JP2748274B2 - 鍛造用ビレットの受渡し装置 - Google Patents

鍛造用ビレットの受渡し装置

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自動熱間鍛造処理工程中に使用されるビ
レットの受渡し装置に関し、特にビレットヒータにより
加熱されたビレットを受け取り、後工程の装置へ引き渡
す鍛造用ビレットの受渡し装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に自動化されていない熱間鍛造処理工程におい
て、ビレットヒータにより加熱され、そこから排出され
たビレット(ワーク鉄片)は、手作業により鍛造加工す
る鍛造装置へ引き渡すことが通常行われている。
一方、従来は鍛造処理工程における生産効率の向上等
を図る目的で、熱間鍛造工程の自動化が促進されている
が、この自動熱間鍛造処理工程において、ビレットヒー
タにより鍛造加工処理温度まで加熱されたビレットを受
け取り、及び受け取ったビレットを鍛造用ロボットの引
き渡し位置へ移動させる装置として第5図の概念図で示
す鍛造用ビレットの受渡し装置1が提案されている。
この従来のビレットの受渡し装置1は、直線形のスキ
ッドレール2(実線)を介しビレットヒータ3の開口部
3a外部へ順次搬出された複数個のビレットからなるビレ
ット列4のうち、先頭に位置するビレット5のみを把持
するとともに、把持したビレット5を図示せぬ鍛造加工
用のロボットの引渡し位置へ移動させるビレット把持手
段6と、先頭に位置するビレット5に直後に位置するビ
レット7を把持するエスケープチャック8とから構成さ
れている。
なお、前記把持手段6は、ビレット5を把持する受渡
しチャック9と当該受渡しチャック9を90゜回転させて
図示せぬ鍛造加工用ロボットの受渡し位置へ移動させる
回転アーム10とから構成されている。
上記したビレットの受渡し装置1によると、ビレット
ヒータ3により鍛造加工処理温度にまで加熱されたビレ
ット列4がビレットヒータ3内に配設されたスキッドレ
ール2に沿って、開口部3aの外側に位置するスキッドレ
ール2の先端2aにまで押出されると、図示せぬ位置検出
センサーにてその旨が検出され、先頭に位置するビレッ
ト5のみが受渡しチャック9に把持される。一方、先頭
に位置するビレット5のみが受渡しチャック9に把持さ
れると、その直後に位置するビレット7はエスケープチ
ャック8に把持される。しかる後、受渡しチャック9に
把持された先頭のビレット5のみが回転アーム10によっ
て一転鎖線で示すように回転移動され、図示せぬ鍛造ロ
ボットの受渡し位置に移動される。
なお、エスケープチャック8により先頭に位置するビ
レット5直後に位置するビレット7を把持する理由は、
加熱されたビレットは互いに貼り付く傾向があるので、
その貼り付いたビレットを一個づつ分離し鍛造ロボット
の引渡し位置に移動させるためである。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述したビレットの受渡し装置1では、先
頭に位置するビレット5とその直後に位置するビレット
7とを切り離すには、先頭に位置するビレット5、を受
渡しチャック9に把持する動作と、その直後に位置する
ビレット7をエスケープチャック8に把持する動作と、
先頭のビレット5を把持する受渡しチャック9を回転ア
ーム10により回転移動する動作の三つの動作を行わなけ
ればならなかった。
このため、先頭に位置するビレット5とその直後に位
置するビレット7とを切り離す処理、すなわち切り離し
処理のスピードが向上せず、これにより、ビレットの受
渡し装置1の受渡し処理全体のスピードが向上しないと
いう問題があった。
この発明は上述した事情に鑑み、ビレットの切り離し
処理を一動作で行って、ビレット受渡し処理全体のスピ
ードを可及的に向上させるようにした鍛造用ビレットの
受渡し装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述した目的を達成するため、この発明では、ビレッ
トヒータ内に、スキッドレールに沿って押出されたビレ
ット列の先頭に位置するビレットのみを把持し、かつ把
持したビレットを前記ビレットヒータの外部へ移動させ
るビレット把持手段を有する鍛造用ビレットの受渡し装
置において、前記ビレット把持手段の先端部を、前記ス
キッドレールに対し段差を設けて配設し、前記ビレット
把持手段が前記ビレット列の先頭に位置するビレットを
把持すると同時に、前記段差により、前記ビレット列の
先頭に位置するビレットと該ビレット直後に位置するビ
レットとを相対的に移動させて切り離すようにしてい
る。
〔作用〕
上述した鍛造用ビレットの受渡し装置によると、ビレ
ット把持手段の先端部を、スキッドレールに対し段差を
設けて配設し、ビレット把持手段がビレット列の先頭に
位置するビレットを把持すると同時に、前記段差によ
り、前記ビレット列の先頭に位置するビレットと該ビレ
ット直後に位置するビレットとを相対的に移動させて切
り離すようにしているので、ビレット把持手段がビレッ
ト列の先頭に位置するビレットを把持するという一動作
のみで隣接するビレットの切り離し処理も同時に行うこ
とができ、これにより、ビレットの切り離し処理が迅速
化し、受渡し処理全体のスピードが向上する。
〔実施例〕
以下、この発明に係わる鍛造用ビレットの受渡し装置
の一実施例を詳述する。
第1図は、この発明に係わる鍛造用ビレットの受渡し
装置20の概念図で、従来と同様のビレットヒータ3に適
用した状態を示している。
この鍛造用ビレットの受渡し装置20は、ビレットを把
持するクランパ21と、このクランパ21を矢印の如く図示
せぬ鍛造ロボットの引渡し位置へ移動させる移動テーブ
ル22とからなるビレット把持手段23により構成されてい
る。
なお、移動テーブル22は、その下方に配設されたガイ
ドバー24に沿って図面の左右方向に移動する。
一方、第1図の要部拡大断面図で示す第2図のよう
に、移動テーブル22の先端部22aには、受けレール24が
固着されており、この受けレール24の先端24aは第2図
で示す初期位置では、下方へ傾斜直後のスキッドレール
2に接近した位置に配設され、しかもその上面24bは傾
斜直前のスキッドレール上面2aに対し段差Qを設けて配
設されている。
また、クランパ21は軸25により回転自在に支承されて
おり、後端21bは上下動するクランパシリンダ26と結合
している。したがってクランパ21はクランパシリンダ26
が矢印のように上下動すると、その先端21aが上下動す
ることとなる。
またクランパ21の下方には、コイルバネ27により常時
ビレットヒータ3の開口部3a側へ付勢されたスライド自
在なビレット検知棒28が配設されている。なお、第2図
で符号29は、ビレット検知棒28の後端28bの位置を検出
する検知手段で、この検知手段29は例えばリミットスイ
ッチにより構成される。
なお、第2図に示すビレットヒータ3において図示せ
ぬヒータコイルは、従来と同様に矢印Aで示す位置にま
で配設されている。
次に上述したビレット把持手段23からなる鍛造用ビレ
ットの受渡し装置20の作用を説明し、併せて構成をより
詳細に説明する。
第2図で示すように、後方より押出されたスキッドレ
ール2上移動するビレット列4の先頭に位置するビレッ
ト5が検知棒28の先端28aと当接し、さらに当該ビレッ
ト5が検知棒28を付勢するコイルバネ27の付勢力に抗し
て図面の右側へ移動すると、第2図の要部拡大図で示す
第3図のように、ビレット列4の先頭に位置するビレッ
ト5は、後続するビレット7に貼り付いて段差Qを有す
る受けレール24の上面24a上に移動する。
次にビレット列4の先頭に位置するビレット5が、第
3図に示す位置から図面の右側へさらに移動すると、第
2図で示す検知手段29により検知棒28の後端28bが検出
される。このように、検知棒28の後端28bが検出される
と、この検知手段29の検知信号に基づいてクランプシリ
ンダ26が上動し、このためクランプ21の先端21aは第4
図で示すように下方へ移動して、ビレット列4の先頭に
位置するビレット5を下方に押圧して当該ビレット5を
受けレール24の上面24a上に押し付ける。その際、ビレ
ット列4の先頭に位置するビレット5と後続する貼り付
いたビレット7との間には上下方向に対し相対的な位置
の変動が生ずるため先頭に位置するビレット5のみが受
けルール24の上面24aへ確実に落下することとなる。
したがって、先頭のビレット5と接続するビレット7
はその上下方向に対する相対的な移動により容易に切り
離されることとなる。
すなわち、ビレット列の先頭に位置するビレットを把
持するという一動作のみを行えば、先頭のビレット5と
後続するビレット7とを同時に切り離すことができる。
これにより、ビレットの切り離し処理のスピードが向
上するので、鍛造用ビレットの受渡し装置の受渡し処理
全体のスピードが向上することとなる。
そして、このように切れ離されたビレット5はクラン
パ21の先端21a、検知棒28の先端28a及び受けレール24の
上面24aにより把持された状態のまま、移動テーブル2
(第2図)により図面に対し右側へ移動され図示せぬ鍛
造ロボットの引き渡し位置まで運ばれることとなる。
なお、ビレット列4の先頭に位置するビレット5と後
続するビレット7とが貼り付いていない場合は、第3図
で示す状態において、先頭のビレット5は自重により受
けレール24の上面24aに自然落下するが、この場合でも
当該ビレット5は第4図で示すようにクランパ21の先端
21a、検知棒28の先端28a及び受けレール24の上面24aに
より把持されるので、自然落下したビレットは、落下の
際に倒れて姿勢を変更することはなく、正常の姿勢のま
ま図示せぬ鍛造ロボットの引渡し位置に移動されること
となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明の鍛造用ビレットの受
渡し装置では、ビレット把持手段の先端部を、スキッド
レールに対し段差を設けて配設し、ビレット把持手段が
ビレット列の先頭に位置するビレットを把持すると同時
に、前記段差により、ビレット列の先頭に位置するビレ
ットと該ビレット直後に位置するビレットとを相対的に
移動させて切り離すようにしているから、ビレット列の
先頭に位置するビレットを把持するという一動作のみで
隣接するビレッドの切り離し処理を同時に行うことがで
き、このためビレットの切り離し処理スピードが速ま
り、鍛造用ビレットの受渡し処理全体のスピードを一層
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係わる鍛造用ビレットの受渡し装置
を示す概念図、第2図は第1図の要部拡大断面図、第3
図及び第4図はそれぞれ第2図の要部拡大図、第5図は
従来の鍛造用ビレットの受渡し装置を示す概念図であ
る。 2……スキッドレール、3……ビレットヒータ、4……
ビレット列、5……先頭のビレット、23……ビレット把
持手段、Q……段差。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビレットヒータ内に、スキッドレールに沿
    って押出されたビレット列の先頭に位置するビレットの
    みを把持し、かつ把持したビレットを前記ビレットヒー
    タの外部へ移動させるビレット把持手段を有する鍛造用
    ビレットの受渡し装置において、 前記ビレット把持手段の先端部を、前記スキッドレール
    に対し段差を設けて配設し、 前記ビレット把持手段が前記ビレット列の先頭に位置す
    るビレットを把持すると同時に、前記段差により、前記
    ビレット列の先頭に位置するビレットと該ビレット直後
    に位置するビレットとを相対的に移動させて切り離すよ
    うにしたことを特徴とする鍛造用ビレットの受渡し装
    置。
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