JPS61141725A - カルバゾ−ル類重合体の製造方法 - Google Patents

カルバゾ−ル類重合体の製造方法

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JPS61141725A
JPS61141725A JP26081184A JP26081184A JPS61141725A JP S61141725 A JPS61141725 A JP S61141725A JP 26081184 A JP26081184 A JP 26081184A JP 26081184 A JP26081184 A JP 26081184A JP S61141725 A JPS61141725 A JP S61141725A
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JP
Japan
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carbazole
polymer
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ferric
iii
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Tsuneo Hagiwara
恒夫 萩原
Kaoru Iwata
薫 岩田
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
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  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は導電性ないし半導電性を有するカルバゾール類
重合体の製造方法に関する。更に詳しくは、導電性ない
し、半導電性を有し、化学的に安定なカルバゾール類重
合体を簡単なプロセスで得る方法に関する。
〈従来技術〉 従来たとえば、J 、 B argon et、 al
、、 I B MJ 、 Res、 Develop、
 vol 27(No、4 ) 、  330(198
3)などに過塩素酸テトラ−n−ブチルアンモニウムな
どの電解質の存在下で、カルバゾールを電解酸化重合し
て電極板上にポリカルバゾールポリマーを析出させる方
法が記載されており、得られたものの電導度は10→〜
10″3S/cI11と報告されている。
このような電解酸化重合は反応を電極板上で行なわせる
ために反応の形態が大きな制約を受ける。
このような観点から、カルバゾール重合体を得るために
、化学酸化重合法を用いることができれば望ましい。し
かしながら、P、 Maitland  et。
al、、J 、 Chem、s oc、、1388 (
1927)等の報告によると、例えば、硫酸イオンの存
在下、重クロム酸イオンを用いて化学酸化を行うと二蚤
体である3、3′−ジカルバジルが得られ、また条件に
より、9.9′二量体が得られるとされているが、カル
バソールの重合体は生成しないと記載されている。
また、S、 T、 WellinghoHet  al
、、”Abstr、 Conf Interval  
sur  L a Physique  etL a 
Chimie  des  P olymers  C
onducteursLes  Arcs、Fr、” 
1982.268は、N−メチルー3.6−ジブロモカ
ルバゾールのグリニア反応によりポリ(N−メチル−3
,6−カルバゾールジイルを化学的重合法r:得ている
。この方法はグリニア法という特殊な反応を用いるため
工業的見地からすると難点を有している。また得られた
ものの導電性を高めるためには五フッ化ヒ素やヨウ素等
電子受容性化合物をドーピングしなくてはならない。
〈発明の目的〉 本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであっ
て、その主たる目的は、安定性に優れ、ドーピングとい
う手段をとらずして導電性を有するポリカルバゾールを
簡単なプロセスで得る方法を提供するものである。
〈発明の構成〉 すなわち、本発明は、窒素原子に一価の炭化水素置換基
を有するか、又は有しないカルバゾール類の少くとも一
種を、三価の鉄化合物の存在下、化学酸化重合させるこ
とを特徴とするカルバシー以下、本発明の具体的構成に
ついて詳細に説明する。
本発明のカルバゾール類千合体は、三価の鉄化合物を化
学酸化剤として含有する適当な溶液とカルバゾール類と
を混合撹拌することにより簡単に得られる。しかも、こ
の方法によると反応系に共存する陰イオンが生成ポリマ
ー中に同時にドーパントとして取り込まれるために、新
たに電子受容性化合物をドーピングしなくとも高い導電
性を発現する。
本発明に用いるカルバゾール類としては、カルバゾール
以外に窒素原子に一価炭化水素の置換基を有するものが
用いられる。
例えば、カルバゾール、N−メチルカルバゾール、N−
エチルカルバゾール、N−ブチルカルバゾール、N−フ
ェニルカルバゾール等が挙げられる。
化学酸化剤としては、例えば、塩化第二鉄,過塩素酸第
二鉄,硝酸第二鉄.硫酸第二鉄.クエン酸第二鉄,リン
酸第二鉄等の三価の鉄化合物が用いられる。
これらの結晶水を有するものも好適に用いられる。有機
溶剤に溶解性の優れる塩化第二鉄.過塩素酸第二鉄及び
これらの結晶水を有するものが史に好適に用いられる。
これらの酸化剤を用いた場合、酸化剤中に含まれる陰イ
オンが生成ポリマー中にドーパントとして取り込まれる
が、このドーピング効果を更に効果的にするために、反
応系に塩酸.硫酸.硝酸。
過塩素酸等の無機酸や酢酸.メタンスルホン酸。
p−トルエンスルホン酸,シュウ酸等の有りa酸を共存
さゼることも出来る。
ここで、カルバゾール類に対して用いる化学酸化剤の量
は、カルバゾール類1当量当り、化学酸化剤を0.1〜
10当吊が適当であり、1〜5当量が好適である。0.
1当最以下の場合得られる重合体の収量が極めて悪いば
かりか、電導度も極めて低い。また10当吊以上用いで
もその効果は小さく不経済でもある。重合体の収量及び
得られたものの電導度の凹点から1〜5当量が用いられ
る。
反応は一般に溶媒を用いて行う。用いる溶媒としてはア
ルコール、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系
溶剤,アセトニトリ゛ル,ベンゾニトリル等のニトリル
系溶剤,テトラヒドロフラン。
ニトロメタン、ニトロベンゼン等のニトロ化合物。
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素.酢
酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤,  ・N.
N−ジメチルアセトアミド等のアミド系溶剤。
N−メチルピロリドン等のピロリドン系溶剤,ジメチル
スルフオキシド等が挙げられる。
反応温度は一50℃から 100℃が採用される。好係
から適宜選ばれる。
〈発明の効果及び用途〉 本発明によれば、導電性を有するカルバゾール類重合体
が簡単なプロセスにより得られる。
得られたカルバゾール重合体は、電子材料,有機半導体
材料、更には光導電性材料どして広く利用できる。
次に本発明を以下に述べる実施例により更に明確にづる
。以下、部とあるのはすべて重湯部である。
電導度の測定法は四端子法を用いた。
実施例1 カルバゾール16.7部をアセトニトリル1000部に
溶解し、それに過塩素酸第二鉄・6水塩46.2部をア
セトニトリル100部に溶解したものを空温にて加えた
。室温で8時間撹拌して生成した固体を濾過して集め、
アセトニトリル、水、アセトニトリルの順にこれらを用
いて洗浄し、乾燥したところ、過塩素酸イオンを含有す
るポリ(3,6カルバゾールジイル)を9.5部得た。
このものの電導度は、l、2X 1O−3S / at
rであり、赤外線吸収スペクトポリ1087CrR−’
にCD、O<−の強い吸収が確認され(図1参照)。
実施例2 カルバゾール16.7部をアセトニトリル2000部に
溶解し、これに無水塩化第二鉄32.4部をアセトニト
リル1000部に溶解したものを室温で加えた。室温で
24時間反応して生成した固体を濾過した。これをアセ
トニトリル、水、アセトニトリルで洗浄し、乾燥したと
ころ、3部の塩素イオンを含有するポリ(3,6カルバ
ゾールジイル)を得た。このものの電導度は4.4X 
10” S / amであった。
実施例3 200部のニトロメタンにカルバゾール0.7部を溶解
し、100部のニトロメタンに2.0部のFe(C10
4)3 ・6H20を溶解して室温で加えた。反応液は
直ちに紺色に変化した。室温で一晩撹拌した後、生成し
た黒縁色の過塩素酸イオンを含有したポリ(3,6−カ
ルバゾールジイル)を濾過して、ニトロメタン、水、ニ
トロメタンで洗浄した。乾燥後の収量は1.1部であっ
た。このものをIR錠剤成型器でディスクに成型復電導
度を測定したところ、3.9X 10→S/cIRであ
った。
害施例4 N−エチルカルバゾール9.75部を700部のアセト
ニトリルに溶解し、23.1部のFe  (C皇04)
1・6H20を加えた。室温で2昼夜撹拌した後、生じ
た濃緑色のポリマーを濾過してとり、アセトニトリル及
び水で洗浄した。乾燥したところ6.0部の過塩素酸イ
オンを含有するポリ(N−エチル−3,6−カルバゾー
ルジイル をIR錠剤成型器でディスク成型した接電導度を測定し
たところ3,2x 10’ S / cmであった。
【図面の簡単な説明】
図1は、実施例1で得られたカルバゾール類重合体の赤
外吸収スペクトルである。 特許出願人  工 業 技1 術 院 長手  続  
補  正  書 昭和60年ψ月2S日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 窒素原子に一価の炭化水素置換基を有するか、又は有し
    ないカルバゾール類の少くとも一種を、三価の鉄化合物
    の存在下、化学酸化重合させることを特徴とするカルバ
    ゾール類重合体の製造方法。
JP26081184A 1984-12-12 1984-12-12 カルバゾ−ル類重合体の製造方法 Granted JPS61141725A (ja)

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