JPH0613072Y2 - 梱包用木箱 - Google Patents
梱包用木箱Info
- Publication number
- JPH0613072Y2 JPH0613072Y2 JP4066488U JP4066488U JPH0613072Y2 JP H0613072 Y2 JPH0613072 Y2 JP H0613072Y2 JP 4066488 U JP4066488 U JP 4066488U JP 4066488 U JP4066488 U JP 4066488U JP H0613072 Y2 JPH0613072 Y2 JP H0613072Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook
- plate
- gable
- fixing portion
- wooden box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は重量物等の梱包に供せられる梱包用木箱に関
するものである。
するものである。
[従来の技術] 従来における上記したこの種の梱包用木箱は、JIS,
Z−1402のごとく構成されている。即ち、天面を形
成する天板と、底面を形成する底板及び側面2面を形成
する側板と、妻面2面を形成する妻板並びにこれらにそ
れぞれに組合わされた桟とで構成されている。胴桟付き
と称されるものでは、胴部にこれを周回するように上記
桟が外側においてたが状に二箇所に設けられている。梱
包に当たっては、底面又は天面を開放しておき物品を収
めた後に底面又は天面を釘付けにして封緘している。
Z−1402のごとく構成されている。即ち、天面を形
成する天板と、底面を形成する底板及び側面2面を形成
する側板と、妻面2面を形成する妻板並びにこれらにそ
れぞれに組合わされた桟とで構成されている。胴桟付き
と称されるものでは、胴部にこれを周回するように上記
桟が外側においてたが状に二箇所に設けられている。梱
包に当たっては、底面又は天面を開放しておき物品を収
めた後に底面又は天面を釘付けにして封緘している。
[考案が解決しようとする課題] 上記した従来の梱包用木箱においては、封緘作業が釘付
けといった面倒なものであるうえ、解梱に当たっては釘
抜きをしなくてはらなない。そして、解梱時の釘抜きは
結構面倒で、無理に引き抜くことになることが多いた
め、木箱の構造部材は解梱時に破損したりして再利用で
きないものとなるといった解決すべき課題を含んでい
る。
けといった面倒なものであるうえ、解梱に当たっては釘
抜きをしなくてはらなない。そして、解梱時の釘抜きは
結構面倒で、無理に引き抜くことになることが多いた
め、木箱の構造部材は解梱時に破損したりして再利用で
きないものとなるといった解決すべき課題を含んでい
る。
この考案はかかる従来の問題点を解消するためになされ
たもので、封緘及び解梱が簡単で、構造部材の破損を伴
わずに解梱でき、再利用の可能な梱包用木箱を得ること
を目的とする。
たもので、封緘及び解梱が簡単で、構造部材の破損を伴
わずに解梱でき、再利用の可能な梱包用木箱を得ること
を目的とする。
この考案に係る梱包用木箱は、天面と底面、側面2面と
妻面2面をそれぞれ木材で構成した方形の箱体における
上記天面または底面の少なくとも一方を、妻面を構成す
る妻板又は側面を構成する側板に引っ掛けうるフックと
天面又は底面を構成する部材にフックの突出方向と同じ
方向にねじ固定しうる固定部を持つ封緘金具で封緘し、
上記フックと上記固定部との間に妻板又は側板を係止固
定したものである。
妻面2面をそれぞれ木材で構成した方形の箱体における
上記天面または底面の少なくとも一方を、妻面を構成す
る妻板又は側面を構成する側板に引っ掛けうるフックと
天面又は底面を構成する部材にフックの突出方向と同じ
方向にねじ固定しうる固定部を持つ封緘金具で封緘し、
上記フックと上記固定部との間に妻板又は側板を係止固
定したものである。
[作用] この考案において、封緘金具のフックを妻板又は側板に
引っ掛けた後、妻板又は側板をねじ固定することなく、
固定部を天面又は底面の構成部材にねじ付けするだけで
封緘することができ、解梱はフックを曲げ起こすか、ね
じを外して封緘金具を取り外すかすれば良く、しかも作
業が一方向からできるため、封緘及び解梱が簡単で、構
造部材の破損を伴わずに実施できるので再利用も可能に
なる。
引っ掛けた後、妻板又は側板をねじ固定することなく、
固定部を天面又は底面の構成部材にねじ付けするだけで
封緘することができ、解梱はフックを曲げ起こすか、ね
じを外して封緘金具を取り外すかすれば良く、しかも作
業が一方向からできるため、封緘及び解梱が簡単で、構
造部材の破損を伴わずに実施できるので再利用も可能に
なる。
[実施例] 第1図〜第6図はいずれも本考案の一実施例を示したも
のである。即ち、この梱包用木箱は、天面と底面、側面
2面と妻面2面からなる方形の箱体として構成されてい
る。天面は天板1と天桟2の、底面は底板3と底桟4
の、側面は側板5と側桟6の、妻面は妻板7と妻桟8の
組合わせでそれぞれ形成されている。天桟2、底桟4、
側桟6はそれぞれ小口部分において連結固定され、箱体
の胴部に該胴部を周回するたが状の胴桟を構成してい
る。底面(天面の場合もある)は梱包時に封緘作業によ
って形成される。底面の封緘には普通は釘が使われる
が、本例においては釘は一切使わず、数個の封緘金具9
が使用される。封緘金具9は基本的には妻面を構成する
妻板7又は側面を構成する側板5の上側に引っ掛けうる
フック10と底面を構成する底桟4に外側からフック1
0の突出方向と同じ方向にねじ固定しうる固定部11を
持つ構造で、フック10の引っ掛けの後で固定部11の
ねじ12による固定を行う。第2図〜第6図は封緘金具
9のバリエーションを示している。即ち第2図の封緘金
具9はフック10と固定部11とがほぼ直角をなし、第
3図のものはフック10と固定部11とが鋭角をなす。
前者は封緘金具9の当たり面が広く、後者はフック10
による妻板7の押さえ付けが良い特徴がある。又、第4
図のものは妻板7の上側を抱き込み得るコ状のフック1
0としたもので、第5図のものは固定部11のフック1
0側に妻板7からの逃げ部としての凹部13を設けたも
のである。さらに第6図のものは固定部11に底桟4の
下面側から底桟4を抱き込む受け部14を設けたもので
ある。
のである。即ち、この梱包用木箱は、天面と底面、側面
2面と妻面2面からなる方形の箱体として構成されてい
る。天面は天板1と天桟2の、底面は底板3と底桟4
の、側面は側板5と側桟6の、妻面は妻板7と妻桟8の
組合わせでそれぞれ形成されている。天桟2、底桟4、
側桟6はそれぞれ小口部分において連結固定され、箱体
の胴部に該胴部を周回するたが状の胴桟を構成してい
る。底面(天面の場合もある)は梱包時に封緘作業によ
って形成される。底面の封緘には普通は釘が使われる
が、本例においては釘は一切使わず、数個の封緘金具9
が使用される。封緘金具9は基本的には妻面を構成する
妻板7又は側面を構成する側板5の上側に引っ掛けうる
フック10と底面を構成する底桟4に外側からフック1
0の突出方向と同じ方向にねじ固定しうる固定部11を
持つ構造で、フック10の引っ掛けの後で固定部11の
ねじ12による固定を行う。第2図〜第6図は封緘金具
9のバリエーションを示している。即ち第2図の封緘金
具9はフック10と固定部11とがほぼ直角をなし、第
3図のものはフック10と固定部11とが鋭角をなす。
前者は封緘金具9の当たり面が広く、後者はフック10
による妻板7の押さえ付けが良い特徴がある。又、第4
図のものは妻板7の上側を抱き込み得るコ状のフック1
0としたもので、第5図のものは固定部11のフック1
0側に妻板7からの逃げ部としての凹部13を設けたも
のである。さらに第6図のものは固定部11に底桟4の
下面側から底桟4を抱き込む受け部14を設けたもので
ある。
しかして、本例の梱包用木箱は封緘金具9のみで底面又
は天面の封緘を実施することができ、封緘金具9のフッ
ク10を曲げ起こすか、ねじ12の緩め封緘金具9を取
り外すかすれば解梱することができる。解梱において梱
包用木箱の構造部材が破損したりすることは釘使用の場
合と違い殆どない。従って再利用も可能で、通い箱とし
ても使い得る。そして作業性の良さ等も合わせ梱包費用
の削減を推進できるものとなる。
は天面の封緘を実施することができ、封緘金具9のフッ
ク10を曲げ起こすか、ねじ12の緩め封緘金具9を取
り外すかすれば解梱することができる。解梱において梱
包用木箱の構造部材が破損したりすることは釘使用の場
合と違い殆どない。従って再利用も可能で、通い箱とし
ても使い得る。そして作業性の良さ等も合わせ梱包費用
の削減を推進できるものとなる。
[考案の効果] 以上、実施例による説明からも明らかなように本考案の
梱包用木箱は、妻面を構成する妻板又は側面を構成する
側板に引っ掛けうるフックと天面又は底面を構成する部
材にフックの突出方向と同じ方向にねじ固定しうる固定
部を持つ封緘金具で封緘し、上記フックと上記固定部と
の間に妻板又は側板を係止固定したものであるから、封
緘金具のフックを妻板又は側板に引っ掛けた後、妻板又
は側板をねじ付けすることなく、固定部を天面又は底面
の構成部材にねじ付けするだけで封緘することができ、
解梱はフックを曲げ起こすか、ねじを外して封緘金具を
取り外すかすれば良く、しかも作業が一方向からできる
ため、封緘及び解梱が簡単で、構造部材の破損を伴わず
に解梱でき再利用も可能となるなど多くの利点がある。
梱包用木箱は、妻面を構成する妻板又は側面を構成する
側板に引っ掛けうるフックと天面又は底面を構成する部
材にフックの突出方向と同じ方向にねじ固定しうる固定
部を持つ封緘金具で封緘し、上記フックと上記固定部と
の間に妻板又は側板を係止固定したものであるから、封
緘金具のフックを妻板又は側板に引っ掛けた後、妻板又
は側板をねじ付けすることなく、固定部を天面又は底面
の構成部材にねじ付けするだけで封緘することができ、
解梱はフックを曲げ起こすか、ねじを外して封緘金具を
取り外すかすれば良く、しかも作業が一方向からできる
ため、封緘及び解梱が簡単で、構造部材の破損を伴わず
に解梱でき再利用も可能となるなど多くの利点がある。
第1図は本考案の一実施例としての梱包用木箱の構成を
示す斜視図、第2図から第6図はそれぞれ本考案の異な
る実施形態を要部について示す断面図である。図におい
て、1は天板、2は天桟、3は底板、4は底桟、5は側
板、6は側桟、7は妻板、8は妻桟、9は封緘金具、1
0はフック、11は固定部、12はねじである。なお、
図中同一符号は、同一又は相当部分を示す。
示す斜視図、第2図から第6図はそれぞれ本考案の異な
る実施形態を要部について示す断面図である。図におい
て、1は天板、2は天桟、3は底板、4は底桟、5は側
板、6は側桟、7は妻板、8は妻桟、9は封緘金具、1
0はフック、11は固定部、12はねじである。なお、
図中同一符号は、同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】天面と底面、側面2面と妻面2面をそれぞ
れ木材で構成した方形の箱体における上記天面または底
面の少なくとも一方を、妻面を構成する妻板又は側面を
構成する側板に引っ掛けうるフックと天面又は底面を構
成する部材にフックの突出方向と同じ方向にねじ固定し
うる固定部を持つ封緘金具で封緘し、上記フックと上記
固定部との間に妻板又は側板を係止固定したことを特徴
とする梱包用木箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4066488U JPH0613072Y2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | 梱包用木箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4066488U JPH0613072Y2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | 梱包用木箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01144320U JPH01144320U (ja) | 1989-10-04 |
JPH0613072Y2 true JPH0613072Y2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=31267130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4066488U Expired - Lifetime JPH0613072Y2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | 梱包用木箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0613072Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-03-28 JP JP4066488U patent/JPH0613072Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01144320U (ja) | 1989-10-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6473454B2 (ja) | 組立て式構造体用のクリップ | |
US4030600A (en) | Collapsible bulk shipping container | |
US7011223B1 (en) | Foldable end frame container | |
CA2487518C (en) | Cabinet corner protector | |
JPH0613072Y2 (ja) | 梱包用木箱 | |
US7387215B1 (en) | Foldable end frame container | |
US2435286A (en) | Panel and connecting means therefor | |
US20110000906A1 (en) | Connectors for assembling shipping containers | |
JPH0224737Y2 (ja) | ||
KR200141535Y1 (ko) | 포장용기용 코너금구 | |
US2829792A (en) | Box construction | |
JPS6211780Y2 (ja) | ||
JPS5831666Y2 (ja) | 大工道具収納箱 | |
JPH0344660Y2 (ja) | ||
JPH0343148Y2 (ja) | ||
US1672108A (en) | Reenforcing metal corner for cleated cases | |
JP3056598U (ja) | 物品の収納装置 | |
JPS609180Y2 (ja) | 床材の梱包用単位体 | |
JPH024948Y2 (ja) | ||
JPH0242817Y2 (ja) | ||
JPH0130354Y2 (ja) | ||
JPS6236735Y2 (ja) | ||
JPH0647165U (ja) | 柱状機器の梱包構造 | |
JPH0441028Y2 (ja) | ||
JPH0522618Y2 (ja) |