JPS6113946B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6113946B2
JPS6113946B2 JP9256779A JP9256779A JPS6113946B2 JP S6113946 B2 JPS6113946 B2 JP S6113946B2 JP 9256779 A JP9256779 A JP 9256779A JP 9256779 A JP9256779 A JP 9256779A JP S6113946 B2 JPS6113946 B2 JP S6113946B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding
grindstone
ground
grinding wheel
lead
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9256779A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5621766A (en
Inventor
Shunji Oomori
Saku Yamamoto
Tsuneo Egawa
Seiji Horiuchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP9256779A priority Critical patent/JPS5621766A/ja
Publication of JPS5621766A publication Critical patent/JPS5621766A/ja
Publication of JPS6113946B2 publication Critical patent/JPS6113946B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、棒状をなす被研削物の外周面に一定
リードの螺旋溝を研削する方法に関し、特に被研
削物の両端部におけるリードの精度向上を企図し
たものである。
近年、高能率且つ高精度の溝の研削法としてク
リープフイード研削法が普及しつつある。これ
は、旧来の溝の研削法と比較してその切り込み量
を数十〜数百倍とする一方、逆に送り速度を数十
〜数百分の一として研削を進める方法であり、見
掛け上の削除率(単位時間当りの削除量)を従来
のものと同程度として切り込み量と送り速度との
組み合わせを変えただけのものである。
しかし、これにより研削現象自体が能率面及び
精度面で有利となることが知られており、その理
由の一つとして旧来の研削法ではその作業状態を
表わす第1図に示すように、被研削物1に対して
砥石2の切り込み量を多くても数十マイクロメー
トル程度しか与えなかつたため、研削初期から中
期にかけては砥石2の一部しか被研削物1と接触
せず、能率面で無駄があると共に砥石2の部分的
な摩耗により研削面の精度が低下する虞があつた
が、クリープフイード研削法ではその作業状態を
表わす第2図に示すように、被研削物1に対して
砥石2の切り込み量を一度にその研削代に相当す
る数ミリメートル与えて一工程で加工をするた
め、被研削物1と砥石2との非接触個所がなくな
り、能率面で有利であると共に砥石2の均一な摩
耗により研削面の精度を高く維持できる等の点が
挙げられられる。
ところでこのクリープフイード研削法によつて
例えばねじ圧縮機のロータを加工する場合、その
作業原理を表わす第3図に示すように、あらかじ
め螺旋溝3が形成された棒状をなす被研削物1に
対して所定のリード角で砥石2を切り込んだの
ち、この被研削物1を回転させながらその軸方向
であるX矢印方向に移動し、被研削物1の外周に
形成された螺旋溝3を仕上げ研削して行くように
なつている。この場合、被研削物1の端部の研削
初期及び研削中期及び研削末期における被研削物
1と砥石2との接触部分は図中、ハツチングで示
すような形状となつている。つまり、研削初期に
は砥石2が被研削物1の螺旋溝3の図中、右側の
斜面1aにのみ接触する結果、研削力がこの斜面
1aにのみ作用して砥石2がZ矢印方向と逆方向
にたわみ変形を起こし、研削精度の低下を招来す
る。そして、研削作業が進行するにつれて螺旋溝
3の図中、左側の斜面1bにも砥石2が接触し始
め、左右両側の斜面1a,1bをほぼ均等に研削
する結果、研削力がバランスして砥石2のたわみ
変形がなくなる。しかし、研削作業の末期に至る
と図中、右側の斜面1aの研削が左側の斜面1b
よりも先に終了するため、研削初期とは逆に左側
の斜面1bにのみ砥石2が接触する結果、研削初
期とは逆に砥石2がその軸方向であるZ矢印方向
にたわみ変形を起こし、被研削物1の両端部で大
きなリード誤差を発生する虞があつたが、これは
旧来の研削法で行なつてもほぼ同じである。
本発明は、このような棒材の外周に一定リード
の螺旋溝を刻設する場合、この棒材の両端部にお
けるリードの精度が中央部のリードの精度よりも
悪化していた従来の研削方法の欠点を解消し、棒
材両端部におけるリードの精度を向上させ得る研
削方法を提供することを目的とするものである
が、この目的を達成する本発明の螺旋溝の研削方
法にかかる構成は、棒状をなす被研削物の外周面
に一定リードの螺旋溝を研削するに際し、前記被
研削物を研削する砥石の軸方向の変形により発生
する前記螺旋溝のリード誤差に対して、前記砥石
の軸方向の研削力とこの砥石の曲げ剛性とから当
該砥石の変形量を算出し、前記リード誤差を打ち
消すように前記砥石の軸方向にこの砥石か或いは
被研削物を変位させるようにしたことを特徴とす
る。
本発明の基本理念を表わす第4図に示すよう
に、X−X軸を中心に被研削物が回転し、この被
研削物の回転軸であるX−X軸に対して交差する
Z−Z軸を中心に砥石が回転する。砥石の回転軸
であるこのZ−Z軸に対して直交するY−Y軸と
前記X−X軸とのなす角θが被研削物に刻設され
る螺施溝のリード角であり、前述した砥石側面に
負荷する研削分力によつてZ−Z軸に対し平行に
たわみ変形する砥石の変位ベクトルを〓とする
と、この変位ベクトル〓と正反対の変位ベクトル
−〓に相当する変位量εを、この変位ベクトル−
〓の方向に砥石或いは被研削物に与えるとよい。
そこで、前記変位ベクトル〓に相当する研削分
力をFngとすると共にこの時の砥石のZ−Z軸方
向変位量をεとし、更に砥石の曲げ剛性をKgと
すると、 ε=Fng/Kg と表わすことができる。又、この研削分力Fngは
被研削物に作用するトルクをMTとすると共に砥
石の接線方向研削分力をFt、モーメントアーム
をrとすると、 Fng=−M/r・cosθ−Ft・tanθ と表わすことができる。前記トルクMTは例えば
被研削物駆動回転用のモータの消費電力から求め
ることができ、又、前記接線方向研削分力は例え
ば砥石回転用のモータの消費電力から求めること
ができ、更に前記モーメントアームrは被研削物
の形状から決定される例えば被研削物の螺旋溝の
中央部の径に等しいモーメントアームとして置き
換えることにより、前記研削分力Fngが算出さ
れ、次いで変位量εを求めることができるから、
この変位量εに相当する量だけ砥石或いは被研削
物をこの砥石の軸方向に移動する。
このようにして砥石の変位量εを算出し、リー
ド誤差を打ち消すように砥石をその軸方向に変位
させるようにした本発明の一実施例を第5図に示
す。被研削物11は主軸センタ12と心押しセン
タ13とに回転可能に支持されており、主軸セン
タ12が取り付けられた主軸台14及び心押しセ
ンタ13が取り付けられた心押し台15は、ベツ
ド16に対して被研削物11の軸方向に摺動自在
となつたテーブル17上に受台18を介して載置
されている。前記主軸センタ12と被研削物11
との間には回し金(ケレ)19が介装され、この
回し金19は主軸センタ12と一体のピン20を
介して連結されており、前記主軸台14内に収納
された回転用モータ21の定速回転により被研削
物11が送り回転するようになつている。
一方、被研削物11に螺旋溝を刻設する砥石2
2は、砥石台23内に収納された駆動用モータ2
4に砥石軸25を介し連結されており、前記砥石
台23はベツド16に固定された砥石受台26上
に載置された状態となつている。又、砥石台23
に対向して砥石受台26上に固定されたハウジン
グ27内には、砥石22を砥石台23と共に砥石
軸25と平行な方向に変位させる油圧シリンダ2
8が収納され、そのピストンロツド29が砥石台
23に連結されている。
砥石22をその砥石軸25方向に変位するため
の油圧シリンダ28に対する圧油の供給を制御す
る制御弁30に対して演算比較回路31が接続
し、この演算比較回路31にはローパスフイルタ
32、アンプ33、回転用モータ21の消費電力
と駆動用モータ24の消費電力とを検出する電力
用検出器34がそれぞれ順に接続しており、又、
砥石22の軸方向変位量を検出する変位量検出器
35が前記演算比較回路31に接続している。
テーブル17はベツド16に対して被研削物1
1の軸方向に一定速度で送り移動し、これと同時
に作動する回転用モータ21によつて被研削物1
1が送り回転され、更に駆動用モータ24の作動
によつて静止状態で砥石22が回転し、所定リー
ドの螺旋溝が被研削物11の外周面に刻設されて
行く。これに伴つて電力用検出器34が回転用モ
ータ21と駆動用モータ24との消費電力を検出
し、アンプ33がこの信号を増幅すると共にロー
パスフイルタ32がその高周波成分を除去し、演
算比較回路31がこれらの信号とあらかじめ設定
されたリード角θとモーメントアームrと砥石2
2の曲げ剛性Kgとから、第4図に示す変位ベク
トル〓に相当したZ−Z軸方向の砥石22の研削
分力Fngを算出すると共にこのZ−Z軸方向の砥
石22の変位量εを算出し、この変位量εに対応
した量だけ砥石22が移動するように、変位量検
出器35からの主軸センタ12の移動信号を受信
しながら演算比較回路31が制御弁30の開閉を
制御する。なお、被研削物11の間断ない送り移
動につれて研削力が変化して行くが、この変化に
対応して演算比較回路31が制御弁30の開閉を
連続的に制御するようになつている。なお、本実
施例では被研削物11の軸方向変位量を制御する
のに油圧シリンダ28を使用したが、モータによ
り制御することも可能であり、この場合には制御
弁30の代りにアンプを使用するとよい。
次に、被研削物11を砥石22の砥石軸方向に
変位させるようにした本発明の他の一実施例を第
6図に示すが、先に説明した実施例と同一の部材
に対しては第5図で用いた符号と同じ符号で示
し、それらの説明は省略する。
ベツド16とテーブル17との間には、ベツド
16上を被研削物11の軸方向に送り移動する中
間受台36が介装されており、前記テーブル17
は固定状態の砥石台23に支持された砥石22の
砥石軸25と平行な方向に摺動自在となつてい
る。又、中間受台36上にはテーブル17を被研
削物11に共に砥石軸25方向に変位させる油圧
シリンダ28が設置されており、この油圧シリン
ダ28のピストンロツド29がテーブル17に連
結されている。
テーブル17は中間受台36と共にベツド16
に対して被研削物の軸方向に一定速度で送り移動
し、これと同時に作動する回転用モータ21によ
つて被研削物11が送り回転され、更に砥石用モ
ータ24の作動によつて静止状態で砥石22が回
転し、所定リードの螺旋溝が被研削物11の外周
面に刻設されて行く。これに伴つて電力用検出器
34が回転用モータ21と駆動用モータ24との
消費電力を検出し、アンプ33がこの信号を増幅
すると共にローパスフイルタ32がその高周波成
分を除去し、演算比較回路31がこれらの信号と
あらかじめ設定されたリード角θとモーメントア
ームrと砥石22の曲げ剛性Kgとから、第4図
に示す変位ベクトル〓に相当したZ−Z軸方向の
砥石22の研削分力Fngを算出すると共にこのZ
−Z軸方向の砥石22の変位量εを算出し、この
変位量εに対応した量だけ砥石22に対して被研
削物11が砥石軸25方向に移動するように、変
位量検出器35からの主軸センタ12の移動信号
を受信しながら演算比較回路31が制御弁30の
開閉を制御する。なお、被研削物11の間断ない
送り移動につれて研削力が変化して行くが、この
変化に対応して演算比較回路31が制御弁30の
開閉を連続的に制御するようになつている。
このように本発明の螺旋溝の研削方法による
と、砥石のたわみ変形に起因するリード誤差をこ
の砥石のたわみ変形を打ち消すように砥石或いは
被研削物を砥石の軸方向に変位させたので、特に
被研削物の両端部におけるリードの精度を従来よ
りも大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図に従来の溝の研削手順を表わす断面図、
第2図はクリープフイード研削法による溝の研削
原理を表わす断面図、第3図は螺旋溝の研削状態
を表わす被研削物の外観図、第4図は本発明の基
本理念を表わす幾何図面、第5図、第6図は本発
明のそれぞれ一実施例の概略構造を表わす断面図
である。 図面中、11は被研削物、16はベツド、17
はテーブル、21は回転用モータ、22は砥石、
23は砥石台、24は駆動用モータ、25は砥石
軸、28は油圧シリンダ、30は制御弁、31は
演算比較回路、32はローパスフイルタ、33は
アンプ、34は電力用検出器、35は変位量検出
器、36は中間受台である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 棒状をなす被研削物の外周面に一定リードの
    螺旋溝を研削するに際し、前記被研削物を研削す
    る砥石の軸方向の変形により発生する前記螺旋溝
    のリード誤差に対して、前記砥石の軸方向の研削
    力とこの砥石の曲げ剛性とから当該砥石の変形量
    を算出し、前記リード誤差を打ち消すように前記
    砥石の軸方向にこの砥石か或いは前記被研削物を
    変位させるようにしたことを特徴とする螺旋溝の
    研削方法。
JP9256779A 1979-07-23 1979-07-23 Grinding method of spiral groove Granted JPS5621766A (en)

Priority Applications (1)

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JP9256779A JPS5621766A (en) 1979-07-23 1979-07-23 Grinding method of spiral groove

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JP9256779A JPS5621766A (en) 1979-07-23 1979-07-23 Grinding method of spiral groove

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JPS5621766A JPS5621766A (en) 1981-02-28
JPS6113946B2 true JPS6113946B2 (ja) 1986-04-16

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ID=14057996

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS637223A (ja) * 1986-06-24 1988-01-13 Mitsui Seiki Kogyo Co Ltd 自動補正機能を有するねじ研削盤
JP2768690B2 (ja) * 1988-05-31 1998-06-25 株式会社東芝 ヘリカルブレードの製造方法およびその装置
CN114770233A (zh) * 2022-05-31 2022-07-22 西南交通大学 一种针对数控铣刀螺旋槽磨削工艺的砂轮轨迹计算方法

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JPS5621766A (en) 1981-02-28

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