JPS61144351A - 段ボ−ルシ−トの印刷方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は段ボールシートの表面に印刷する印刷方法に関
する。

（従　　来　　技　　術　　） 従来、段ボールシートの表面への印刷は、フレキソ印刷
方式、プリンタースロッタ一方式など、凸版印刷方式で
行われていた。即ち、例えば第２図に示すように、版胴
（５０）の周面に所定の画像、文字等を形どった印版（
５１）を装着し、該印版（５１）にインキをつけて、こ
の印版（５１）を直接前記段ボールシート（５２）の表
面に押し当てて印刷する如くなしていたのである。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、前記段ボールシート（５２）は第３図に示す
ように、該段ボールシート（５２）を構成する中シン原
紙（５３）のウニイブに沿って表面のライナ（５４）に
およそ０．５”り程度の凹凸（以下、段目という）が生
じている場合が多く、このような場合には、均一で鮮明
な印刷が出来ない問題があった。

この点を詳記すると、一般に凸版印刷における前記印版
（５１）は硬質のものから作られておリ、このため、印
刷時に該印版（５１）が段目のある前記段ボール７−）
（５２）に落首せず、従って、該シー）（５２）の表面
の凹Ｎ鷺に十分インキが転移せず、前記した印刷上の不
具合を生じていたのである。尚、この場合、印圧を高く
してインキの転移性を改善することも考えられるが、か
く印圧を高くすると段ボールシー）　（５２）の方が漬
れて、その強度が劣化するという別の問題が生じ、問題
の根本的解決にならないのである。

そこで、本発明者等は、この問題を解決するために前記
印版（５１）に硬度の低い軟らかいものを用いることを
検討したが、この場合には、印刷時のインクの転移をあ
る程度改善できる反面、細かい図柄、文字の印版（５１
）を作るのが極めて困難となるし、しかも、印版（５１
）が軟らか０ために、印刷時の印圧で該印版（５１）が
押し漬されてやはり細かい図柄などが鮮明に印刷できな
かったのである。

さらに、本発明者等は前記段ボールシート印刷にオフセ
ット印刷を利用することも検討したが、従来のオフセッ
ト印刷機には、印刷胴に巻装するプランケ・ットとして
硬度６０〜７０度でＩ′ＩΣさ２〜３ミリの硬い合成ゴ
ムシートが使用されていたのであり、このため、この従
来のオフセット印刷機においても前記ブランケットの前
記段ボールシートへの密青性が悪く、凸版印刷と同様に
印刷むらを生じたのである。

しかして、本発明の目的は、オフセット印ｇ：＋　＋＝
を利用し、しかも、前記ブランケットを工夫することに
よって、簡単な印刷工程でありながら、段ボールシート
に細かい図柄、文字を均一で、かつ、鮮明に印刷できる
印刷方法を提案する点にある。

（問題点．を解決するための手段） しかして、本発明の構成は、オフセラ１−印刷機を用い
、該オフセット印刷機の印刷胴に巻装するブランケット
を、前記段ボールシートが圧縮変形する平面圧縮強さよ
り低い印圧で、前記段ボールシートの表面に密青して印
刷インキを転移可能とした硬さと１７さとをもつ表面平
滑状のシートにより形成して、前記ブランケットから前
記段ボールシートに印刷するごとくしたのである。

（　　作　　　　用　　） 従来のオフセット印刷と同様の工程でありながら、印刷
時には、前記ブランケットが前記段ボールシーＩ・の平
面圧縮強さより低い印圧で十分圧縮変形して、凹凸のあ
るｌｌｉｌ記段ボールシートの表面に密告するから、前
記段ボールシートをｊｉｔ　シたりすることなく、イン
キの転移を良好とすることができるし、しかも、印版は
前記段ボールシートに直接印ｉ；１１するものでなく、
前記ブランケットにインキを転移するものであるから、
細かい図柄、文字を均一で、かつ、鮮明に印刷できるの
である。

（　　実　　施　　例　　） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図に示したものは平台オフセット印刷機で、（１）
は印版（２）を外周面に固定する版胴であり、（３）は
前記印版（２）にインキを供給するインキ骨肉ローラー
、更に、（４）はブランケット（５）を外周面に巻装し
た印刷胴で、（６）は印圧を調節する圧胴である。また
、前記印版（２）にはアルミ２５版を用い、平版オフセ
ット印刷方式で印刷を行うようにしている。

このオフセット機械は、前記版胴（１）、印刷胴（４）
及び圧胴（６）を図示する矢印方向に回転させ、段ボー
ルシート（７）を前記印刷胴（４）と圧胴（６）との間
に給紙することによって、 ■　前記印版（２）に、前記インキ骨肉ローラー（３）
からインキが供給され、 ■　この印版（２）がやがて前記ブランケット（５）外
面に重合して、この印版（２）のインキが前記ブランケ
ット（５）に一旦転移され、更に、 ■　１１１ｊ記印μｉｎｌｌＪ（４）が回転して前記プ
ランケ・ノト（５）のインキ着肉部分が、＋ｉｉｆ記印
刷胴（４）とｎ；Ｊ記圧胴（６）とに挟持される１１１
ｉ記段ボールンート（７）に圧接されることにより、１
ｌｉＪ記ブランケツト（５）のインキが前記段ボールシ
ート（７）に転移して、印刷が行えるようにしている。

また、本実施例においては％　＋］’Ｊ記段ボールシー
ト（７）に、平面圧縮強さが０．７５〜１．００ｋｇ　
／　ｃｓ　’　　（Ｊ　ｌ５Ｚ０４０１ｒ段ボールの圧
縮強さ試駐方法による」）で、表面の凹凸、即ち段目が
約０．５ミリであるものを用いるものとする。

しかして、前記ブランケット（５）を、前記段ポールシ
ート（７）の平面圧縮強さより低い印圧で、前記ら？ボ
ールシート（７）の表面に密着する硬度と厚さとを有す
る、表面平滑状の発心体シートで形成するのである。

この場合、前記ブランケット（５）を形成する発泡体シ
ートとしては、例えば、平面圧縮強さが０．４１ｋｇ／
ｃ■１　であるネオプレンスポンジ（七ド化学製、ウェ
ットスーツ用）であって、そのソート厚さが３ミリのも
のを使用するのである。

このウェットスーツ川のネオプレンスポンジのスキン面
（皮のついている而）は十分ｔ「上らかなので、該スキ
ン面を転写面側に用いることにより、このシート表面を
平滑状にするための加工を特別に行わなくてもよい。

尚、前記シートの平面圧縮強さとは、ｊｌｓＫ６７Ｇ７
「ボリエｆレフ７オーム試験方法」によるもので、前記
シートを圧縮変形させ、その圧縮歪みが２５％となった
ときの応力を示している。

従って、上記したごとく３ミリの厚さをもつ前記シート
からなる前記ブランケット（５）は、前記段ボールシー
ト（７）の平面圧縮強さく０．７５ｋｇ　／　ｃｕ　”
　　）いっばいの面圧を受けると、およそ１．４ミリ圧
縮変形することとなり、従って、このブランケット（５
）はその圧縮変形によりＯ１Ｉ記段ボールシート（７）
を圧浩することなく、該シート（７）の段目の０．５ｓ
すの凹凸を十分吸収して、該シート（７）の表面に密ｎ
できるのである。

また、このプランケラ１−（７）は材質が非常に軟らか
いので、該ブランケット（７）を前記印刷胴（４）に巻
装するときに、該ブランケット（７）が伸びないように
下記するごとくなしている。即ち、シート状の前記ブラ
ンケット（７）の裏面全体に、接若材を用いてキャンパ
ス布地を貼着し、かく前記布地（８）を貼ｉｔ　Ｌ／た
前記ブランケット（５）を前記印刷胴（４）に巻装する
のである。尚、ｆ’Ｍ記キャンパス布地に換えて、樹脂
フィルム、金属薄板などを貼着してもよい。

以上の如（構成するオフセット印刷機を用いて前記段ボ
ールシート（７）に印刷を施す方法を説明する。

前記したごとく前記ブランケット（５）を前記印刷胴（
４）に巻装し、前記圧胴（６）を調整して、印圧を、前
記段ボールシート（７）の平面圧縮強さく０．７５ｋｇ
／ｃａ”　　）以下で、前記ブランケット（５）により
前記段ボールシート（７）の凹凸を吸収でき、かつ、イ
ンキの転移も良好となる値に設定するのである。

かくして、前記版胴（Ｌ　）　、＋ｉｉｆ記印刷［４（
４，）と前記圧胴（６）とを回転させ、前記印刷胴（４
）と前記圧胴（６）との間に前記段ボールシート（７）
を給紙するのである。

かくすると、前記版胴（１）、印刷胴（４）の回転によ
り、まず、前記印版（２）が前記ブランケット（５）に
接触して、前記印版（２）のインキが１１；Ｉ記ブラン
ケット（５）に転移される。

そして、前記印刷胴（４）が更に回転していくことによ
って、前記ブランケット（５）におけるインキ着肉部分
が前記段ボールシート（−／　）　ニＩｌ’た１する。

このとき、前記プランケｙ　）　（５）には前記したご
とく連層に軟らかい発心体ソートを用いているから、前
記ブランケット（５）は設定した前記印圧により、前記
段ボールシート（７）の段目に添って圧縮変形し、該シ
ート（７）の表面に’Ｙｅ　ｉ、”ｔするのである。従
ってｓ　＋ｉｉｉ記ブランケット（５）に７ｆ　肉した
インキが１１；ｊ記段ボールシート（７）にムラなく十
分に転移するのである。しかも、前記ブランケット（５
）をかく圧縮変形させても、凸版印刷において印版それ
白身に軟らかい材質を用いた場合とは異なり、図柄、文
字が不釘明になるようなことがないのである。

尚、ｎ’を記ブランケット（５）のシート厚さは３ミリ
としたが、これに限ることはなく、このシート自身の平
面圧縮強さく硬度）並びに、前記段ボールシート（７）
の平面圧縮強さ、表面の凹凸等を”Ｊ　ｈ’Ａ　Ｌ、て
決めればよいのである。ただし、試験をした結采によれ
ば、前記シート厚さはおよそ３〜５ミリのものが望まし
い。

また、１１「記ブランケット（５）としては、下記する
もので形成してもよい。

尚、下記ブランケット（５）はいずれも−ＩＬ面圧縮強
さを０．７５ｋｇ／ｃ■１　の前記段ボールシート（７
）に適用するものである。

■　前記ブランケット（５）に平面圧縮強さ０゜４９ｂ
、、／ｌｊ”　　のカルソフトＣＣ１５Ａ（タキロン製
）を、３ミリの厚さのものを使用する。

■　前記ブランケット（５）に平面ＩＪ：縮強さ０゜５
　ｋｇ　／　ａ＠”　　のゴムスポンジを、５ミリのシ
ート厚さのものを使用する。

■　前記ブランケット（５）に平面圧縮強さ０゜４　ｋ
ｇ　／　ａｓ　”　　のウレタンゴムスポンジを、３ミ
リのシート厚さのものを使用する。尚、このウレタンゴ
ムスポンジは表面が粗いので、その表面に感光性樹脂を
均一に塗布コーティングして、光硬化させ、この表面を
平滑に加工する。

■　上記ブランケット（５）はいずれも発泡体シートを
用いたが、該発泡体シートと同様に軟らかい合成ゴムか
らなるシートを用いてもよい。

また、」二記実施例においては、印版（２）にアルミ２
８版を用いて平版オフセット印刷方式により印刷を行う
こととしたが、前記印版（２）に樹脂凸版を用いてドラ
イオフセット印刷方式により印刷するようにしてもよい
。

更に、上記実施例においては、いずれも前記段ボールシ
ート（７）に平面圧縮強さが０．７５〜１、ｏｏｋｃ／
ｃ■１　のものを用いたが、これに限られることはない
。

（発明の効果　） 以上のごとく、本発明は、オフセット印刷機を用い、該
オフセット印刷機の印刷胴にａ　ｇくするブランケット
を、前記段ボールシートがＬＥ縮変形する平面圧縮強さ
より低い印圧で、前記段ボールシートの表面に密着して
印刷インキを転移可能とした嫂さと厚さとをもつ表面平
滑状の７−トにより形成して、Ｉｌ’ｌ記ブランケフト
から前記段ボールシートに印刷するごとくしたから、 ■　従来のオフセット印刷と同様な簡単な工程で１１１
１記段ボールンートへの印刷が行えながら、■　前記段
ボールシートを圧にＬしたりすることなく、該段ボール
シートに均一で、かつ、鮮明な印刷が行えるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に用いるオフセット橙械の断面
説明図、第２，３図は従来例の説明図である。 （４）・・・・・印刷胴 （５）・・・・・ブランケット 第１図 第３図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）段ボールシートの表面に印刷する印刷方法であっ
   て、オフセット印刷機を用い、該オフセット印刷機の印
   刷胴（４）に巻装するブランケット（５）を、前記段ボ
   ールシート（７）が圧縮変形する平面圧縮強さより低い
   印圧で、前記段ボールシート（７）の表面に密着して印
   刷インキを転移可能とした硬さと厚さとをもつ表面平滑
   状のシートにより形成して、前記ブランケット（５）か
   ら前記段ボールシート（７）に印刷するごとくしたこと
   を特徴とする段ボールシート（７）の印刷方法。