JPS6115328Y2 - - Google Patents

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JPS6115328Y2
JPS6115328Y2 JP6260880U JP6260880U JPS6115328Y2 JP S6115328 Y2 JPS6115328 Y2 JP S6115328Y2 JP 6260880 U JP6260880 U JP 6260880U JP 6260880 U JP6260880 U JP 6260880U JP S6115328 Y2 JPS6115328 Y2 JP S6115328Y2
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JP
Japan
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wire
tension
moving body
drive
pulley
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Expired
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JP6260880U
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JPS56163838U (ja
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Priority to JP6260880U priority Critical patent/JPS6115328Y2/ja
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  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はワイヤ又はベルト状部材を介して移動
体を例えば往復動させる装置の緩衡装置に関し、
特に複写機に利用される光学系又は原稿台等を駆
動する駆動装置の緩衡装置に関する。
一般に複写機には移動体例えば原稿露光のため
の移動光系又は原稿を載置した移動体が設置され
ている。そして前記移動体は駆動用電動機より電
磁クラツチを介し、プーリとワイヤにより駆動さ
れるように構成されている。前記駆動用機構とし
て例えば歯車、ラツク機構を使用した場合は移動
体に対し直接駆動力が伝達されるため移動体が円
滑に発進する。しかし前記の如き機構は多くの部
品を使用することになり高価格となり更に部品を
収容するための空間も必要となる。そこで最も簡
単な駆動機構として電動機により駆動されるプー
リとワイヤによる組合せ機構で移動体を移動させ
る方法が一般に知られている。しかしプーリとワ
イヤによる駆動方法は急激な駆動力に対してワイ
ヤの弛みの発生で移動体の移動が若干遅れ、次に
ワイヤの伸張よる急激な引張力によつて移動体が
引張られるため円滑な移動が出来ず移動体の移動
時に機器に振動を与えたりワイヤが切断する等の
好ましくない現象がある。そこでローラとばねに
よる緩衡装置を設け、前記の如きワイヤーの弛み
を吸収し、円滑な運動を行なわせるようにするこ
とが試みられている。しかるに前記駆動装置の緩
衡装置はワイヤの弛み側、即ち復動側にのみ作用
するように設けられており、専らワイヤの弛みを
とるだけでワイヤの張り側には強く作用されるよ
うに構成されていない。特に近年複写機の露光行
程においては複写機に使用する高感度の感光体の
開発が進み、従つて複写速度が高速化されて来
た。ここで光学系も急激な加速が行なわれ特に往
動時の緩衡効果は全く不足していた。
本考案は上記の如き欠点を解消すべく、プーリ
及びワイヤで移動体を移動するとき、ワイヤの駆
動方向である張り側及びワイヤの弛み側の両方に
夫々緩衡効果をもたせた緩衡部材を設けることに
より極めて効果的な緩衡装置を提供せんとするも
のである。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。1,2および3は回転自在に取付けられたプ
ーリ、4は駆動ブーリ、5はプーリ1,2,3お
よび駆動ブーリ4に懸架されたワイヤ、6はミラ
ー等光学系又は原稿台のような移動体であり、駆
動ブーリ4の正逆転によりワイヤ5を介して往復
動する。7,8はワイヤ緊張部材であり、ワイヤ
5の弛み側5aまたは5b、ワイヤ5の張り側5
bまたは5aにそれぞれ設けられる。
第1図では、ワイヤ緊張部材7,8は夫々別個
に作用すると共に摺動部7a,8aを有し支軸7
b,8bに枢着した支持体7c,8c、および支
持体7c,8cを付勢するバネS,Sから構成さ
れる。駆動ブーリ4が矢印方向に回転するとき、
引張りばねS,Sに付勢された支持体7c,8c
はワイヤ5の張り側と弛み側に対し支軸7b,8
bの回りをそれぞれ矢印方向に揺動運動する。
第2図では、ワイヤ緊張部材7,8は夫々別個
に作用すると共に支持体7c,8cが共通の支軸
となるプーリ3の軸および共通の圧縮ばねS′を有
する。駆動ブーリが矢印方向に回転するとワイヤ
緊張部材7,8はプーリ3の軸の回りをワイヤ5
に対してそれぞれ矢印方向に揺動運動をする。
第3図では、ワイヤ緊張部材7,8は夫々別個
の作用すると共に摺動部7a,8a、支持体7
c,8c、支持体7c,8cの移動距離および移
動方向を制御するための突起7b′,8b′および長
孔7d,8d、支持板7c,8cを付勢するとと
もに突起7b′,8b′に固定された引張ばねSから
構成される。駆動ブーリ4が矢印方向に回転する
とワイヤ緊張部材7,8は突起7b′,8b′および
長孔7d,8dによりワイヤ5に対してそれぞれ
矢印方向に直線運動をする。
第4図では、ワイヤ緊張部材7は摺動部7aお
よび突起7b″,7bを有し、またワイヤ緊張
部材8は摺動部8aおよび突起7b″,7bを
嵌合する長孔8d′,8d″を有する。ワイヤ緊張部
材7,8は重合され、共通の圧縮ばねS′で付勢さ
れている。駆動ブーリ4が矢印方向に回転すると
ワイヤ緊張部材7,8はワイヤ5に対してそれぞ
れ別個に作用するように矢印方向に直線運動をす
る。又第2図と第4図に示された圧縮ばねS′の中
心部を固定し、摺動部7a,8aを夫々別個に外
方に押圧するように構成してもよい。
次に、第5図により、実施例の作用を説明す
る。
ここで、Aテンシヨン、Bテンシヨンは移動体
6のそれぞれ右側、左側のワイヤテンシヨンを意
味する。
P1:駆動源停止時 P2:往復区間 往動信号により駆動ブーリ4が第1図矢印方向
に回転し、駆動ブーリ4はA側にワイヤ5を巻取
り、B側に送出す。しかし、移動体6はかなりの
質量を有しており慣性のためワイヤ5の動きにつ
いて行けず、結局A側のワイヤは長さが伸びB側
のワイヤはたるむことになる。従つて、Aテンシ
ヨンは急激に増加し、逆にBテンシヨンは緩やか
に低下する方向になるが、ワイヤ緊張部材7,8
によりそれが緩和される。一定時間後、移動体6
はAテンシヨンによつてAテンシヨン側に移動を
開始し徐々に駆動ブーリ4の周速に近づいてゆく
が、その途中は通常立上がりと呼ぶ不安定区間で
あり、Aテンシヨンが移動体6の慣性のため大き
く振れ、従つて移動体6も進行方向に振動しなが
ら移動する。ワイヤ緊張部材8はこの振動を吸収
する働きを持つ。一方Bテンシヨンは移動体6が
振動しながら動き出すとそれに伴つてやはり変動
してゆく。ワイヤ緊張部材7はその変動を緩和す
る働きをもつ。A,Bテンシヨンがワイヤ緊張部
材7,8によつて安定化されると移動体6は定速
で移動する。
P3:駆動解除時 往動を復動に切換える為の時間であり、移動体
6は慣性によつて移動する。
P4:復動区間 駆動ブーリ4の回転方向が逆転して移動体6を
始めの位置に戻すための区間である。生ずる現象
は往動時と同様であるが、張り側と弛み側は逆と
なる。しかしワイヤー緊張部材7,8は往動時と
同様に作用を行う。
以上の通り、本考案による緩衡装置は、主とし
て移動体の慣性に基づくベルトの緊張弛緩によつ
て引き起こされる立ち上がり時の衝撃を緩和する
が、特にワイヤ緊張部材7,8のベルトとの接触
部7a,8aは摺動部材となつているので、構成
が簡単でコンパクトになる上に、効果的に振動を
吸収することが出来るという顕著な効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の実施例を示す説明
図、第5図は第1図に示す本考案の実施例の作用
特性を示す説明図である。 1,2,3:プーリ、4:駆動ブーリ、5:ワ
イヤ、6:移動体、7,8:ワイヤ緊張部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワイヤ状部材を介して移動体を起動停止させる
    装置の緩衡装置において、前記ワイヤ部材の張り
    側と弛み側とに夫れ夫れ摺動的に当接する摺動部
    を有する緊張部材を別々に設けると共に、前記ワ
    イヤ部材の張り側と弛み側とに対しワイヤ部材の
    緊張部材をそれぞれ揺動または直線運動可能に押
    圧することによつて前記移動体への衝撃を吸収す
    るようにしたことを特徴とする緩衡装置。
JP6260880U 1980-05-09 1980-05-09 Expired JPS6115328Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6260880U JPS6115328Y2 (ja) 1980-05-09 1980-05-09

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6260880U JPS6115328Y2 (ja) 1980-05-09 1980-05-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56163838U JPS56163838U (ja) 1981-12-05
JPS6115328Y2 true JPS6115328Y2 (ja) 1986-05-13

Family

ID=29656914

Family Applications (1)

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JP6260880U Expired JPS6115328Y2 (ja) 1980-05-09 1980-05-09

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JPS56163838U (ja) 1981-12-05

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