JPS6115801A - 薬剤滲み出し型防虫テ−プの製造方法 - Google Patents

薬剤滲み出し型防虫テ−プの製造方法

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JPS6115801A
JPS6115801A JP13776384A JP13776384A JPS6115801A JP S6115801 A JPS6115801 A JP S6115801A JP 13776384 A JP13776384 A JP 13776384A JP 13776384 A JP13776384 A JP 13776384A JP S6115801 A JPS6115801 A JP S6115801A
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JP
Japan
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solvent
tape
insect repellent
base material
resin
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Pending
Application number
JP13776384A
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English (en)
Inventor
Takeru Yamanaka
山中 長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMANAMI GOSEI KAGAKU KK
Original Assignee
YAMANAMI GOSEI KAGAKU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、長期間に亘って所期の防虫効果(殺虫効果も
含む)を継続的にかつ十分に発揮し得るように、ベース
材の表面全体に亘って常に所定量の薬剤が移行して滲み
出してくる(ブリードしてくる)ように構成された防虫
テープの製造方法に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の防虫テープとしては、例えば特開昭50
−76233号公報から知られるものがある。
即ち、上記公報により示される防虫テープは、その特許
請求の範囲ならびに発明の詳細な説明の記載から明らか
なように、第1外層と、少なくとも1層の必要と、第2
外層とから成る少なくとも3重層構造のものであって、
前記必要は、ポリエチレン、ポリプロピレンおよびポリ
塩化ビニルからなる群から選択された重合体と、該重合
体の可塑剤と、クロルビリフォス、ダイアジノン、クロ
ルダン、カルバリル、アラチオン、ビオレスメスリンお
よびフェンクロルフォスからなる群から選択された殺虫
用薬剤とを混合して成るプラスチゾル組成物で構成され
、また、前記第1外層は、その外面側に向かって前記必
要から殺虫用薬剤を含む活性成分が移行して浸み出す(
ブリードする)のを許容する性質を有するポリエチレン
、ポリプロピレンおよびポリ塩化ビニルからなる群から
選択された重合体で構成され、また、他の第2外層は、
前記必要からの活性成分を移行させない(ブロッキング
)作用を有するブロッキング可塑剤含有重合体、または
ポリアミドおよびポリエステル、またはナイロンおよび
マイラーなどの移行性に抵抗する重合体から構成されて
いる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来構造の防虫テープにおいては、
次のような欠点があった。
即ち、少なくとも3重層以上の多層構造を有するもので
あるために、厚味が大きくなって使い勝手が悪くなると
共に、基本的にその製造工程が多くなってコストアップ
を招き易い。その」二、第1外層の片内面側に必要を設
けるに際して、上記成分からなる必要のプラスチゾルを
造膜させるためには、そのプラスチゾルを150°C以
上に加熱しなければならないのであるが、そのように高
温に加熱すると、その加熱によってプラスチゾル中の殺
虫用薬剤成分の多くが製造工程で揮散してしまうことと
なるため、出来」−り状態の必要に所定量の薬剤を含有
させるようにするには、加熱前のプラスチゾル中に必要
以上に多量の薬剤を含有させておかねばならす、従って
、殺虫用薬剤の無駄が極めて大きく、この点からも大幅
なコストアップを招いていた。
その上、揮散する薬剤が衛生環境の悪化を招く欠点もあ
った。
本発明は、に記従来実情に鑑みてなされたものくて済み
、面して衛生環境の悪化を伴わない有用なる薬剤滲み出
し型防虫テープの製造方法を提供せんとすることにある
(問題点を解決するだめの手段) −1−配回的を達成するために、本発明による薬剤滲み
出し型防虫テープの製造方法は、難揮発性の忌避防虫剤
を移行性の高い難揮発性の溶媒に溶融させ、その溶液と
膨潤可能で低温で造膜する樹脂とをペースト状に混練し
、その混練物を前記溶媒の移行を許容するベース材の片
面側にコーティングした後、その混練物を低温乾燥させ
る、という手段を採用した点に特徴を有する。
(作用) 上記特徴ある手段を採用したことにより次のような特異
な作用が発揮される。即ち、 (1)゛従来のようにブロッキング層を含む3層以上の
多層構造のものでは無く、コーティングした薬剤含有層
を低温で乾燥させるという極く簡単な工程を付加するの
みで、全体をベースと薬剤含有層の2層のみから成る簡
素な構成から成る防虫テープを製造するようにしたので
、厚味が小さくて使い勝手の良い防虫テープが得られる
と共に、その製造工程も少なくて済むためコストダウン
を図ることができる。
(イ)また、上記のように薬剤含有層の形成材料を、難
揮発性の忌避防虫剤を移行性の高い難揮発性の溶媒に溶
融させ、その溶液と膨潤可能で低温で造膜する樹脂とを
混練することにより製造するようにしたため、従来のよ
うに高温に加熱すること無く、常温において混練物の造
膜ができ、従って、薬剤(忌避防虫剤)が無駄に揮散し
てしまうことが無く、従来に比べて大幅な材料の節約に
よるコストダウンを達成できる。
その上、製造工程での衛生環境の悪化を伴うこともない
(実施例) 以下、本発明方法の実施例について説明する。
先ず、四ホウ酸すトリウム、クロロベンジレート、クロ
ロプロピレート、ピレスロイド等の高沸点忌避防虫剤の
うちから一つ又は複数のものを選択した難揮発性の忌避
防虫剤を、ジオクチルアジペート、ジブチルフタレート
、ジエチレングリコール、エチレングリコールのエステ
ル化物、ジエチレングリコールのエステル化物等のうち
から選択した移行性の高い難揮発性の溶媒に溶がした溶
液を作る。
次に下記するエマルジョン系(ソルベント系でも良い)
樹脂と相客し且つ均一分散するように、非イオン又はア
ニオン界面活性剤で前記溶液を乳化分散させる。
次いで、エマルジョン系(又はソルベント系)のエチレ
ン塩ビ共重合物、塩化ビニリデン系共重合物、クロロプ
レン、エチレン酢ビ、ウレタン等のうちから選択した膨
潤可能で低温で造膜する樹脂と前記乳化分散させた溶液
とを、粘度が10000〜30000CPS程度のペー
スト状になるまで増粘剤を添加して混練する。
次に、第1図に示すように、上記のようにして得られた
防虫剤含有のペースト状混練物1を、織布、不織布、塩
ビテープ等のうちから選択されたベース材2の片面側に
、0.1〜]5+111の厚さで凍塗布または吹き付は
等によりコーティングした後、そのコーティング層を自
然に又は強制的に低温で乾燥させて造膜する。
この乾燥はOc〜40°Cの範囲の温度条件下で行なう
ことができるが、防虫剤の揮発抑制効果ならびに設備の
簡素化等を勘案すれば、常温のもとで行なうのが最適か
つ十分である。
上記のようにして製造された防虫テープAにおいては、
ペースト状況練物1のコーティング層の側からベース材
2の外表面側に忌避防虫剤を含有する溶媒3が所定量均
一に滲み出して(ブリードともいう)ベース材2の外表
面を覆う。そして、ダニやアリやゴキブリ等の虫がその
ベース材2上を歩いて、その外表面の薬剤含有溶媒3の
一部を剥ぎ取れば、その部分には新たに所定量の薬剤含
有溶媒3が滲み出して来て補給される。かくして、この
防虫テープAは長期間に亘って所期の防虫(あるいは殺
虫)効果を継続的に発揮するのである。
ところで、手記薬剤含有溶媒3の滲み出しくブリード)
量は、気温が低く虫の少ない冬には、気温が高く虫の多
い夏よりも少ないため非常に都合が良い。
上記防虫テープAは、台所や廊下の隅とかキャンプ時の
テントの周囲に七ットしたり、あるいは、第2図に示す
ように、じゅうたんやカーペット4の周部において表裏
に亘って縫い付けたりして用いられる。
なお、必要に応じて、第3図に示すように、上記防虫テ
ープAのコーティング層の外面側に離型箔5付きの両面
テープ6を予め貼り付けておけば、使用上一層便利であ
る。
また、念の為に付言するが、本発明で言う防虫テープの
1テープ」とは、幅の狭い通常のテープに限らず、幅が
広くて一般には「シート」と呼ばれるものをも含んでい
る。
(発明の効果) 以上の記載から明らかなように、本発明方法によれば、
従来よりも簡素な2重層の構成を有し、厚味が小さくて
使用勝手が良い防虫テープが得られると共に、製造工程
が少なくて済むばかりで無く、材料の無駄も少なくて済
み、その上、製造工程での衛生環境の悪化を伴うことな
く、大幅なコストダウンを達成できるに至った。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る薬剤滲み出し型防虫テープの製造方
法の実施例を説明するため、に付されたものであって、
第1図は本発明方法により製造された防虫テープの断面
図、第2図はその一使用例を示す断面図、そして、第3
図は別実施例の断面図である。 ■・・・ペースト状混練物、2・・・ベース材、A・・
・防虫テープ。 自発手続補正書 昭和60年6月2を日 ■、事件の表示 昭和59年特 許  願第137’763号2、発明の
名称  薬剤滲み出し型防虫テープの製造方法3 補正
をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 兵庫県氷上郡山重訂太田1016氏 名(名称
)山南合成化学株式会社 (1)  特許請求の範囲を別紙の通り訂正します。 (2)  明細書第7頁3行の1ピレスロイド」の次に
「、オクタクロロジプロピルエーテル」を挿入します。 特許請求の範囲 ■ 難揮発性の忌避防虫剤を移行性の高い難揮発性の溶
媒に溶融させ、その溶液と膨潤可能で低温で造膜する樹
脂とをペースト状に混練し、その混練物を前記溶媒の移
行を許容するベース材の片面側にコーティングした後、
その混練物を低温乾燥させることを特徴とする薬剤滲み
出し型防虫テープの製造方法。 ■ 前記忌避防虫剤として、四ホウ酸ナトリウム、クロ
ロベンジレート、クロロプロピレート、ピレスロイド、
オクタクロロジプロピルエーテル等の高沸点忌避防虫剤
のうちから一つ又は複数のものを選択して用い、前記溶
媒として、ジオクチルアジペート、ジブチルフタレート
、ジエチレングリコール、エチレングリコールのエステ
ル化物、ジエチレングリ−コールのエステル化物等のう
ちから選択して用い、前記樹脂として、エマルジョン系
又はソルベント系のエチレン塩ビ共重合物、塩化ヒニリ
デン系共重合物、クロロブレン、エチレン酢ビ、ウレタ
ン等のうちから選択して用い、前記ベース材として、織
布、不織布、塩ビテープ等のうちから選択して用いる特
許請求の範囲第0項に記載の薬剤滲み出し型防虫テープ
の製造方法。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)難揮発性の忌避防虫剤を移行性の高い難揮発性の
    溶媒に溶融させ、その溶液と膨潤可能で低温で造膜する
    樹脂とをペースト状に混練し、その混練物を前記溶媒の
    移行を許容するベース材の片面側にコーティングした後
    、その混練物を低温乾燥させることを特徴とする薬剤滲
    み出し型防虫テープの製造方法。
  2. (2)前記忌避防虫剤として、四ホウ酸ナトリウム、ク
    ロロベンジレート、クロロプロピレート、ピレスロイド
    等の高沸点忌避防虫剤のうちから一つ又は複数のものを
    選択して用い、前記溶媒として、ジオクチルアジペート
    、ジブチルフタレート、ジエチレングリコール、エチレ
    ングリコールのエステル化物、ジエチレングリコールの
    エステル化物等のうちから選択して用い、前記樹脂とし
    て、エマルジョン系又はソルベント系のエチレン塩ビ共
    重合物、塩化ビニリデン系共重合物、クロロプレン、エ
    チレン酢ビ、ウレタン等のうちから選択して用い、前記
    ベース材として、織布、不織布、塩ビテープ等のうちか
    ら選択して用いる特許請求の範囲第(1)項に記載の薬
    剤滲み出し型防虫テープの製造方法。
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