JPS5835209B2 - ポリエステル ノ セイゾウホウホウ - Google Patents
ポリエステル ノ セイゾウホウホウInfo
- Publication number
- JPS5835209B2 JPS5835209B2 JP49111648A JP11164874A JPS5835209B2 JP S5835209 B2 JPS5835209 B2 JP S5835209B2 JP 49111648 A JP49111648 A JP 49111648A JP 11164874 A JP11164874 A JP 11164874A JP S5835209 B2 JPS5835209 B2 JP S5835209B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- polyester
- polymerization
- ester
- glycol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はポリエステルの製造方法に関する。
更に詳しくは末端カルボキシル基含量の少ない高重合度
ポリエステルの製造方法に関する。
ポリエステルの製造方法に関する。
従来、ポリエステル、殊にポリエチレンテレフタレート
、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6
−ナフタリンジカルボキシレート等の芳香族ポリエステ
ルは繊維、フィルム、成型品等の成型材料として有用で
あることは良く知られている。
、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6
−ナフタリンジカルボキシレート等の芳香族ポリエステ
ルは繊維、フィルム、成型品等の成型材料として有用で
あることは良く知られている。
かかるポリエステルの製造方法としては、通常例えばポ
リエチレンテレフタレートの場合、エチレングリコール
とジメチルテレフタレートとをエステル交換反応せしめ
るか、エチレングリコールとテレフタル酸とを反応せし
めるか、或はエチレンオキシドとテレフタル酸とを付加
反応せしめるかしてテレフタル酸のビスグリコールエス
テル又はその低重合体を形成し、次いで該ビスグリコー
ルエステル又はその低重合体を減圧下、溶融状態で加熱
重合せしめる方法が用いられている。
リエチレンテレフタレートの場合、エチレングリコール
とジメチルテレフタレートとをエステル交換反応せしめ
るか、エチレングリコールとテレフタル酸とを反応せし
めるか、或はエチレンオキシドとテレフタル酸とを付加
反応せしめるかしてテレフタル酸のビスグリコールエス
テル又はその低重合体を形成し、次いで該ビスグリコー
ルエステル又はその低重合体を減圧下、溶融状態で加熱
重合せしめる方法が用いられている。
上記1重合反応においては、無触媒でも該反応は進行す
るが極めて遅いので、一般に二酸化アンチモン、チタニ
ウムテトラアルコキシサイド等の如き重合触媒を用いて
重合反応の速度を上昇せしている。
るが極めて遅いので、一般に二酸化アンチモン、チタニ
ウムテトラアルコキシサイド等の如き重合触媒を用いて
重合反応の速度を上昇せしている。
また、この重合反応速度が低温より高温の方がより犬で
あることは一般のエステル化反応、或はエステル交換反
応と同じであり、通常重合温度として250〜300℃
の高温が採用されている。
あることは一般のエステル化反応、或はエステル交換反
応と同じであり、通常重合温度として250〜300℃
の高温が採用されている。
しかし、有機化合物を250℃以上、特に300℃近く
で長時間加熱することは反応生成物の熱分解及び副反応
をまぬがれることはできない。
で長時間加熱することは反応生成物の熱分解及び副反応
をまぬがれることはできない。
ポリエステルの合成も一般に上記の如き高温で行なわれ
ているため重合と同時に分解が絶えず起っているもので
あり、その際、末端カルボキシル基が増加する。
ているため重合と同時に分解が絶えず起っているもので
あり、その際、末端カルボキシル基が増加する。
この傾向は重合温度が高くなる程著しい。
そこで高重合度ポリエステルを迅速に得ることを目的と
して重合温度を上げても分解反応が著しく起って高重合
度ポリエステルを得ることが出来ない。
して重合温度を上げても分解反応が著しく起って高重合
度ポリエステルを得ることが出来ない。
本発明者等は、末端カルボキシル基の少ない高重合度ポ
リエステルを製造すべく鋭意研究の結果、本発明に到達
したものである。
リエステルを製造すべく鋭意研究の結果、本発明に到達
したものである。
すなわち、本発明は極限粘度が0.4以上の、溶融状態
にある、脂肪族ジカルボン酸、芳香族ジカルボン酸もし
くはオキシカルボン酸を主たる酸成分とし、脂肪族グリ
コールもしくは脂環族グリコールを主たるジヒドロキン
化合物成分とするポリエステルと、該ポリエステルの全
酸成分当りポリカルボン酸成分が0.05〜10モルφ
となる割合の式 (但し、式中Rは水素原子又は−価の有機残基を表わす
。
にある、脂肪族ジカルボン酸、芳香族ジカルボン酸もし
くはオキシカルボン酸を主たる酸成分とし、脂肪族グリ
コールもしくは脂環族グリコールを主たるジヒドロキン
化合物成分とするポリエステルと、該ポリエステルの全
酸成分当りポリカルボン酸成分が0.05〜10モルφ
となる割合の式 (但し、式中Rは水素原子又は−価の有機残基を表わす
。
)で表わされるポリカルボン酸のエステルとを反応させ
ることを特徴とするポリエステルの製造方法である。
ることを特徴とするポリエステルの製造方法である。
本発明において云うポリエステルとは脂肪族ジカルボン
酸、芳香族ジカルボン酸またはオキシカルボン酸と脂肪
族グリコールまたは脂環族グリコールより構成されるポ
リエステルであるホモポリエステル又はコポリエステル
を主たる対象とするが、これらに分岐剤として、例えば
グリセリン。
酸、芳香族ジカルボン酸またはオキシカルボン酸と脂肪
族グリコールまたは脂環族グリコールより構成されるポ
リエステルであるホモポリエステル又はコポリエステル
を主たる対象とするが、これらに分岐剤として、例えば
グリセリン。
ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール。
ソルビトール、ブタン−1,2,4−トリカルボン酸、
トリメリット酸、ピロメリット酸、5−オキシイソフタ
ル酸、2,4−ジオキシ−テレフタル酸等のような3官
能以上の多官能性化合物を、ポリマーが実質的に線状で
ある割合で共重合したものであってもよい。
トリメリット酸、ピロメリット酸、5−オキシイソフタ
ル酸、2,4−ジオキシ−テレフタル酸等のような3官
能以上の多官能性化合物を、ポリマーが実質的に線状で
ある割合で共重合したものであってもよい。
前記ポリエステルを主として構成するジカルボン酸成分
としては、 何)コハク酸、ピメリン酸、セパチン酸、デカメチレン
ジカルボン酸等の如き脂肪族ジカルボン:(ロ)フクル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、メチルテレフタル酸
、メチルイソフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボ
ン酸、ナフタレン−2,7−ジカルボン酸、ナフタレン
−1,5−ジカルボン酸、テトラリン−1,5−ジカル
ボン酸、テトラリン−2,6−ジカルボン酸。
としては、 何)コハク酸、ピメリン酸、セパチン酸、デカメチレン
ジカルボン酸等の如き脂肪族ジカルボン:(ロ)フクル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、メチルテレフタル酸
、メチルイソフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボ
ン酸、ナフタレン−2,7−ジカルボン酸、ナフタレン
−1,5−ジカルボン酸、テトラリン−1,5−ジカル
ボン酸、テトラリン−2,6−ジカルボン酸。
ビフェニル−4,4′−ジカルボン酸、ビフェニル−3
,4′−ジカルボン酸、1,2,3゜4.5,6−へキ
サヒドロビフェニル−4,4′ジカルボン酸、ジフェニ
ルスルホン−4,4′ジカルボン酸、ジフェニルエーテ
ル−4,4′ジカルボン酸、ジフェニルケトン−4,4
−ソカルボン酸、ジフェノオキシエタン−4,4−ジカ
ルボン酸等の如き芳香族ジカルボン酸:←→ ω−オキ
シカプロン酸、ω−オキシウンデカ酸等の如き脂肪族オ
キシカルボン酸;P−オキシ安息香酸、P−β−ヒドロ
キシエトオキシ安息香酸、P−(P−β−ヒドロキシエ
トオキシ)フェニール安息香酸等の如き芳香族オキシカ
ルボン酸などのオキシカルボン酸: 等をあげることができる。
,4′−ジカルボン酸、1,2,3゜4.5,6−へキ
サヒドロビフェニル−4,4′ジカルボン酸、ジフェニ
ルスルホン−4,4′ジカルボン酸、ジフェニルエーテ
ル−4,4′ジカルボン酸、ジフェニルケトン−4,4
−ソカルボン酸、ジフェノオキシエタン−4,4−ジカ
ルボン酸等の如き芳香族ジカルボン酸:←→ ω−オキ
シカプロン酸、ω−オキシウンデカ酸等の如き脂肪族オ
キシカルボン酸;P−オキシ安息香酸、P−β−ヒドロ
キシエトオキシ安息香酸、P−(P−β−ヒドロキシエ
トオキシ)フェニール安息香酸等の如き芳香族オキシカ
ルボン酸などのオキシカルボン酸: 等をあげることができる。
マタ主として構成するジヒドロキシ化合物成分としては
、 (イ)エチレングリコール、プロピレングリコール。
、 (イ)エチレングリコール、プロピレングリコール。
トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、
ヘキサメチレングリコール、オクタメチレングリコール
、デカメチレングリコール等の如き脂肪族グリコール: (ロ)シクロヘキサン−1,4−、:’オール、シクロ
ヘキサン−1,4−ジメタツール、デカリン2.6−ジ
メタツール等の如き脂環族グリコール 等をあげることができる。
ヘキサメチレングリコール、オクタメチレングリコール
、デカメチレングリコール等の如き脂肪族グリコール: (ロ)シクロヘキサン−1,4−、:’オール、シクロ
ヘキサン−1,4−ジメタツール、デカリン2.6−ジ
メタツール等の如き脂環族グリコール 等をあげることができる。
更にまた、小割合で用いることのできる酸成分及びジヒ
ドロキシ化合物成分としては、シクロヘキサンジカルボ
ン酸、ビシクロムキル−4,4−ジカルボン酸、シクロ
ブタンジカルボン酸、デカリン−1,4−ジカルボン酸
、デカリン−2,6−ジカルボン酸等の如き脂環族ジカ
ルボン酸:ハイドロキノン、ビスフェノール−A 、
4 、4’ジオシビフェニル、 4 、4’−ジオキシ
ジフェニルスルホン、1,1−ビス(P−オキシフエニ
ノ0シキロヘキサン等の如き芳香族ジオキシ化合物:1
.4−ビス(β−ヒドロキシエトオキシ)ベンゼン、
4 、4’−ビス(P−β−ヒドロキシエトオキシフェ
ニル)−スルホン、2,2−ビス(P−β−ヒドロキシ
−エトオキシフェニル)プロパン等の如き芳香核を含む
脂肪族グリコール:ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ポ
リへキサメチレン−グリコール等の如きポリエーテルグ
リコール 等をあげることができる。
ドロキシ化合物成分としては、シクロヘキサンジカルボ
ン酸、ビシクロムキル−4,4−ジカルボン酸、シクロ
ブタンジカルボン酸、デカリン−1,4−ジカルボン酸
、デカリン−2,6−ジカルボン酸等の如き脂環族ジカ
ルボン酸:ハイドロキノン、ビスフェノール−A 、
4 、4’ジオシビフェニル、 4 、4’−ジオキシ
ジフェニルスルホン、1,1−ビス(P−オキシフエニ
ノ0シキロヘキサン等の如き芳香族ジオキシ化合物:1
.4−ビス(β−ヒドロキシエトオキシ)ベンゼン、
4 、4’−ビス(P−β−ヒドロキシエトオキシフェ
ニル)−スルホン、2,2−ビス(P−β−ヒドロキシ
−エトオキシフェニル)プロパン等の如き芳香核を含む
脂肪族グリコール:ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ポ
リへキサメチレン−グリコール等の如きポリエーテルグ
リコール 等をあげることができる。
上記ポリエステルは、例えば
1)ジカルボン酸又はその低級アルキルエステル若しく
はアリールエステルとジオキシ化合物との反応、 2)ジカルボン酸又はオキシカルボン酸とエチレンオキ
サイド又はエチレンカーボネートとの反応により得られ
る低重合体の反応 等従来公知の方法で製造される。
はアリールエステルとジオキシ化合物との反応、 2)ジカルボン酸又はオキシカルボン酸とエチレンオキ
サイド又はエチレンカーボネートとの反応により得られ
る低重合体の反応 等従来公知の方法で製造される。
本発明において、特に好ましいポリエステルは、分子中
に少なくとも芳香核を含む融点が150°C以上のポリ
エステルである。
に少なくとも芳香核を含む融点が150°C以上のポリ
エステルである。
かかるポリエステルは、前述した如く溶融重合反応にお
いて重合と同時に分解が起り、末端カルボキシル基の多
いものとなるが、本発明方法を適用すると末端カルボキ
シル基の少ない、耐湿熱性の高いポリエステルを容易に
得ることが出来る。
いて重合と同時に分解が起り、末端カルボキシル基の多
いものとなるが、本発明方法を適用すると末端カルボキ
シル基の少ない、耐湿熱性の高いポリエステルを容易に
得ることが出来る。
本発明において用いられるポリカルボン酸のエステルと
は前記式(I)又は式(II)で表わされるポリカルボ
ン酸とヒドロキシ化合物とのエステルである。
は前記式(I)又は式(II)で表わされるポリカルボ
ン酸とヒドロキシ化合物とのエステルである。
前記式(n)中のRは水素原子或は−価の有機残基、例
えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ベンジル等の
如きアルキル基又は置換アルキル基(非反応性の基又は
ハロゲン原子で置換したもの);フェニル、トリル、ジ
メチルフェニル、フロビルフェニル、ブチルフェニル等
の如きアリール基又は置換アリール基等である、これら
のうち特に分子量が200以下のものが好ましい。
えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ベンジル等の
如きアルキル基又は置換アルキル基(非反応性の基又は
ハロゲン原子で置換したもの);フェニル、トリル、ジ
メチルフェニル、フロビルフェニル、ブチルフェニル等
の如きアリール基又は置換アリール基等である、これら
のうち特に分子量が200以下のものが好ましい。
また、前記ポリカルボン酸のエステルを形成するヒドロ
キシ化合物としては通常分子量500以下のものが用い
られ、例えばメタノール、エタノール、プロパツール、
ブタノール等の如き一価の脂肪族アルコール;エチレン
グリコール、プロピレンクリコール、トリメ壬レンゲリ
コール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレング
リコール等の如き多価の脂肪族アルコール、ベンジルア
ルコール、シクロヘキサンジメタツール等の如き脂環族
、芳香族アルコール、フェノール、クレゾール、キシレ
ノール、プロピルフェノール、ブチルフェノール、オク
チルフ、エノール等の一価及び多価の芳香族オキシ化合
物等をあげることができる。
キシ化合物としては通常分子量500以下のものが用い
られ、例えばメタノール、エタノール、プロパツール、
ブタノール等の如き一価の脂肪族アルコール;エチレン
グリコール、プロピレンクリコール、トリメ壬レンゲリ
コール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレング
リコール等の如き多価の脂肪族アルコール、ベンジルア
ルコール、シクロヘキサンジメタツール等の如き脂環族
、芳香族アルコール、フェノール、クレゾール、キシレ
ノール、プロピルフェノール、ブチルフェノール、オク
チルフ、エノール等の一価及び多価の芳香族オキシ化合
物等をあげることができる。
これらのうち特に分子量150以下の一価の脂肪族アル
コール、分子量250以下の芳香族オキシ化合物等が好
ましい。
コール、分子量250以下の芳香族オキシ化合物等が好
ましい。
前記ヒドロキシ化合物が一価のアルコール及び/又はフ
ェノール類であるときは、ポリカルボン酸のエステルは
単量体(テトラカルボン酸のテトラエステル、トリカル
ボン酸のトリエステル等)であるが、多価のアルコール
類のときはポリカルボン酸のエステルは単量体、オリコ
マ−及び/又はポリマーでありうる。
ェノール類であるときは、ポリカルボン酸のエステルは
単量体(テトラカルボン酸のテトラエステル、トリカル
ボン酸のトリエステル等)であるが、多価のアルコール
類のときはポリカルボン酸のエステルは単量体、オリコ
マ−及び/又はポリマーでありうる。
かかるポリカルボン酸のエステルの好ましいものは、前
記式(1)及び式(II)式で表わされるポリカルボン
酸と多価アルコール及び/又はフェノール類とのエステ
ル、特にフェノール類の中でも一価のフェノールのエス
テルである。
記式(1)及び式(II)式で表わされるポリカルボン
酸と多価アルコール及び/又はフェノール類とのエステ
ル、特にフェノール類の中でも一価のフェノールのエス
テルである。
ポリカルボン酸の一価のフェノールエステルはポリエス
テルの末端カルボキシル基を減少させる効果の他に重合
速度を上昇させる効果も有するので好ましい。
テルの末端カルボキシル基を減少させる効果の他に重合
速度を上昇させる効果も有するので好ましい。
前記式(1)又は式(II)で表わされるポリカルボン
酸のエステルがポリマーの場合には、実質的に線状のホ
モポリマーでもよいが、前記ポリカルボン酸を酸成分の
一部として含む共重合物であってもよい。
酸のエステルがポリマーの場合には、実質的に線状のホ
モポリマーでもよいが、前記ポリカルボン酸を酸成分の
一部として含む共重合物であってもよい。
この場合、該共重合物は、本発明で云うポリエステルを
製造する場合に用いられるカルボン酸成分及び/又はジ
ヒドロキシ化合物成分を用いて製造できる。
製造する場合に用いられるカルボン酸成分及び/又はジ
ヒドロキシ化合物成分を用いて製造できる。
また、その共重合割合は特に制限はないが、全酸成分の
50モルφ以上、好ましくは70モルφ以上が前記式(
1)及び/又は式<■)で表わされるポリカルボン酸で
あるようにすると良い。
50モルφ以上、好ましくは70モルφ以上が前記式(
1)及び/又は式<■)で表わされるポリカルボン酸で
あるようにすると良い。
本発明においては、極限粘度が0.4以上の溶融状態に
あるポリエステルに少割合の前記式(I)及び/又は式
(It)で表わされるポリカルボン酸のエステルを添加
し反応せしめる。
あるポリエステルに少割合の前記式(I)及び/又は式
(It)で表わされるポリカルボン酸のエステルを添加
し反応せしめる。
ここで少割合とは溶融状態のポリエステルを構成する全
酸成分に対し、前記式(1)及び式(II)で表わされ
るポリカルボン酸のエステル中の該ポリカルボン酸成分
の量が0.05〜10モル饅、好ましくは0.1〜5モ
ル饅となる割合である。
酸成分に対し、前記式(1)及び式(II)で表わされ
るポリカルボン酸のエステル中の該ポリカルボン酸成分
の量が0.05〜10モル饅、好ましくは0.1〜5モ
ル饅となる割合である。
該ポリカルボン酸成分の量があまり多いと得られるポリ
エステルの末端カルボキシル基量は少なくなるが、耐加
水分解安定性が悪くなるので好ましくない。
エステルの末端カルボキシル基量は少なくなるが、耐加
水分解安定性が悪くなるので好ましくない。
ポリエステルとポリカルボン酸のエステルとの反応温度
は、該ポリエステルが溶融状態に保ちうる温度であれば
任意であるが、通常ポリエステルの融点以上、更に18
0〜320℃、特に240〜300℃であることが好ま
しい。
は、該ポリエステルが溶融状態に保ちうる温度であれば
任意であるが、通常ポリエステルの融点以上、更に18
0〜320℃、特に240〜300℃であることが好ま
しい。
あまり温度が低いと反応速度が遅くなり、本発明の目的
は達成され難く、またあまり温度が高くしてもかえって
得られるポリエステルの着色が著しくなり、好ましくな
い。
は達成され難く、またあまり温度が高くしてもかえって
得られるポリエステルの着色が著しくなり、好ましくな
い。
反応時間は1分以内でも良いが、通常1分以上3時間以
内であり、減圧下(例えば絶対圧1o〜o、1miHg
)で反応を行なうことが好ましい。
内であり、減圧下(例えば絶対圧1o〜o、1miHg
)で反応を行なうことが好ましい。
殊にポリエステルの重合反応段階又は反応終了後にポリ
カルボン酸のエステルを添加、反応させることが好まし
い。
カルボン酸のエステルを添加、反応させることが好まし
い。
本発明方法によれば末端カルボキシル基含量の少ないポ
リエステル、殊に末端カルボキシル基含量の少ない加水
分解安定性の優れた高重合度ポリエステルが容易に得ら
れる。
リエステル、殊に末端カルボキシル基含量の少ない加水
分解安定性の優れた高重合度ポリエステルが容易に得ら
れる。
本発明においてポリエステルの極限粘度とはポリエステ
ルをオルソクロルフェノールに溶解し。
ルをオルソクロルフェノールに溶解し。
35℃で測定して求めたものであり、また末端カルボキ
シル基量はエイ・コニックス(A、 Con −1x)
の方法(Makro mol、 Chem 26226
(1958))によって測定したものである。
シル基量はエイ・コニックス(A、 Con −1x)
の方法(Makro mol、 Chem 26226
(1958))によって測定したものである。
次に実施例をあげて本発明の詳細な説明する。
実施例 l
ジメチルテレフタレート97g、エチレングリコール6
9g、三酸化アンチモン0.04,9及び酢酸カルシウ
ム−水塩0.07iを精留塔及び撹拌機付オー・トクレ
ーブに仕込み、160〜225°Cに加熱してエステル
交換反応の結果生成するメタノールを留出させた。
9g、三酸化アンチモン0.04,9及び酢酸カルシウ
ム−水塩0.07iを精留塔及び撹拌機付オー・トクレ
ーブに仕込み、160〜225°Cに加熱してエステル
交換反応の結果生成するメタノールを留出させた。
エステル交換反応終了後、環リン酸を酢酸カルシウムに
対して等モル加えた後、エステル交換物を重合用フラス
コに移し、窒素気流中30分間を要して内温を265℃
まで上げ、続いて30分間を要して内温を275℃まで
上げ、この間徐々に反応系を減圧にして絶対圧0、3
mmHgとした。
対して等モル加えた後、エステル交換物を重合用フラス
コに移し、窒素気流中30分間を要して内温を265℃
まで上げ、続いて30分間を要して内温を275℃まで
上げ、この間徐々に反応系を減圧にして絶対圧0、3
mmHgとした。
引き続き275℃、絶対圧0、3 mmHgの減圧下で
60分間重合し、極限粘度0.58、末端カルボキシル
基量13当量/106gの重合体を得た。
60分間重合し、極限粘度0.58、末端カルボキシル
基量13当量/106gの重合体を得た。
ここで、窒素ガスで反応系の圧力を常圧までもどし、メ
タンテトラカルボン酸テトラフェニルエステル2.s、
y(ポリエステルを構成する全酸成分に対して1モル饅
)を添加し、常圧で2分間撹拌したのち、再び絶対圧0
.3mmHgの減圧にして30分間重合した。
タンテトラカルボン酸テトラフェニルエステル2.s、
y(ポリエステルを構成する全酸成分に対して1モル饅
)を添加し、常圧で2分間撹拌したのち、再び絶対圧0
.3mmHgの減圧にして30分間重合した。
得られたポリエステルの極限粘度は0.96で末端カル
ボキシル基量は9.5当量/106 gであった。
ボキシル基量は9.5当量/106 gであった。
比較例 1
メタンテトラカルボン酸テトラフェニルエステルを添加
せず、且つ絶対圧0.3 mrnHgでの重合時間を9
0分間とする以外は、実施例1と同様に行なった。
せず、且つ絶対圧0.3 mrnHgでの重合時間を9
0分間とする以外は、実施例1と同様に行なった。
得られたポリエステルの極限粘度は0,75で末端カル
ボキシル基量は16当量/106 gであった。
ボキシル基量は16当量/106 gであった。
比較例 2
メタンテトラカルボン酸テトラフェニルエステル2.5
gの添加時期を重合開始時とし、かつ絶対圧0.3 i
mHgでの重合時間を90分間とする以外は、実施例1
と同様に行なった。
gの添加時期を重合開始時とし、かつ絶対圧0.3 i
mHgでの重合時間を90分間とする以外は、実施例1
と同様に行なった。
得られたポリエステルの極限粘度は0.75末端カルボ
キシル基量は17当量/106gであった。
キシル基量は17当量/106gであった。
実施例 2〜6
メタンテトラカルボン酸テトラフェニルエステルのかわ
りに表1に示す各種のポリカルボン酸のエステル(ポリ
エステルを構成する全酸成分に対して1モル饅)を使用
する以外は実施例1と全く同様にしてポリエステルの重
合反応を行なった。
りに表1に示す各種のポリカルボン酸のエステル(ポリ
エステルを構成する全酸成分に対して1モル饅)を使用
する以外は実施例1と全く同様にしてポリエステルの重
合反応を行なった。
得られた結果は表1に示した。
実施例7及び比較例3
ジメチルアジペート87 、!71へキサメチレングリ
コール118g及びテトラブチルチタネート0.04.
!il精留塔及び撹拌機付オートクレーブに仕込み、1
70〜225℃に加熱してエステル交換反応の結果生成
するメタノールを留出させた。
コール118g及びテトラブチルチタネート0.04.
!il精留塔及び撹拌機付オートクレーブに仕込み、1
70〜225℃に加熱してエステル交換反応の結果生成
するメタノールを留出させた。
エステル交換物を重合用反応釜に移し、バス塩を270
℃とし、45分間を要して反応系を絶対圧0、1 mm
Hgの減圧にし、引き続きこの圧力下で60分間重合し
、極限粘度0.45の重合体を得た。
℃とし、45分間を要して反応系を絶対圧0、1 mm
Hgの減圧にし、引き続きこの圧力下で60分間重合し
、極限粘度0.45の重合体を得た。
ここで、反応系の圧力を窒素ガスを用いて常圧までもど
し、メタントリカルボン酸トリフェニルエステル1.9
g(ポリエステルを構成する全酸成分に対して1モルφ
)を添加し、常圧で2分間撹拌したのち再び絶対圧0.
1 mrttHgの減圧にして30分間重合した。
し、メタントリカルボン酸トリフェニルエステル1.9
g(ポリエステルを構成する全酸成分に対して1モルφ
)を添加し、常圧で2分間撹拌したのち再び絶対圧0.
1 mrttHgの減圧にして30分間重合した。
得られたポリエステルの極限粘度は0.92、末端カル
ボキシル基量は11.2当量/io6 、yであった。
ボキシル基量は11.2当量/io6 、yであった。
比較のため、メタントリカルボン酸トリフェニルエステ
ルを添加せず、かつ絶対圧0.1 mmHgでの重合時
間を90分間とする以外は、上記実施例7と同様に行な
ったっ得られたポリエステルの極限粘度は0.71、末
端カルボキシル基量は19.2当量/106 gであっ
た。
ルを添加せず、かつ絶対圧0.1 mmHgでの重合時
間を90分間とする以外は、上記実施例7と同様に行な
ったっ得られたポリエステルの極限粘度は0.71、末
端カルボキシル基量は19.2当量/106 gであっ
た。
実施例8及び比較例4
メチルβ−ヒドロキシエトキシベンゾエート98.9、
エチレングリコール34g及びテトラブロビルチタネ−
1−0,02,!?を精留塔及び撹拌機付オートクレー
ブに仕込み、160〜225°Cに加熱してエステル交
換反応の結果生成するメタノールを留出させた。
エチレングリコール34g及びテトラブロビルチタネ−
1−0,02,!?を精留塔及び撹拌機付オートクレー
ブに仕込み、160〜225°Cに加熱してエステル交
換反応の結果生成するメタノールを留出させた。
エステル交換物を重合用反応釜に移し、バス塩を285
°Cとし、45分間を要して反応系を絶対圧0.2 m
mHgの減圧にし、引き続いてこの圧力下で600分間
重合し、極限粘度0.43の重合体を得た。
°Cとし、45分間を要して反応系を絶対圧0.2 m
mHgの減圧にし、引き続いてこの圧力下で600分間
重合し、極限粘度0.43の重合体を得た。
ここで反応系の圧力を、窒素ガスを用いて常圧までもど
し、メタンテトラカルボン酸テトラトリルエステル2.
76、ii!(ポリエステルを構成する全酸成分に対し
て1.0モル饅)を添加し、常圧で2分間撹拌したのち
再び絶対圧0、2 mmHgの減圧にして120分間重
合した。
し、メタンテトラカルボン酸テトラトリルエステル2.
76、ii!(ポリエステルを構成する全酸成分に対し
て1.0モル饅)を添加し、常圧で2分間撹拌したのち
再び絶対圧0、2 mmHgの減圧にして120分間重
合した。
得られたポリエステルの極限粘度は0.74、末端カル
ボキシル基量は4.2当量/106 gであった。
ボキシル基量は4.2当量/106 gであった。
比較のため、メタンテトラカルボン酸テトラトリルエス
テルを添加せず、かつ絶対圧0.21xiHgでの重合
時間を720分間とする以外は、上記実施例8と同様に
行なった。
テルを添加せず、かつ絶対圧0.21xiHgでの重合
時間を720分間とする以外は、上記実施例8と同様に
行なった。
得られたポリエステルの極限粘度は0.48、末端カル
ボキシル基量は16.0当量/106 gであった。
ボキシル基量は16.0当量/106 gであった。
実施例9及び比較例5
ジメチルテレフタレート97g1シクロヘキサンジメタ
ノ−ルー(1,4)144.!i!及びチタニウムテト
ライソプロピルオキサイド0.007,9を用いて実施
例1と同様にエステル交換反応を行なった。
ノ−ルー(1,4)144.!i!及びチタニウムテト
ライソプロピルオキサイド0.007,9を用いて実施
例1と同様にエステル交換反応を行なった。
エステル交換物を重合用反応釜に移し、反応系の圧力を
徐々に下げて絶対圧0.3 mmHgとすると同時に内
温を285℃とし、この条件で60分間重合し、極限粘
度0.52、末端カルボキシル基量20.2当量/10
6 gの重合体を得た。
徐々に下げて絶対圧0.3 mmHgとすると同時に内
温を285℃とし、この条件で60分間重合し、極限粘
度0.52、末端カルボキシル基量20.2当量/10
6 gの重合体を得た。
ここで反応系の圧力を、窒素ガスを用いて常圧にもどし
、メタンテトラカルボン酸テトラフェニルエステル2.
5gを添加し、常圧で2分間撹拌したのち再び絶対圧0
.3 mtrtHgにして30分間重合した。
、メタンテトラカルボン酸テトラフェニルエステル2.
5gを添加し、常圧で2分間撹拌したのち再び絶対圧0
.3 mtrtHgにして30分間重合した。
得られたポリエステルの極限粘度は0.85、末端カル
ボキシル基量は1O42当量/106 gであった。
ボキシル基量は1O42当量/106 gであった。
比較のため、メタンテトラカルボン酸テトラフェニルエ
ステルを添加せず、かつ絶対圧0.3mmHgでの重合
を90分間とする以外は、上記実施例9と同様に行なっ
た。
ステルを添加せず、かつ絶対圧0.3mmHgでの重合
を90分間とする以外は、上記実施例9と同様に行なっ
た。
得られたポリエステルの極限粘度は0.65、末端カル
ボキシル基量は25.8当量/106 gであった。
ボキシル基量は25.8当量/106 gであった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 極限粘度が0.4以上の溶融状態にある脂肪族ジカ
ルボン酸、芳香族ジカルボン酸もしくはオキシカルボン
酸を主たる酸成分とし脂肪族グリコールもしくは脂環族
グリコールを主たるジヒドロキシ化合物成分とするポリ
エステルと、該ポリエステルの全酸成分当りポリカルボ
ン酸成分が0.05〜10モルφとなる割合の式 (但し、式中Rは水素原子又は−価の有機残基を表わす
) で表わされるポリカルボン酸のエステルとを反応させる
ことを特徴とする高重合度ポリエステルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49111648A JPS5835209B2 (ja) | 1974-09-30 | 1974-09-30 | ポリエステル ノ セイゾウホウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49111648A JPS5835209B2 (ja) | 1974-09-30 | 1974-09-30 | ポリエステル ノ セイゾウホウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5138387A JPS5138387A (en) | 1976-03-31 |
JPS5835209B2 true JPS5835209B2 (ja) | 1983-08-01 |
Family
ID=14566634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP49111648A Expired JPS5835209B2 (ja) | 1974-09-30 | 1974-09-30 | ポリエステル ノ セイゾウホウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5835209B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5416538A (en) * | 1977-07-08 | 1979-02-07 | Toyobo Co Ltd | Coating composition for coated steel plate |
AUPP610798A0 (en) * | 1998-09-23 | 1998-10-15 | Swig Pty Ltd | Improved polymers |
-
1974
- 1974-09-30 JP JP49111648A patent/JPS5835209B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5138387A (en) | 1976-03-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3972852A (en) | Process for preparing aromatic polyesters from diphenols | |
EP1535945B1 (en) | Process for producing polyester resins | |
US2720506A (en) | Organo-metallic aluminum catalysts for the preparation of polyesters | |
US4064108A (en) | Novel polyesters prepared from mixture of hydroquinone and bisphenols | |
US3787370A (en) | Process for the preparation of substan-tially linear polyesters of low free carboxyl group content | |
US3546320A (en) | Polyalkylene terephthalate molding composition | |
US3060152A (en) | Process for preparing polyesters from aromatic dicarboxylic acids and polymethylene glycols in the presence of certain tertiary amines | |
JP5855973B2 (ja) | ポリエステル樹脂およびそれを用いたポリエステルフィルム | |
US4093595A (en) | Process for preparing polyesters from diphenols and aromatic dicarboxylic acids by direct polymerization | |
JPS6043368B2 (ja) | 線状芳香族ポリエステルの製造法 | |
JP3302699B2 (ja) | 可溶性モノ―アルキルスタノイックアシッド触媒および高分子量のポリエステルの製造におけるその使用 | |
GB908970A (en) | Process for the production of linear copolyesters | |
JPS5835209B2 (ja) | ポリエステル ノ セイゾウホウホウ | |
EP0119731B1 (en) | Copolyester of polyethylene terephthalate, process for making it and its use in producing molded articles | |
JPS61174223A (ja) | ポリエステル及びその製造法 | |
US4547563A (en) | Copolyester of polyethylene terephthalate and bis (4-beta hydroxy ethoxy phenyl) sulfone | |
US3660358A (en) | Process for producing polyesters and shaped articles respectively made from these polyesters | |
US3164569A (en) | Linear polyesters of a glycol containing a p-dioxane ring | |
JPS5839166B2 (ja) | ポリエステルノ セイゾウホウホウ | |
EP0107503B1 (en) | Use of polyethylene terephthalate copolyester in forming films and moulded articles | |
JPS5855971B2 (ja) | ポリエステルノ セイゾウホウホウ | |
JPS5838447B2 (ja) | ポリエステルノ セイゾウホウホウ | |
JPS5834492B2 (ja) | ポリエステルノセイゾウホウホウ | |
JPH06100680A (ja) | ポリエステルの製造法 | |
JPH05117379A (ja) | 耐光性に優れたポリエステルの製造方法 |