JP3124057B2 - 組立具 - Google Patents

組立具

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JP3124057B2
JP3124057B2 JP03083393A JP8339391A JP3124057B2 JP 3124057 B2 JP3124057 B2 JP 3124057B2 JP 03083393 A JP03083393 A JP 03083393A JP 8339391 A JP8339391 A JP 8339391A JP 3124057 B2 JP3124057 B2 JP 3124057B2
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利男 小島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は組立具に係り、特に家
具や書棚等において、側板あるいは背板に対して棚板あ
るいは底板を組立てる際等に有効な組立具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家具や書棚等において、側板ある
いは背板に対して棚板或は底板の如く直交する板材や部
材を組み立て固定する場合等には、両板材を釘、ねじ、
ボルト等を用いて固着し、組み立てていた。しかし、釘
を用いた場合は斜めに多数の釘を打つことは面倒であ
り、さらに、体裁も悪く、必要な場合に分解することが
困難であった。そこで、家具類の枠組みとなる側板等に
棚板或いは底板挿入用の溝を設け、また、棚板を支持す
る金具類を側板等に固定してその上に棚板をのせるよう
にするものもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、家具
や書棚類として天然木にかわり、圧縮合板やベニヤ板が
多く用いられている。これらの家具材は、例えば、ねじ
の締過ぎ等に対して弱く、破損しやすいという問題があ
った。また、ねじ等により固着した場合には、ねじ孔が
崩れ易いという問題があった。また、溝や金具類によっ
て棚板を支持する場合は、該棚板が側板等に固定されな
いためにがた付き易く、積載物によって不安定になる場
合もあってこれらの棚板に載せる積載物の条件に限度が
あった。
【0004】また、金具類によって確実に支持しようと
する手段として、例えば、書棚類の基材である側板に装
着した金具に対して、被固定材である棚板に装着した金
具から固定ボルトを螺合させることにより固定する手段
も考えられている。しかし、この様な手段によると、固
定ボルトを挿入螺合する際に被固定材を作業者が手で保
持せねばならない問題がある。また、このような手段に
よると、被固定材である棚板側から必然的に固定ボルト
を斜め上方向に締めてゆく必要があるため、基材側の金
具の固定ボルト螺入用のねじ孔が傾斜させてある。この
結果、固定ボルトを締付けた際に、被固定材が上方向に
ずり上がって基材側の金具と被固定材側の金具との位置
決めが損われ、基材に対する被固定材の取付け精度が低
下するという問題があった。
【0005】また、固定ボルトの締め付けに六角レンチ
を用いた場合に、六角レンチは取扱時の固定がこころも
となく、締め付け程度が判りにくいので締過ぎによりね
じ山を破壊することがあり、コストが高いという問題が
あった。
【0006】上述したような各種問題に対して、側板或
は背板に対する棚板或は底板の組み立て等、基材に対し
て直角方向に被固定材を簡便かつ強固に精度良く組み立
てが可能であり、また、必要な場合には基材に対して被
固定材を簡便に分離でき、積載物の条件に影響せず確実
に保持することのできる組立具の開発が望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による組立具は、
上記不都合を解消すべく、基材の所定位置に設けられた
固定用ねじ孔に装着孔に挿入した装着ねじを締付けるこ
とにより装着される第1の部材と前記基材の前記第1の
部材装着位置に対応するように被固定材の所定位置に設
けられた嵌合用窪所に嵌合して装着される第2の部材と
からなり、前記第1の部材には上下方向に延長される突
縁部を設けるとともにテーパ状頭部を有する固定ボルト
の螺入されるねじ孔を斜め上方に指向させて設け、前記
第2の部材には前記突縁部に係合すべく上下方向に延長
され、かつ上端に当接部を有する溝条部を設けるととも
に前記固定ボルトの挿通される固定孔を設け、この固定
孔には前記ねじ孔に仮締めされた前記固定ボルトの通過
される切欠部と前記固定ボルトの締付時に前記テーパ状
頭部と係合して芯出機能を果たすテーパ状窪部を設けた
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】上述したこの発明の構成によれば、基材の所定
位置に装着した第1の部材に設けたねじ孔にテーパ状頭
部を有する固定ボルトを仮締めし、基材に装着された第
1の部材の上下方向に延長される突縁部に被固定材の所
定位置に装着した第2の部材の溝条部を係合して該第2
の部材を降下させると、仮締めされた前記固定ボルトが
第2の部材に設けた固定孔の切欠部を通過し、該第2の
部材の溝条部上端の当接部が第1の部材上端の当接面に
当接されることにより、基材に対して被固定材が仮置き
される。この状態において、前記仮締めした固定ボルト
を締付けることにより、固定ボルトのテーパ状頭部が第
2の部材に設けた固定孔のテーパ状窪部に係合して芯出
機能を果たすことにより、位置決めされる。よって、第
2の部材を装着した被固定材は、第1の部材を装着した
基材の所定位置に正しく組立てられる。
【0009】
【実施例】次にこの発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。
【0010】図1〜図13は、この発明に基づく組立具
の実施例を示すものである。図1、図2において、2は
基材、4は被固定材、6は組立具、8は第1の部材、1
0は第2の部材、12は固定ボルトである。基材2に
は、この組立具6の第1の部材8を装着固定する固定用
ねじ孔14を設けている。被固定材4には、組立具6の
第2の部材10を装着固定する嵌合用窪所16を設けて
いる。
【0011】第1の部材8は、図3〜図6に示す如く、
基材2に接する側の装着面18と反対側の係合面20と
を平行に設けている。この第1の部材8には、係合面2
0側から装着面18側に直角に指向させて装着ねじ22
を挿入する装着孔24を設けるとともに、固定ボルト1
2の螺入されるねじ孔26を斜め上方に指向させて設け
ている。このねじ孔26は、装着孔24に対して幅方向
両側の対称位置に2個設けている。また、第1の部材8
には、幅方向両側に上下方向に延長される突縁部28を
夫々設けるとともに上端に当接面30を設けている。
【0012】この第1の部材8は、図7、図8に示すよ
うに、基材2の表面の所定の位置に第1面18を当てが
い、装着孔24に挿入した装着ねじ22を固定用ねじ孔
14に螺合して締付けることにより、装着固定される。
なお、この実施例においては、基材2に設けた開孔32
にボス34を埋込み固定し、このボス34に固定用ねじ
孔14を設けている。
【0013】第2の部材10は、図9〜図11に示す如
く、略円柱状の一部に係合窪部36を設けるとともに基
材2に接する側の装着面38とこの装着面38に平行な
係合面40とを設けている。第2の部材10には、前記
第1の部材8に設けた前記突縁部28に係合すべく上下
方向に延長され、かつ上端を当接部42によって閉鎖さ
れる溝条部44を係合窪部36に設けるとともに、前記
第1の部材8に設けた斜め上方に指向するねじ孔26に
対応する2個の固定孔46を設けている。この固定孔4
6には、前記ねじ孔26に仮締めされた固定ボルト12
の軸部48の通過される切欠部50と、この固定ボルト
12の締付け時に固定ボルト12のテーパ状頭部52に
係合して芯出機能を果たすテーパ状窪部54とを設けて
いる。また、第2の部材10は、被固定材4の嵌合用窪
所16に装着固定するために、外周に鋸歯状の突起56
を設けている。
【0014】また、第2の部材10は、後述する第3の
部材62を装着するために、突出部58を有する窪部6
0を設けている。第2の部材10に装着される第3の部
材62は、図12、図13に示す如く、第2の部材10
の底面形状と同一の形状をなし、前記窪部60に弾性を
もって嵌合すべく突起部64を先端に有する嵌合部材6
6を設けている。
【0015】次に、上述した実施例における取付具の作
用を説明する。
【0016】まず、基材2の所定の場所に装着ねじ22
によって装着した第1の部材8のねじ孔26に、テーパ
状頭部52を有する固定ボルト12を所定の寸法を残し
て仮締めする。次に、第1の部材6の突縁部28に被固
定材4の所定の場所に装着した第2の部材10の溝条部
44を係合して降下させると、第1の部材8のねじ孔2
6に仮締めした固定ボルト12の軸部48が第2の部材
10の切欠き部50を通過し、第2の部材10の溝条部
44上端の当接部42が第1の部材8の当接面30に当
接する。これにより、第2の部材10は、第1の部材8
に支えられて仮置きされ、第1の部材8に設けたねじ孔
26と第2の部材10に設けた固定孔46との軸心が一
致する。
【0017】次に、仮締めした固定ボルト12を確実に
締付けると、第2の部材10のテーパ状窪部54に固定
ボルト12のテーパ状頭部52が係合して芯出機能を果
たすことにより位置決めされ、第2の部材10が第1の
部材8に確実に固定される。これにより、基材2に対し
て被固定材4が正しい位置に確実に取付けられる。
【0018】その後、第3の部材62の嵌合部材66を
第2の部材10の窪部60に挿入し、突起部64を突出
部58に嵌合して保持固定することによりカバーする。
【0019】このように、組立具6の第1の部材8と第
2の部材10とは、固定ボルト12によって固定する前
に仮置きして支持され、また、テーパ状頭部52とテー
パ状窪部54とによって自動的に芯出がなされるので、
被固定材4を作業者が手で保持しながら固定ボルト12
を締付ける作業を不要とし得て、困難さがなくなる。
【0020】また、固定ボルト12は、六角レンチを使
用せずにドライバーによって確実に締込むことが可能に
なり、また、固定ボルト12を締付けるときに被固定材
4が上方向にずれることなく、確実容易に固定ができ
る。また、基材2に装着した被固定材4を分離する際に
は、第1の部材8に第2の部材10が支持されているこ
とにより、被固定材4の保持を要することなく固定ボル
ト12を抜去し得て、基材2から容易に除去することが
できる。
【0021】なお、この発明は、上述実施例に限定され
るものではなく、種々応用改変が可能である。
【0022】例えば、上述実施例においては、第1の部
材8に2個のねじ孔26を設けるとともに第2の部材1
0に2個の固定孔46を設けたが、図14・図15に示
す如く、ねじ孔26及び固定孔46を1個とすることも
できる。このように、ねじ孔26及び固定孔46を1個
とすることにより、固定ボルト12の数を減少すること
ができ、コストを低減することができる。
【0023】また、上述実施例においては、第1の部材
8を基材2に装着するために予め基材2にボス34を埋
め込むように説明したが、基材2に直接的に固定用ねじ
孔14を形成するようにしても良い。さらに、この組立
具6は、第2の部材10に第3の部材62を装着するよ
うに説明したが、条件によっては必ずしも必要ではな
い。
【0024】
【発明の効果】このように、この発明によれば、基材の
所定位置に装着した第1の部材のねじ孔にテーパ状頭部
を有する固定ボルトを仮締めし、基材に装着された第1
の部材の上下方向に延長される突縁部に被固定材の所定
位置に装着した第2の部材の溝条部を係合して該第2の
部材を降下させると、仮締めされた固定ボルトが前記第
2の部材に設けた固定孔の切欠部を通過し、該第2の部
材の溝条部上端の当接部が第1の部材上端の当接面に当
接されることにより、基材に対して被固定材が仮置きさ
れることになる。このように仮置きされた状態におい
て、前記仮締めした固定ボルトを締付けることにより、
固定ボルトのテーパ状頭部が第2の部材に設けた固定孔
のテーパ状窪部に係合して芯出機能を果たすことにより
位置決め固定される。よって、第2の部材を装着した被
固定材は、第1の部材を装着した基材の所定位置に正し
く取付けられる。
【0025】このため、基材に被固定材を組付ける際に
は、基材と被固定材とを固定ボルトによって固定する前
に第1の部材に第2の部材が仮置して支持され、また、
テーパ状頭部とテーパ状窪部とによって自動的に芯出が
なされるので、被固定材を作業者が手で保持しながら固
定ボルトを締付ける作業を不要とし得て、困難さがなく
なった。また、基材から被固定材を分離する際には、第
1の部材に第2の部材が支持されていることにより、被
固定材の保持を要することなく固定ボルトを抜去するこ
とができ、容易に分離できるという優れた効果が得られ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す組立具の組立状態の底
面図である。
【図2】図1の〓−〓線断面図である。
【図3】第1の部材の正面図である。
【図4】第1の部材の平面図である。
【図5】図3の〓−〓線断面図である。
【図6】図3の〓−〓線断面図である。
【図7】第1の部材を基材に装着した状態の正面図であ
る。
【図8】図7の〓−〓線断面図である。
【図9】第2の部材側面図である。
【図10】第2の部材の底面図である。
【図11】図10の〓I−〓I線断面図である。
【図12】第3の部材の平面図である。
【図13】第3の部材の側面図である。
【図14】第1の部材の別の実施例を示す正面図であ
る。
【図15】第2の部材の実施例を示す底面図である。
【符号の説明】
2 基材 4 被固定材 6 組立具 8 第1の部材 10 第2の部材 12 固定ボルト 24 装着孔 26 ねじ孔 28 突縁部 42 当接部 44 溝条部 46 固定孔 50 切欠部 52 テーパ状頭部 54 テーパ状溝部 62 第3の部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 12/10 - 12/38 F16B 5/00 - 5/12 A47B 95/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の所定位置に設けられた固定用ねじ
    孔に装着孔に挿入した装着ねじを締付けることにより装
    着される第1の部材と前記基材の前記第1の部材装着位
    置に対応するように被固定材の所定位置に設けられた嵌
    合用窪所に嵌合して装着される第2の部材とからなり、
    前記第1の部材には上下方向に延長される突縁部を設け
    るとともにテーパ状頭部を有する固定ボルトの螺入され
    るねじ孔を斜め上方に指向させて設け、前記第2の部材
    には前記突縁部に係合すべく上下方向に延長され、かつ
    上端に当接部を有する溝条部を設けるとともに前記固定
    ボルトの挿通される固定孔を設け、この固定孔には前記
    ねじ孔に仮締めされた前記固定ボルトの通過される切欠
    部と前記固定ボルトの締付時に前記テーパ状頭部と係合
    して芯出機能を果たすテーパ状窪部を設けたことを特徴
    とする組立具。
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