JPS61160291A - 感熱記録シ−ト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は感熱記録シートに関するものである。

（ロ）従来の技術 従来、記録画像の保存性を改良する方法として、特開昭
５９−２８８４号に通常無色ないし、淡色の染料前駆体
と加熱時反応して、該染料前駆体を発色せしめる顕色剤
として、４−ヒドロキシ安息香酸ベンジルを含有する感
熱記録シートに於いて１，１．３−）す（３−ターシャ
リ−ブチル−４−ヒドロキシ−６−メチルフェニル）ブ
タンを併用することが記載されている。

（ハ）発明の目的 従来技術では、ある程度、画像の安定性は得られるもの
の、記録画像部を整髪料とか油のついた手で長く触れる
ことによって生じる画像劣化の防止（耐脂性）及び、記
録シートの製造時あるいは、記録シートの保存中に不必
要な発色、いわゆる地肌カプリを生じる。

本発明は従来の欠点を解決することを目的としたもので
あり、特に画像の安定性に優れ、地肌カブリの少ない感
熱記録シートに関するものである。

に）発明の構成 本発明は通常無色ないし、淡色の染料前駆体と加熱時反
応して、該染料前駆体を発色せしめる顕色剤４−ヒドロ
キシ安息香酸ベンジル全含有する感熱記録シートにおい
て、１．１．３−　トリ（３−ターシャリ−ブチル−４
−ヒドロキシ−６−メチルフェニル）ブタンと炭素数５
のオレフィンジオレフィン重合体を併用するものである
。

本発明に用いられる主な成分全具体的に説明するが、本
発明の要旨を越えない限シ、本発明を限定するものでは
ない。

′（１）　　染料前駆体 一般に感熱紙に使用される染料前躯体が使用でき例えば
クリスタルバイオレットラクトン、３−ジエチルアミノ
−７−メチルフルオラン、３−ジエチルアミノ−６−ク
ロロ−７−メチルフルオラン、３−ジエチルアミン−６
−メチル−７−クロロフルオラン、３−ジエチルアミン
−７−アニリノフルオラン、３−ジエチルアミノ−７−
（２−クロロアニリノ）フルオラン、３−エチルアミノ
−６−メチル−７−アニリノフルオラン、３−ジブチル
アミノ−７−（３−クロロアニリノ）フルオラン、３−
（Ｎ−エチル−Ｐ−トルイジノ）−６−メチル−７−ア
ニリノフルオラン、３−（Ｎ−メチルシクロヘキシルア
ミノ）−３−メチル−７−アニリノフルオラン、３−ピ
ペリジノ−３−メチル−７−アニリノフルオランなど。

（２）結合剤 例えば、でん粉類、ヒドロキシエチルセルロース、メチ
ルセルロース、ポリビニルアルコール、スチレン−無水
マレイン酸共重合体、スチレン−ブタジェン共重合体、
ポリアクリルアミドなど。

（３）顔料 例えば、ケイソウ土、タルク、カオリン、焼成カオリン
、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸
化亜鉛、酸化ケイ累、水酸化アルミニウム、尿素−ホル
マリン樹脂など。

この他にワックス類としてステアリン酸アミド、ポリエ
チレン、カルナウバワックス、パラフィンワックス、カ
スターワックス、酸化パラフィン、酸化ポリエチレン、
ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の分散液
、エマルジョンを添加してもよい。

また他の各種の助剤を添加することもできる。

例えは、ジオクチルスルフオコハク酸ナトリウムなどの
分散剤、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系など
の紫外線吸収剤とか消泡剤、螢光染料、着色染料などが
挙けられるが、これに限定されるものではない。

本発明による感熱記録シートに用いる支持体としては紙
が主として用いられるが、各種不織布、プラスチックフ
ィルム、合成紙、金属箔等あるいはこれらを組合せた複
合シートを任意に用いることができる。

（ホ）実施例１ （１）Ａ液（染料前駆体の分散液） ３−ジエチルアミノ−６−メチル−７−アニリノフルオ
ラン１５０部をスチレン−無水マレイン酸共重合体ナト
リウム塩の２５％水溶液３０部を水２−１４部に分散し
、ボールミルで４８時間粉砕分散した。

（２）Ｂ液（顕色剤及び安定化剤の分散液）４−ヒドロ
キシ安息香酸ベンジル１４０部、１．１．３−トリ（３
−ターシャリ−ブチル−４−ヒドロキシ−６−メチルフ
ェニル）ブタン４０部、炭素数５のオレフィンジオレフ
ィン重合体４０部を１０％ＰＶＡ水溶液１１０部、水３
３０部に分散し、ボールミルで４８時間粉砕分散した。

（３）感熱記録層の形成 Ａ液１７０部、Ｂ液５００部、炭酸カルシウム１５０部
、１０チＰＶＡ水溶液９００部、水１００部を混合攪拌
して得られた感熱塗液を坪量５０　ｆ／曾の原紙に乾燥
後の塗布量が４゜０　ｆ／ｒｔ？になるように塗布乾燥
し、スーパーカレンダーで処理して感熱記録シートラ得
た。

実施例２ （１）塗料前駆体の分散液は実施例１のＡ液と同様にし
て調成した。

（２）Ｃ液（ｇ色剤及び安定化剤の分散液）４−ヒドロ
キシ安息香酸ベンジル１４０部、１．１．３−トリ（３
−ターシャリ−ブチル−４−ヒドロキシ−６−メチルフ
ェニル）ブタン４０部、炭素数５のオレフィンジオレフ
ィン重合体８０部’ｅ　１０　％　Ｐ　ＶＡ水溶ｉ１３
０　部、水３９０部に分散し、ボールミルで４８時間粉
砕分散した。

（３）　　感熱記録層の形成 Ａ　ｉ　１７０　部、Ｂｉ５００部、炭酸力／ｌｚシウ
ム１５０部、１０％ＰＶＡ水溶′ｅ、９００部、水９５
部を混合攪拌して得られた感熱塗液全坪量５０２βの原
紙に乾燥後の塗布景が４．０シ苛になるように塗布乾燥
し、スーパーカレンダーで処理して感熱記録シーｉ得た
。

実施例３ （１）　　染料前駆体の分散液は実施例１のＡ液と同様
にして調成した。

（２）Ｄ液（顕色剤及び安定化剤の分散１）４−ヒドロ
キシ安息香酸ベンジル１４０部、１．１．３−１す（３
−ターシャリ−ブチル−４−ヒドロキシ−６−メチルフ
ェニル）ブタン２０部、炭素数５のオレフィンジオレフ
ィン重合体８０　ＷＪｒｋ　１０　’Ｉｒ　Ｐ　Ｖ　Ａ
水溶液１２０ｉ、水３６０部に分散し、ボールミルで４
８時間粉砕分散した。

（３）感熱日己録層の形成 Ａ１１７０部、Ｂ液５００部、炭酸カルシウム１５０部
、］０％ＰＶＡ水ｆａｉｔ９００ｍ、水１００部全混合
攪拌して得られた感熱塗液を坪量５０秒♀の原紙に乾燥
後の倣１量が４゜Ｏｆ／ｎ？になるように塗布乾燥し、
スーパーカレンダーで処理して感熱記録シー）（ｒ得た
。

比較例１ １３液調成において、炭素数５のオレフィンジオレフィ
ン重合体を使用しない以外は、実施例１と同様にして感
熱ｉ己録シートを得た。

比較例２ Ｂｉ調成において、１，１．３−　ｈす（３−ターシャ
リ−ブチル−４−ヒドロキシ−６−メチルフェニル）ブ
タン全使用しない以外は実施例１と同様にして感熱記録
シー１得た。

比較例３ ＢｉｂＳ成において炭素数５のオレフィン及び１．１．
３−トリ（３−ターシャリ−ブチル−４−ヒドロキシ−
６−メチルフェニル）ブタンを使用しない以外は実施例
１と同様にして感熱記録シートを得た。

実施例１〜３、比較例１〜４の感熱記録シートを感熱フ
ァクシミリ（富士通ＦＦ−１０）’ｅ用いて記録し下記
に示す保存試験を行なった。

結果を表１に示した。

ａ、耐熱試験；６０℃に２４時間保存したときの画像の
残存程度及び地肌の劣化程度ヲ鋸祭した。

ｂ、耐湿熱試験；４０℃、湿度９０％の状態で２４時間
保存したときの画像残存程度及び地肌の劣化程度を観察
した。

Ｃ０耐脂性試験；ひまし油を充填したフェルトベンにて
画像部を筆記し、画像部上にひまし油の薄層をひいて６
０℃に２４時間保存し、画像の劣化程度を観察した。

その結果、画像がまったく消えてしまうものにはＸ印、
画像が少し残っているものにはΔ印、−８＝ 画像が残っているものには○印を表１に示した。

また地肌の劣化程度も劣化程度が少ないものから順に◎
印、Δ印、×印全表１に示した。

表　１ （へ）発明の効果 以上の様に本発明は地肌カブリが少なく記録画像の保存
安定性を向上させる効果がある。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 通常無色ないし、淡色の染料前駆体と加熱時反応して、
   該染料前駆体を発色せしめる顕色剤４−ヒドロキシ安息
   香酸ベンジルを含有する感熱記録シートに於いて、１，
   １，３−トリ（３−タ−シャリ−ブチル−４−ヒドロキ
   シ−６−メチルフェニル）ブタンと炭素数５のオレフィ
   ンジオレフィン重合体を併用することを特徴とする感熱
   記録シート。