JPS61150736A - マニブレ−タにおけるワ−ク打撃装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は型打鍛造工程中において、鍛造品を一つの工
程からつぎの工程へと搬送するマニプレータに関するも
のである。

〔従来の技術〕

型打鍛造機によって型打ち鍛造された鍛造品（以下ワー
クと称する）は周囲にパリが発生する。

このパリを有するワークはマニプレータによって鍛造機
の仕上呈上から外してつぎのトリミング型上に搬送して
パリを除去する。

このような作業に用いるマニプレータの一例として特公
昭５２−４４８６１号公報に記載されたものがある。

この公知のマニプレータは、第６図に示すように１図示
省略しであるフレーム上に設けた保持台１に水平のピン
２により筒状の支持体３を傾斜自在に取付け、この支持
体３内に、図示省略しである駆動シリンダにより進退さ
れる作動ロッド４を設け、支持体３の先端に、支点ピン
５により開閉自在に取付けた左右一対のフィンガー６と
ロッド４の先端とをそれぞれリンク７で連結したもので
あるＯ このような従来のマニプレータは駆動シリンダによるロ
ッド４の進退でフィンガー６が開閉するから、フィンガ
ー６でワーク８を掴んで第５図のして上型によるプレス
によりバリ４５を切断除去するのである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、トリミング型９にはエツジ１ｏがあるので、ワ
ーク８をトリミング型に挿入するさい。

ワーク８の一部とエツジ１０のわずかな引掛りによって
も、ワーク８がトリミング型９に挿入されないという問
題がある。

この発明はマニプレータにワークの上部を打撃する打撃
装置を設けることによりワークをトリミング型に確実に
挿入することができるマニプレータを得ることを技術的
課題とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の問題点を解決するために講じた技術的手段はフレ
ーム上の適所にワーク打撃アームの後端を水平のピンに
より揺動自在に取付けるとともに、この打撃アームの先
端にフィンガーから離脱したワークの上部を打撃するウ
ェイトを設け、前記ロッドの一部とワーク打撃アームの
一部には、このロッドがフィンガーを開く方向に移動し
たとき、持ち上げていたアームを落下させるカム機構を
設けたことである。

〔作　用〕

この発明は上記の構成であり、フィンガーで掴んだワー
クをトリミング型上に移動させ、ロッドが作動してフィ
ンガーを開放させて、ワークがトリミング型上に乗ると
同時に、カム機構により持上げられていたワーク打撃ア
ームが下方へ回動してその先端のウェイトがトリミング
型上のワークを打撃してワークを正しくトリミング型に
挿入する。

〔実施例〕

つぎにこの発明装置の一実施例を第１図ないし第４図に
基づいて説明する。

これらの図において１１は昇降フレームで、この昇降フ
レームは図示省略しである横行台上に適宜の駆動手段に
より昇降するように取付けられたものである。

１２は昇降フレーム１１上に設けたガイド１３に沼って
水平方向に進退するロッド、１４はその駆動シリンダで
ある。

ガイド１３の両側のブラケット１５には一対のアーム１
６の後端を垂直のピン１７により回動自在に取付け、こ
の両アーム１６の中間部にピン１８により一端を連結し
た左右のリンク１９の後端をピン２０により前記ロッド
１２の先端に連結する。

２１は各アーム１６の先端に固定したフィンガーであっ
て、ワーク８の両側に適公する形状としである。

前記ガイド１３の上側に固定したブラケット２４にはワ
ーク打撃アーム２５の後端を水平のピン２６により揺動
自在に取付け、このアーム２５の先端にはウェイト２８
を固定する。

３ｏは前記ロッド１２の前端上に固定した支持片で、そ
の先端上にローラ３１を取付け、前記アーム２５の中間
部下側にはローラ３１により押上げられるカム３２を固
定する。

３４は前記ブラケット２４の上端から前方へ向けて固定
した張出台で、その先端下部と前記アーム２５間に押バ
ネ３５を設けるが、この押バネ３５はその弾力を調節可
能とするとよい。

前記ロッド１２の後端には、第１図のように横枠３８を
固定し、この横枠３８の両端から後方へ向けて設けた取
付棒３９．４０にはフレーム１１上に固定したリミット
スイッチ４１．４２を作動させる作用片４３．４４を調
節自在に固定する。

つぎに上記実施例の作用を説明する。

第１図、第２図はロッド１２が後退位置にあり、左右の
アーム１６の先端のフィンガー２１はワーク８の両側を
掴持している状態を示している。

このとき、ロッド１２上のローラ３１は第２図。

第３図のようにアーム２５のカム３２から若干の間隙を
存して外れており、アーム２５の先端のウェイト２８は
ワーク８上に乗っている。

この状態は前工程で鍛造加工を施されて周囲にバリ４５
が生じたワーク８をフィンガー２１で掴んで図示省略し
である横行台とともに移動してきた昇降フレーム１１が
トリミング型９の位置で停止し、昇降フレーム１１が下
降してワーク８をトリミング型９の直上に接近させた状
態である。

第１図、第２図の状態から、シリンダ１４を働かせて、
ロッド１２を前進させると、第１図の鎖線のように左右
のアーム１６が開き、フィンガー２１で掴んでいたワー
ク８がトリミング型９上に乗せられる。

一方、上記のようにロッド１２が前進すると、その先端
上部のローラ３１がカム３２を押し上げるから、ワーク
打撃アーム２５は−たん上方へ傾斜し、ローラ３１がカ
ム３２を通過すると同時に自重とバネ３５の作用でアー
ム２５は下方へ傾斜してその先端のウェイ”ト２８によ
り第４図のようにワーク＄を打撃する。

トリミング型９上に乗ったワーク８が第５図のようにエ
ツジ１０に引っかかっている場合でも、前記のようにウ
ェイト２８がワーク８の上部を打撃することによりワー
ク８はトリミング型９に確実に押し込まれる。

上記のようにロッド１２が前進すると、その後方の作用
片４４がリミットスイッチ４２を働かせて、昇降フレー
ム１１が上昇し１図示省略しである横行台とともに元の
位置に戻り、ロッド１２が後退してつぎのワークを掴持
する。

ロッド１２が後退するさいもローラ３１がカム３２を押
し上げてアーム２５を持ち上げたのち。

落す作用が行なわれるが、特に支障はない。しかし、カ
ム３２の後部を下方に突出させてロッド１２が後退位置
にあるとき、アーム２５が上向きに傾斜するようにして
おけばロッド１２の戻シ工程でアーム２５が打撃動作を
行なうことはない。

〔効　果〕

この発明は上記のように、マニプレータにワーク打撃装
置を設け、フィンガーがワークを掴んでトリミング型上
に移送し、フィンガーが開いて。

ワークがトリミング型上に乗ると同時にカム機構の作用
でこれまで持ち上げられていたワーク打撃アームが落下
してギの先端のハンマーがワークの上部を打撃するので
ワークがトリミングのエツジに引っ掛かった場合でもワ
ーク打撃時のショックにより、このワークがエツジから
外れてトリミング型内に正確に嵌入する。

従って人手によりワークの姿勢を修正する必要がなく直
ちに上型を下降させて正確なパリ取シが行なえるという
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の打撃装置を有するマニプレータの一
部横断平面図、第２図は同上の一部縦断側面図、第３図
は同じく一部を切欠し、ロッド貫通部を縦断した側面図
、第４図はロンド前進時の一部縦断側面図、第５図はワ
ークとトリミング型の拡大縦断正面図、第６図は従来の
マニプレータの一部縦断平面図である。 ８・・・ワーク、９・・・トリミング型、１２・・・ロ
ッド、１４・・・駆動シリンダ、２１・・・フィンガー
、２５・・・ワーク打撃アーム、２６・・・水平のピン
、２８・・・ウェイト、３１・・・ローラ、３２・・・
カム。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フレーム上に設けた駆動シリンダにより進退するロッド
   に連動して開閉し、ワークの両側を掴持する左右一対の
   フィンガーを有するマニプレータにおいて、フレーム上
   の適所にワーク打撃アームの後端を水平のピンにより揺
   動自在に取付けるとともに、このワーク打撃アームの先
   端にフィンガーから離脱したワークの上部を打撃するウ
   エイトを設け、前記ロッドの一部とワーク打撃アームの
   一部には、このロッドがフィンガーを開く方向に移動し
   たとき、持ち上げていたアームを落下させるカム機構を
   設けたことを特徴とするマニプレータにおけるワーク打
   撃装置。