JPS61152457A - インクジエツト記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、文字２図形等を記録するインクジェット記録
装置に関する。

従来の技術 最近、インクジェット記録装置は情報機器として盛んに
用いられている。このようなインクジェット記録装置と
して種々の方式が提案されているが、特開昭６７−１２
０４６２号公報に示されたインクジェット記録装置もこ
の一例である。以下、第３図を参照しながら、従来のイ
ンクジェット記録装置について説明する。導電性のノズ
ル板２には空気吐出口１が穿孔されており、このノズル
板２と平行して壁３が配置されており、かつ壁３には空
気吐出口１に対向してインク吐出口４が穿孔されている
。ノズル板２と壁３により生じる空気層７には周辺から
空気流が送られ、空気吐出口１より流出している。空気
流の流れの方向は、空気吐出口１の近傍で急激に変化し
ているため、インク吐出口４より空気吐出口１に至る空
間には急激な圧力勾配の変化が生じている。

一方、インク吐出口４内のインクには一定圧力が印加さ
れており、インクジェット記録ヘッドの非駆動時にはイ
ンク吐出口４の近傍の空気圧力とインク吐出口４内のイ
ンク圧力がほぼ等しく、インク吐出口４内のインクのメ
ニスカスが静止して保たれるように調整されている。

信号源５はノズル板２とインク吐出口４内のインクとの
間に電位差が生じるように、ノズル板２およびインク吐
出口４に連通した導電性のインク供給管６に電気的に接
続されている。信号源６によりノズル板２とインク吐出
口４内のインクに電位差が生じると、この電位差による
電界によりインク吐出口４に生じるメニスカスが空気吐
出口１の方向に引き伸ばされる。インク吐出口４がら空
気吐出口１に至る空間には急激な圧力勾配の変化が生じ
ており、かつこの変化の程度は空気吐出口１に近づく程
犬であるため、前記インク吐出口４に生じるインクのメ
ニスカスは一定長さ以上引き伸ばされるとこの圧力勾配
の変化により引きちぎられ空気吐出口１よりインク液滴
となって飛翔する。

以上の説明のごとく、第３図に示したインクジェット記
録ヘッドは静電力によってインク吐出口４に生じるイン
クのメニスカスの形状を変化させ。

メニスカス先端に生じる急激な圧力勾配の変化によって
インク液滴を吐出、飛翔させるものである。

なお、ノズル板２は空気吐出口１全有するとともに電位
差を生じさせインク液を引き伸ばす電極の役割を兼ね備
えている。

発明が解決しようとする問題点 しかし、このような構成のインクジェット記録ヘッドに
おいては、インク吐出口４から吐出されるインク液滴の
一部がノズル板２の空気層７側の表面にインクミストと
して付着し、悪影響を与えることがある。インクミスト
の量が多くなると空気層７を流れる空気流の流れが乱れ
、インク液□滴の吐出方向が不安定となり、記録特性が
低下する。

また、インクミストにより空気吐出口１の口径が変化し
て空気の流れが乱れ、記録特性が低下する等の問題を有
していた。

本発明は上記問題を解決するもので、空気室内のインク
ミスト全除去すること全目的とするものである。

問題点を解決するための手段 本発明は空気吐出口とインク吐出口が対向配置され、空
気吐出口に連通して設けられ友空気室に開閉自在に洗浄
液供給部を設け、空気吐出口とインク間の静電力と空気
流によりインク滴全飛翔させるようにしたインクジェッ
ト記録装置である。

作用 本発明は上記構成によりインク吐出口を形成したノズル
板と空気吐出口を形成したノズル板間の空気層の周囲に
付着したインクミスト’ｌ洗浄液で洗い流し、インクミ
スト全除去するようにしたものである。洗浄液は空気層
の周囲を空気流の力により空気流の流れに沿って移動し
、インクミストを洗浄しながら空気吐出口から流出する
。したがってインクミストが除去され、安定した記録が
行えるようになる。

実施例 以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて説明する。

第１図において、空気層７ｔ−形成する空気室８の側壁
に空気室８内に洗浄Ｍ、９に流入させる流入口１０が設
けられ、流入口１０はベローズ１１と洗浄液タンクとに
連通している。ベローズ１１を矢印ムに示す方向に変位
させると、ベローズ１１の容積変化に伴ない洗浄液９が
流入口１０がら空気室８内へ流入する。洗浄液９の流入
を効率よく行うために弁１２が設けられている。洗浄液
９は空気流の力を利用して効果的に移動させる。その方
法として２つあるが、第１の方法は空気流が常時送られ
ている空気室８の内に洗浄液９を流し込み、空気流に洗
浄液９を混合させてインクミスト全除去する方法である
。空気流の流れに沿って洗浄液９が移動してインクミス
トの付着面を洗浄し、洗浄液９は空気吐出口１から排出
される。第２の方法は空気流全停止させた状態の空気室
８の内部に洗浄液９を流し込み、洗浄液９が空気層７に
十分に行きわたりインクミストが洗浄液９に溶は込んだ
時に、停止させておいた空気流を送り、空気流の力で洗
浄液９を空気吐出口１から排出させる。

いずれの方法も空気流の流れを利用し空気吐出口１かも
洗浄液を排出させる。排出された洗浄液は空気吐出口１
の前方に設置した容器１３に収納される。

第２図は、第１図に示したベローズ１１全自動的に変位
させる一実施例金示したものである。第１図と同一部分
には同一符号を付す。インクミストの付着量はインク吐
出口４から吐出されるインク吐出量と比例する。このイ
ンク吐出量は信号源６から発するパルスの累積数と比例
するので、パルスの累積数をもとにインクミストの除去
を行うものである。信号１４は信号源６と同一パルス数
の信号を発生しており、このパルス数をカウンタ１６で
計算し一定数になるとドライバー１６が動作する回路を
構成している。ソレノイド１３に電圧が加わるとスプリ
ング１７を縮ませる方向にプランジャー１８が移動しベ
ローズ１１を押しつけ、一定量の洗浄液が押し出され、
その後、スプリング１７の反発力によりプランジャー１
８はもとの位置に移動する。同時にベローズ１１の容積
も復元し、洗浄液タンクからベローズ１１内に洗浄液が
供給される。

発明の効果 以上のように、本発明は空気流と静電力によりインク滴
を吐出させるインクジェット記録装置の空気室に開閉自
在に洗浄液供給部？連結したもので、きわめて簡単な構
成でインクミストの除去が行え、安定し几空気流の流れ
が維持でき、安定した記録特性を保障そきる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるインクジェット記録
装置の断面概略図、第２図は本発明の他の実施例におけ
るインクジェット記録装置の構成を示す断面概略図、第
３図は従来のインクジェ１．Ｊト記録装置の一例を示す
断面概略図である。 １・・・・・・空気吐出口、４・・・・・・インク吐出
口、７・・・・・・空気層、８・・・・・・空気室、９
・・・・・・洗浄液、１０・・・・・・流入口、１１・
・・・・・ベローズ、１２・・・・・・弁、１３・・・
・・・ソレノイド、１６・・・・・・カウンタ、１６・
・・・・・ドライバー、１７・・・・・・スプリング、
１８・・・・・・プランジャー。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名Ｉ−
を気ｖｘｉ口　　　　？−ｓｒ：ＨＣ−一・１ン７１六
剥ト１ｉ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）空気吐出口と、空気吐出口に対向して配されたイ
   ンク吐出口と、前記空気吐出口に連通して配された空気
   室と、前記空気室に開閉自在に連結された洗浄液供給部
   と、前記空気室を介して空気吐出口より空気流を吐出さ
   せる手段と、前記空気吐出口とインク吐出口内のインク
   間に静電力を発生させる手段とを有することを特徴とす
   るインクジェット記録装置。
2. （２）静電力を発生させる手段に対応したパルス数をカ
   ウントし、そのパルス数に応じて洗浄液供給部の開閉を
   供給を制御する特許請求の範囲第１項記載のインクジェ
   ット記録装置。
3. （３）インクの吐出停止時に洗浄液供給部を開き空気室
   に洗浄液を流入させる特許請求の範囲第１項記載のイン
   クジェット記録装置。
4. （４）洗浄液の流入中又は流入後に空気室に空気流を導
   入し、洗浄液を空気流とともに空気吐出口より排出する
   特許請求の範囲第１項記載のインクジェット記録装置。