JPS6115468A - サ−マル記録装置 - Google Patents

サ−マル記録装置

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JPS6115468A
JPS6115468A JP59135930A JP13593084A JPS6115468A JP S6115468 A JPS6115468 A JP S6115468A JP 59135930 A JP59135930 A JP 59135930A JP 13593084 A JP13593084 A JP 13593084A JP S6115468 A JPS6115468 A JP S6115468A
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JP
Japan
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data
color
thermal head
pixel
signal
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JP59135930A
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Kazushi Nagato
一志 永戸
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、階調画像を記録するサーマル記録装置に関
する。
〔発明の技術的背景とその間角点〕
熱転写プリンタに代表されるサーマル記録装置は、記録
時の騒音が少なく、機構が簡単で保守が容易である等の
点から各種OA機器の出力端末装置として広く使用され
ている。また、サーマル記録装置は、カラー化が比較的
容易で、しかも色が鮮かであるため、カラープリンタと
しても大いに期待されている。
近年、サーマルヘッドの集積化技術や特性の向上に伴っ
て、このようなサーマル記録装置で記録される画像の解
像度も向上しつつある。このため、サーマル記録装置を
用いた中間調を表現し得る複写機の開発も可能になった
。特にカラー複写機では、中間調表現技術を応用したフ
ルカラープリンタの実用化も進められている。
ところで、サーマル記録装置で階調を表現する方法は、
面積階調法と、濃度階調法とに大別される。
面積階調法は、一定面積内に形成される画点の数を階調
に応じて変化させるもので、例えば組織的ディザ法等を
用いる方法である。この方法によれば、本来110 $
1と“1′°の2値しか表現することができないプリン
タにおいても、中間調画像を表現するこが可能である。
しかしながら、面積階調法は、一画素を複数の画点で表
現するため、階調度を増すには、画像の解像度を犠牲に
しなければならない。現在のところ、サーマルヘッドの
解像度は最大でも16本/mであるため、例えば4×4
のサブマトリクスを用いて16階階調度の画像を表現し
ようとすると、その解像度は、4画素/酬程度となる。
ところが、この程度の解像度では、ディザの規則的なパ
ターンが目に付き、画像が不自然になるという不具合が
ある。
また、この方法で比較的濃度の高い記録を行なう場合に
は、画点を連続して形成しなければならないため、サー
マルヘッドの蓄熱効果の影響を受け、画点の濃度が不均
一になるという問題がある。
つまり、高速記録を企図して通電サイクルを短くすると
、連続して画点を形成する場合には、前回の通電サイク
ルによって生じた熱が十分に放熱されないうちに発熱抵
抗体が再び加熱されるため、発熱抵抗体の温度は徐々に
上昇する。このため、インクリボン上のインクを軟化さ
せる面積が増加したり、また感熱紙の発色濃度が変化す
るという問題があった。特に、熱転写形のカラープリン
タにおいては、透光性のインクを重合させてカラー画像
を得るようにしているので、画点の濃度が変化すること
によって色相が変化してしまう。また、文字等を記録し
た場合には、例えば細かい隙間など、実際には画像デー
タがなく転写されるべきところでない箇所までインクが
転写され、文字が潰れてしまう等の不具合を生じること
があった。
一方、濃度階調法は、解像度の低下を伴わずに中間調記
録を行なえるため、面積階調法に較べ、より自然に近い
画像を得ることができる。
しかし、濃度階調法においても、ヘッドの蓄熱効果によ
る問題は、依然として解決されない。むしろ、この場合
には、各濃度情報に対応した記録画像を得ることができ
ないという根本的な問題を生じた。
〔発明の目的〕
本発明は、このような事情に基づきなされたものであり
、その目的とするところは、ヘッドの蓄熱による不具合
を解消し、より自然な画像を得ることができるサーマル
記録装置を提供することにある。
〔発明の概要] 本発明は、一画素を複数の画点で構成し、階調画像を表
現し得るサーマル記録装置において、画点の個数を変化
させることによって記録画像の濃度を表現するのではな
く、サーマルヘッドへの通電パルス幅を変化させること
によって記録画像を表現する濃度階調法を採用している
。また、必要ならば、前記画点の数を変化させ、面積階
調法と濃度階調法とを併用してもよい。そして、このよ
うにアナログ的な要素を追加して濃淡を表現するととも
に、各画素を構成する画点は、隣接する画素の画点と連
続して形成されることがないように配置されることを特
徴としている。
〔発明の効果〕
この発明によれば、各画素の濃度を完全にディジタル的
ではなく、ある程度アナログ的に表現するようにしてい
るので、一画素中の少ない面積で十分な階調を表現する
ことができる。そして、このように少ない面積で十分な
階調を表現し得る結果、一画素中の余剰部分にいわゆる
白抜き部分を存在させることが可能となる。したがって
、本発明では、白抜き部を相隣接する画素の最も近接す
る画点間に存在させるようにしているので、少なくとも
白抜き部分ではサーマルヘッドが冷却され、従来のよう
に隣接画素に蓄熱による影響を及ぼすという不具合を解
消することができる。しかも、本発明によれば、解像度
および階調度の低下を伴うことがないことは勿論、従来
のディザ法による規則的なパターンに起因した画像の不
自然さは解消され、自然な記録画像を得ることができる
〔発明の実施例〕
以下、図面を参照し、本発明の一実施例に係るサーマル
記録装置について説明する。
第1図は、本実施例装置で形成される一画素のパターン
を説明するための図であり、同図(a)は比較のために
通常の組織ディザ法を用いて形成された画素の様子、同
図(b)は本実施例装置で形成された画素の様子である
すなわち、この実施例では、4×4のサブマトリクスを
1つの画素としており、4×4の組織ディザを使用した
場合に表現し得る階調数は17である。図で示すように
、組織ディザ法を用いた場合には、階調は1画素に形成
される画点Pの数で表現される。これに対し、本実施例
の場合、形成されるドツト数は、「1」、「4」、「9
」の3種類であり、かつ少なくとも4行目および4列目
には、画点Pが形成されず、白抜きになるようなパター
ンとなっている。したがって、この場合には、階調度を
高めるため、「1」、「4」、「9」の各パターンの内
、同一のパターンの中では、画素を構成する各画点Pの
濃度(この例では面積)を、同図(b)に示すように段
階的に変化させるようにしている。このように、段階的
な画点濃度の変化は、後述するようにサーマルヘッドへ
の通電パルス幅を変化させることによって行われる。
次に、このような記録を可能にする装置の具体的構成例
を熱転写カラー複写機を例にとり説明する。
第2図は、上記熱転写カラー複写機の主要部の構成を示
すブロック図である。すなわち、第2図において、図示
しない光源によって照射された原稿1からの反射光は、
グリーン(G)、イエロー(Y)、シアン゛(C)の各
色フィルタからなるカラーフィルタアレイを介して充電
変換素子、たとえばCC[)ラインセンサ2上に結像さ
れる。なお、カラーフィルタアレイの構成は、たとえば
グリーン、青、赤のペアなどを用いてもよい。CCDラ
インセンサ2により、原稿1上の濃淡画像情報が電気信
号に変換されて、・システム内に読込まれる。
CCDラインセンサ2からの各色の画像信号は、それぞ
れ増幅器3a〜3Cで所定のゲインで増幅され、A/D
変換器48〜4Cによってディジタル信号に変換される
。このディジタル信号は、さらにパラレル−シリアル変
換器5によってG、Y、Cの順にシリアル変換された後
、ラインメモリ6に格納される。ラインメモリ6は、原
稿1の図中矢印Xで示す方向、つまり主走査方向の1ラ
イン分の階調画像信号を一次記憶しておくためのもので
、例えばA4サイズの原稿1ライン分の情報を記憶でき
るものとし、CCDラインセンサ2と後述するサーマル
ヘッド11の解像度が12ドツト/#であるとすれば、
2560X 3 X 8ビツトの容量のRAMから構成
される。1ライン分の画像上がラインメモリ6に書込ま
れると、CCDラインセンサ2は、原稿1上を図中矢印
Y方向、つまり副走査方向に1ライン分(1/12m)
だけ移動し、2ライン目の画像情報を読込む。なお、ラ
インメモリ6は、実際には、2ライン分を別々に記憶し
得るものであり、・一方のラインのデータが書込まれて
いる間に、他方のラインのデータが読出されるようにな
っている。このようにして読出されたデータは、信号処
理回路7へ供給され、適当な信号処理を施される。以下
、この動作を全ラインについて行うと、原稿1枚分の画
像情報がシステム内に取込まれることになる。たとえば
、副走査方向の解像度を1 / 12sIとすると、A
4原稿で約3500ラインノについて繰返せば、全画像
情報が取込まれる。
信号処理回路7は、ラインメモリ6から入力されるG、
Y、Cの画像信号にシェーディング補正、γ−補正、フ
ィルタリングなどの処理を施した後、得られた信号をプ
リンタの原色であるイエロー(Y)、マゼンダ(M)、
シアン(C)の3原色の信号、あるいはY、M、Cと黒
(、BL)の各色信号に変換する。この信号処理回路7
を介して各色信号に変換された濃度情報を有する画像情
報は、2値化機能を持つディザ化回路8に供給される。
ディザ化回路8では、入力されたY、M、CあるいはB
Lの各画像信号を、予め各色毎に設定されたディザマト
リクスの各しきい値と比較して、入力画像信号の階調に
応じた2値化を行なう。このよりにして2値化されたデ
ータは、1ライン毎にY、M、CあるいはBLの各色に
対応して設けられたフレームメモリ9a、 9b、 9
c、 9dに順次書込まれていく。
1フレ一ム分の画像データが全てフレームメモリ98〜
9dに書込まれると、フレームメモリ98〜9d内のデ
ータは、サーマルヘッド駆動回路10へ送出される。サ
ーマルヘッド駆動回路10は、入力画像データに応じて
サーマルヘッド11の付勢タイミングを決定する。サー
マルヘッド11と記録紙13との間には、Y、M、Cお
よびBLの各軟化性インクを例えば面順次に塗布してな
るインクリボン12が介挿されている。そして、例えば
始めにイエローの画像が転写され、続いてマゼンダ、シ
アン、最後に黒というように各色の画像が転写され、カ
ラー記録が終了する。
なお、ディザ化回路8で2値化された各色の画像データ
は、各色に対応するフレームメモリ98〜9dに並列に
供給されているが、これと同時に上記各画像データはサ
ーマルヘッド駆動回路10にも直接供給されている。従
って、フレームメモリ9a〜9dへの書込みと同時にプ
リンタヘッドの駆動がなされ、記録時間をその分だけ短
縮させることができる。
次に、サーマルヘッド駆動回路10の具体的構成例を詳
述する。
サーマルヘッド駆動回路10は、第3図に示すように、
色選択部22、マスキング部23、データ再合成部14
、サーマルヘッドインタフェース部25およびこれらを
管理するタイミングコントローラ27で構成されている
フレームメモリ98〜9dあるいはディザ化回路8から
出力されたカラー画像データは、カラー信号伝送路21
を介して色選択部22へと供給される。色選択部22は
1種類の色データを選択する。次段のマスキング部23
では、色―折部22で選択されたデータのうち、プリン
タで出力したい部分のデータだけが取出された後、デー
タ再合成部24へと供給されたデータは、ここで適当な
信号処理を受けた後、サーマルへラドインタフェース部
25へと供給される。ここでは、使用するサーマルヘッ
ド11に対応してデータの並び換えなどが行われる。以
下、サーマルヘッドインタフェース部25からの出力は
、サーマルヘッド11へと供給される。
色信号選択部22は、例えば第4図に示すように構成さ
れている。
すなわち、カラー信号伝送路21を介して入力される各
画像データは、たとえば8ビツトのパラレル信号となっ
ており、これらの信号は、色データ生成部34のロジッ
クによって、Y、M、C,BLの他、Y−BL、M−B
L、C−BL、BL (嬰抜き信号)の各データに変換
され、色データ選択回路35に供給される。なお、色信
号伝送路21がY、M、Cの3系統だけで構成されてい
る場合には、色データ生成部を、第5図に示すようにY
、M。
Cのアンド論理をとってBL信号を生成するように構成
すれば、上述した回路と同様の機能を発揮させることが
できる。色データ選択回路35は、図示しないCPLI
などからの色選択信号によって前述した8種類の信号の
中から1つの色信号を選択する。色データ選択回路35
で選択された色信号は、次に反転回路36によって反転
あるいは非反転される。この指定は、上記CPUなどが
行い、出力画像はこれに基づいてネガまたはポジパター
ンとなる。反転回路36を通過した色データは、8ビツ
トのパラレル信号であるため、シフトレジスタ37に供
給されてパラレル−シリアル変換される。
マスキング部23は、第6図に示すように構成されてい
る。
マスキング部23は、画像データの中から必要な部分だ
けを切出す機能を有し、たとえば画像データのうち、任
意の部分を印刷したり、また記録用紙のサイズが原稿サ
イズよりも小さいときに記録用紙に合わせて印刷する場
合に用いられる。
すなわち、ピットカウンタ40は、前述したシフトレジ
スタ37のシフトクロックをカウントして、現在記録さ
れている水平方向位置を検知する。たとえば12本/m
のサーマルヘッドを使用する場合、サーマルヘッドの全
抵抗数は、2560であるから、上記ピットカウンタ4
0は、2560から0の間をカウントするダウンカウン
タで構成される。このピットカウンタ40は、水平同期
信号によってリセットされる。左側マスクビット数レジ
スタ43、右側マスフピットレジスタ44は、それぞれ
1画面のうち右側と左側のマスクするビット数を指定す
る。ここに格納されるパラメータは、CPUなどによっ
て指定する。ビットカウンタ40でカウントされた値は
、コンパレータ45.4Gで上記の2つのレジスタ43
.44にセットされた値と比較されることにより、1ラ
イン中の出力したい部分が切り出される。
また、このマスキング部23には、水平同期信号を、カ
ウントするライン数カウンタ47が設けられており、こ
のカウンタ47のカウント値ど、上側マスクライン数レ
ジスタ48およびF側?スクライン数レジスタ49にセ
ットされたパラメータとをコンパレータ50.51で比
較することによって、ライン方向のマスクが行われる。
ライン数カウンタ47は、1色の印刷が終了する毎にリ
セットされる。そして、これらコンパレータ45.46
により生成されたマスク信号と、コンパレータ50.5
1により生成されたマスク信号とをゲート回路54にて
アンド論理をとり、さらに入力画像データと、上記ゲー
ト回路54の出力とをゲート回路55にてアンド論理を
とることによって入力画像の必要部分だけを切り出した
出力画像データを得ることができる。
次にデータ再合成部24について説明する。  。
すなわち、マスキング部23からの信号で直接サーマル
ヘッド11を駆動すると、第1図(a)に示すような面
積wi法による画素が形成される。データ再合成部24
では、画素が同図(b)に示すようなパターンで形成さ
れるよ1うに1ilifIAデータを再合成するもので
あり、本実施例における要旨となる部分である。
すなわち、第7図において、59はシフトレジスタであ
り、シリアルに供給されてくる画像データを例えば4ビ
ツトずつまとめて出力する機能を有し、主走査方向4ビ
ツトのデータを抽出する。シフトレジスタ59で4ビツ
トのパラレルデータに変換された画像データは、パルス
幅演算部60と、パターン発生回路71に供給されてい
る。また、これらパルス幅演算部60およびパターン発
生回路71には、上記4ビツトに対応した主走査方向位
置の過去3ライン分の画像データも同時に導入されてい
る。つまり、パルス幅演算部60およびパターン発生回
路11には、第1図(a)に示したような4×4の範囲
の画点データが入力されることになる。
パルス幅演算部60は、4X4の範囲のうちの黒画点の
個数を数えることによってlli[を判定し、サーマル
ヘッド11への通電パルスiを決定する。また、パター
ン発生回路71は、同じく入力された画点データから濃
度を検知して第1図(b)に示す濃度情報に応じた画点
の数を決定する。そして、このパターン発生回路71の
出力とパルス幅演算部60の出力とを合成することによ
ってサーマルヘッド11への通電の有無およびパルス幅
の画情報を備えた駆動信号を次段のサーマルヘッドイン
ターフェース部25に出力する。
一方、ラインバラ4フア61には、過去3ライン分のデ
ータが格納されている。ラインバッファ61は、3ビツ
トのRAMからなり、1つのデータが主走査方向の特定
位置の過去3ライン分の画点データとなっている。シフ
トレジスタ59から出力される4ビツトのデータに対応
する過去3ライン分の画点データは、上記ラインバッフ
ァ61から3ビツトラツチで構成される4つのシフトレ
ジスタ62.63゜64、65に供給されている。そし
て、これらシフトレジスタ62〜65から、前述した4
×4の画点データのうちの12ビット分が出力される。
次にこのデータ再合成部24の動作を詳述する。
なお、以下に説明する各コントロール信号は、第8図に
その波形を示す。
タイミングコントローラ27は、フレームメモリ98〜
9dに対してメモリリード信号MRを出力する。
フレームメモリ98〜9dは、このMR倍信号受けて、
予めメモリに書込まれてあったデータを1バイト出力す
る。このデータは、色選択部22の各回路を通り、色選
択部22内にあるパラレル−シリアル変換用のシフトレ
ジスタ31にロードされる。この時、シフトレジスタ3
7には、タイミングコントローラ27からのLD信号が
供給される。次にタイミングコントローラ27からは5
RCLK信号が上記シフトレジスタ37とシフトレジス
タ59の各CLK端子に入力される。これらよってシフ
トレジスタ37にロードされた8ピツ1〜データが、マ
スキングされた後、1ビツトずつ順次シフトレジスタ5
9に入力される。8ビツトデータの転送が終了すると、
次の8ビツトデータを入力するために、タイミングコン
トローラ27からは、再びMR倍信号出力される。以後
、この動作を1ライン分く320バイト)について繰返
す。また、タイミングコントローラ27は、5RCLK
と同時にALATCH信号をシフトレジスタ62〜65
に出力し、ラインバッファ61から出力される過去3ラ
イン分のデータを次々とシフトレジスタ62〜65にシ
フトしてゆく。また、ALATCH信号は、リードアド
レスカウンタ67のカウント値を歩進させ、ラインバッ
ファ61からの読み出しデータを更新する。このように
して、シフトレジスタ62〜65からの3ビツトの画点
データは、シフトレジスタ59からの画点データに追従
して出力され、計16ビツトの画点データが生成される
パターン発生回路71は、入力された16ビツトの画点
データから画像の濃度を判定し、濃度が1゜2の時は1
画点、濃度が3〜8の時は4画点、また濃度が9〜16
の時は9画点を第1図(b)に示すような配置で形成す
るように、パルス幅演算部60に画点形成信号を出力す
る。たとえば、第9図(a)に示すように、濃度が10
である画像情報が入力されてきたとする。この場合には
、同図(b)に示す9つの画点を形成しなければならな
い。一方、パターン発生部71には、マスキング部のビ
ットカウンタ40およびライン数カウンタ47からの下
位2ビット分のデータが入力されており、合わせて4ビ
ツトで4×4のサブマトリクス中の注目画点が特定され
る。そこで第9図(C)に実線で示すように、ビットカ
ウンタ40の出力が0.1.2であって、しかもライン
数カウンタ47の出力が0゜1.2である場合にだけパ
ターン信号が出力されるようになっている。同様に、画
像の濃度が4である場合には、第9図(C)の破線で示
すように、両カウンタが共に1以下である場合にだけパ
ターン信号が出力される。なお、実際にディザ化回路8
からサーマルヘッド駆動回路9へ出力されてくる画像デ
ータは、第1図(a)のパターンによらないことがある
。たとえば、細かい文字や電気的なノイズを含んだ場合
である。この場合でも、パターン発生部71は、4X4
のサブマトリクス内の黒の画点数を数えて濃度情報とし
ているので、無条件に第1図(b)に示すパターンを出
力する。
しかし、例えば細かい文字を記録したい場合には、むし
ろそのままのパターンで記録することが望ましい。そこ
で、パターン発生回路71は、第10図に示すような回
路構成とすることが考えられる。すなわち、ROM 7
2には、ビットカウンタ40とライン数カウンタ47の
出力がそれぞれ2ピツ(・ずつ供 □給されるとともに
、第1図(b)に示す3種類のパターンのうちの一つの
パターンを示す2ビツトのデータが供給されている。R
OM 72は、これら6ビツトのデータによってアドレ
ス指定され、これらによって決定されるI Q I+、
“1″の信号を出力する。ROM73は、入力された画
像情報の画点数から上記パターンを示す2ビツトのデー
タをROM72に出力するものである。また゛、このR
OM73は、入力画像データを調査することによってそ
の画像が文字であるか図面であるかを判定し、判定信号
をデータセレクタ74に出力する。通常、図面をディザ
化した場合、縦横の画像の変化率が小さく、また文字を
ディザ化した場合には、画像の空間的な周波数は高まる
ことが多い。このような、入力画像の性質によって、上
記の判定を行なう。データセレク、り74は、この判定
信号に応じてROM 72の出力信号と、ROM73へ
入力されたそのままの画像データとのうち、いずれが一
つを選択して出力する。
パルス幅演算部60は、入力される16ビツトの画点情
報を調査して入力画像の濃度を算出し、通電パルス幅を
を決定して4ビツトの通電パルス幅データを出力する。
このパルス幅演算部6oは、具体的にはROMで構成さ
れ、入力された16ビツトのデータでアドレス指定され
、対応するパルス幅データを出力する。第11図に、デ
ータ再合成部24がらサーマルへラドインタフェース部
25へ供給される4ビツトの通電パルス幅データと、サ
ーマルヘラド11への通電パルスとの関係を示す。この
例においては、同図(a)に示すように通電パルス幅が
それぞれ異なるEN1〜EN4の4つの通電パルスを設
定し、これら4つの通電パルスとパルス幅演算部60か
ら出力されてくる通電パルス幅データの各ビットとが1
対1に対応している。たとえば、通電パルス幅データの
うち、第11図(a)の最上位ビット(MSB)が通電
パルスEN1に対応し、第2ビツトがEN2に対応し、
第3ビツトがENaに対応し、第4ビツトがEN4に対
応している。各発熱抵抗体への通電パルス幅は、通電パ
ルス幅データの4ビツトの内で、データが1′′である
ビットに対応する通電パルスを選択して形成される。例
えば、第11図(b)に示すように、通電パルス幅デー
タが’ 1011 ”である時は、ENl、ENa 、
EN4の各通電パルスが選択され、発熱抵抗体には、■
s +T3 +74の時間幅だけ通電が行われる。この
ようム方法によって各発熱抵抗体への通電パルス幅を変
化させている。
この場合、各パルスの椙を1:2:4:8の比率にすれ
ば、最大16段階のパルス幅を選択することができる。
本実施例の場合、10段階のパルス幅を選択し得るよう
にしており、各濃度とパルス幅データとの間には、次表
のような関係を持たせている。
なお、通電パルス幅演算部70では、パターン発生回路
71と同様に文字と図面の判別を行なっており、入力画
像データが文字である場合には、表に基づく通電パルス
幅を出力せず、現在注目している画素とその周辺の画素
のデータを参照し、たとえば1ライン前に画点が存在す
る場合とそうでない場合とで通電時間を異なるものとす
るようにパルス幅を設定する。
パルス幅演算部60で、サーマルヘッド11への・通電
パルス幅が設定されたら、パルス幅演算部60は、過去
3ライン分の入力画像データの中から最も古いデータを
切り捨てて、現在の入力データを最も新しい過去のデー
タとしてデータの更新を行なう。
また、更新されたデータは、第7図におけるラインバッ
ファ61に次々と書込まれてゆく。書込みのタイミング
は、タイミングコントローラ27の出力するWRA信号
によって行われる。このWRA信号は、同時にライ1へ
アドレスカウンタ66にも入力されている。ライトアド
レスカウンタ66は、ラインバッファ61の書込みアド
レスを指定する。ライドアドレスカウンタ66と、リー
ドアドレスカウンタ67とはセレクタ68によって切替
えられ、選択的にその出力をラインバッファ61に出力
する。このように、2つのアドレスカウンタを設けたの
は、リードアドレスとライトアドレスとが異なるためで
ある。すなわち、通電パルス幅の演算をするためには、
最初の抵抗体の画像データがシフトレジスタ59の下か
ら2ビツト目にシフトされるまで、また最初の抵抗体の
過去3ライン分の入力画像データが、シフトレジスタ6
3の出力に出てくるまでシフトしなければならないため
である。かくして1ラインのデータの演算が全て終了す
ると、次のラインの読出しを開始させる同期信号が入力
されるまで、全てのコントロール信号は、OFF状態と
なる。以後、全ラインについて上記の過程を繰返す。
第12図は、本実施例に使用されるサーマルヘッド11
の概略構成を示す図である。このサーマルヘッド11は
、多数の発熱抵抗体をR1〜R2560を一列に並べた
ラインサーマルヘッドで、1ライン上には、2560ビ
ツトの発熱抵抗体80が配設されている。各発熱抵抗体
80にム、これら抵抗体に電流を流すためのIC化され
たドライバ81が接続されている。そして、これらは、
1枚の基板上に集積されている。
ドランバICは、発熱抵抗体32ビット分を駆動し得る
ものである。したがって、1つのヘッドには、80個の
ドライバICが搭載されている。ドライバICは、第1
3図に示すように、シリアル−パラレル変換を行なう3
2ビツトのシフトレジスタ82と、32ビツトラツチ8
3と、通電を制御するためのゲート84と、抵抗体80
に所定レベルの電流を供給するドライバ85とから構成
されている。
入力端子SINに入力されたデータは、CLKによって
、32ビツトシフトレジスタ82内を順次転送されてゆ
く。32ビツトのデータが転送されると、次にLATC
H信号によって、いま転送されて来たデータが32ビツ
トのラッチ83に保持される。次にパルス幅データEN
が与えられると、ラッチ83内に保持されていたデータ
が1の場合だけ、ゲート84の出力がハイレベルとなる
ため、ゲート84に接続されているドライバ用のトラン
ジス、り85がON状態となり、ドライバ85に接続さ
れている発熱抵抗体に電流を流すことがきる。また、第
12図に示すように、このサーマルヘッド11は、ドラ
イバIC81を発熱抵抗体の両側に振分けた形で配置し
ている。すなわち、32ピ、ットの抵抗体ごとに発熱抵
抗体を挟んで交互に配置されているドライバ81によっ
て駆動される構成となっている。また、データ転送の高
速化を図るため、このヘッドは、5IN1〜5IN8の
8個の入力端子を用意し、1つの入力端子には、320
ビツトのデータが入力される様になっている。このため
、データの転送は、320個のCLK信号によって、1
ライン分のデータを転送できるので、4.MH2のCL
K信号を用いた場合には、80μsecの時間で1ライ
ンのデータ転送が完了する。また、データ入力端子5I
N1〜5IN8も、発熱抵抗体80を挟んで両側に4つ
ずつ設けられ、1つの入力端子には、発熱抵抗体の片側
に並んでいる10−のドライバICに供給される入力デ
ータが入力されるようになっている。
また、CLK信号、LATCH信号等の信号は、それぞ
れ片側ずつ40個のドライバIC81に供給されている
。また、通電パルス幅を決定しているEN信号は、それ
ぞれ片側20個ずつのドライバIC81を駆動するよう
にしている。
このような、サーマルヘッド11を駆動するために、デ
ータ再合成部24からシリアルに出力されてくる通電パ
ルスデータは、上記サーマルヘッドに供給されるに際し
、データの配列順序を変更される必要がある。サーマル
ヘッドインタフェース部25は、このような機能を持っ
ている。第14図は、このサーマルへラドインタフェー
ス部25の具体的構成を示す図である。すなわち、デー
タ再合成部4から出力された4ビツトの通電パルス幅デ
ータは、バッファ911〜918、またはバッファ92
1〜92Bを通してRA M 941〜948、または
RAM951〜95Bへと供給される。これらバッファ
901〜90..921〜92e 、RAM941〜9
48.951〜958は、それぞれ8個で1組になって
おり、サ−マルヘッド11の入力端子が8個あるのに対
応している。例えば入力ボートが1つの場合には、これ
らバッファ、RAMは1つで良い。また、バッファおよ
びRAMが2系統に分離されているのは、高速化に対応
させたものである。たとえば、RAM941〜94Bに
データを書込んでいる間は、RAM951〜958から
はデータを読出すというように、書込みと読みだしとを
同時に行なうことにより、高速化を図っている。
このように構成されたサーマルへラドインタフェース部
25は、次のように動作する。まず、データ再合成部2
4から出力されてくる最初の32ビツト分のデータは、
バッファ901を介してRA M 94゜へと書込まれ
る。この時、バッファ901のO8端子には、32ビツ
ト分のデータをRA M 941へと書込む時だ゛け、
このバッファ901をイネーブルにする信号が入力され
ている。その他の場合は、バッファ901デイスエーブ
ル状態となっている。したがって、データ再合成部24
から出力されるデータは、RA M 941の入力端子
にだけ供給され、バッファ90をイネーブルにする信号
、つまりRAM941へのライト信号RAMB11WR
によって上記RA M 941内に書込まれる。この時
、RA M 941〜948には、アドレス発生部98
から、アドレスデータが供給されており、1画素のデー
タがRAMに書込まれる毎にアドレスが1つアップする
ようになっており、0から31までのアドレスを出力す
る。第13図からも分かるように、1ラインのデータは
、32ピツト毎に発熱抵抗体を挟んで交互に供給される
ようになっている。そこで、次の32ビツトのデータは
、5IN2の端子から供給されなければならないので、
RA M 942  (但し図示せず)に書込まれる。
この時には、RAMB12WRの信号がタイミングコン
トローラ27から出力されているので、バッファ902
(但し図示せず)のみがイネーブル状態になっており、
データ再合成部24から出力されたパルス幅データは、
RA M 942のみに書込まれる。この時にもアドレ
ス発生部98は、0から31のアドレスを出力する。次
の32ビツトのデータは、再び5IN1の端子からサー
マルヘッド11へ供給しなければならないので、タイミ
ングコントローラ27からは再びRAMB11WRの信
号が出力され、上記データはRA M 941へと書込
まれて行く。この時、アドレス発生部98からは、32
゜〜63のアドレスが発生されている。また、次の32
ビツトのパルス幅データは、5IN2の端子から供給さ
れなければならないので、タイミングコントローラ27
からは、再びRA M B 12W Rの信号が出力さ
れ、RA M 942へと順次書込まれていく。
この時も、アドレス発生部98からは、31から63の
アドレスが出力されている。このような過程を繰返し、
640ドツトの画像データを順次RA M 941とR
A M 942とへ交互に32ビツトずつ書込んでゆく
ことによって、5INI、5IN2の端子からサーマル
ヘッド11へ供給するデータを全て書込むことができる
。同様に、次の641〜1280番目のデータはRA 
M 943とRAM944、また1281〜1920番
目のデータはRA M 94sとRAM946、さらに
1921〜2560番目のデータはRA M 94.と
RAM948の各O〜319のアドレスに32ビツトず
つ交互に格納されてゆき、これによって1ラインのデー
タ2560ドツトが全てRA M 941〜948へと
格納される。
このように、RA M 941〜948へパルス幅デー
タを書込んでいる間に、同時にRA M 951〜95
Bからは、前ラインの処理の際に既に書込まれている1
ライン前のパルス幅データが読み出される。
この時、RA M 951〜958は、リード状態とな
っており、その出力データラインには、アドレス発生部
99で指定されたアドレスに記憶されたパルス幅データ
が出力されている。マルチプレクサ100〜108は、
RA M 94.〜948がら出力されるパルス幅デー
タと、RA M 951〜95Bから出力されるパルス
幅データの各4ビツトのデータのうち、読出し状態にな
っているRAMからのデータ1ピツトを選択し、サーマ
ルヘッド11の各入力端子5IN1〜5IN8に供給す
るようにしている。この選択のタイミングは、タイミン
グコントローラ27からのマルチプレクサコントロール
信号MPCによって行われる。たとえば、RA M 9
5.〜958がリード状態である場合、マルチプレクサ
からは、上記リード状態となっているR A M 95
1〜958からの4ビツトの通電パルス幅データのうち
から1ビツトが選択されている。この出力データは、タ
イミングコントローラ27から発生されるCLK信号に
よって、サーマルヘッド上に配設されたドライバIC8
1内のシフトレジスタ82に取込まれる。
それと同時にCLK2の信号がタイミングコントローラ
からアドレス発生部99へと供給され、RAM951〜
95.に並列に供給されているアドレスの値を1つカウ
ントアツプさせる。この操作を320回繰返すことによ
ってRA M 951〜95Bに格納されていた1ライ
ンのデータが全てサーマルヘッド内に取込まれる。シフ
トレジスタ82に転送されたデータは、その後出力され
るLATCH信号によってドライバIC81内のラッチ
に保持された後、EN信号によって発熱抵抗体80の駆
動に供される。
データ再合成部24から出力されてRA M 951〜
95Bに書込まれるパルス幅データは、前述したように
4ビツトのデータで構成されている。RAM951〜9
5Bからは、まず4ピッI−のデータのうち、再上位ビ
ット(MSB)がマルチプレクサを介して入力される。
そして、1回目の読出しで、MSBビットがすべてサー
マルヘッド内に取込まれたら、T1の幅の通電パルスE
Nrを、タイミングコントローラ27からドライバIC
へと供給する。
これによって、1回目の転写がなされる。タイミングコ
ントローラ27は、上記転写と同時にサーマルヘッド1
1にCLKを、またアドレス発生部99にCLK2をそ
れぞれ出力する。また、マルチプレクサ100〜108
には、マルチプレクサコントロール信号MPCが出力さ
れ、RA M 951〜958内の第2ビツトが選択さ
れるようにマルチプレクサ100〜108を制御する。
第2ビツトのデータが1ライン分サーマルヘッド11に
転送されたら、1回目の転写が終了した直後に、タイミ
ングコントローラ27から2回目のデータをラッチする
ためのLATCH信号がドライバIC81に供給され、
上記データのラッチが行われる。ラッチが終了すると、
2回目のパルス幅信号EN2が出力され、2回目の転写
が行われる。同様な操作を3回目、4回目の転写におい
ても繰返して行ない、1ラインの転写動作が終了する。
このようにして1ラインのデータの転写が行われるが、
この実施例で使用したサーマルヘッドは、2560ビツ
トであるので、これらの全ての発熱抵抗体80を同時に
通電するには非常に大容量の電源を使用しなければなら
ない。そこで、第15図に示すように、転写のイネーブ
ル信号としてAEN、BENの2つの信号を用い、同時
にドライブできる発熱抵抗体80の数を分割するように
している。
つまり、本実施例では、AEN、、BENがそれぞれ発
熱抵抗体80を挟んで2本ずつあるので、同時に駆動で
きるドライバICの数は20個(発熱抵抗体数にして6
40素子)であり、少なくともこれだけの抵抗体を駆動
できる容量の電源を用意すれば良い。なお、本実施例で
は、2つのAEN、BENは、同じ信号を使用したので
、1ラインの転写では、同時に全素子の半分の素子を最
大駆動している。そこで、1ラインのデータを全て記録
するのは、RAM  651〜65.からは8回の読み
出し動作が必要になり、また、転写も8回行なうことに
なる。つまり、1回目の読み出し動作ではAEN!、2
回目ではAEN2.3回目ではAEN3.4回目ではA
EN4.5回目からはBENs 、・・・と合計8回の
読み出し、転写を行なうことによって1ラインの転写動
作を終了する。
これらのEN信号は、RAMから読み出される4ビツト
のデータの各ビットに対するAENとBENの長さが等
しくなっていなければならない。本実施例の場合には、
この長さが異なると、右側半分と、左側半分とで転写濃
度に差がでてしまう。
そこで、本実施例では、OR積の値の異なる4個のモノ
マルチを使用し、これらのモノマルチを1ライン転写す
る間にそれぞれ2回ずつ使用してAENとBENの長さ
を等しくした。上述したサーマルへラドインタフェース
部25の動作、タイミングコントローラ27からの出力
等は、第15図に示される。
1ラインの転写動作が終了すると、次のラインの転写動
作が行われる。この時は、RAM群941〜948に書
込まれたデータを、サーマルヘッドのデータ入力端子5
INI〜5IN8に供給し、次に新しく入力されたデー
タをRA M 951〜958に書込むようにタイミン
グコントローラ27からコントロール信号がそれぞれ供
給され、上述した動作を行なって、次のラインの転写が
行われる。以下、上記の過程を繰返して1画面の転写が
終了する。
このようにして記録された画像は、色選択部22で選択
されたある1色だけのデータであるので、本実施例のよ
うなカラー複写機の場合には、次に2色目の転写動作を
行なわなければならない。そこでCPUは、次のインク
の色は何色であるかを検出し、次に転写すべき色を色選
択部22に指令する。もちろん、転写される色の順序が
予め分っている場合には、GPtJに記憶されている色
情報を色選択部22に与えるようにすればよい。このよ
うにして、各色のインクを転写してカラー画像出力を得
ることができる。
以上、詳述したように本実施例によれば、4×4のサブ
マトリクスで構成される画素を第1図(b)に示すパタ
ーンで表現するようにしているので、アナログ的な濃度
曲線を持った、しかも蓄熱効果の影響の少ないカラー複
写機を提供できる。
なお、本実施例では、ディザ化回路8で2値化される時
に4×4の組織ディザを用い、またデータ再合成部10
で発生させるパターンも4×4のパターンを用いたが、
この両者のパターンのサイズは異なっても良い。たとえ
ば、2値化を行なうディザのサイズが4X4であるのに
対し、発生するパターンが3×3や8×8であってもよ
い。また、2値化されたパターンと、データ再合成部の
発生するパターンのサイズが同じであっても、たとえば
第16図(a)および(b)に示すように画素の並び方
を換えるようにしても良い。このように、各画素を斜め
に配置することによって画点の並びかたの規則性が排除
され、より自然な画像を得ることができる。この場合、
第7図のピッ゛トカウンタ40とライン数カウンタ47
の下位3ビツトをパターン発生回路71に供給すること
によって実現できる。また、第16図(C)〜(f)に
示すように、カラー複写機等に、このサーマル記録装置
を適用する場合には、同一のパターンであっても各包接
とに画点の配置を変えても良い。このようにすれば、サ
ーマルヘッドの劣化を少なくできるうえ、色の重なり具
合も向上し、鮮かなカラー画像を得ることが可能になる
以上のように、本発明は、入力画像信号の階調に応じ、
画点を形成するサーマルヘッドへの通電パルス幅を変化
させるとともに、前記画素を構成する画点が隣接画素の
画点と連続して形成されないような配列で前記画点を形
成するものであれば、その要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るサーマル記録装置で形
成される画素のパターンを説明するための図であり、同
図(a)は比較のため通常のディザ法で形成されるパタ
ーンを示す図、同図(b)は本実施例によって形成され
るパターンを示す図、第2図乃至第15図は同装置を適
用したカラー複写機を説明するための図であり、第2図
は全体的な構成を示すブロック図、第3図はサーマルヘ
ッド駆動回路の構成を示すブロック図、第4図は色選択
部の構成を示すブロック図、第5図はその変形例を示す
ブロック図、第6図はマスキング部の構成を示すブロッ
ク図、第7図はデータ再合成部の構成を示すブロック図
、第8図はその動作を説明するための波形図、第9図は
同データ再合成部で生成される信号に基づいて形成され
るパターンを説明するための図、第10図は同データ再
合成部におけるパターン発生部の構成を示すブロック図
、第11図はパルス幅制御の方法を説明するための図、
第12図はサーマルヘッドの構成を示すブロック図、第
13図は同サーマルヘッドの要部を示すブロック図、第
14図はサーマルヘッドインタフェース部の構成を示す
ブロック図、第15図はその動作を説明するための波形
図、第16図は本発明の他の実施例を説明するた゛めの
図である。 1・・・原稿、2・・・CCDラインセンサ、11・・
・サーマルヘッド、12・・・インクリボン、13・・
・記録紙、2′L・・・色選択部、23・・・マスキン
グ部、24・・・デー、夕再合成部、25・・・サーマ
ルへラドインタフェース部、27・・・タイミングコン
トローラ、P・・・画点。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 fPJ1図 (a)  P(b) 〉− 閂0シ 第16 (a) (c)    (d) YellOW   Ma9enta (b) (e)    (f ) Cyan    Black

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)階調性を有する画像信号を入力し、一画素の階調
    を複数の画点を用いて表現するサーマル記録装置におい
    て、前記入力画像信号の階調に対応して前記画点を形成
    するサーマルヘッドへの通電パルス幅を変化させるとと
    もに、前記画素を構成する画点が隣接画素の画点と連続
    して形成されないような配列で前記画点を形成するもの
    であることを特徴とするサーマル記録装置。
  2. (2)前記画素を構成する画点の数を、前記入力画像信
    号の階調に応じて変化させるようにしたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のサーマル記録装置。
JP59135930A 1984-06-30 1984-06-30 サ−マル記録装置 Pending JPS6115468A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6120471A (ja) * 1984-07-09 1986-01-29 Canon Inc 画像処理装置
JPH0357657A (ja) * 1989-07-26 1991-03-13 Hitachi Ltd 熱転写プリンタの中間制御方式

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS572773A (en) * 1980-06-06 1982-01-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Recording system for gradation image
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