JPS61151060A - セラミックグリ−ンシ−ト用水性泥漿組成物 - Google Patents

セラミックグリ−ンシ−ト用水性泥漿組成物

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JPS61151060A
JPS61151060A JP59272195A JP27219584A JPS61151060A JP S61151060 A JPS61151060 A JP S61151060A JP 59272195 A JP59272195 A JP 59272195A JP 27219584 A JP27219584 A JP 27219584A JP S61151060 A JPS61151060 A JP S61151060A
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ceramic green
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polymer
green sheet
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君 篤胤
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Zeon Corp
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Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はセラミックグリーンシートラ製造する際に用い
られるセラミックシート用泥漿組成物に関するものであ
る。
(従来の技術) セラミックグリーンシートは一般的にぼりビニルブチラ
ール樹脂等のポリマーを、トルエン、ブチルアルコール
、トリクロロエチレン等の有機溶剤に溶解してこれをセ
ラミック原料微粉末とぎ−ルミル等で混合し、泥漿物を
作成し、空気全除去した後、ドクターブレード法やリバ
ースコーター法等で、ポリエステル等のフィルム上に一
定の厚さで塗布し、これを加熱乾燥してセラミックグリ
ーンシートとする方法が採用されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記の方法では有機溶剤を使用するため
に、作業衛生上および臭気による環境汚染の問題、さら
に有機溶剤の乾燥時に発生する爆発事故等の危険性の問
題がある。
かかる背景に鑑み、本発明者等は上記の問題を解決すぺ
〈鋭意検討した結果特定の重合体ラテックスを、セツミ
ックグリーンシート形成用結合剤物質として用いること
によシ表面平滑性、乾燥性、柔軟性にすぐれたセラミッ
クグリーンシートが得られるだけでなく、乾燥後のグリ
ーンシートが再利用可能であること金兄い出し、本発明
を完成したO (問題点を解決するための手段) すなわち、セラミック用原料微粉末および結合剤として
の重合体ラテックスより成るセラミックグリーンシート
用水性泥漿組成物において、結合剤として重合体中に少
なくともエチレン性不飽和酸単量体を1重量%以上、1
0重量−未満含有し、かつ該単量体の少なくとも30重
量%が重合体粒子表面に分布し、かつ、ガラス転移温度
が50℃以下である重合体のラテックスを使用すること
を特徴とするセラミックグリーンシート用水性泥漿組成
物を提供するものである。
本発明においては結合剤として重合体のラテックスを使
用するのでセラミック原料微粉末の均一分散化が容易に
なると共に、セラミックグリーンシート用水性泥漿組成
物中の該微粉末の濃度を従来以上に高めることも可能で
ある。
本発明で使用するセラミックグリーンシート形成用の結
合剤としての重合体ラテックスは、ガラス転移温度が5
0℃以下の重合体中に、少なくともエチレン性不飽和酸
単量体を1重量%以上、10重量%未満含有し、かつ該
単量体の少なくとも30重量%が重合体粒子表面に分布
する重合体のラテックスである。
エチレン性不飽和酸単量体単位の含有量が、1重its
未満では、セラミックグリーンシートの再分散性が悪く
、パリの再利用ができなくなる。10重量%以上では、
乾燥性が悪くなシ、実用の乾燥条件でセラミックグリー
ンシートの表面にヒビ割れが発生する場合があり、好ま
しくない。好ましくは2〜9重量%、更に好ましくは2
.5〜8重量%である。
エチレン性不飽和酸単址体が重合体粒子表面に分布する
割合が30重量%未満では、セラミックグリーンシート
の再分散性が悪く、パリの再利用ができなくなる。好ま
しくは40,31:31%以上、ざらに好ましくは50
重量−以上である。
尚、本発明で言う重合体粒子表面に分布するエチレン性
不飽和酸単量体とはJ、Henによる中和滴定時の電気
電導変曲線の第2ステージを意味する〔ジャーナル オ
プ コロイド アンド インターフェイス サイエンス
(J、Co11oid InterfaceSat、 
) 、第49巻、425〜432頁、1974年参照〕
エチレン性不飽和酸単量体としては、アクリル酸、メタ
クリル酸、イタコン酸、マレイン酸など;イタコン酸モ
ノエチルエステル、マレイン酸モツプチルエステル等の
不飽和ジヵルIン酸の千ノアルキルエステル;アクリル
酸スルフオニチルNa塩、メタクリル酸スル7オグロピ
ルNa塩、アクリルアミトープT:1パンスルフォン酸
などの不飽和カル?ン酸、不飽和スルフォン酸及びこれ
らの塩などが例示される。
重合体中の他の単量体単位は上記エチレン性不飽和酸単
量体と共重合可能な単量体で、本発明の重合体のガラス
転移温度が50℃以下となる単量体であれば特に制限が
ない。本発明の重合体のガラス転移温度が50℃を超え
ると、セラミックグリーンテープの柔軟性が低下し好ま
しくない。
エチレン性不飽和酸単量体と共重合可能な単量体として
は1.3−ブタジェン、イソプレン、1,3−ペンタツ
エン、クロロプレン等の共役ジエン;スチレン、α−メ
チルスチレン等の芳香族ビニル単量体;アクリロニトリ
ル、メタクリレートリル等の不飽和ニトリル単量体;メ
チルメタクリレート等のメタクリル酸エステル;エチル
アクリレート、ブチルアクリレート等のアクリル酸エス
テル;N−メチロールアクリルアミド等のエチレン性不
飽和酸のN−アルキロールアミド;グリシジルアクリレ
ート等のグリシジル基含有単量体;アリルアルコール、
2−ヒドロキシエチルアクリレート等の水緩基含有単量
体; N、N’−ジメチルアミノエチルアクリレート等
のアミノ基含有単量体;マレインアミド等のアミド基含
有単量体等が例示されるO 本発明の重合体ラテックスの製造法は、通常の乳化重合
の手法により製造されるが、特に好ましい製造方法とし
ては、重合体の粒子表面にエチレン性不飽和酸が分布し
やすい、多段重合、転相(phase 1nversi
on )重合、パワーフイード(power feed
 )重合が使用されるが、本発明においては特に制限さ
れない。通常、重合開始剤としては、有機過酸化物、レ
ドックス触媒系、過硫酸カリ、過硫酸アンモニウム等の
過硫酸塩等が使用される。乳化剤としてはアニオン系界
面活性剤、非イオン系界面活性剤等が単独あるいは2種
以上で用いられる。重合温度は0〜100℃であり、重
合方式も連続重合、バッチ式重合等が挙げられるO 該重合体ラテックスの使用量は一般的にセラミック原料
微粉末100重量部に対して固形分で2〜25重量部で
ある。2重量部未満ではセラミックグリーンシートにヒ
ビ割れが生じやすく、25重量部を超えるとセラミック
グリーンシートに空孔が多くなり密度の高いセラミック
が得られにくくなる。好ましくは3〜20重量部、さら
に好ましくは4〜15重量部である。
本発明のセラミックグリーンシート用泥漿組成物は、通
常、前記重合体ラテックスとセラミック原料微粉末とそ
の他配合剤t−ホールミル等で混合することにより得ら
れる。
本発明に使用されるセラミック微粉末はアルミナ、マグ
ネシア、ジルコニア、ベリリア、トリア、スピネール、
ステアタイト、酸化チタン、チタン酸バリウム、ホウ化
物、窒化物、ケイ化物、炭化物等の一般的な無機化合物
が挙げられ、セラミック用に使用されるものであれば、
特に制限されない。
本発明の組成物においては、アニオン系界面活性剤、ノ
ニオン系界面活性剤、ポリアクリル酸のアルカリ塩等の
分散剤の一糧以上、又エチレングリコール、グリセリン
、4リエチレングリコール等の高級アルコール、DOP
、 DBP等の7タル酸エステル等の可塑剤、脂肪酸エ
ステル系、アミン系、アマイド系、エーテル系、リン酸
エステル系、金属石けん系、シリコーン系、フッ素系等
の消泡剤、その他の配合剤を必要に応じ使用することが
できる。
中和剤としては、アンモニア水、トリエチルアミン等の
アミン類、モノエタノールアミン、ジェタノールアミン
、トリエタノールアミン等のアミノアルコール類等が使
用される。
本発明の重合体ラテックスとセラミック原料微粉末とそ
の他配合剤の混合方法として、各々を同時にボールミル
等で混合する方法、あらかじめセラミック原料微粉末を
適当な分散剤で水性の分散液とし、これを該重合体ラテ
ックス、その他の配合剤とボールミル等で混合する方法
等が例示されるが、特に制限されない。
セラミックグリーンシートは本発明のセラミックグリー
ンシート用水性泥漿組成物をポリエステルテープ上にド
クターブレード等を用いて塗布し50〜100℃の温度
で乾燥することにより製造される。
本発明の該組成物を使用したセラミックグリーンシート
は、表面平滑性、乾燥性、柔軟性にすぐれ、乾燥後のシ
ート’を再分散再使用することができる。また、製造の
過程において有機溶剤を使用しないので、環境汚染、爆
発等の危険性、有機溶剤の回収等の問題がなく経済的に
も利点が大きい◎以下実施例によシ本発明を具体的に説
明する。
実施例1 通常の転相重合により、第1表に記した組成(重量%)
t−有する重合体ラテックスを調整した。
第  1  表 尚ラテックス粒子表面の酸分布の測定値(5)は、次の
方法で求めたものである。
ラテックスの固形分が2重量%となる様に蒸留水で稀釈
した所定量のラテックスf NaOH水溶液によりpH
を12に調整する。これi 1710 NのHCt水溶
液で中和し、電気電導度HC1水溶液滴下量の関係をグ
ロットする。得られた滴定曲線の第2ステージ(第1図
にカルがキシル変性重合体ラテックスの典形的な中和滴
定曲線を示したが、この曲線中の第2ステージをいう)
で消費されたHCl量(但しエチレン性不飽和酸単量体
金除く以外は同一の条件で重合したラテックスをブラン
クとして中和滴定し補正した)よりエチレン性不飽和酸
単量体の重量を求め、該単′量体の仕込重量で除して求
めた。
これらの6種類の重合体ラテックスを第2表に示すセラ
ミック微粉末等の分散液とボールミル中で混合し、水性
泥漿を形成させた。次いでアンモニア水を添加して更に
混合し粘度が5000 cpa(室温、B型粘度計、6
0 rpm )、−が8.0〜8.5である均一な水性
泥漿組成物t−調製した。
第2表 配合処方 分散液 アルミナ(1)      100 アニオン系分散剤(2)1 注)(1)日軽化工社製品LS−20V(2)東亜合成
社製品A−6114 この水性泥漿組成物をドクターグレードでポリエステル
フィルム上に厚さ1.5 mに塗布した後40℃×30
分→60℃×20分→80℃×20分の条件で順次乾燥
し、約1m厚のセラミックグリーンシートを得た。
これらのセラミックグリーンシートの性能を測定し、結
果を第3表に示した。
第  3  表 (注) *1 ポリエステルフィルムに接触していない方の表面
t−75°のグロスメーターにて測定した。
本2乾燥後のシートに所定の水とアンモニア水を添加し
、ボールミルに24時間掛けた後、前記の方法でグリー
ンシートを作成し評価した。
実施例2 実施例1゛のラテックスCと同じ単量体組成を有し、か
つ、ラテックス粒子表面の酸分布が25重量%(ラテッ
クスg)、32重量%Cラテックスh)、70:i量%
(ラテックスl)である重合体ラテックスを転相重合に
よシ製造した・実施例1と同様にしてセラミックグリー
ンシートを得た。これらのセラミックシートの性能を第
4表に示した。
第  4  表 実施例3 ブタジェン70重量%、スチレン25重量%、アクリル
酸5重量%(ラテックスj)、ブタジェン70重量%、
アクリロニトリル25重量%、アクリル酸5重量%(ラ
テックスk)、ブチルアクリレート95重量%、アクリ
ル酸5重量%(ラテックスl)の単量体組成を有しかつ
ラテックス粒子表面の酸分布が60〜70 %、である
3糧の重合体ラテックス全製造し、実施例1と同様にし
て、セラミックグリーンシートを得た、これらのセラミ
ックの性能全第5表に示した。
第  5  表
【図面の簡単な説明】
第1図にカルボキシル変性重合体ラテックスの典形的中
和滴定曲線を示す◎ 特許出願人 日本ゼオン株式会社 第1図 Hd’ (m))

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. セラミック用原料微粉末および結合剤としての重合体ラ
    テックスより成るセラミックグリーンシート用水性泥漿
    組成物において、結合剤として重合体中に少なくともエ
    チレン性不飽和酸単量体を1重量%以上、10重量%未
    満含有しかつ該単量体の少なくとも30重量%が重合体
    粒子表面に分布し、かつガラス転移温度が50℃以下で
    ある、重合体のラテックスを使用することを特徴とする
    セラミックグリーンシート用水性泥漿組成物
JP59272195A 1984-12-24 1984-12-24 セラミックグリ−ンシ−ト用水性泥漿組成物 Granted JPS61151060A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6252162A (ja) * 1985-08-29 1987-03-06 三井東圧化学株式会社 セラミツクス成形用組成物およびそれを用いるセラミツクスの成形方法
US5925444A (en) * 1992-12-09 1999-07-20 Hitachi, Ltd. Organic binder for shaping ceramic, its production method and product employing the same
US7361242B2 (en) * 1999-10-20 2008-04-22 Murata Manufacturing Co., Ltd. Ceramic slurry composition and methods for producing ceramic green sheet and multilayer ceramic electronic device
JP2013010670A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Taiheiyo Cement Corp 湿式成形用セラミックススラリーの製造方法および製造装置
JPWO2018012194A1 (ja) * 2016-07-15 2018-07-12 日本エイアンドエル株式会社 グリーンシート用バインダー、該バインダーを含有するスラリー及びグリーンシート

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