JPS637223A - 自動補正機能を有するねじ研削盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野） この発明は、自動補正機能を有するねじ研削盤に関する
ものである。

（従来の技術） 一般に、ＮＯ表装置備えたねじ研削盤でねじ軸を研削加
工するには、ねじ軸の回転と移動および砥石切込量を自
動制御して行なうようになっている。この場合、切削加
工されたねじ軸は、両端部に切削工具の押圧力の逃げに
起因する有効径の大きい不完全ねじ部が生じ、ねじ研削
が正確にできない欠点がある。

このような欠点を防止するため、従来は研削加工時に、
ねじ軸の両端部で砥石位置をセットし直して研削してい
たが、二重の段取りをしなければならず、作業能率の低
下をきたすばかりか、研削作業を繁雑にする等の問題点
があった。

（発明が解決しようとする問題点） 前記のように、従来ではねじ軸全長に亘り有効径を同一
に研削できず、またねじ研削加工に二重の段取りが必要
で作業能率が低下する問題点があったが、本発明は、こ
のような問題点を解決するためになされ、ねじ軸の全長
に亘って有効径を同一にし、研削不良を防止すると共に
、研削作業能率を向上させるようにした自動補正機能を
有するねじ研削盤を提供しようとするものである。

（問題点を解決するための手段） このような従来の問題点を解決する手段として、この発
明は、両端部に不完全ねじ部が生じるねじ軸を、このね
じ軸の回転、移動および砥石切込量を自動制御しろるね
じ研削盤において、前記不完全ねじ部とそれ以外のねじ
部との有効径を同一にするように、不完全ねじ部の砥石
切込量を補正する自動補正制御手段を具備したことを要
旨とするものである。

（実施例） 以下、図示の実施例によりこの発明を具体的に説明する
。１はねじ研削盤であり、センタ１１とステデイレスト
１２に支持されたねじ軸２をサーボモータ１３で回転さ
せ、砥石３でねじ研削するようになっており、テーブル
１４はサーボモータ１５により回転される送りねじ１６
によって駆動されるようになっている。前記砥石３は、
前記ねじ軸２のリード角に沿ってこのねじ軸を研削すべ
く砥石台１７に支持され、この砥石台１７は砥石の切込
量を調部するように、サーボモータ１８により回転駆動
される砥石台送りねじ１９に係合し、前記テーブル１４
の移動方向と直交方向に移動される。

前記サーボモータ１３．１５．１８には、バルスコーダ
１３ａ、１５ａ１１８ａがそれぞれ連結され、パルスコ
ーダ１５ａは、サーボモータ１５の回転数を検出して前
記テーブル１４の位置と速度を検出し、パルスコーダ１
３ａは、サーボモータ１３の回転数を検出して前記ねじ
軸２の回転数を検出し、バルスコーダ１８ａは、サーボ
モータ１８の回転数を検出して砥石台１７即ち砥石３の
位置を検出する。

前記ねじ研削盤１を制御するＮＣ装置４は、研削位置を
制御する位置制御回路５と、研削速度を制御する速度制
御ユニット６が直列に連結され、さらに前記サーボモー
タ１３．１５．１８を手動でパルス発生させる手動パル
ス発生器７と、研削加工の切込量の位置を表示する位置
表示器８がそれぞれ連結される。そして、サーボモータ
１３．１５．１８は、前記速度制御ユニット６にそれぞ
れ連結され、前記パルスコーダ１３ａ１１５ａ。

１８ａは、速度制御ユニット６および前記位置制御回路
５にそれぞれ連結される。また、機械側を駆動制御する
機械制御！１８９がトランス１０を介して前記ＮＣ装置
４に連結されている。

２０は自動補正制御手段であり、補正装置２１と、ｌ１
０（インプット・アンド・アウトプット）制御回路イン
タフェース２２とで形成され、Ｉ１０制御回路インタフ
ェース２２は、前記ＮＣ装置４および機械制御盤９に連
結される。前記補正装置２１は、不完全ねじ部の有効径
逃し串のデータを入力するＭＤＩ（マニアル・データ・
インプット）装置と、前記ねじ軸２の研削状態および研
削結果をデイスプレィに表示すると共に、必要に応じて
研削加工を補正すべきキーボードを有するＣＲＴ（カソ
ード・レイ・チューブ）装置とから構成されている。前
記Ｉ１０制御回路インタフェース２２は、前記補正装置
２１と前記ＮＣ装置４および機械制御盤９との間の交信
を行なうようになっている。

３０は電源であり、トランス３１を介して前記機械制ｔ
ｌＩｌ盤９に接続されている。なお、図において、９ａ
は機械制ｗ盤９の操作盤である。

この発明に係るねじ研削盤は上記のように構成され、第
２図に示すように、ねじ軸２の軸方向に切削されたねじ
部りを研削するには、ねじ軸２の回転数、テーブル１４
の送り速度、砥石３の切込量等の加工データをプログラ
ムとしてＮＣ装置４に入力する。このとき、ねじ軸２の
両端不完全ねじ部の長さ１を設定して前記のプログラム
に加え、さらに前記補正装置２１のＭＤＩ装置には、不
完全ねじ部の長さ１に対する有効径逃し聞Δｄ１即ち砥
石３の切込増加量のデータを入力する。

ねじ軸２のいずれか一方の端部から研削加工を開始する
と、前記ＭＤＩ装置は、Ｉ１０υ１１１１回路インタフ
ェース２２を介して前記不完全ねじ部の長さ１部の逃し
量Δｄの信号をＮＣ装置４に送り、このＮ’　Ｃ装置は
、プログラムに基づき前記位置制御回路５と前記速度制
御ユニット６に信号を送り、前記サーボモータ１５がテ
ーブル１４を長さ１だけ移動させる間にサーボモータ１
８は砥石台１７を移動させて砥石３の切込量をΔｄだけ
深くし、長さ１の不完全ねじ部の有効径が中央部の有効
径りと同一になるように研削加工が行なわれる。

不完全ねじ部２ａの研削加工が終ると、ＮＣ装置４は前
記位置制御回路５、速度制御ユニット６に切替信号を送
り、サーボモータ１８は、砥石台１７を移動させて砥石
３の切込量をΔｄだけ浅くし、ねじ軸２の中央部は有効
径がＤになるように研削加工が行なわれる。このように
して、研削加工が進行し砥石３の研削位置がねじ軸２の
他方の不完全ねじ部に達すると、再び【１０制御回路イ
ンタフェース２２からＮＣ装置４に信号が送られ、加ニ
ブログラムは前記した逃し世Δｄに基づく加工信号を鍬
械側に発し、不完全ねじ部はΔｄだけ切込量を増加して
研削加工され、その有効径は中央部のＤと同一になるよ
うに研削される。

以上の研削加工動作のうち、砥石３の切削信置は常に前
記位置表示器８に表示され、切削位置を含めた他の動作
、即ち、ねじ軸の回転、テーブル１４の移動の位置と速
度、砥石台１７の位置と移動速度および不完全ねじ部の
長さ１と逃し量Δｄは、すべてＩ１０制御回路インタフ
ェース２２を介してＣＲＴ装置のデイスプレィに表示さ
れる。

以上のように、この発明の場合には、自動補正制御手段
２０に逃し団Δｄのデータを入力するだけで、ねじ軸は
両端の不完全ねじ部が他のねじ部と同一の有効径になる
ように研削加工される。前記ＣＲＴ装置には、研削加工
の状態および結果が表示されるが、その表示を見て必要
ならば研削加工の動作を変更させるべく操作し、前記Ｎ
Ｃ装置を制御することも可能である。

（発明の効果） 以上説明したように、この発明によれば、不完全ねじ部
が両端部に生じるねじ軸を研削加工するとき、自動補正
制御装置に不完全ねじ部の有効径逃し吊のデータを入力
するだけで、ねじ研削盤のＮＧ￥ｉｔ置によりねじ研削
盤の駆動を制御し、不完全ねじ部の砥石切込量を設定置
だけ増加して研削加工し、ねじ軸の不完全ねじ部を他の
ねじ部と同一の有効径になるように研削加工することが
できる。これにより、ねじ部と不完全ねじ部とで研削作
業の二重の段取りをする必要がなく、作業能率を著しく
向上させると共に、加工粘度の向上を図ることができる
。また、自動補正制御装置を用いて研削作業の状態およ
び結果を確認し、かつ研削作業を補正または変更するこ
とも可能であり、その操作も極めて簡単である等のすぐ
れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例の全体の構成を示す説明
図、第２図は、ねじ軸の研削加工状態を示す説明図であ
る。 １・・・ねじ研削盤、　　　２・・・ねじ軸、２ａ・・
・不完全ねじ部、　３・・・砥石、４・・・ＮＣ装置、
　　　　５・・・位置制御回路、６・・・速度制翻ユニ
ット、７・・・パルス発生器、８・・・位置表示器、　
　　９・・・機械ｔＩＩＩＩＩＩ盤、１０・・・トラン
ス、 ２０・・・自動補正制御手段、 ２１・・・補正装置、 ２２・・・ｌｌｏｔｌｌｌｌｌ回路インタフェース、３
０・・・電源、　　　　　　３１・・・トランス。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 両端部に不完全ねじ部が生じるねじ軸を、このねじ軸の
   回転、移動および砥石切込量を自動制御しうるねじ研削
   盤において、前記不完全ねじ部とそれ以外のねじ部との
   有効径を同一にするように、不完全ねじ部の砥石切込量
   を補正する自動補正制御手段を具備したことを特徴とす
   る自動補正機能を有するねじ研削盤。