JPS61137621A - 金属アングル材の並列配置圧延機用レピ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、並列配置した圧延機のロール間金順次通過
させて所望断面形状のアングル材金製造する圧延装置に
おいて、被圧延材を各圧延機のロール間へ連続的に、か
つ円滑・確実に導くためのレピータに関するものである
。

〈従来技術及びその問題点〉 従来、長尺のアングル材を圧延によって製造する場合に
は、複数の圧延機を並列に配置し、トランスファー等に
よる横送りによって圧延素材の圧延機関移送を行いなが
ら、順次、圧延素材；亡各圧延機のロールに噛込ませて
所望断面形状とするのが普通であった。

ところが、このような方式では、各圧延機間の被圧延材
移送に時間がかかり過ぎるので素材の温度低下が著しく
、そのためロールカリバーの摩耗が早くなってロール原
単位を悪化させるばかシか、製品表面の品質悪化をも招
くとの不都合が指摘されてもいたのである。

ところで、近年、平鋼材や棒鋼はの圧延を並列に配置さ
れた複数の圧延機によって実施する場合、圧延作業の連
続化のため、例えば第７図で示される如きレピータが採
用され、被圧延材を各圧延機のロール間へ連続的に案内
することが行われるようになってきた。

この第７図（ａ）で平面図が示され、そしてそのＡ−Ａ
断面図が第７図（ｂ）で示されるレピータは、底板２１
上に所望曲率で彎曲した内壁２２が固定されるとともに
、この内壁２２と対向して被圧延材導通用ガイド溝２３
を形成する外壁２４が、昇降装置（図示せず）にて昇降
自在に設置されて成るもので、圧延機２５から被圧延材
が連続的に送り出されると、まずその先端が第７図（（
転）の矢印の如くにレピータのガイド溝２３へ進入する
が、そのまま前記圧延機２５の駆動力によりガイド溝２
３内を彎曲しながら進行する被圧延材の先端位置がレピ
ータから外れて次位の圧延機２６に噛込まれる直前又は
噛込まれる瞬間に、検知装置に連動し之昇降装置が作動
し、外壁２４が第７図の）の一点鎖線で示される位置ま
で上昇せしめられるようになっている。

ところで、この種の連続圧延では、被圧延材の圧延機２
６への噛込み速度が圧延機２５から送り出される速度よ
ジもやや遅くなるように設定され、圧延作業の融通性確
保が図られているのが普通であるが、前述の如くに被圧
延材の先端がガイド溝２３内に沿って自ら進行し次位の
圧延機にまで到達した時点で外壁２４が上昇せしめられ
、ガイド溝２３の外周が開放されるので、圧延機２５か
ら送り出される被圧延材は何の障害もなくガイド溝２３
から突出してループを形成することとなり、円滑で安定
した連続圧延が可能となるのである。

このように、レピータの採用てよって、並列に配置され
た複数の圧延機による連続長スタッド圧延が可能となり
、作業能率並びに製品品質が格段に向上することとなっ
た事実に注目し、本発明者等はこのようなレピータをア
ングル材の圧延に適用することを試みたところ、従来方
式のレピータでは被圧延材の剛性の関係でその彎曲が円
滑になされない上、正確な断面形状の製品を確保するこ
とも極めて困難であるとの結論を下さざるを得ない結果
がもたらされたのである。

く問題点を解決するための手段〉 この発明は、上述のような観点から、複数の圧延機を並
列配置した従来からの圧延装置をそのまま適用してアン
グル材の連続圧延を円滑かつ安定に実施する方策を見出
すべく、数多くの実験・検討を積み重ねて行われた本発
明者等の研究によって完成されたものであって、第１図
でその１実施例の概略斜視図が示されるように、 アングル材圧延用レピータを、入側ガイド１、レピータ
本体２及び出側ガイド３が備わった構成となし、しかも
、 （〜　前記入側ガイド１ｔｌ′ｉ、第２図で示される如
く、圧延機４から送り出される被圧延アングル材を余々
に捩りながらレピータ本体２に案内するための、次第に
傾斜を増す複数のライストコ−２５によって構成される
案内径路を有し、 （ｂ）　　前記レピータ本体２は、ガイド溝内周面画定
用内カバー６と、第３図で示される如く、上記入側ガイ
ド１の被圧延アングル材案内径路の傾きに連続して次第
に傾斜を増す複数のガイトローラ７が内面に付設される
とともに、着脱装＃（例えばエア／リンダ装置）８にて
前記内カバー６に着脱自在に支持されたガイド溝外周面
画定用外カバー９とで形成され、かつ入側端部が第・１
図で示される如く外周方向に膨出するとともに該膨出部
１０の外周面寄りの位置に被圧延アングル材膨出検知装
置（例えば１７　ミツトスイッチ）を設けて構成される
円弧様ガイド溝を有し、 （ｃ）　　前記出側ガイド３は、第５図で示される如く
、上記レピータ本体２により走行方向が変えられて送り
出される被圧延アングル材を更に捩りながら次位の圧延
機１２に案内するための、レピータ本体２のガイドロー
ラ７（第３図参照）の傾きに連続して次第に傾斜を増す
複数のツイストローラ５によって構成される案内径路を
有する如く構成し、かつ、前記入側ガイド１に進入し、
てから出側ガイド３より出て来るまでの間に被圧延アン
グル材が１８０〔度〕の角度だけ捩られるように、入側
ガイド１のツイストロー２５、レピータ本体２のガイド
ローラ７及び出側ガイド３のツイストローラ５それぞれ
の傾斜角度を調整した点、に特徴を有するものである。

なお、第３図ておいて符号１３で示されるものは内カバ
ー６の内面に設けたガイドローラであり、第４図におい
て符号１４で示されるものは被圧延アングル材である。

また、ここで「円弧様」とは、完全な円弧を含むことは
もちろんであるが、ガイド溝で案内される被圧延材が円
滑に旋回して所定位置にまで腰折れすることなく導かれ
る曲線を総称するものとして使用した。

そして、入側ガイドに進入してから出側ガイドより出て
来るまでの間の被圧延アングル材の捩り角度を１８０〔
度〕と定めたが、このように被圧延アングル材を捩る理
由は、捩りが入らないと被圧延アングル材を腰折れ無く
、しかも正確な断面形状を保持したままで彎曲すること
が不可能なためであり、しかも圧延機のロール軸が通常
は水平であることから捩９角度１１８０（度〕としない
と圧延機内で材料の流れが生じたり噛込み不良を生じた
りするからである。これらの説明ρ・らも、上記「１８
０〔度〕」とは、殊更に厳密な値？指すものでないこと
が理解されよう。

次に、このように構成されたアングル材圧延用レピータ
の機能を第１図乃至第５図を参照しながら説明する。

圧延機４から連続的に送り出される被圧延材は、まず、
入側ガイド１の、ツイストローラ５（非駆動）によって
捩られながらレピータ本体２へ導かれる。

この列では６００〜７００閣のピッチで５対のツイスト
ローラを有する入側ガイド全使用し、各ツイストローラ
は第２図に示すクロさ角度に調整したが、被圧延アング
ル材は第１番目のツイストローラによって与えられた捩
り慣性通りに各ツイストローラ間を通り抜け、圧延送り
出しエネルギーのロスが極めて少ないことが確認された
。なお、第２図下方のハノチノグを入れた図は、入側ガ
イド各部分における被圧延アングル材の捩り角度を模式
的−′ζ示したものでちる。

レピータ本体２へ導かれた被圧延アングル材は、外カバ
ー９に列設されたガイドローラ７に案内され、その捩９
角全次第に増すとともに次位の圧延機１２側へ円滑に彎
曲しながら自走し、続いて出側ガイド３のツイストロー
ラ（非駆動）によって更に捩られながら次位の圧延機１
２へ案内される。

このとき、被圧延アングル材の先端が次の圧延機１２に
噛込まれる直前又は噛込まれる瞬間を検知する検知装置
（図示しないが、出側ガイドの入口付近又は出口付近に
例えば光電管装置を配置する）によって外カバーの着脱
装置（エアシリンダ）８が作動し、外カバー９がガイド
溝の位置から持ち上げられるのであるが（被圧延アング
ル材の後端通過を検知すると前記着脱装置は逆の動作を
する）、被圧延アングル材の先端が圧延機１２に到達し
てからロールに噛込まれるまでには、ロールと被圧延材
が衝突する際の衝撃による跳ね反りや噛込み時のロール
のすべり等により、極めてわずかでハするが必然的な時
間的ズレを生じることとなる。このため、依然として圧
延機４から連続的に送り出されてくる被圧延アングル材
１４は瞬間的に腰１．Ｉｆｈを生じるが、ガ１ド溝には
膨出部１０（被圧延アングル材の通常走行位置から１８
０ｍ＋ｉ程度膨出させるのが良い）が設けられているの
で第４図の一点鎖線で示される如くに腰折れ部が限定さ
れることとなる上、該腰折れが吸収されてしまい、外カ
バー９の持ち上げ動作に支障を及ぼすことが防止される
。

従って、次位の圧延機１２に噛込まれた後の被圧延アン
グル材は何の障害もなくガイド溝から突出してループを
形成することとなり、円滑で安定した連続圧延が可能と
なる。

また、レピータ本体のガイド溝を通過中の被圧延アング
ル材に何等かの原因で腰折れが発生しそうになった場合
でも、前記膨出部１０に位置していた被圧延アングル材
の部分に腰折れ部を限定することができ、しかも膨出部
１０の外周面寄り位ｉｔ／こ被圧延アングル材膨出検知
装置（リミットスイッチ）１１が設置されているので、
腰折れの発生を速かに検知して外カバー９を解放するこ
とが可能となる。そのため、圧延作業を中断しなければ
ｌらないような事態を速かに回避できるのである。

以上に説明した実施例では、ツイストローラ及びガイド
ローラのすべてが非駆動のものとされているが、例えば
出側ガイド３の出口付近に、第６図で示されるようなレ
ベラータイプのピンチロール１５を取り付けることが推
奨される。

第６図で示されるピンチロールは上ロールのみモータ１
６で駆動されるものであるが、これの設置によって被圧
延材の推進力が補なわれる上、被圧延アングル材の稜角
（ピン角）が揃うのでロールカリバー内での材料の流れ
が確実に防止でき、また被圧延アングル材先端クロップ
の曲がり矯正も可能となる。

以上、実施例によってこの発明を説明したが、これら実
施例は本発明の単なる例示であって、これにより本発明
の技術的範囲が何ら制限されるものでないことは当然で
ある。

く総括的な効果〉 上述のように、この発明によれば、従来は不可能とされ
ていたところの、並列配置された複数の圧延機によるア
ングル材多スタンド連続圧延が可能となり、品質の良好
な製品を高能率で提供することが可能となるなど、産業
上極めて優れた効果がもたらされるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のアングル材圧延用レピータの実施例
を示す概略斜視図、 第２図は、入側ガイドのノイストロ〜う配置例？示す概
略模式図。 第３図は、レピータ本体におけるガイドローラ配置例を
示す概略模式図、 第・１図は、レピータ本体のガイド溝膨出部の側？示す
概略模式図、 第５図は、出側ガイドのツイストローラ配置例を示す概
略模式図、 第６図は、本発明のレピータに好適なピンチコールの例
を示す概略模式図。 第７図は、並列配置された圧延機での連続圧延に使用す
る従来のレピータを示すものであり、第７図（ａ）はそ
の概略平面構成図、第７図中）は第４図（ａ）における
Ａ　−ＡＦＩｊＴ而図であ面。 図面において、 ■・・入側ガイド、　　２・・・レピータ本体、３・・
・出側ガイド、　　４．１２・・圧延機、５・・ツイス
トローラ、 ６・・内カバー、 ７．１３・・ガイドローラ。 ８・・・着脱装置、　　９・・・外カバー、１０・・・
膨出部、 １１・・被圧延アングル材膨出検知装置、１４・・・被
圧延アングル材、 １５・・ヒツチロール、　　１６・・・モータ、２１・
・底板、　　　　　２２・・・内壁、２３・・・ガイド
溝、　　　２４・・・外壁、２５．２６・・・圧延機。 出願人　　［］本ステンレス沫式会社 代理人　　　富　１）和　夫　ほか１名第１図 ＄２図 俤３図 り４図 影５図 １６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 入側ガイド、レピータ本体、及び出側ガイドを備えて成
   る圧延機用レピータであつて、しかも、（ａ）前記入側
   ガイドは、圧延機から送り出される被圧延アングル材を
   徐々に捩りながらレピータ本体に案内するための、次第
   に傾斜を増す複数のツイストローラによつて構成される
   案内径路を有し、 （ｂ）前記レピータ本体は、ガイド溝内周面画定用内カ
   バーと、上記入側ガイドの被圧延アングル材案内径路の
   傾きに連続して次第に傾斜を増す複数のガイドローラが
   内面に付設されるとともに、着脱装置にて前記内カバー
   に着脱自在に支持されたガイド溝外周面画定用外カバー
   とで形成され、かつ入側端部が外周方向に膨出するとと
   もに該膨出部の外周面寄りの位置に被圧延アングル材膨
   出検知装置を設けて構成される円弧様ガイド溝を有し、 （ｃ）前記出側ガイドは、上記レピータ本体により走行
   方向が変えられて送り出される被圧延アングル材を更に
   捩りながら次位の圧延機に案内するための、レピータ本
   体のガイドローラの傾きに連続して次第に傾斜を増す複
   数のツイストローラによつて構成される案内径路を有し
   て成り、かつ、前記入側ガイドに進入してから出側ガイ
   ドより出て来るまでの間に被圧延アングル材が１８０〔
   度〕の角度だけ捩られるように、入側ガイドのツイスト
   ローラ、レピータ本体のガイドローラ及び出側ガイドの
   ツイストローラそれぞれの傾斜角度が調整されているこ
   とを特徴とする、アングル材圧延用レピータ。