JPS61160808A - 磁気ヘツド - Google Patents

磁気ヘツド

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JPS61160808A
JPS61160808A JP19009285A JP19009285A JPS61160808A JP S61160808 A JPS61160808 A JP S61160808A JP 19009285 A JP19009285 A JP 19009285A JP 19009285 A JP19009285 A JP 19009285A JP S61160808 A JPS61160808 A JP S61160808A
Authority
JP
Japan
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magnetic
amorphous
magnetic head
wear resistance
head
Prior art date
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Pending
Application number
JP19009285A
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English (en)
Inventor
Hiroki Fujishima
藤島 広毅
Kazuo Ooya
大矢 一雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■ 発明の背景 技術分野 本発明は、磁気記録再生用ヘッドに係り、接着強度、耐
摩耗性、磁気的特性および高周波特性に慢れた磁気記録
再生用磁気ヘッドに関するものである。
先行技術とその問題点 テープレコーダ、V、T、R5電子計算機などの磁気記
録再生用磁気ヘッドは、磁気的、電気的特性が優れてい
ることはもちろん、耐摩耗性において優れていることか
要求される。
しかしながら、現在種々の材料からなる磁気ヘッドが用
いられているが、それぞれ長所、短所をもっており、上
記要求をバランスよく備えた磁気ヘッドの出現が望まれ
ている。
合金磁性材料、例えばパーマロイを磁気コアとした磁気
ヘッドは、磁気的特性において優れているが、耐摩耗性
が悪く、例えば単結晶フェライトからなる磁気ヘッドと
比較して寿命が短いという欠点を有している。
一方、単結晶フェライトを用いた磁気ヘッドは、耐摩耗
性において優れているが、磁気的特性において劣り、ま
た磁気ヘッド作成に当り打抜きなどの塑性加工ができな
いため精密切削、表面研磨等が必要で工程数が多く、価
格上昇をきたす原因ともなっている。
また、上記いずれの磁気ヘッドにおいても、耐摩耗性を
改善するために、その材料の耐摩耗性に優れた最適結晶
方位を用いて耐久性を持たせなければならないという製
造上の材料の選択性に限定があるという欠点をも有して
いた。
■ 発明の目的 本発明の目的は、非晶質磁性金属で磁気回路を構成した
機械的強度、耐摩耗性、磁気特性および高周波特性にお
いて優れた磁気ヘッドを提供ことにある。
■ 発明の開示 このような目的は、下記の本発明によって達成される。
すなわち本発明は、非晶質磁性金属で磁気回路を構成し
てなる磁気ヘッドにおいて、非晶質磁性金属の薄板をエ
ポキシ系樹脂層にて接着してなることを特徴とする磁気
ヘッドである。
■ 発明の具体的構成 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
非晶質金属(ガラス金属またはアモルフォス合金ともい
う)は、その製造方法の1例を挙げれば、共晶付近の組
成の溶解状態にある金属(合金)を急冷し、結晶化に至
る前に固化し、ガラス状の固体とすることにより得られ
るものであるが、鉄−ニッケルーリン、鉄−リン−カー
ボン等の鉄−リン系(ただしリンの一部または全部をボ
ロンで置換することも可能)、クロム−パラジウム−シ
リカ、マンガン−パラジウム−シリカ等のバラジクムー
シリ力系、ニッケルーパラジウム−リン、ニッケルー白
金−リン等のニッケルーリン系(ただしリンの一部また
は全部をボロンで置換することも可能)、コバルト−リ
ン等の磁性を有する公知の種々の半金属元素を含む非晶
質金属(非晶質磁性金属)を用いると、磁気ヘッドとし
ての磁気特性がほぼ満足された。 すなわち、比抵抗か
向上し、渦電流損失を減少させることができ、その結果
高周波特性を良好にし得ることができたものである。 
この場合、半金属元素としては、上記のように炭素、リ
ン、ケイ素、ホウ素等がある。 本発明の磁気ヘッドは
、耐摩耗性が優れ、抗磁力Hcは0.20e以下、最大
磁束密度Bmは8700ガウス程度の特性を有するため
、その薄板をエポキシ系熱硬化性樹脂によフて積層した
り、他の部材を積層したりして薄板を接着して磁気ヘッ
ド用の磁気コアとする場合、加圧積層による磁気特性の
劣化も少なく、またフロントギャップの突き合せ面の整
合も容易にできて、漏れ磁界が良好に収束し、一方、渦
電流損も少なくし得て周波数特性を向上させることがで
き、10000e以上の記録媒体に使用し得、高密度記
録再生用の磁気ヘッドとして最適である。
また、磁気ヘッドを構成するには、薄板の打抜きを行っ
て所定の形状とし、これを積層し、その後、表面研磨し
てもよく、あるいは、薄板を積層した後、所定の形状に
研削し、表面研磨してもよく、いずれの場合でも、歩留
りよく安価に製造を行うことができる。
■ 発明の具体的効果 すなわち、本発明の磁気ヘッドは、エポキシ系樹脂を用
いる結果、非晶質磁性金属の薄板との接着強度が高く、
積層後の形状研削や表面研磨に際して剥離が生じないか
らである。 なお、エポキシ系熱硬化性樹脂以外の他の
樹脂を用いて積層するときには、接着強度が低く、研削
や研磨によって積層体が剥離してしまう。
■ 発明の具体的実施例 以下、実施例により詳述する。
実施例1 鉄90.3、赤リン8.1、炭素1.6の重itヒ (
80at% Fe、13at% P 、  7at% 
C)で混合し、これを3.5 にg/mm2でプレスす
る。 この組成比は共晶付近のものであって、溶解温度
が低くなっており、急冷効果の著しいものである。 こ
れを真空封入し、30〜b 600℃/24hrで一旦焼結反応を起させる。
更に600〜900℃の温度見開で1〜100時間焼結
を行って焼結体を得る。
このような焼結体を加熱溶解して冷却速度が106〜b 却を行って非晶質磁性金属板を得た。 この金属板の板
厚は約100μIであった。
次に、この非晶質金属板と熱硬化性のエポキシ系樹脂(
膜厚1μm)とを硬化温度140℃、30分〜4時間に
て接着積層した。
次に、これを砥石研磨にて所定の形状に研削し、磁気コ
アを製作した。 その後の製作工程は、通常の磁気ヘッ
ドの製造工程と同じである。
そして、トラック巾0.6mm、磁気ギャップ2μmの
本発明磁気ヘッドを得た。
得られた磁気ヘッドを圧着荷重3.4gr/11111
2 、温度23℃±1℃、湿度65%±5%でテープ走
行19 cm/secにおいて、2500時間の摩耗量
を調べたところ7μIであった。
これはパーマロイ磁気ヘッドの約400μmの摩耗量と
比較すると著しい耐摩耗特性の改善がなされている。 
また焼結フェライトあるいは単結晶フェライトの場合、
10μm程度であるので、焼結フェライトあるいは単結
晶フェライトを用いた磁気ヘッドよりも優れていること
がわかる。
さらに焼結フェライトあるいは単結晶フェライトを用い
た磁気ヘッドの場合、1500時間程度の使用により、
磁気へラドコアに空孔やチッピングが現われ、使用上不
都合をきたしたが、本発明磁気ヘッドは粘弾性があるた
め、ヘッドギャップ近傍のチッピングや変形は認められ
なかった。
また磁気的特性としては、初透磁率24500、最大磁
束密度8640ガウス、保磁力0.020e、キュリ一
温度360℃で従来のものに優る特性を有し、固有抵抗
も約160×1O−6Ω・clで、合金磁性材料を用い
た磁気ヘッドよりも高い値を存するものである。
実施例2 鉄45、ニッケル50、赤リン5の重量比(45aL%
Fe、47aL%Ni、8at%P)で混合し、実施例
1と同様にして非晶質磁性金属を用いた磁気ヘッドを得
た。
硬度は720で、テープ速度19 cm/secで25
00時間テープ走行したときの摩耗量は6μlであった
固有抵抗は175X10−6Ω・cmであり、また初透
磁率は23000、最大磁束密度は7000ガウス、保
磁力は0.020eであった。
実施例3 コバルト88、赤リン12の重量比(79at%C01
21at%P)で混合し、実施例1と同様にして非晶質
磁性金属を用いた磁気ヘッドを得た。
テープ速度19 cm/secで2500時間テープ走
行したときの摩耗量は8μIであった。
磁気特性は最大磁束密度5000〜6000ガウス程度
、保磁力0.04〜0.080eであった。 硬度は6
00〜750であった。
実施例4 実施例1と同じ材料を用い、同様の工程で非晶質金属板
を得る。
次に、これを打抜き加工にて磁気コアの形状に加工し、
熱硬化性のエポキシ系樹脂(膜厚1μm)にて、硬化温
度140℃、30分〜4時間にて接着積層し、表面を研
磨する。
その後の製作工程は、通常の磁気ヘッドの製造工程と同
じである。 そして、トラック巾0.6mm%磁気ギャ
ップ2μmの磁気ヘッドを得た。
なお、特性は実施例1で得られた磁気ヘッドと何ら変わ
るところはなかった。
以上のごとく、本発明の磁気ヘッドは、従来のフェライ
トを用いた磁気ヘッド以上の耐摩耗性を有し、磁気特性
あるいは機械的特性も従来の合金磁性材料を用いた磁気
ヘッド以上のものが得られ、磁気的特性および耐摩耗特
性をバランス良く備えるものである。
また、以上の各実施例では、エポキシ系熱硬化性樹脂を
用いる結果、研削、研磨により、積層体の剥離はまった
く生じなかフた。
これに対し、エポキシ系熱硬化性樹脂を、フェノール系
、ボッエステル系、メラミン系等の他の熱硬化性樹脂や
、ゴム系や熱可塑性樹脂などにかえたときには、接着強
度が低く、研削、研磨後に剥離を生じてしまりだ。
下記表1に、各実施例にて接着剤をかえたときの、サン
プル100個あたりの剥離個数を示す。 用いた接着剤
は下記のとおりである。
なお、表1にはパーマロイの値も併記される。 ただし
、ゴム系のみは、粘度が高く、薄くすると分子間結合力
が弱くなりはがれやすいので、出力やS/N比低下を犠
牲にして接着剤の厚さを5μmとした。
エポキシ系  :エピキロルヒドリンービスフェノール
A型 フェノール系 :フエノリックビニル系(ビニル樹脂は
ポリビニルブチラール使用)ポリエステル系:ボッエス
テル樹脂 ゴム系    :ニトリルゴム変性フェノール樹脂 表1に示される結果から、非晶質磁性金属を用いる場合
には、各種接着剤の中で、エポキシ系のみが、きわめて
高い接着ないし機械的強度を示すことがわかる。
次に、各実施例の薄板を長さ15m1、巾5mlに切断
し、長手方向中央部を直角に折り曲げ加工してL型薄板
とし、T型剥離試験を行った。
すなわち、第1図に示すように、L型の薄板1.1′を
2牧用い、折り曲げ部L1,11’を外方にし、両者が
T字型を形成するように対向させ、両者の間に1μmの
接着剤2の層を形成した。 ただし、ゴム系では接着剤
層は5μlとした。
このT型サンプルに対し、折り曲げ部を互いに反対方向
に引フ張フて、接着剤層に対し直角の方向の力を加えて
剥離試験を行った。  100個のサンプルについての
平均値を表2に示す。 なお、表2には、120μII
JJのパーマロイの値も併記する。
表1および表2に示される結果から、非晶質磁性金属と
エポキシ系接着剤との組合せか、エポキシ系の従来の使
われ方をも上まわって、格段と高い機械的強度および接
着性を示すことがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の効果を確認するための剥離試験を説
明するための正面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 非晶質磁性金属で磁気回路を構成してなる磁気ヘッドに
    おいて、非晶質磁性金属の薄板をエポキシ系樹脂層にて
    接着してなることを特徴とする磁気ヘッド。
JP19009285A 1985-08-29 1985-08-29 磁気ヘツド Pending JPS61160808A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61160809A (ja) * 1985-08-30 1986-07-21 Tdk Corp 磁気ヘツドの製造方法
CN115180806A (zh) * 2022-08-03 2022-10-14 南京高新经纬电气有限公司 一种玻璃态材料制造工艺

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5194211A (ja) * 1975-02-15 1976-08-18

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