JPS61155459A - 微細分散相を有する樹脂組成物 - Google Patents

微細分散相を有する樹脂組成物

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JPS61155459A
JPS61155459A JP27988084A JP27988084A JPS61155459A JP S61155459 A JPS61155459 A JP S61155459A JP 27988084 A JP27988084 A JP 27988084A JP 27988084 A JP27988084 A JP 27988084A JP S61155459 A JPS61155459 A JP S61155459A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、熱可塑性樹脂中にワックスが均一微細に分散
した透明性に優れ、成形材料、接着剤、被覆材、着色ト
ナー、分散助剤、相溶剤ほかの分野への応用に好適な樹
脂組成物に関する。
(従来の技術) 天然または合成ワックスは、一般に数平均分子量が30
0〜i o、o o o程度の低分子量ゆえに糧々の熱
可塑性樹脂との相溶性が優れるため、熱可塑性樹脂に添
加して種々の分野で用いられている。
熱可塑性樹脂にワックスを分散させる方法としては、従
来、混線機による方法によるか、また特殊な場合には溶
剤に両者を溶解させて混合したのち溶剤を除去する方法
によっている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、混線による方法ではワックスを均一微細
に分散させることが困難であり、その為に生成した樹脂
組成物は不透明となってしまい、透明性や着色色相の要
求される場合には用いることが出来ない欠点を有する。
また、溶剤混合による方法では設備が複雑で操作も煩雑
である上、溶剤による環境面での問題やその除去に伴な
う問題をも抱えるため好ましくない。従って、好ましく
は、簡易な混線による方法で微細分散を達成する方が優
れていると考えられている。
そこで、熱可塑性樹脂とワックスとの相溶性を強めて微
細分散性を向上させるため、例えば、ワックスをスチレ
ンでグラフトし、これをスチレン系ポリマーに配合する
方法等が考えられるが、このものでさえ単純に混練した
ものは、未だ十分微細に分散しておらず、満足な透明性
を有する樹脂組成物は得られなかった。
(問題点を解決するだめの手段) 本発明は、透明性の十分な熱可塑性樹脂とワックスから
なる樹脂組成物を得ることを目的にして、特定の改質ワ
ックスを用いて、それを実質的に1μ以下に分散させる
ことによりこの目的が達成されることを見い出して為さ
れたものである。
即ち、本発明は、「マトリックスを構成する熱可塑性重
合体中に芳香族系ビニル単量体およびアクリル酸エステ
ル系ビニル単量体の群から選ばれた少なくとも一種のビ
ニル単量体で変性された改質ワックス(未改質ワックス
で希釈したものも含む)が実質的に1μ以下の分散相を
構成していることを特徴とする微細分散相を有する樹脂
組成物」である。
ここで、「実質的」とは、80%以上の分散相が条件を
満足する状態を意味する。
(作用) 本発明で用いる熱可塑性樹脂は、α−オレフィン系樹脂
、芳香族ビニル単量体系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエ
ステル、ポリカーボネート、ポリアミド等が好適である
α−オレフィン系樹脂としては、エチレン、プロピレン
、ブテン−1、ペンテン−1,4−メチルペンテン−1
、ヘキセン−1等のα−オレフィンの単独または共重合
体の外、これらα−オレフィンの過半重量と他の不飽和
化合物(例えば、酢酸ビニル等のビニルエステル、アク
リル酸や無水マレイン酸やアクリル酸メチルエステル等
の不飽和有機酸またはその誘導体、スチレン等の芳香族
ビニル単量体、ビニルトリメトキシシラン等のビニルシ
ランなど)との共重合体、若しくはこれらの単独ないし
共重合体にノ・ロゲン化、スルホン化、酸化等の処理を
施した変性樹脂等が挙げられる。
芳香族ビニル単量体系樹脂としては、ポリスチレン、ス
チレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、アクリ
ロニトリル−スチレン共重合体(AS41を脂)、アク
リロニトリル−ブタジェン−スチレン共重合体(ABS
樹脂)、スチレン−ブタジェン−スチレンブロック共重
合体等が挙げられる。
アクリル系樹脂としては、ポリアクリロニトリル、メタ
クリル酸メチル樹脂等がある。
これらの熱可塑性樹脂のうちで透明性の点で好ましいも
のはスチレン系樹脂とポリエステルであり、中でもガラ
ス転移温度が30〜105℃、数平均分子量で1000
〜15万、特に2000〜10万のスチレン系樹脂およ
び溶剤可溶性の、即ち、非孔性あるいは低結晶性(X線
解析による結晶化度が5%以下)のポリエステル、軟化
度については40〜150℃、特に60〜130℃、ま
た数平均分子量については500〜3万、特に1000
〜2万のポリエステルがワックスの微細分散の点で好ま
しい。
なお、ポリエステルは、一般に愛用されている多塩基酸
と多価アルコールの重縮合によって得られるものである
ここで多塩基酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸
、トリメリド酸等の芳香族カルボン酸、アジピン酸、ヘ
キサヒドロテレフタル酸、こはく酸、n−ドデセニルこ
はく酸、イソ−ドデセニルこはく酸、n−ドデシルこは
く酸、n−オクチルこはく酸、イソ−オクチルこはく酸
、n−ブチルこはく酸などの脂肪族カルボン酸;マレイ
ン酸、フマル酸などの不飽和カルボン酸や、それらの無
水物が挙げられる。またアルコール成分としでに、エチ
レングリコール、グロピレングリコール、1゜4−ブタ
ンジオール、ヘキサメチレンクリコール、ネオペンチル
グリコール、2,2,4.4−テトラメチレンゲリコー
ル、グリセリン、トリメチロールプロパン、ビスフェノ
ールA1水素化ビスフエノールA1 ノルビトール又は
それらのエーテル化ヒドロキシル化合物、例えば、ポリ
オキシエチレン(10)ンルビトール、ポリオキシプロ
ピレン(5)グリセリン、ポリオキシエチレン(4)ペ
ンタエリスリトール、ポリオキシプロピレン(2,2)
−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
ポリオキシエチレン(2)−2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)フロパン等が挙ケクレル。
本発明で用いる改質ワックスを製造するのに使用される
ワックスは、一般の天然または合成ワックスを用いるこ
とができる。中でも好ましいものは、オレフィン系ワッ
クスであり、特にポリプロピレンワックスが変性時のゲ
ル化がおこりにくい点で好ましい。一般のワックスの数
平均分子量は300〜10万のものであるが、好ましい
範囲としては800〜6,000のものでおり、なかで
もポリプロピレンワックスでに900〜5,00(1)
ものが均質性および後の変性時のゲル化がおこ夛にくい
点で好ましい。なお、ワックスは、重量平均分子量と数
平均分子量の比が1.05以上、さらKは1.15以上
のものが均質性の点で好ましい。
また、上記範囲内であって均質性が損なわれない限り、
異なった種類のワックスをブレンドして使用してもかま
わない。
また、変性に用いるビニル単量体は芳香族系ビニル単量
体およびアクリル酸エステル系ビニル単量体の群から選
ばれた少なくとも一種のビニル単量体である。
ここで、芳香族ビニル単量体は、例えば、スチレン、メ
チルスチレン、ジメチルスチレン、エチルスチレン、イ
ングロビルスチレン、クロルスチレン、αメチルスチレ
ン、αエチルスチレン等が好適であり、一方のアクリル
酸エステル系ビニル単量体は、例えば、アクリル酸のメ
チル、エチル、ブチル、2−エチルヘキシル等のエステ
ルの外、メタクリル酸のメチル、エチル、ブチル等のエ
ステルなどが好適である。
これらのビニル単量体は共重合させて用いることができ
る。好ましい例としては、例えば、スチレンとアクリル
酸エチルあるいはスチレンとメタクリル酸ブチルの組み
合わせである。
また、各々のビニル単量体と共重合可能な他の七ツマ−
を過半重量を越えない範囲で共存させて用いることがで
きる。この他の七ツマ−としては、例えば、アクリル酸
、メタクリル酸、イタコン酸、アクリル酸アミド、メタ
クリル酸アミド、無水マレイン酸などの不飽和有機酸類
(酸、塩、アミン、アミド、無水物を含む);アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリルなどの不飽和ニトリル:
酢酸ビニルの如きビニルエステル;塩化ビニル、塩化ビ
ニリデンの如き不飽和モノないしシバライド等を挙げる
ことができる。これらは併用しても差し支えない。
上記のワックスとビニル単量体を変性条件に付して改質
ワックスを得る方法としては、(1)溶剤にワックスを
溶解し、さらに、ビニル単量体を投入して反応させる方
法、(2)ビニル単量体にワックスを溶解して反応させ
る方法、(3)水にワックス粒子を懸濁させ、これにビ
ニル単量体を添加、含浸させた後反応させる方法、(4
)ビニル単量体にワックスを溶解したものを水中に液滴
として浮遊させた状態で反応させる方法、(5)ワック
スの溶融状態下にビニル単量体と反応させる方法、もし
くは(6)放射線グラフト法等がある。中でも好ましい
方法は、上記(3)もしくは(4)の方法である。
この反応に際しては、通常、重合開始剤を用いる。重合
開始剤としては一般のラジカル重合に用いられるものを
用いることができるが、重合反応の温度からみて、分解
温度が45〜110℃、特に50〜105℃の範囲のも
のから選ぶのが好ましい。ここでいう分解温度とはベン
ゼンlt中に重合開始剤を0.1モル添加して、ある温
度に10時間放置したときにラジカル発生剤の分解率が
50シとなる温度を意味する。
このようなものの具体例としては、例えば、2.4−ジ
クロルベンゾイルパーオキサイド(54℃)、t−フチ
ルパーオキシピバレー)(56℃)、0−メチルベンゾ
イルパーオキサイド(57℃)、ビス−3,5,5−ト
リメチルヘキサノイルパーオキサイド(60℃)、オク
タノイルパーオキサイド(61℃)、ラウロイルパーオ
キサイド(62℃)、゛ベンゾイルパーオキサイド(7
4℃)、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエ
イト(74℃)、1.1−ビス(t−ブチルパーオキシ
)−3゜3.5− )リメチルシクロヘキサン(91℃
)、シクロヘキサノンパーオキサイド(97℃)、2.
5−ジメチル−2,5−ジベンゾイルパーオキシヘキサ
ン(100℃)、t−プチルパーオキンペンゾエート(
104℃)、ジ−t−ブチル−シバ−オキシフタレート
(105℃)、メチルエチルケトンパーオキサイド(1
09℃)、ジクミルパーオキサイド(117℃)、ジ−
t−ブチルパーオキサイド等の有機過酸化物、アゾビス
インブチロニトリル(65℃)、アゾビス(2,4−ジ
メチルバレロニトリル)(68℃)、2−t−フチルア
シー2−シアノプロパン(79℃)等のアゾ化合物、過
酸化水素、過硫酸カリウム(約70℃)などの水溶性過
酸化物などを挙げることができる。ここで括弧内の温度
は分解温度を示す。これらは併用もできる。
この変性時に用いる各成分の割合は、ワックス1〜90
重通部、好ましくは2〜85tj1部、特に好ましくは
2〜70重量部およびビニル単量体99〜10重量部、
好ましくは98〜15重量部、特に好ま゛しくは98〜
30重量部、さらに、重合開始剤の使用量は、ビニル単
量体に対して0.05〜30重量%、好ましくは0.1
〜10重1%の範囲である。
次に、熱可塑性樹脂と改質ワックスの割合は、改質ワッ
クスが分散相を為す割合であればよく、通常改質ワック
スが50重量%以下、好ましくμ30重t%以下である
ここで、「改質ワックス」なる概念は、未改質ワックス
が改質ワックスとともにマトリックス中で微細分散を為
す限り、改質ワックスが未改質ワックスで希釈されたも
のも含まれる。
本発明の組成物の製造方法は、通常の樹脂混線機、例え
ば、押出機、ロール、パンバ+7−ミキサー等で上記成
分を十分均質に混線することで為される。また、高速ミ
キサー、タンブラ−ミキサー等によるトライブレンドを
直接成形等に供してもよい場合がある。
ここで大切なことは、分散相になした改質ワックスの粒
径寸法を実質的に1μ以下、好ましくは0.5μ以下に
することである。この条件を満足して初めて良好な透明
性が達成される。
なお、熱可塑性樹脂は配合して組成物と為すばかりでな
く、ワックスを改質する際に少量のワックスを多量のビ
ニル単量体で変性して得られた改質物を混練したものは
、そのビニル単量体の重合体すなわち熱可塑性樹脂マ)
 IJラックス中ビニル単量体がグラフトした改質ワッ
クスが1μ以下の大きさで分散しており、このものも本
発明の組成物に該当する。
なお、本発明では、上記の必須成分の外に、例えば、酸
化防止剤、中和剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、発泡剤
、滑剤、着色剤等の付加的成分を発明の効果を阻害しな
い範囲で添加することができる。
(実施例) 実施例1 内容量10tのオートクレーブ内にポリプロピレンワッ
クス(三洋化成社製ビスコール5sop)100?、ス
チレン1.2 #、n−ブチルメタクリレート700f
を投入し、攪拌下eo′cFc加熱しながら溶解した。
この時の溶液粘度は15センチボイズであった。これに
ラジカル発生剤としてt−ブチルパーオキシビバレート
(日本油脂社製バーブfkPV ) 27.1 ?、過
酸化ヘンソイル19fを加えて溶解し、さらにリン酸ミ
カルシウム8゜tl ドデシルベンゼンスルホン酸ソー
ダ0.06 F純水4#を加えて攪拌し、油相から水相
へ相反転を行なった。その後オートクレーブ内を窒素置
換し、系内温度を65℃に昇はさせ、この温度で2時間
、さらにその後75℃に昇温して3時間、続けて90℃
に昇温しで3時間保持して重合を完結させた。冷却後に
内容物を酸処理および水洗して改質樹脂粒子2#を得た
。このものくついて赤外スペクトルにより組成分析した
ところ、定量的に反応したことが判った。
この改質樹脂から厚さ1mのプレスシートを作成し、分
散相を為す改質ワックスの粒径および透明性としてヘイ
ズと目視にて評価した。
粒径は、プレスシートから断面をつくり、イオンエツチ
ング処理してのち走査型電子顕微鏡で分散相の観察を行
なった。
tた、ヘイスハ、JIS−Z8741に準拠して測定し
た。さらに、目視評価は、プレスシートを透して文字を
読み、そのときの読み易さの良し悪しで行なった。
結果は第1表の通りである。
比較例1 内容量10tのオートクレーブ内にリン酸三カルシウム
602、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ0.06 
F、純水34を加えて十分攪拌した。
次にパーブチルPV8.6Fおよび過酸化ベンゾイル6
?をスチレン3802.n−ブチルメタクリレート22
09の混合溶液に溶解してオートクレーブに添加した。
十分攪拌した後、ポリプロピレンワックス(ビスコール
550P)900Fを加え、さらに十分攪拌した。その
後オートクレーブ内を窒素置換し、系内温度を50℃に
昇温させ、この温度で3時間維持してビニル単量体をワ
ックス中に含浸させた。続いて、系内温度を65℃で2
時間、′75℃で3時間、さらに90℃で3時間保持し
て重合を完結させた。冷却後に内容物を酸処理および水
洗して改質ワックス粒子1.5#を得た。このものを赤
外スペクトルにより組成分析したところ、はぼ定量的に
反応が進んだことがわかった。
ここで得られた組成物は、ポリプロピレンワックスがマ
トリックスとなってしまっており、透明性の極めて悪い
ものであった。
実施例2 実施例1で用いたのと同じポリプロピレンワックス60
0 t、スチレン880Fおよびn−ブチルメタクリレ
ート520tとした以外は実施例1と同様な方法で改質
樹脂粒子2#を得九。このものについて実施列1と同様
に評価した結果を第1表に示す。
比較例2 実施例1での変性手法において、ポリプロピレンワック
スを用いずにスチレンとn−ブチルメタクリレートのみ
を63:37の重量比で共重合させた。このものの評価
は第1表の通りである。
実施例3 比較例1で得られた改質樹脂8.4重量部と比較例2で
得られたスチレン−n−ブチルメタクリレート共重合体
91.6重量部を配合し、ベント付2軸押出機で140
℃で溶融混練して組成物を得た。
このものの評価は第1表の通りである。
比較例3 内容量10tのオートクレーブ内に非品性かつ非ワック
ス状ポリエステル(線状飽和ポリエステル、ガラス転移
温度51.1℃、分子量約3,000)6001、スチ
レン8802およびn−ブチルメタクリレート520F
を投入し、攪拌下60℃に加熱し溶解した。この時の溶
液粘度は、115センチボイズであった。これにラジカ
ル発生剤としてバーブチルPVzorと過酸化ベンゾイ
ル7Fを加えて溶解し、さらにポリビニルアルコール8
tと水4#を加えて攪拌し、相反転を行なった。
その後オートクレーブ内を窒素置換し、系内温度を75
℃に昇温させ、この温度で4時間、さらにその後90℃
に昇温し、2時間保持して重合を完結させた。冷却後内
容物を取出し、水洗して改質ポリエステル粒子2#を得
た。このものの評価は第1表の通りである。
実施例4 比較例3で得られた改質ポリエステル粒子91.6重量
部と比較例1で得られた改質樹脂粒子8.4重量部を配
合し、ベント付2軸押出機で140℃で溶融混練して組
成物を得た。このものの評価は第1表の通りである。
実施例5 比較例1で得られた改質ワックス粒子4.2重量部と実
施例1で用いたのと同じポリプロピレンワックス2.5
重量部および比較例2で得られたスチシン−n−ブチル
メタクリレート共重合体93.3重量部を配合し、ベン
ト付2軸押出機で140℃で溶融混練して組成物を得た
。このものの評価は第1表の通りである。
比較例4 実施例1で用いたのと同じポリプロピレンワックス5重
量部と比較例2で得たスチレン−n−ブチルメタクリレ
ート共重合体95重量部を配合し、ベント付2軸押出機
で140℃で溶融混練して組成物を得た。このものの評
価は第1表の通りである。
(以下余白)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マトリックスを構成する熱可塑性重合体中に芳香
    族系ビニル単量体およびアクリル酸エステル系ビニル単
    量体の群から選ばれた少なくとも一種のビニル単量体で
    変性された改質ワックス(未改質ワックスで希釈したも
    のも含む)が実質的に1μ以下の分散相を構成している
    ことを特徴とする微細分散相を有する樹脂組成物。
  2. (2)熱可塑性重合体がスチレン系樹脂またはポリエス
    テルである特許請求の範囲第1項記載の樹脂組成物。
  3. (3)ワックスがポリプロピレンワックスである特許請
    求の範囲第1項記載の樹脂組成物。
  4. (4)分散相が実質的に0.5μ以下である特許請求の
    範囲第1項記載の樹脂組成物。
JP27988084A 1984-12-27 1984-12-27 微細分散相を有する樹脂組成物 Granted JPS61155459A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5629122A (en) * 1992-08-25 1997-05-13 Canon Kabushiki Kaisha Toner for developing electrostatic image and image forming method

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5926740A (ja) * 1982-08-04 1984-02-13 Mita Ind Co Ltd 電子写真用圧力定着性トナー及びその製法

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US5863695A (en) * 1992-08-25 1999-01-26 Canon Kabushiki Kaisha Toner for developing electrostatic image and image forming method

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