JPS61148238A - 摺動部用部材 - Google Patents
摺動部用部材Info
- Publication number
- JPS61148238A JPS61148238A JP27045584A JP27045584A JPS61148238A JP S61148238 A JPS61148238 A JP S61148238A JP 27045584 A JP27045584 A JP 27045584A JP 27045584 A JP27045584 A JP 27045584A JP S61148238 A JPS61148238 A JP S61148238A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- sliding part
- particle diameter
- carbon fiber
- sliding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Mechanical Sealing (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Lubricants (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、摺動部用部材に関する。更に詳しくは、機械
的特性、耐食性などを改善せしめた摺動部用部材に関す
る。
的特性、耐食性などを改善せしめた摺動部用部材に関す
る。
四7ツ化エチレン樹脂は、耐熱性、耐薬品性、摺動特性
ガどにすぐれているので、シール材として広く用いられ
ているが、これ単独では外力による変形量が大きく、ま
た摩耗量も大きいので、それに種々の充填剤を配合する
ことが行われている。
ガどにすぐれているので、シール材として広く用いられ
ているが、これ単独では外力による変形量が大きく、ま
た摩耗量も大きいので、それに種々の充填剤を配合する
ことが行われている。
充填剤としては、ガラス繊維、カーボン繊維、金属粉末
などが用いられているが、近年は苛酷彦条件下での使用
検討が増加し、従来のものでは限界PV値(pV値は、
軸受特性を表わすのに用いられ、軸受材の相互比較の目
安となるものであり、圧力Pと摺動面速度■との関数で
表わされ、この値が高い程耐圧性、耐速度性にすぐれて
いることに力る)が低いため、こうした要求に対して対
応ができなくなってきている。壕だ、摺動部用部材の相
手材が、最近の軽量化傾向に伴ってアルミニウムである
場合が増えてきているが、従来の部材では相手アルミニ
ウム材を摩耗させるので、実使用には困難である。
などが用いられているが、近年は苛酷彦条件下での使用
検討が増加し、従来のものでは限界PV値(pV値は、
軸受特性を表わすのに用いられ、軸受材の相互比較の目
安となるものであり、圧力Pと摺動面速度■との関数で
表わされ、この値が高い程耐圧性、耐速度性にすぐれて
いることに力る)が低いため、こうした要求に対して対
応ができなくなってきている。壕だ、摺動部用部材の相
手材が、最近の軽量化傾向に伴ってアルミニウムである
場合が増えてきているが、従来の部材では相手アルミニ
ウム材を摩耗させるので、実使用には困難である。
このような実情に鑑み、本発明者は、既に用いられてい
る各種の充填材を組合せ、それらの配合比を変えること
によりかかる課題の解決を図った結果、次のような特定
組成の混合粉末を焼成してなるものが、限界pV値が高
くかつ相手アルミニウム材を殆んど摩耗させない摺動部
用部材を与えることを見出した。
る各種の充填材を組合せ、それらの配合比を変えること
によりかかる課題の解決を図った結果、次のような特定
組成の混合粉末を焼成してなるものが、限界pV値が高
くかつ相手アルミニウム材を殆んど摩耗させない摺動部
用部材を与えることを見出した。
〔問題点を解決するだめの手段〕および〔作用〕従って
、本発明は軸受などの摺動部用部材に係り、この摺動部
用部材は、いずれも重量比で、カーボン繊維5〜20%
、青鈷粉末10〜35%、二硫化モリブデン粉末1〜5
%および残部が四フッ化エチレン樹脂粉末よりなる混合
粉末を焼成して得られろ。
、本発明は軸受などの摺動部用部材に係り、この摺動部
用部材は、いずれも重量比で、カーボン繊維5〜20%
、青鈷粉末10〜35%、二硫化モリブデン粉末1〜5
%および残部が四フッ化エチレン樹脂粉末よりなる混合
粉末を焼成して得られろ。
カーボン繊維としては、一般に単糸径が約10〜15μ
、繊維長が約0.1〜Q、4 rnrnのものが用いら
れろ。青銅粉末としては、Sn含量が約10〜30%で
あって、一般に粒径が約50〜150μで、球形に近い
形状のもの、樹枝状の形状のもの、対称性を欠く不規則
な形状のもの捷たけ多孔質粒子のもの々ど任意の形状を
したものが用いられる。二硫化モリブデン粉末としては
、一般に粒径が約0.4〜10μのものが用いられる。
、繊維長が約0.1〜Q、4 rnrnのものが用いら
れろ。青銅粉末としては、Sn含量が約10〜30%で
あって、一般に粒径が約50〜150μで、球形に近い
形状のもの、樹枝状の形状のもの、対称性を欠く不規則
な形状のもの捷たけ多孔質粒子のもの々ど任意の形状を
したものが用いられる。二硫化モリブデン粉末としては
、一般に粒径が約0.4〜10μのものが用いられる。
また、四フッ化エチレン樹脂粉末としては、一般に平均
粒径が約30〜50μ、平均分子量が約10000〜5
0000のものが用いられる。
粒径が約30〜50μ、平均分子量が約10000〜5
0000のものが用いられる。
規定された各成分間の配合割合は、本発明の目的を達成
させるのに有効表範囲であり、各成分共これより少ない
割合で用いられると限界PV値を低下させ、壕だこれよ
り多い割合では機械的強度を低下させるようになる。
させるのに有効表範囲であり、各成分共これより少ない
割合で用いられると限界PV値を低下させ、壕だこれよ
り多い割合では機械的強度を低下させるようになる。
以上の各成分からなる混合粉末は、混合機などによって
よく混合した後、所定形状の金型に入れ約700〜90
0 Kyf/clの圧力下で予備成形し、この予備成形
物は、例えば約3時間かけてその温度を室温から375
℃に上げ、この温度で約3時間保持した後、約10時間
かけて室温迄戻すというようにして焼成炉中で焼成され
ろ。焼成物は、その後所望の形状に加工されて、例えば
軸受などの摺動部用部材に成形されろ。
よく混合した後、所定形状の金型に入れ約700〜90
0 Kyf/clの圧力下で予備成形し、この予備成形
物は、例えば約3時間かけてその温度を室温から375
℃に上げ、この温度で約3時間保持した後、約10時間
かけて室温迄戻すというようにして焼成炉中で焼成され
ろ。焼成物は、その後所望の形状に加工されて、例えば
軸受などの摺動部用部材に成形されろ。
本発明に係る摺動部用部材は、次のような点での特徴を
有している。
有している。
(1)カーボン繊維と青銅粉末とがからまって、互いに
補強し合っているので、得られた摺動部用部 :材の機
械的特性、例えば圧縮強度や限界PV値などを高めろこ
とができる。
補強し合っているので、得られた摺動部用部 :材の機
械的特性、例えば圧縮強度や限界PV値などを高めろこ
とができる。
(2)二硫化モリブデン粉末は潤滑剤として作用するの
で、摺動部用部材の表面摩擦係数を持続的に低くするこ
とができる。
で、摺動部用部材の表面摩擦係数を持続的に低くするこ
とができる。
(3)青銅粉末が摺動相手面に適量宛転移して摺動皮膜
を形成させるので、摺動時に相手材を傷付けることなく
、またそれ自身の耐摩耗性を高めることができる。
を形成させるので、摺動時に相手材を傷付けることなく
、またそれ自身の耐摩耗性を高めることができる。
(4)摺動部用部材の表面にはカーボン繊維と青銅粉末
とから微小な凹凸が形成され、そこに潤滑用液体を保持
せしめることができるので、潤滑性能が高く、すぐれた
摺動特性を発揮する。
とから微小な凹凸が形成され、そこに潤滑用液体を保持
せしめることができるので、潤滑性能が高く、すぐれた
摺動特性を発揮する。
(5)得られた摺動部用部材の耐熱性は高く、260℃
での常用が可能であり、耐食性も良好である。
での常用が可能であり、耐食性も良好である。
次に、実施例について本発明を説明する。
実施例1〜4、比較例1〜2
下記表に示されろ組成(重量部)の混合粉末を、圧縮成
形法に予備成形した後、360〜380 ℃で約3時間
焼成し、焼成物について次の各項目の値を測定した。
形法に予備成形した後、360〜380 ℃で約3時間
焼成し、焼成物について次の各項目の値を測定した。
(限界pv値)
結水式摩擦摩耗試験機でPとVとの値を連続的に変化さ
せ、摩擦係数と摺動温度とが急激に増大したときのpx
vの値を限界pv値とした。なお、相手材としては54
50が用いられ、速さ条件は0.1〜1.0m浬である
。
せ、摩擦係数と摺動温度とが急激に増大したときのpx
vの値を限界pv値とした。なお、相手材としては54
50が用いられ、速さ条件は0.1〜1.0m浬である
。
(Al摩耗量)
相手材にADO12(T6処理)を用い、荷重8〜、速
さ0.5 m7%、時間24時間の条件下で摺動させた
ときの摩耗量をマイクロメーターで測定した。
さ0.5 m7%、時間24時間の条件下で摺動させた
ときの摩耗量をマイクロメーターで測定した。
(圧縮強き)
直径12.7順、高さ25.4 rrrmの円柱を11
分の速度で圧縮し、25%(約0.64ffm)変形し
たときの荷重を測定前の断面積(1,267CTI)で
除した値として算出した。
分の速度で圧縮し、25%(約0.64ffm)変形し
たときの荷重を測定前の断面積(1,267CTI)で
除した値として算出した。
得られた結果は、次の表に示される。
実施例1実施例2実施例3実施例4比較例1比較例2〔
組成〕 カーボン繊維 20 15 10 10 10
10青銅粉末(Sn10%) 10 25 30
35 − 20二硫化モリがン粉末 531
5−−四フツ化エチレン樹脂粉末 65 57
59 50 90 70〔測定値
〕
組成〕 カーボン繊維 20 15 10 10 10
10青銅粉末(Sn10%) 10 25 30
35 − 20二硫化モリがン粉末 531
5−−四フツ化エチレン樹脂粉末 65 57
59 50 90 70〔測定値
〕
Claims (1)
- 1、いずれも重量比で、カーボン繊維5〜20%、青銅
粉末10〜35%、二硫化モリブデン粉末1〜5%およ
び残部が四フツ化エチレン樹脂粉末よりなる混合粉末を
焼成して得られた摺動部用部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27045584A JPS61148238A (ja) | 1984-12-21 | 1984-12-21 | 摺動部用部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27045584A JPS61148238A (ja) | 1984-12-21 | 1984-12-21 | 摺動部用部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61148238A true JPS61148238A (ja) | 1986-07-05 |
Family
ID=17486526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27045584A Pending JPS61148238A (ja) | 1984-12-21 | 1984-12-21 | 摺動部用部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61148238A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02105892A (ja) * | 1988-10-13 | 1990-04-18 | Arai Pump Mfg Co Ltd | 摺動部用部材 |
JPH0483914A (ja) * | 1990-07-24 | 1992-03-17 | Taiho Kogyo Co Ltd | すべり軸受材料 |
US5300366A (en) * | 1990-05-09 | 1994-04-05 | Oiles Corporation | Fluororesin composition for a sliding member and a sliding member |
WO1999001675A1 (de) * | 1997-07-03 | 1999-01-14 | Ks Gleitlager Gmbh | Gerollte gleitlagerbuchse |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58167696A (ja) * | 1982-03-29 | 1983-10-03 | Arai Pump Mfg Co Ltd | 摺動部用部材 |
-
1984
- 1984-12-21 JP JP27045584A patent/JPS61148238A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58167696A (ja) * | 1982-03-29 | 1983-10-03 | Arai Pump Mfg Co Ltd | 摺動部用部材 |
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WO1999001675A1 (de) * | 1997-07-03 | 1999-01-14 | Ks Gleitlager Gmbh | Gerollte gleitlagerbuchse |
US6340534B1 (en) | 1997-07-03 | 2002-01-22 | Ks Gleitlager Gmbh | Wrapped slide bearing bushing |
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