JPS61142179A - 梱包における機械の固定方法及びその固定金具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、梱包における機械の固定方法及びその固定
金具に関する。

（従来の技術） 従来、中型機械（産業機械）を出荷する際木箱に入れて
包装していた。

そして包装に当たっては、木箱内に機械を入れ、機械本
体の脚部を木材（Ｘ）を介在させ、機械本体が水平方向
に移動するのを固定し、上部には木箱に押さえ木（Ｙ）
を設け、上下方向に移動するのを防止していた（第５図
参照）。

しかし、この方法は包装作業に時間を要し、コスト高に
なり、しかも押さえ木で機械に傷がつくという欠点があ
った。

また、コストを下げるため底板を木製にし、他の部分を
ダンボール紙で構成したものもあるが、これは機械本体
に常設されている据付用水平調整ボルトを利用し、該ボ
ルトの位置を底板に穴をあけ、その箇所にボルトを通し
、底板の裏面よりナツトを螺着して固定した後、ダンボ
ール箱をかぶせ、該ダンボール箱の下縁部を底板に釘止
めしていた（第６図参照）。

しかし、この方法も機械本体をクレーンで釣り上げ、底
板に塔置載し、ボルトの位置に印を付け、機械本体を底
板より取り外し、そのの箇所にボルトの挿通する穴をあ
け、再び、底板に機械本体を塔載後、底板を傾斜させな
がらナツトを螺着しなければならず、また、運搬先でナ
ツトを外す作業が煩雑であり、クレーン等がない場合に
は底板を割って外しており、極めてその作業が煩雑であ
った。

（発明が解決しようとする問題点） そこでこの発明は、上記の各欠点を除去し、機械本体の
固定作業及び取り外し作業が簡単で作業効率のよい梱包
における機械の固定方法及びその固定金具を提供するも
のである。

（問題点を解決するための手段） そこでこの発明の一実施例を図面に従って説明すると、
機械本体（Ａ）の底部に設けられた据付用水平調節ボル
ト（２）の先端にナット（３）を螺着し、梱包用箱（１
）の底板（１ａ）に、機械本体（Ａ）を塔載し、該機械
本体の据付用水平調節ボルト（２）及びナット（３）を
係止し、かつ、機械本体の外周部より突出する固定金具
（４）を、相対向する据付用水平関節ボルト（２）に対
し、対向して差し込み、釘止めして固定するものより構
成される。

また、固定金具（４）は、少な（とも係止部（４ａ）と
固定部（４ｂ）とがナット（３）の高さの段差を有し、
係止部（４ａ）端部には据付用水平調節ボルト（２）が
挿入する幅の切り欠き溝（４ｃ）を設け、固定部（４ｂ
）には釘止め用穴（４ｄ）を複数個設けたものより構成
される。

上記の固定金具（４）は機械本体が３００　ｋｇ〜１ト
ン位を対象としいる。

この場合、係止部（４ａ）は、第２図に示すように係止
部全体が浮き上がった状態に形成してもよく、また、第
３図に示すようにナツトの部分付近が浮き上がった状態
に形成してもよい。

また、他の実施例としては、第４図に示すように、少な
（とも係止部（４ａ）と固定部（４ｂ）とがナツト（３
）の高さの段差を有し、係止部（４ａ）端部には固定部
（４ｂ）と同一な高さを有する支持部（４ｅ）を設け、
該支持部（４ｅ）の縦壁には、ナット（３）の挿入可能
な穴（４ｆ）を設け、該穴（４ｆ）に連続して係止部（
４ａ）には据付用水平調節ボルト（２）が挿入する幅の
切り欠き溝（４ｃ’）を設け、固定部（４ｂ）には釘止
め用穴（４ｄ）を複数個設けたものより構成する。この
固定金具（４）では機械本体は１トン−６トン位に耐え
られる。

尚、固定部（４ｂ）の釘止め用穴（４ｄ）の位置は、釘
打ちの際、機械本体に当らず楽に打てるよう機械本体の
側部より突出した位置に設ける必要があり、従って、機
械本体（Ａ）の据付用水平調節ボルト（２）の位置を基
端として少なくとも釘止め用穴（４ｄ）前部が機械本体
の縁部より突出するようかなり長目に形成することが望
ましい。

（発明の効果） この発明によると、機械本体（Ａ）の底部に設けられた
据付用水平調節ボルト（２）を利用し、該ボルトの先端
にナツト（３）を螺着し、該ナツトを固定金具（４）の
固定部（４ｂ）と底板（ｌａ）との間に係止し、据付用
水平調節ボルト（２）に設けられているナット（３ａ）
で固定金具（４）を緊締することにより機械本体（Ａ）
の上下方向への移動を防止し、次ぎに固定金具（４）を
、相対向する据付用水平調節ボルト（２）に対し、対向
して設け、釘止めすることにより、機械本体の水平方向
への移動を防止することが出来、底板（ｌａ）に機械本
体（Ａ）を塔載した状態で固定金具（４）を据付用水平
調節ボルト（２）に当接し釘を打ち固定するため、固定
作業は極めて簡単に行え、運搬後、機械本体を簡単に設
置出来、極めて有益なる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例を示す説明図、第２．３
．４図は、それぞれこの発明の一実施例を示す斜視図、
第５．６図は、それぞれ従来の実施例を示す断面図であ
る。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）機械本体（Ａ）の底部に設けられた据付用水平調
   節ボルト（２）の先端にナット（３）を螺着し、梱包用
   箱（１）の底板（１ａ）上に、機械本体（Ａ）を塔載し
   、該機械本体の据付用水平調節ボルト（２）及びナット
   （３）を係止し、かつ、機械本体の外周部より突出する
   固定金具（４）を、相対向する据付用水平調節ボルト（
   ２）に対し、対向して差し込み、釘止め固定することを
   特徴とする梱包における機械の固定方法。
2. （２）少なくとも係止部（４ａ）と固定部（４ｂ）とが
   ナット（３）の高さの段差を有し、係止部（４ａ）端部
   には据付用水平調節ボルト（２）が挿入する幅の切り欠
   き溝（４ｃ）を設け、固定部（４ｂ）には釘止め用穴（
   ４ｄ）を複数個設けたことを特徴とする梱包における機
   械の固定金具。
3. （３）少なくとも係止部（４ａ）と固定部（４ｂ）とが
   ナット（３）の高さの段差を有し、係止部（４ａ）端部
   には固定部（４ｂ）と同一な高さを有する支持部（４ｅ
   ）を設け、該支持部（４ｅ）の縦壁には、ナット（３）
   の挿入可能な穴（４ｆ）を設け、該穴（４ｆ）に連続し
   て係止部（４ａ）には据付用水平調節ボルト（２）が挿
   入する幅の切り欠き溝（４ｃ′）を設け、固定部（４ｂ
   ）には釘止め用穴（４ｄ）を複数個設けたことを特徴と
   する梱包における機械の固定金具。