JPS61157524A - ポリエステルの製造方法 - Google Patents
ポリエステルの製造方法Info
- Publication number
- JPS61157524A JPS61157524A JP27954684A JP27954684A JPS61157524A JP S61157524 A JPS61157524 A JP S61157524A JP 27954684 A JP27954684 A JP 27954684A JP 27954684 A JP27954684 A JP 27954684A JP S61157524 A JPS61157524 A JP S61157524A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reaction
- glycol
- polycondensation reaction
- aromatic
- heating medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はポリエステルの製造方法に関する。詳しくは芳
香族ジカルボン酸又はそのアルキルエステルとグリコー
ル類よりポリエステルを製造するに際し、重縮合反応を
熱媒体中で行って、ポリエステルを製造する方法に関す
る。
香族ジカルボン酸又はそのアルキルエステルとグリコー
ル類よりポリエステルを製造するに際し、重縮合反応を
熱媒体中で行って、ポリエステルを製造する方法に関す
る。
ポリエステルは通常、芳香族ジカルボン酸とグをエステ
ル交換させてグリコールエステル及び/又はその低重合
体を得、次いでこれを高真空下で加熱攪拌して重縮合さ
せることにより製造されている。
ル交換させてグリコールエステル及び/又はその低重合
体を得、次いでこれを高真空下で加熱攪拌して重縮合さ
せることにより製造されている。
高真空下に加熱攪拌して重縮合するという方法は、現在
、広く工業的に採用されているが、この方法では高真空
を保つだめの真空装置、高粘性物を攪拌するための高い
動力が必要であり装置も複雑となシ、高コストになる。
、広く工業的に採用されているが、この方法では高真空
を保つだめの真空装置、高粘性物を攪拌するための高い
動力が必要であり装置も複雑となシ、高コストになる。
本発明者らは、前記問題を解決するため、鋭意研究、努
力し、従来の技術思想を全く転換することによって、遂
に本発明を完成するに到った。すなわち本発明は、芳香
族ジカルボン酸またはそのアルキルニステルト、グリコ
ールトヲエステル化反応またはエステル交換反応した後
、重縮合反応をすることによりポリエステルを製造する
に際し、該重縮合反応を芳香族炭化水素、脂肪族炭化水
素、脂環族炭化水素および芳香族エーテルより選ばれた
化合物の一種または二種以上よりなる熱媒体中で行なう
ことを特徴とするポリエステルの製造方法である。
力し、従来の技術思想を全く転換することによって、遂
に本発明を完成するに到った。すなわち本発明は、芳香
族ジカルボン酸またはそのアルキルニステルト、グリコ
ールトヲエステル化反応またはエステル交換反応した後
、重縮合反応をすることによりポリエステルを製造する
に際し、該重縮合反応を芳香族炭化水素、脂肪族炭化水
素、脂環族炭化水素および芳香族エーテルより選ばれた
化合物の一種または二種以上よりなる熱媒体中で行なう
ことを特徴とするポリエステルの製造方法である。
本発明において、熱媒体とは、反応温度内で流体として
扱うことができ、熱的に安定な有機化合物を意味し、芳
香族炭化水素、脂肪族炭化水素、脂環族炭化水素および
芳香族エーテルより選ばれた化合物の一種または二種以
上であシ、具体的にはアルキルジフェニル、アルキルナ
フタリン、ジフェニルとジフェニルエーテルの混合物な
どがあシ、これらはサームエス、ダウサーム、サーメッ
用してもよい。
扱うことができ、熱的に安定な有機化合物を意味し、芳
香族炭化水素、脂肪族炭化水素、脂環族炭化水素および
芳香族エーテルより選ばれた化合物の一種または二種以
上であシ、具体的にはアルキルジフェニル、アルキルナ
フタリン、ジフェニルとジフェニルエーテルの混合物な
どがあシ、これらはサームエス、ダウサーム、サーメッ
用してもよい。
本発明において用いられる芳香族ジカルボン酸またはそ
のアルキルエステルとしては、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、ρ−β−オキシエトキシ安息香酸、2.6−ナフ
タリンジカルボン酸、4.4’−ジカルボキシルジフェ
ニール、 ’ ” −4,4’−ジカルボ
キシルベンゾフェノン、ビス(4−カルボキシルフェニ
ール)エタン、5−ナトリウムスルホイソフタル酸ある
いはこれらのメチル、エチル、プロピルなどのアルキル
エステルが挙げられ、グリコールとしては、エチレング
リコール、プロピレングリコール、フタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、ジエチレングリコール、シクロ
ヘキサンジメタツール、ビスフェノールAのエチレンオ
キシド付加物などが挙げられる。
のアルキルエステルとしては、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、ρ−β−オキシエトキシ安息香酸、2.6−ナフ
タリンジカルボン酸、4.4’−ジカルボキシルジフェ
ニール、 ’ ” −4,4’−ジカルボ
キシルベンゾフェノン、ビス(4−カルボキシルフェニ
ール)エタン、5−ナトリウムスルホイソフタル酸ある
いはこれらのメチル、エチル、プロピルなどのアルキル
エステルが挙げられ、グリコールとしては、エチレング
リコール、プロピレングリコール、フタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、ジエチレングリコール、シクロ
ヘキサンジメタツール、ビスフェノールAのエチレンオ
キシド付加物などが挙げられる。
次にポリエステルを製造する不発明方法を具体的に述べ
ると、芳香族ジカルボン#Rまたはそのアルキルエステ
ルと、グリコールとを常法によジエステル化反応または
エステル交換反応をしてオリゴマーを得、該オリゴマー
と熱媒体とをアンチモ300℃で約1〜20時間加熱攪
拌することによってポリエステルが得られる。なお反応
中、熱媒体に移った副生グリコールは、窒素炭酸、ヘリ
ウム、アルゴンカスなどの不活性ガスを反応系に吹き込
むことによって、不活性ガスに随伴させて除去するか、
または熱媒体を新たな熱媒体に置換することにより除去
される。
ると、芳香族ジカルボン#Rまたはそのアルキルエステ
ルと、グリコールとを常法によジエステル化反応または
エステル交換反応をしてオリゴマーを得、該オリゴマー
と熱媒体とをアンチモ300℃で約1〜20時間加熱攪
拌することによってポリエステルが得られる。なお反応
中、熱媒体に移った副生グリコールは、窒素炭酸、ヘリ
ウム、アルゴンカスなどの不活性ガスを反応系に吹き込
むことによって、不活性ガスに随伴させて除去するか、
または熱媒体を新たな熱媒体に置換することにより除去
される。
本発明における熱媒体の作用は次のようなものである。
すなわち、ポリエステルの重縮合反応は副生グリコール
との平衡反応であシ副生グリコールがポリマー系外に除
去されないIll高分子量ポリマーは得られない。熱媒
体は一部ボリマー中忙含侵して、ポリマーを膨潤させる
か又は溶解させて、副生グリコールをポリマーより抜き
出し重縮 □合反応が推進されるものと思われる。
との平衡反応であシ副生グリコールがポリマー系外に除
去されないIll高分子量ポリマーは得られない。熱媒
体は一部ボリマー中忙含侵して、ポリマーを膨潤させる
か又は溶解させて、副生グリコールをポリマーより抜き
出し重縮 □合反応が推進されるものと思われる。
以下、本発明を実施例により、詳しく述べるが、本発明
はこれらに限定されるものではない。
はこれらに限定されるものではない。
実施例1〜4
攪拌装置、不活性ガス等入口、ガス排出口、及び抜き出
し口を備えた、内溶積100mlの反応器にテレフタル
酸とエチレングリコールの直接エステル化により得られ
たオリゴマー(重合触媒として、酸成分に対し0.10
モル−のアンチモンを含み、フェノール/テトラクロル
エタ/Aの溶媒で測定した極限粘度は0.21である。
し口を備えた、内溶積100mlの反応器にテレフタル
酸とエチレングリコールの直接エステル化により得られ
たオリゴマー(重合触媒として、酸成分に対し0.10
モル−のアンチモンを含み、フェノール/テトラクロル
エタ/Aの溶媒で測定した極限粘度は0.21である。
)、30 S’ 、及び熱媒体として、表−1に示す熱
媒体をそれぞれ50mZ入れ、窒素ガスを0.51 /
minで吹き込みながら、各々表−1に示す反応温度に
保ち加熱攪拌した。
媒体をそれぞれ50mZ入れ、窒素ガスを0.51 /
minで吹き込みながら、各々表−1に示す反応温度に
保ち加熱攪拌した。
排出口より、廃ガス及び、熱媒体の一部、副生エチレン
グリコールが排出され、この間液面を一定に保つよう、
新たな熱媒体を添加した。それぞれ表−1に示す時間反
応後、熱媒体に溶解しているポリエチレンテレフタレー
トを冷却、固化後、アセトンで良く洗浄したのち乾燥し
た。得られた各々のポリエステルは白色でl’・クロル
フェノール/テトラクロルエタンへ混合溶媒で測定した
極限粘度を表−1に併記する。
グリコールが排出され、この間液面を一定に保つよう、
新たな熱媒体を添加した。それぞれ表−1に示す時間反
応後、熱媒体に溶解しているポリエチレンテレフタレー
トを冷却、固化後、アセトンで良く洗浄したのち乾燥し
た。得られた各々のポリエステルは白色でl’・クロル
フェノール/テトラクロルエタンへ混合溶媒で測定した
極限粘度を表−1に併記する。
表−1
(表中サームエス−700,600,300はそれぞれ
新日本製鉄化学工業社製)実施例5 実施例1に於いて、熱媒体としてアルキルジフェニル(
商品名サームエス700)を用い、不活性ガスを導入す
る代わりに新たな熱媒体を2.0g//miBで送入し
、排出口より、液面が一定になるように抜き出す以外は
、実施例1と同じ方法で行った。5時間反応後のポリマ
ーの極限粘度は0.61であった。
新日本製鉄化学工業社製)実施例5 実施例1に於いて、熱媒体としてアルキルジフェニル(
商品名サームエス700)を用い、不活性ガスを導入す
る代わりに新たな熱媒体を2.0g//miBで送入し
、排出口より、液面が一定になるように抜き出す以外は
、実施例1と同じ方法で行った。5時間反応後のポリマ
ーの極限粘度は0.61であった。
熱媒体中で重縮合反応を行うという本発明方法を採用す
ることによ)、 ■ 熱媒体でポリマーが膨潤あるいは溶解して、ポリマ
ーの粘性が低下するため攪拌のだめの高い動力がいらな
い。
ることによ)、 ■ 熱媒体でポリマーが膨潤あるいは溶解して、ポリマ
ーの粘性が低下するため攪拌のだめの高い動力がいらな
い。
■ 低い温度で重縮合できるため、ヒリマーの熱分解や
副反応が抑制され、着色の少ない高品質ポリマーが得ら
れる。
副反応が抑制され、着色の少ない高品質ポリマーが得ら
れる。
■ 高真空にする必要がないため、複雑な装置、多大な
エネルギーが不要となる。
エネルギーが不要となる。
など種々の利点が生じ、産業界に寄与すること大である
。
。
Claims (5)
- (1)芳香族ジカルボン酸またはそのアルキルエステル
と、グリコールとをエステル化反応またはエステル交換
反応した後、重縮合反応をすることによりポリエステル
を製造するに際し、該重縮合反応を芳香族炭化水素、脂
肪族炭化水素、脂環族炭化水素および芳香族エーテルよ
り選ばれた化合物の一種または二種以上よりなる熱媒体
中で行なうことを特徴とするポリエステルの製造方法。 - (2)不活性ガスを吹き込みながら重縮合反応を行なう
ことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載のポリ
エステルの製造方法。 - (3)新たな熱媒体を添加しつつ、他方より熱媒体およ
び副生成物を抜き出しながら重縮合反応を行なうことを
特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載のポリエステ
ルの製造方法。 - (4)芳香族ジカルボン酸の80モル%以上がテレフタ
ル酸である特許請求の範囲第(1)項記載のポリエステ
ルの製造方法。 - (5)グリコールの80モル%以上がエチレングリコー
ルである特許請求の範囲第(1)項記載のポリエステル
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27954684A JPS61157524A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | ポリエステルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27954684A JPS61157524A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | ポリエステルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61157524A true JPS61157524A (ja) | 1986-07-17 |
Family
ID=17612484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27954684A Pending JPS61157524A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | ポリエステルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61157524A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011057748A (ja) * | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Teijin Ltd | ポリエステルの製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59207922A (ja) * | 1983-05-11 | 1984-11-26 | Chisso Corp | ラクトン―シロキサン共重合体組成物 |
JPS60238318A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-11-27 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | ポリエステルの重合法およびそれに用いる重合装置 |
-
1984
- 1984-12-28 JP JP27954684A patent/JPS61157524A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59207922A (ja) * | 1983-05-11 | 1984-11-26 | Chisso Corp | ラクトン―シロキサン共重合体組成物 |
JPS60238318A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-11-27 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | ポリエステルの重合法およびそれに用いる重合装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011057748A (ja) * | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Teijin Ltd | ポリエステルの製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
GB1421972A (en) | Polyester catalysts | |
US7211634B1 (en) | Process for the preparation of polyesters containing 1,4-cyclohexanedimethanol | |
KR100418170B1 (ko) | 열가소성폴리에스테르의연속제조방법 | |
US5331066A (en) | Process for producing polyester ether copolymer | |
JP4237491B2 (ja) | 1,4−シクロヘキサンジメタノール及びイソフタル酸に基づくポリエステルの製造方法 | |
EP1554330B1 (en) | Partially ester-exchanged sipm and process therewith | |
GB908970A (en) | Process for the production of linear copolyesters | |
JPS61157524A (ja) | ポリエステルの製造方法 | |
JPS60221422A (ja) | 共重合ポリエステルの製造方法 | |
JPH0324125A (ja) | 改良されたポリアリーレートの製造法 | |
JPS62297318A (ja) | 超高分子量ポリエステルの製造法 | |
JPH0445526B2 (ja) | ||
EP0207856B1 (en) | Process for the preparation of ultra high molecular weight polyesters | |
JPH08225634A (ja) | 水分散性ポリエステル | |
JPH01275627A (ja) | 超高分子量ポリエステルの製造方法 | |
JPH0525250B2 (ja) | ||
JPS6050819B2 (ja) | ポリエステルの製造方法 | |
US3345337A (en) | Process for the manufacture of film-and fiber-forming polyesters | |
US3576790A (en) | New catalyst systems for the production of polyesters | |
JPS5835209B2 (ja) | ポリエステル ノ セイゾウホウホウ | |
JPS5827717A (ja) | ポリエステルの製造方法 | |
JP3270338B2 (ja) | ポリエステルの製造方法 | |
JPS5834492B2 (ja) | ポリエステルノセイゾウホウホウ | |
JPH0521135B2 (ja) | ||
JPS5839166B2 (ja) | ポリエステルノ セイゾウホウホウ |