JPS62109844A - 摺動部用部材 - Google Patents
摺動部用部材Info
- Publication number
- JPS62109844A JPS62109844A JP24810785A JP24810785A JPS62109844A JP S62109844 A JPS62109844 A JP S62109844A JP 24810785 A JP24810785 A JP 24810785A JP 24810785 A JP24810785 A JP 24810785A JP S62109844 A JPS62109844 A JP S62109844A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- oil coke
- sliding part
- tetrafluoroethylene resin
- sliding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
- Lubricants (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、摺動部用部材に関する。更に詳しくは、充填
材として金属粉末を含有することなく。
材として金属粉末を含有することなく。
耐摩耗性を向上せしめた摺動部用部材に関する。
四フッ化エチレン樹脂は、耐熱性、耐薬品性、摺動特性
などにすぐれているので、シール材として広く用いられ
ているが、これ単独では外力による変形量が大きく、ま
た摩耗量も大きいので、それに種々の充填材を配合する
ことが行われている。
などにすぐれているので、シール材として広く用いられ
ているが、これ単独では外力による変形量が大きく、ま
た摩耗量も大きいので、それに種々の充填材を配合する
ことが行われている。
充填材としては、ガラス繊維、カーボン繊維、金属粉末
などが用いられているが、近年は苛酷な条件下での使用
検討が増加し、従来のものでは限界pv値(pv値は、
軸受特性を表わすのに用いられ。
などが用いられているが、近年は苛酷な条件下での使用
検討が増加し、従来のものでは限界pv値(pv値は、
軸受特性を表わすのに用いられ。
軸受材の相互比較の目安となるものであり、圧力Pと摺
動面速度Vとの関数で表わされ、この値が高い程耐圧性
、耐速度性にすぐれていることになる)が低いため、こ
うした要求に対して対応ができなくなってきている。ま
た、充填材として金属粉末が用いられると、摩耗粉に金
属粉末が含まれてくるため、相手材を傷付けるなどの不
具合を生ずることがある。
動面速度Vとの関数で表わされ、この値が高い程耐圧性
、耐速度性にすぐれていることになる)が低いため、こ
うした要求に対して対応ができなくなってきている。ま
た、充填材として金属粉末が用いられると、摩耗粉に金
属粉末が含まれてくるため、相手材を傷付けるなどの不
具合を生ずることがある。
本発明者は、こうした不具合を発生させる可能性のある
金属粉末を用いることなく、摺動部用部材の耐摩耗性を
向上せしめる方法を求めて種々の検討を行なった結果、
焼成して摺動部用部材を形成せしめる混合粉末の1成分
として、オイルコークス粉末を用いることにより、かか
る課題が解決されることを見出した。
金属粉末を用いることなく、摺動部用部材の耐摩耗性を
向上せしめる方法を求めて種々の検討を行なった結果、
焼成して摺動部用部材を形成せしめる混合粉末の1成分
として、オイルコークス粉末を用いることにより、かか
る課題が解決されることを見出した。
従って、本発明は摺動部用部材に係り、この摺動部用部
材は、いずれも重量比でカーボン繊維3〜20%、オイ
ルコークス粉末3〜20%および残部が四フッ化エチレ
ン樹脂粉末よりなる混合粉末を焼成して得られる。
材は、いずれも重量比でカーボン繊維3〜20%、オイ
ルコークス粉末3〜20%および残部が四フッ化エチレ
ン樹脂粉末よりなる混合粉末を焼成して得られる。
カーボン繊維としては、一般に単糸径が約10〜15μ
m、繊維長が約0.1〜0.4mmのものが用いられる
。オイルコークス粉末は、原油の蒸留工程において生産
される石油コークスを粉砕することにより得られ、その
粒径が約30〜200μlで、不規則な形状の多孔質粒
子状のものが用いられる。また、四フッ化エチレン樹脂
粉末としては、一般に平均粒径が約30〜50μm、平
均分子量が約1万〜10万のものが用いられる。
m、繊維長が約0.1〜0.4mmのものが用いられる
。オイルコークス粉末は、原油の蒸留工程において生産
される石油コークスを粉砕することにより得られ、その
粒径が約30〜200μlで、不規則な形状の多孔質粒
子状のものが用いられる。また、四フッ化エチレン樹脂
粉末としては、一般に平均粒径が約30〜50μm、平
均分子量が約1万〜10万のものが用いられる。
規定された各成分間の配合割合は、本発明の目的を達成
させるのに有効な範囲であり、各成分共これより少ない
割合で用いられると限界Pv値を低下させ、またこれよ
り多い割合では機械的強度を低゛ドさせるようになる。
させるのに有効な範囲であり、各成分共これより少ない
割合で用いられると限界Pv値を低下させ、またこれよ
り多い割合では機械的強度を低゛ドさせるようになる。
以上の各成分からなる混合粉末は、混合機などによって
よく混合した後、所定形状の金型に入れ約700〜90
0kgf/ciの圧力下で予備成形し、この予備成形物
は1例えば約3時間かけてその温度を室温から375℃
に上げ、この温度で約3時間保持した後、約10時間か
けて室温迄戻すというようにして焼成炉中で焼成される
。焼成物は、その後所望の形状に加工されて、例えば軸
受などの摺動部用部材に成形される。
よく混合した後、所定形状の金型に入れ約700〜90
0kgf/ciの圧力下で予備成形し、この予備成形物
は1例えば約3時間かけてその温度を室温から375℃
に上げ、この温度で約3時間保持した後、約10時間か
けて室温迄戻すというようにして焼成炉中で焼成される
。焼成物は、その後所望の形状に加工されて、例えば軸
受などの摺動部用部材に成形される。
〔作用〕および〔効果〕
本発明に係る摺動部用部材は、次のような点での特徴を
有している。
有している。
(1)カーボン繊維とオイルコークス粉末とがからまっ
て、互いに補強し合っているので、得られた摺動部用部
材の機械的特性、例えば圧縮強度や限界Pv値などを高
めることができる。
て、互いに補強し合っているので、得られた摺動部用部
材の機械的特性、例えば圧縮強度や限界Pv値などを高
めることができる。
(2)摺動部用部材の表面にはカーボン繊維とオイルコ
ークス粉末とから微小な凹凸が形成され、更にはオイル
コークス粉末表面にも微小な凹凸があり、そこに潤滑用
液体を保持せしめることができるので潤滑性能が高く、
すぐれた摺動特性を発揮する。
ークス粉末とから微小な凹凸が形成され、更にはオイル
コークス粉末表面にも微小な凹凸があり、そこに潤滑用
液体を保持せしめることができるので潤滑性能が高く、
すぐれた摺動特性を発揮する。
(3)得られた摺動部用部材の耐熱性は高く、260℃
での常用が可能であり、耐食性も良好である。また、摩
耗粉中に金属粉末が含まれていないため、相手材を傷付
けるなどの不具合を生じない。
での常用が可能であり、耐食性も良好である。また、摩
耗粉中に金属粉末が含まれていないため、相手材を傷付
けるなどの不具合を生じない。
次に、実施例について本発明を説明する。
実施例1〜3、比較例1〜3
下記表に示される組成(重量部)の混合粉末を、圧縮成
形法により予備成形した後、360〜380℃で約3時
間焼成し、焼成物について摩耗係数の測定を行なった。
形法により予備成形した後、360〜380℃で約3時
間焼成し、焼成物について摩耗係数の測定を行なった。
この測定は、荷重8kg/aJ、速さ0.5m1秒、時
間48時間、相手材345C1環境無潤滑の条件下に、
銘木式摩擦摩耗試験機を用いて行われた。得られた結果
は、次の表に示される。
間48時間、相手材345C1環境無潤滑の条件下に、
銘木式摩擦摩耗試験機を用いて行われた。得られた結果
は、次の表に示される。
(以下余白)
一−ヌ迦渣L−−一且澤誰[−
[組成]
カーボン繊維 5 10 15 10
− 5オイルコークス粉末 15 ]、
0 5 − 20 −四フッ化エチレン樹脂粉末
80 80 80 90 80 80[摩耗係数コ 10−’am/(kg/a#)(m/秒)hr 7
.3 8,610,611.318.228.9この結
果から、カーボン繊維とオイルコークス粉末とは、相乗
効果的に摩耗係数を低下させることが分かる。
− 5オイルコークス粉末 15 ]、
0 5 − 20 −四フッ化エチレン樹脂粉末
80 80 80 90 80 80[摩耗係数コ 10−’am/(kg/a#)(m/秒)hr 7
.3 8,610,611.318.228.9この結
果から、カーボン繊維とオイルコークス粉末とは、相乗
効果的に摩耗係数を低下させることが分かる。
Claims (1)
- 1、いずれも重量比で、カーボン繊維3〜20%、オイ
ルコークス粉末3〜20%および残部が四フッ化エチレ
ン樹脂粉末よりなる混合粉末を焼成して得られた摺動部
用部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60248107A JPH0618964B2 (ja) | 1985-11-07 | 1985-11-07 | 摺動部用部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60248107A JPH0618964B2 (ja) | 1985-11-07 | 1985-11-07 | 摺動部用部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62109844A true JPS62109844A (ja) | 1987-05-21 |
JPH0618964B2 JPH0618964B2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=17173329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60248107A Expired - Lifetime JPH0618964B2 (ja) | 1985-11-07 | 1985-11-07 | 摺動部用部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618964B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5300366A (en) * | 1990-05-09 | 1994-04-05 | Oiles Corporation | Fluororesin composition for a sliding member and a sliding member |
JP2003035367A (ja) * | 2001-07-24 | 2003-02-07 | Nok Corp | シールリング |
WO2014017376A1 (ja) | 2012-07-25 | 2014-01-30 | Nok株式会社 | フッ素樹脂製シールリング |
WO2014017375A1 (ja) | 2012-07-25 | 2014-01-30 | Nok株式会社 | フッ素樹脂製シールリング |
WO2016208648A1 (ja) * | 2015-06-24 | 2016-12-29 | コスモ石油株式会社 | 樹脂配合物 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54161656A (en) * | 1978-06-12 | 1979-12-21 | Akira Washida | Sliding parts |
JPS5527366A (en) * | 1978-08-19 | 1980-02-27 | Arai Pump Mfg Co Ltd | Member for sliding part |
JPS5582180A (en) * | 1978-12-15 | 1980-06-20 | Kureha Chem Ind Co Ltd | Resin friction material |
-
1985
- 1985-11-07 JP JP60248107A patent/JPH0618964B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54161656A (en) * | 1978-06-12 | 1979-12-21 | Akira Washida | Sliding parts |
JPS5527366A (en) * | 1978-08-19 | 1980-02-27 | Arai Pump Mfg Co Ltd | Member for sliding part |
JPS5582180A (en) * | 1978-12-15 | 1980-06-20 | Kureha Chem Ind Co Ltd | Resin friction material |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5300366A (en) * | 1990-05-09 | 1994-04-05 | Oiles Corporation | Fluororesin composition for a sliding member and a sliding member |
JP2003035367A (ja) * | 2001-07-24 | 2003-02-07 | Nok Corp | シールリング |
WO2014017376A1 (ja) | 2012-07-25 | 2014-01-30 | Nok株式会社 | フッ素樹脂製シールリング |
WO2014017375A1 (ja) | 2012-07-25 | 2014-01-30 | Nok株式会社 | フッ素樹脂製シールリング |
WO2016208648A1 (ja) * | 2015-06-24 | 2016-12-29 | コスモ石油株式会社 | 樹脂配合物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0618964B2 (ja) | 1994-03-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |