としての応答情報を磁気ディスク制御装置へ返送するタ
グ応答制御回路、6は上記タグ応答制御回路5が発生し
た応答信号により上記制御インターフェイスバス1を駆
動するインターフェイスドライバ回路、7は磁気ディス
ク制御装置によって選択された後、上記装置選択制御回
路3により駆動されて上記タグ実行制御回路4と上記タ
グ応答制御回路5と上記インターフェイスドライバ回路
6をを効とし磁気ディスク装置を論理的に上記制御イン
タフェイスバス1に接続する選択信号線、8は円板記憶
媒体のうち特定の一面に予め記憶されていてリード・ラ
イトヘッドの位置決めと円板記憶媒体の回転位置検出と
データ書込みタイミングの基本信号となるサーボ信号を
再生するサーボ信号再生回路、9は磁気ディスク制御装
置からのシーク指令と上記サーボ信号再生回路8からの
サーボ信号によりリード・ライトヘッドの移動と目的ト
ラックへの追従を制御するヘッド位置決め制御回路、1
0は上記ヘッド位置決め制御回路9からの制御信号に従
ってヘッドアクチュエータの駆動電流を発憤するアクチ
ュエータ駆動回路、11はす=ド  イトヘッドを移動
するアクチュエータとしてのボイスコイルモータ、12
は円板記憶媒体上へのデータリード・ライトを制御する
リード・ライト制御回路、13はデータを記憶する円板
記憶体、14は上記円板記憶媒体13を駆動するスピン
ドルモータとしてのサーボモータで、該サーボモータ1
4により上記記憶媒体13の回転駆動手段が構成される
。また、15は上記サーボモータ14の駆動電流を発生
するスピンドルモータ駆動回路、16は上サーボモータ
14からの回転速度信号と内部で水晶振動子により発生
した目標回転速度信号とを比較して上記サーボモータ1
4の回転速度を目標回転速度に一致させるよう上記スピ
ンドルモータ駆動回路15を制御するスピンドルモータ
回転数制御回路、17は上記サーボモータ14からの回
転速度信号を上記スピンドルモータ回転数制御回路16
ヘフイードバツクするスピンドルモータ回転速度信号線
、18はサーボ信号再生回路で再生したトランクパルス
と位置決め誤差信号とサーボクロックとインデックスパ
ルスとセクタパルスを含むサーボ信号線である。
次に従来の磁気ディスク制御システムの動作について説
明する。
上位制御装置としての磁気ディスク制御装置からの制御
指令は、制御インターフェイスバス1を通じて発行され
る。
磁気ディスク制御装置は磁気ディスク装置の一連の制御
に先立って制御インタフェイスバス1に物理的に接続さ
れている複数台の磁気ディスク装置の中の、特定の1台
を制御対象として選択するための選択タグを発行する。
磁気ディスク装置は選択タグをインターフェイスレシー
バ回路2を経由して受信し、装置選択制御回路3により
予め設定された装置アドレスと選択タグに含まれる選択
装置アドレスとを比較して、一致している場合は、選択
信号線7を駆動し、タグ実行制御回路4とタグ応答制御
回路5とインク−フェイスドライバ回路6を有効として
、論理的に制御イタ−フェイスバスlと接続して以後選
択状態が解除されるまで一連の制御タグに応答して動作
する。
而して、磁気ディスク装置の円板記憶媒体13上の特定
レコードへのデータ書込みを行う場合、リード・ライト
ヘッドを目的レコードを含む目的データトラック上へ位
置決めするシーク動作、目的データトラックから目的レ
コードを探し出すサーチ動作、目的レコードのデータフ
ィールドへのデータ書込み動作から成る一連の制御を行
う必要がある。この場合、磁気ディスク制御装置はシー
ク動作の制御を、前記選択タグによる制御対象磁気ディ
スク装置の選択から開始し、目的トラック指令タグによ
りヘッド位置決め制御回路9に目的トラックを設定した
後、シーク起動タグでシーク動作を起動する。
シーク動作が起動されるとヘッド位置決め制御回路9は
予め設定されたシーク速度プロフィールに従って、目的
トラック上までリード・ライトヘラドを高速移動させる
ための位置決め制御信号を設定し、ボイスコイルモータ
11を駆動するアクチュエータ駆動回路10を制御する
リード・ライトヘッドの移動速度と移動距離は、円板記
憶媒体13の特定の一面に記憶れたサーボパターンをサ
ーボ信号再生回路8で再生して検知し、サーボ再生信号
線18によりヘッド位置決め制御回路9に帰還すること
によりサーボループを構成し、目的トラックまでの距離
に応じた速度制御を行い、リード・ライトヘッドの高速
位置決めを実現している。
磁気ディスク装置のアクチュエータは、ボイスコイルモ
ータを使用した電気サーボ方式であるため高速であり、
シーク動作に要する時間は10ミリ秒から数10ミリ秒
である。
しかし、シーク動作は他の電気的制御に比較した場合長
時間を要することから磁気ディスク制御装置は磁気ディ
スク装置に対してシーク起動タグを発行し、シーク動作
を起動した後、装置選択状態を解除し、磁気ディスク装
置を制御インタフェイスハス1から論理的に切り離し、
磁気ディスク装置がシーク動作中は他の磁気ディスク装
置の制御を行う磁気ディスク装置の多重制御を行う。
シーク動作の完了した磁気ディスク装置は磁気ディスク
制御装置が発行するポールタグに装置アテンション信号
で応答し、磁気ディスク制御装置は応答した磁気ディス
ク装置がシーク動作が完了したことを検知し、次のサー
チ動作の制御に入る。
円板記憶媒体13上のデータトラックは、トラックの始
端を示すインデックスマーク位置から順にギャップGl
、ホームアドレスHA、ギャップG2.トラック規定レ
コード・アドレスフィールドROC,ギャップG2.ト
ランク規定レコード・データフィールドRODで構成れ
る制御レコードと、一般レコードの先頭を示すアドレス
マークを含むギャップG3.  レコードフィールドR
nC。
ギャップG2.データフィールドRnDで構成される1
つ以上の一般レコードから構成れている。
各レコードのアドレスフィールドにはそのレコードの属
するトラックアドレスと、そのレコードのレコードナン
バーと、そのレコードのデータフィールドの長さが記憶
さている。
各レコードのデータフィールドは可変長であり、従って
データフィールドを含むレコードは可変長であり、1つ
のデータトラック上に形成される一般レコードの数も可
変である。
インデックマークは、円板記憶媒体13の1面に記憶さ
たサーボパターンから再生され、全データトラックに対
して同一回転位置で発生する。
従って、全データトラックは円板記憶媒体13の同一回
転位置から始まるように形式化されている。
磁気ディスク制御装置によるサーチ動作は、シーク動作
完了応答をした磁気ディスク装置を制御対象として選択
するための選択タグの発行から開始して、続いてシーク
動作によって位置決めされれているデータトランク上の
トラック形式に同期するためのリードG3AMタグを発
行する。
磁気ディスク装置はリードG3AMタグを受けてタグ実
行制御回路4からリード・ライト制御回路12を起動し
、アドレスマークサーチを行い、アドレスマークを検知
すると続くアドレスフィールドを読出して磁気ディスク
装置へ転送する。
磁気ディスク制御装置は、アドレスフィールドに記憶れ
たトラックアドレスと、シーク動作で指令した目的トラ
ックアドレスを比較して、シーク動作の正統性を確認す
る。
もしも、トラックアドレスが一致しない場合は、シーク
動作誤りであり、一連の誤り回復動作に入る。
アドレスフィールドに記憶されたトラックアドレスによ
るシーク動作の正統性確認は、磁気ディスクサブシステ
ムの記憶データの信頼性を保証するうえで重要である。
トラックアドレスが一致していれば、同様にアドレスフ
ィールドに記録されているレコードナンバーと目的レコ
ードナンバーとを比較し、一致していれば目的レコード
であり、続くデータフィールドへのデータ書込み動作を
行い、不一致であれば続くデータフィールドを飛び越す
一連の制御の後、トラック形式に同期した状態で次のレ
コードのアドレスフィールドを読出すための、リドG3
タグを発行し、読出されたアドレスフィールド内のレコ
ードナンバーと目的レコードナンバーを比較する。
レコードナンバーが一致するまでのこのサーチ動作は続
けられ、データトランク上のレコードが終了した場合は
、インデックスマークの発生を待って、再び制御レコー
ドからトラック形式に同期して制御レコードに記録され
たトラック制御情報の読取りを行い、正常トラックであ
れば続く一般レコードのアドレスフィールドを読出し、
サーチ動作を行う。
シーク動作によって位置決めされたデータトラックが不
良トラックであり、代替トラックの割付が行われている
場合は、データトラック上には制御レコードしか形成さ
れておらず、サーチ動作の中で続出されたトラック制御
情報により、代替トラックへのシーク動作を起動し、シ
ーク動作の完了を待って再びサーチ動作を行い、目的レ
コードを見付けた後、データフィールドへの書込み動作
を行う。
次に説明した従来の磁気ディスク装置を複数台(図面で
は3台)を使用して構成される従来の磁気ディスクサブ
システムの構成を第5図に示す。
図において、1は上述の通りに、磁気ディスク制御装置
と磁気ディスク装置間の制御インターフェイスバス19
は磁気ディスクサブシステムの上位制御装置としての電
子計算機の中央演算処理装置(以降CPUと略称する。
)、20はCPU19からの書込み読出し指令により磁
気ディスク装置を制御する磁気ディスク制御装置、21
は第4図に示した従来形式の装置アドレス0番の磁気デ
ィスク装置、22は第4図に示した従来形式の装置アド
レス1番の磁気ディスク装置、23は第4図に示した従
来形式の装置アドレス2番の磁気ディスク装置である。
次ニ多重化ファイル作成時のサブシステム動作について
説明する。
磁気ディスク装置21〜23の3台のそれぞれの同一記
憶位置に同一内容の記憶ファイルを作成する場合、CP
U19で動作するシステム制御プログラムは、各々の磁
気ディスク装置21〜23に対応して同一のチャンネル
コントロルワード(以降CCWと略称する。)チェイン
を3組と、同一の書込みデータを3組用意して、磁気デ
ィスク装置21〜23の3台に対し、別々に磁気ディス
ク制御装置20を通して起動する。
磁気ディスク制御装置20はCPU19からの起動によ
り、CCWチェインを順に実行し、磁気ディスク装置2
1〜23に対して第6図中、Pで示す゛如くシーク動作
を起動した後に、その磁気ディスク装置21〜23を論
理的に切離してアイドル状態に戻る。
CPU19からの次の磁気ディスク装置21〜23に対
する起動は、磁気ディスク制御装置20のアイドル状態
で受付られ、起動された磁気ディスク装置21〜23に
関するCCWチェインを実行してシーク動作を起動した
後に、その磁気ディスク装置21〜23を切離す。
同様に3台目の磁気ディスク装置も起動され、それぞれ
3台の磁気ディスク装置21〜23は第6図中、Qで示
す如く独立にシーク動作を実行し、シーク動作Qの完了
した磁気ディスク装置21〜23は、磁気ディスク制御
装置20がアイドル状態で発行するボールタグに、装置
アテンション信号で応答する。
然るに、この場合、例えばシーク動作Qの完了が、3台
の磁気ディスク装置21〜23とも同時であったとして
も、シーク動作Q完了後のサーチ・ライト動作Rは、第
6図に示す如く3台の磁気ディスク装置21〜23で別
々の時間に行われる。
磁気ディスク装置21〜23には、磁気ディスク・サブ
システムの性能向上機能として回転位置選出機能が装備
されており、目的レコードに達するまでの無駄なサーチ
動作による磁気ディスク制御装置の占有を排除して、他
の磁気ディスク装置に関する制御を実行できる可能性を
高めている。
第6図に示す3台の磁気ディスク装置21〜23のサー
チ・ライト動作Rは、回転位置検出機能が有効に活用さ
れた場合であり、これは3台の磁気ディスク装置21〜
23に別々のファイルを作成する場合と全く同じ時間を
必要とし、一般的な単一ファイル作成に必要な磁気ディ
スク制御装置の占存時間の3倍である。なお、第6図中
、Wは回転待ちを示し、また、XはDKCサービス待ち
を示す。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の磁気ディスク装置と磁気ディスク制御方式は以上
のように構成されていたため、電子計算機システムの信
頼性を高める目的で多重化ファイルを作成する場合、通
常の単一ファイル作成に比較して多重化するだけの、例
えば2重化ファイル作成時は2倍の処理時間を要し、電
子計算機システムの性能を左右する磁気ディスクサブシ
ステムの性能を浪費したり、多重化するためのCCWチ
ェインの多重作成や磁気ディスク装置の多重起動による
CPU制御プログラムのオーバーヘッド増加により、電
子計算機システム全体の処理性能を著しく低下させる問
題点があった。
従って、本発明の目的は複数台のディスク装置に同時に
通常の単一ファイル作成とほぼ同等の所要時間で多重化
ファイルを作成することが可能なディスク制御システム
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、各ディスク装置の回転駆動手段に同期信号を
出力して、各ディスク装置の記憶媒体の回転を同期させ
る同期手段と、各ディスク装置の記憶媒体に同一情報を
同時に書込む制御手段とから構成したものである。
〔作用〕
同期手段からの同期信号により、各ディスク装置の記憶
媒体の回転を同期させ、もって、制御手段により総ての
ディスク装置の記憶媒体に同一情報を同時に書込む。
〔実施例〕
以下に、本発明の実施例を第1図ないし第3図にもとづ
き説明する。なお、従来技術と同一構成要素には同一符
号を付して説明を省略するものとする。
まず、第1図にもとづき本発明に係るディスク制御シス
テムの構成を説明する。
31.32.33はディスク装置としての磁気ディスク
装置、34は上記磁気ディスク装置31゜32.33へ
の同期信号を出力して、これら磁気ディスク装置31,
32.33の記憶媒体の回転を同期させる同期手段で、
該同期手段34は、例えば水晶発振回路とカウンタ回路
により構成されている。
35は上記同期手段34からの同期信号を上記磁気ディ
スク装置31〜33へ供給する回転同期信号線である。
次に上記磁気ディスク装置31.32.33の構成につ
いて第2図にもとづき説明する。なお、従来技術と同一
構成要素には同一符号を付して説明を省略するものとす
る。
36は制御手段の一構成要素としての多重化ファイル制
御機構で、該多重化ファイル制御機構36は本発明で新
に設けられた多重化ファイル書込み制御時に装置選択に
使用する多重化ファイル装置アドレス設定回路36Aと
、該多重化ファイル装置アドレス設定回路36Aにより
選択された場合の主装置と副装置の別を設定する回路3
6Bと、シークアドレス検証回路36Gから構成され、
磁気ディスク制御装置20からの多重化ファイル装置ア
ドレスによる装置選択指令により、磁気ディスク装置3
1〜33を論理的に制御インターフェイスバス1に接続
し、副装置に設定されている場合は円板記憶媒体13か
らの読出情報の送出を抑止し、レコードのアドレスフィ
ールド読出し指令実行時にはシークアドレス検証を行う
ようになっている。37は上記多重化ファイル制御機構
36により駆動され、タグ実行制御回路4とタグ応答制
御回路5を有効とする多重化ファイル装置選択信号線、
38は上記多重化ファイル制御機構36により駆動され
多重化ファイル装置アドレス設定回路36Aによって選
択された時、主装置に設定されている場合にインターフ
ェイスドライバ回路6を有効にして円板記憶媒体13か
らの続出し情報の送出を行うインターフェイスドライバ
制御線、39は本発明で新たに設けた外部から供給され
る同期信号に円板記憶媒体13を同期回転させる機能を
含んだスピンドルモータ制御回路としての同期駆動機構
、40は外部から供給される回転同期信号を上記同期駆
動機構39へ接続する回転同期信号線である。
次に動作について説明する。
多重化ファイルグループは、多重化ファイル制御機構3
6に同一の多重化ファイル装置アドレスを設定した複数
台の磁気ディスク装置により構成される。
1つの多重化ファイルグループには、1台の主装置と1
台以上の副装置が設定され、磁気ディスク制御装置が多
重化ファイル装置アドレスにより選択した多重化ファイ
ルグループに対して行うデータ書込み制御は、あたかも
主装置1台に対する制御の如く実行される。
複数台の磁気ディスク装置に対して、同一制御インター
フェイスから同時にデータ書込みを行おうとすれば、各
磁気ディスク装置31〜33の書込み読出しヘッドが同
一時刻にそれぞれの円板記憶媒体13上の同一記憶位置
に在る必要がある。
磁気ディスク装置31〜33の記憶位置は、円板記憶媒
体13上を半径方向に分割して作成したデータトラック
と、各トラックの円周方向に最大1トラツク長までの任
意のデータ長で作成されるレコードから構成されている
このため、シーク指令によって各磁気ディスク装置31
〜33の書込み読出しヘッドを、同一のデータトラック
上へ位置決めしても、同一の回転速度で回転する円板記
憶媒体13の書込み読出しヘッドに対する回転位相が同
一でなければ、同一時刻にそれぞれの磁気ディスク装置
31〜33に作成した同一レコードの先頭に達すること
はできない。
従って、多重化ファイルの同時書込みを行う場合、円板
記憶媒体13を同一回転位相となるよう制御する必要が
ある。
円板記憶媒体13の回転速度と回転位相を制御する同期
駆動機構39は、従来の磁気ディスク装置に使用されて
いるスピンドルモータ回転数制御回路に、外部から供給
される回転同期信号とサーボ信号再生回路8が円板記憶
媒体13上のサーボパターンから再生した回転位置信号
との位相比較回路が追加されたもので、外部から回転同
期信号が供給されている場合は、円板記憶媒体13の回
転位相を回転同期信号に同期させるように作用し、外部
から回転同期信号が供給されない場合は従来装置のスピ
ンドルモータ回転数制御回路と同一の作用となる。
回転同期信号′s40により供給される回転同期信号は
、磁気ディスク装置31〜33のサーボ信号再生回路8
により再生される回転位置信号と同一の形式で対応し、
円板記憶媒体13の1回転に相当する時間を同期とする
シンクインデックスと、円板記憶媒体13への書込みデ
ータ8バイトに相当する時間を同期とするシンクサーボ
クロックから構成されている。
同期駆動機構39の回転位相比較回路は円板記憶媒体1
3の回転位相を示す媒体位相カウンタと同期信号の回転
位相を示す同期信号位相カウンタと、2つの位相カウン
タを比較するデジタル比較器と、サーボ信号再生回路で
再生されたサーボクロックと外部から供給されるシンク
サーボクロックとの位相を比較するアナログ位相比較器
とから成る。
同期駆動機構39は円板記憶媒体13の同期回転制御を
次のように行う。
磁気ディスク装置31〜33が起動され、円板記憶媒体
13の回転速度が定常回転速度に達すると、媒体位相カ
ウンタと同期信号位相カウンタが比較される。
媒体位相カウンタは、サーボ信号再生回路からのサーボ
クロック毎にカウントアツプして行き、インデックスパ
ルスにより0にリセットされる。
一方、同期信号位相カウンタは、同期信号のシンクサー
ボクロック毎にカウントアツプして行き、シンクインデ
ックスパルスにより0にリセットされる。
この2つの位相カウンタのカウント値を同期信号位相カ
ウンタがシンクインデックスパルスから半回転に相当す
るカウント値に達した時点で比較することにより、円板
記憶媒体13の回転位相ズレ量を検出し、回転位相ズレ
量に従った回転位相補正電圧を発生して、スピンドルモ
ータ駆動回路15を制御する。
スピンドルモータ駆動回路15は同期駆動機構39から
の回転位相補正電圧に従ったスピンドルモータ駆動電流
を発生し、スピンドルモータとしてのサーボモータ14
の回転を制御する。
2つの位相カウンタが一致すれば、さらに精度の高い同
期回転とするための、サーボクロックとシンクサーボク
ロックの位相比較が行われ、同様に位相差に従った回転
位相補正電圧を発生し、スピンドルモータ駆動回路15
を制御する。
1つの多重化ファイルグループを構成する複数台の磁気
ディスク装置に同時にデータ書込みを行う場合に必要な
多重化ファイル装置アドレスと主装置と副装置の設定回
路は、多重化ファイル制御機構36に含まれる。
また、多重化ファイル制御機構36には、シークアドレ
ス検証回路36Gも含まれており、多重化ファイル書込
位置としての目的トランクへ正しくシークしていること
を、目的トラック上の最初のアドレスフィールド読出し
指令としてのり一部G3AMタグ実行時に検証する。シ
ークアドレスの検証は、その磁気ディスク装置31〜3
3が多重化ファイルアドレスにより選択されているとき
のみ実行され、最後に指令されたシーク動作の目的トラ
ックアドレスとり一部G3AMタグにより読出されたア
ドレスフィールドに記憶されたトラックアドレスとの比
較により行われる。
シークアドレスの検証は磁気デスクサブシステムの記憶
データの信頼性を保証するうえで重要であり、磁気ディ
スク制御装置20が直接シークアドレスの検証を行わな
い副装置に設定された磁気ディスク装置31〜33には
不可欠である。
多重化ファイル装置アドレスにより選択された磁気ディ
スク装置31〜33が副装置に設定される場合、多重化
ファイル制御機構36からのインターフェイスドライバ
制御線38が駆動されず、円板記憶媒体13からの読出
し情報の制御インターフ−、イスバスへの送出が、イン
ターフェイスドライバ回路6で抑止され、主装置に設定
された磁気ディスク装置31〜33の動作の妨害を防止
する。
多重化ファイル作成は次のように行われる。
磁気ディスク制御装置20は多重化ファイルグループを
構成するそれぞれの磁気ディスク装置31〜33に対し
、CPU19の制御プログラムからの指令にもとづき、
1台の主装置、1台以上の副装置、同一の多重化ファイ
ル装置アドレスを設定して1つの多重化ファイルグルー
プを構成するとともに、磁気ディスク制御装置20内の
制御テーブルにも、多重化ファイル装置アドレスと通常
装置アドレスの対応を記憶する。
その後のCPU19の制御プログラムからの多重化ファ
イル作成指令により、多重化ファイルグループを構成す
る磁気ディスク装置31〜33を、通常装置アドレスで
1台ずつ選択して、シーク動作を起動して切り離す制御
を、それぞれに実行する。
シーク動作の完了は、ポールタグを発行して多重化ファ
イルグループを構成する全部の磁気ディスク装置からの
装置アテンションが返送される時点として検出する。
シーク動作完了までの磁気ディスク装置の動作は、円板
記憶媒体13が同期回転している点を除き、従来の磁気
ディスク装置の動作と同じである。
多重化ファイルグループの全部の磁気ディスク装置31
〜33がシーク動作を完了すると、磁気ディスク制御装
置20は、多重化ファイル装置アドレスにより多重化フ
ァイルグループ全部の磁気ディスク装置31〜33を同
時に選択する。
制御インターフェイスバス1へは、磁気ディスク制御装
置20が発行した多重化ファイル装置選択タグと多重化
ファイル装置アドレスが乗せられる。
制御インターフェイスバス1に接続された各磁気ディス
ク装置31〜33は、インターフヱイスレシーバ回路2
で受信した多重化ファイル装置選択タグと多重化ファイ
ル装置アドレスにより、多重化ファイル制御機構36に
予め設定された多重化ファイル装置アドレスと比較し、
一致していれば多重化ファイル装置選択信号線37を駆
動し、タグ実行制御回路4とタグ応答制御回路5を有効
とし、論理的に制御インターフェイスバス1と接続し、
以後選択状態が解除されるまで一連の制御タグに応答し
て動作する。
多重化ファイル装置アドレスにより選択れた磁気ディス
ク装置31〜33が主装置に設定されている場合、イン
ターフェイスドライバ制御線38が多重化ファイル制御
機構36により駆動され、円板記憶媒体13から読出し
情報の制御インターフェイスバス1への送出が許容され
る。
多重化ファイル装置アドレスにより選択された磁気ディ
スク装置31〜33が副装置に設定されている場合、多
重化ファイル制御機構36はインターフェイスドライバ
制御線38を駆動せず、円板記憶媒体13からの読出し
情報の制御インターフェイスバス1への送出を抑止する
これにより、制御インターフェイスハス1への円板記憶
媒体13続出し情報の送出は、多重化ファイルグループ
中の主装置1台のみとなり、磁気ディスク制御装置20
は主装置からのアドレスフィールド読出し情報により目
的レコードのサーチを実行することが可能となる。
円板記憶媒体13続出し情報以外の応答信号は、多重化
ファイルグループの磁気ディスク装置31〜33それぞ
れが制御インタフェイスハスを駆動するため、磁気ディ
スク制御装置20は多重化ファイルグループ全体の応答
信号を統合して受取る。
これにより、磁気ディスク制御装置20は多重化ファイ
ルグループ全体の正常動作を把握して制御することが可
能となる。
シーク動作完了後の多重化ファイル装置アドレスによる
磁気ディスク制御装置20と磁気ディスク装置31〜3
3の再接続が完了すれば、続いて多重化ファイル書込を
行う目的レコードをサーチするサーチ動作に入る。
磁気ディスク制御装置20はリードG3AMタグを発行
して、最初に書込み読出しヘッド下に到来するレコード
のアドレスフィールドを読出す。
磁気ディスク装置31〜33の円板記憶媒体13は同期
回転しているため、多重化ファイルグループの磁気ディ
スク装置31〜33は、同時刻に多重化ファイル書込レ
コードのアドレスフィールドを読出し、シークアドレス
の検証を多重化ファイル制御機構36で行うとともに、
主装置はアドレスフィールドの読出し情報を磁気ディス
ク制御装置20へ転送する。
各磁気ディスク装置31〜33内でのシークアドレス検
証と、磁気ディスク制御装置20が行うシークアドレス
検証で、シーク動作誤りが検出さ ゛れず、目的レコー
ドに達していればデータフィールドへの書込が行われ、
多重化ファイルグループの磁気ディスク装置全てに、同
時に多重化ファイルの書込が行われる。
次に、上記のように構成された磁気ディスク装置31.
32.33を用いた多重化ファイル作成時のサブシステ
ムの動作、即ち本発明に係るディスク制御システムの動
作について説明する。
まず、磁気ディスク装231〜33の3台それぞれの同
一記憶位置に同一内容記憶ファイルを作成する、いわゆ
る多重化ファイル作成にあたっては、電子計算機システ
ムの起動時、または必要時に、CPU19で稼働するシ
ステム制御プログラムは、3台の磁気ディスク装置31
〜33に対し、磁気ディスク装置31を主装置とし、残
る2台を副装置とする同一の多重化ファイル装置アドレ
スを設定し、さらに多重化ファイル作成範囲を、トラッ
クアドレスで、磁気ディスク制御装置20に設定する。
磁気ディスク制御装置20は、通常装置アドレスと多重
化ファイル装置アドレスの対応、多重化ファイルグルー
プ内の主装置、多重化ファイル作成範囲を制御テーブル
に記憶し、主装置に設定された磁気ディスク装置31に
対する書込指令のトラックアドレスが多重化ファイル作
成範囲であるとき多重化ファイル書込み制御を行う。
CPU19で稼働するシステム制御プログラムは、通常
処理実行中には多重化ファイル作成を何ら意識せず、単
に多重化ファイルグループの主装置に設定された磁気デ
ィスク装置31に対する書込み処理として指令を発行す
る。
磁気ディスク制御装置20は、多重化ファイル書込み指
令であると判定すると、装置アドレス0番の磁気ディス
ク装置31から順に通常装置アドレスにより選択して、
シーク動作を起動して切り離す制御を行い、多重化ファ
イルグループを構成する3台の磁気ディスク装置31〜
33のシーク動作を起動する。
磁気ディスク制御装置は装置アドレスO番、1番、2番
の磁気ディスク装置31〜33のシーク動作が完了する
のを待って、多重化ファイル装置アドレスにより3台の
磁気ディスク装置31〜33を同時に選択して、サーチ
動作、ライト動作を行い、3台の磁気ディスク装置31
〜33に対して同時に多重化ファイルのデータ書込を行
う。
各磁気ディスク装置31〜33は、サーチ動作中に内部
シークアドレスの検証を行い、信頼性の高い多重化ファ
イルのデータ書込みを保証する。
多重化ファイル書込み時の3台の磁気ディスク装置31
〜33は第3図に示す如(制御される。
なお、上記実施例では多重化ファイル制御機構36への
多重化ファイル装置アドレス、主制御。
副装置の設定は、CPUI 9の制御プログラムから指
令により電気的に行ったが、各磁気ディスク装置31〜
33ごとにスイッチ等による設定であってもよい。
また、上記実施例では回転同期信号を回転手段34から
供給したが、1台の磁気ディスク装置のサーボ再生信号
を、他の磁気ディスク装置へ回転同期信号として供給す
る方法であってもよい。
また、上記実施例では磁気ディスク制御装置20が1台
のみの単糸システム構成であるが、1台の磁気ディスク
装置を複数台の磁気ディスク制御装置20が制御する多
重系システムにおいても上記実施例と同様の効果を奏す
る。
〔効果〕
以上説明したように本発明によれば、記憶媒体を回転駆
動する回転駆動手段を備えた複数台のディスク装置と、
各ディスク装置の回転駆動手段に同期信号を出力して記
憶媒体の回転を同期させる同期手段とを備え、制御手段
により各ディスク装置の記憶媒体に同一情報を同時に書
込むようにしたので、総てのディスク装置に短時間で同
一情報を書込むことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気ディスク制御システムの構成図、
第2図は本発明に係る磁気ディスク装置の構成図、第3
図は多重化ファイル作成動作制御の概略図、第4図は従
来技術による磁気ディスク装置の構成図、第5図は従来
の磁気ディスクサブシステムの構成図、第6図は第5図
の磁気ディスクサブシステムでの多重化ファイル作成動
作制御概略図である。 13・・・記憶媒体、14・・・回転駆動手段(サーボ
モータ)、31〜33・・・ディスク装置(磁気ディス
ク装置)、34・・・同期手段、36・・・多重化ファ
イル制御機構。 代理人   大 岩 増 雄 (ほか2名)第3図 第6図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)記憶媒体を回転駆動する回転駆動手段を備えた複
    数台のディスク装置と、各ディスク装置の回転駆動手段
    に同期信号を出力して各ディスク装置における記憶媒体
    の回転を同期させる同期手段と、上記各ディスク装置の
    記憶媒体に同一情報を同時に書込む制御手段とから構成
    したことを特徴とするディスク制御システム。
  2. (2)制御手段は、多重ファイル書込制御時にディスク
    装置の選択に使用する多重化ファイル装置アドレス設定
    回路、該多重化ファイル装置アドレス設定回路により選
    択された装置における主装置と副装置の別を設定する回
    路及びシークアドレス検証回路を有する多重化ファイル
    制御機構を備えたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のディスク制御システム。
JP53285A 1985-01-07 1985-01-07 デイスク制御システム Pending JPS61160877A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62245567A (ja) * 1986-04-16 1987-10-26 Nec Corp デイスク装置
JPS6442060A (en) * 1987-08-10 1989-02-14 Hitachi Ltd Magnetic disk device system
US5159503A (en) * 1989-06-01 1992-10-27 Hitachi, Ltd. Phase and period synchronization for a slave disk drive

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