JP2913113B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、孔版印刷装置に関し、特に版胴の外周面
に圧接するプレスローラーに関するものである。
(従来の技術) 孔版印刷装置の一例として感熱孔版製版印刷装置につ
いて簡単に説明すると、第2図において、感熱孔版原紙
ロール1より送り出された原紙2は発熱素子により穿孔
され、かつ図において時計方向に回転する版胴4の外周
面に巻付けられたのちカッター5で所定長さに切断され
る。次に、給紙台6から印刷用紙7が送られ、上記原紙
2に重ねて版胴4に巻きつけられ、版胴4の内外周面を
挟んで位置するインキ付けローラー8とプレスローラー
9に圧接されて印刷が行われ、印刷された用紙は排紙台
10に取り出される。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記版胴4の周面にはインキ付けローラー
8からのインキが滲出するための多数の小孔が画像形成
上必要な部分に開けられているが、これら孔の径は均一
であり、孔の密度も均一なものである。また、プレスロ
ーラーの外径及び硬度は長さ方向で一様に作られ、か
つ、この様な孔版印刷機用版胴では幅方向の両端には孔
が開けられておらず、両端の強度が孔の開けられている
部分に比べ非常に大きい。従って、印刷時インクローラ
ーにより加圧された際に孔の開けられている幅方向の両
端近くでは印刷圧が中央付近に比べ非常に小さくなって
しまう。このため印刷圧が弱い場合、中央付近ではイン
クが充分に付着しているにも拘らず、画像両端付近では
充分なインクの付着が得られず有効画像幅が低下してし
まう。そのため画像両端付近の充分なインク付着を得、
必要な有効画像幅を確保するために印刷圧を画像両端付
近において充分なインク付着量が得られる所まで強めて
用いられている。つまり、インク付着量と画像濃度の関
係はインクがある量以上付着すると画像濃度は変化しな
いので、このような方法を用いると確かに画像両端付近
の充分なインク付着量は得られ、幅方向で画像濃度の均
一性が得られるのであるが、画像中央付近ではインクの
付着量は過剰となってしまう。過剰となったインクは受
容される紙に浸透されず、印刷用インキは乾燥が遅いの
で次の印刷された紙が重なると過剰なインクはこの紙に
付着し裏写りや画像こすれ等の不具合が発生する。
この発明はこのような従来技術の問題点を解消し、画
像両端付近において印刷を強めなくても必要な印刷幅を
確保することができ、幅方向のインク付着むらが軽減さ
れ、裏移りの発生しない印刷物を得ることのできる孔版
印刷装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、従来の孔版印刷機ではインクの付着量
が幅方向で不均一であるために上記のような問題が発生
していることに着目し、いかに画像濃度を得るための必
要最小限のインクを紙に付着させるか鋭利研究を進めた
結果、次の様な手段によって解決できることを見いだし
た。
プレスローラーの硬度を小さくすると版胴の変形量は
小さくなりインクの押しだし量も版胴の変形量に応じて
少なくなるが、逆にプレスローラーの硬度を大きくする
と版胴に変形量が大きくなりインクの押しだし量も多く
なることが解った。このことから、本来、版胴は、その
両端付近でインクの付着量が少ないのであるから、この
両端付近に対するプレスローラーの硬度を中心付近に比
べ硬いものを使用すれば上記不具合は解消されるわけで
あって、このためにはプレスローラーを構成するゴム部
材を、両端より中心に向って硬度が減少するように作る
か、又はそのゴム材質は一定のままとしその代わりに芯
軸を予め両端部で太く中間部で細く形成して各部を囲む
ゴムの肉厚を変えればよい。そこで本発明者らは、両端
付近でインクの付着量が少ないので両端付近のプレスロ
ーラーの硬度が中心付近に比べ硬いものを使用すれば前
記課題が解決できることを見いだした。
すなわち、この発明によれば、周面に画像形成用の小
孔の散設した版胴の周面に内外から圧接して、内部にイ
ンキ付きローラー、外部にプレスローラーを配設した孔
版印刷装置において、上記プレスローラーは、その長さ
方向にわたって外径は等径であるが硬度がその両端より
中心に近づくほど小さくなるように構成されていること
を特徴とする孔版印刷装置が提供される。
(作用) 本発明では、プレスローラーの外径は変えずに硬度を
その両端より中心に近づくほど柔らかく変化させること
によって、印刷圧が幅方向(長さ方向)で均一化され、
版胴から押し出されるインクの量が有効幅全体にわたり
均一で必要最小限に制御されるようになる。
(実施例) この発明の孔版印刷装置に使用されるプレスローラー
の一例を第1図を参照しながら説明すると、前記第2図
において9で示されたプレスローラーは従来と同様に金
属芯11の外周面にゴム部材12を被着したものであるが、
この実施例においては、プレスローラーの外径を長さ方
向にわたって一様(25mmφ)とし、金属芯の径を変化さ
せることにより、ゴムの肉厚を変え、中心より両端へそ
れぞれ15mmの範囲でゴム硬度65度(使用ゴム硬度計:高
分子計器(株)製アスカーC2型)、その外側、中心より
両端へそれぞれ35mm〜105mmまでの範囲で75度、両端で8
5度となる様にプレスローラーを作成した(中心より15
〜35mmまでと105mm〜135mmまでは金属芯の径を直線的に
変化させた)。
上記第1図に示したものを、別に一様太さの金属芯径
14mm、ゴムの肉厚5.5mmとし、硬度75度に作られた従来
構造のプレスローラーを比較例とし、本実施例及び比較
例のプレスローラーをリコー製孔版印刷機プリポートSS
930に取付け、プレスローラーによる加圧力を変化させ
て実験を行ったところ、次に結果を得た。
以上この発明の一実施例を述べたが、この発明はこれ
に限定されるものではなく、前述したようにゴム部材の
厚さを変えずにゴム部材自身の硬さを変化させても所期
の効果を得ることができる。
(発明の効果) この発明によれば、上記の構成のプレスローラーを用
いることによって印刷圧を弱めても必要な印刷幅を確保
でき、幅方向のインク付着むらが軽減でき、裏移りの発
生しない印刷物が得られるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明孔版印刷装置のプレスローラーの断面
図、第2図は一般に用いられる孔版印刷装置の説明図で
ある。 9……プレスローラー、11……金属芯、12……ゴム部
材。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周面に画像形成用の小孔の散設した版胴の
    周面に内外から圧接して、内部にインキ付きローラー、
    外部にプレスローラーを配設した孔版印刷装置におい
    て、上記プレスローラーは、その長さ方向にわたって外
    径は等径であるが硬度がその両端より中心に近づくほど
    小さくなるように構成されていることを特徴とする孔版
    印刷装置。
  2. 【請求項2】上記プレスローラーは、予め両端部は太く
    中間部は細く作られた金属芯に一様の材質のゴム部材を
    外径が等径になるように被着することにより、その硬度
    が調整されている請求項(1)記載の孔版印刷装置。
  3. 【請求項3】上記プレスローラーは、一様径の金属芯に
    長さ方向にわたって等径となるように被着されたゴム部
    材自体の硬度を長さ方向において変えることにより、そ
    の硬度が調整されている請求項(1)記載の孔版印刷装
    置。
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