JPS61137157A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPS61137157A
JPS61137157A JP25856784A JP25856784A JPS61137157A JP S61137157 A JPS61137157 A JP S61137157A JP 25856784 A JP25856784 A JP 25856784A JP 25856784 A JP25856784 A JP 25856784A JP S61137157 A JPS61137157 A JP S61137157A
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polycarbonate
aromatic hydrocarbon
layer
photosensitive layer
solvent
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弘 正明
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    • G03G5/05Organic bonding materials; Methods for coating a substrate with a photoconductive layer; Inert supplements for use in photoconductive layers
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子写真感光体に関し、詳しくは耐久特性が優
れ、かつ生産性の良好な電子写真感光体に関する。
電子写真感光体の光導電材料としてセレン、硫化カドミ
ウム、酸化亜鉛などの無機光導電材料が従来より用いら
れている。一方ポリビニル力ルバゾール、オキサジアゾ
ール、フタロシアニンなどの有機光導電材料は無機光導
電材料に較べて無公害性、高生産性などの利点があるが
、感度が低くその実用化は困難であった。そのため、い
くつかの増感方法が提案されているが、効果的な方法と
しては電荷発生層と電荷輸送層を積層した機能分離型感
光体を用いることが知られている。
一方、電子写真感光体には、当然のことであるが、適用
される電子写真プロセスに応じた所定の感度、電気特性
、更には光学特性を備えていることが要求される。特に
繰返し使用可能な感光体にあってはその感光体の表面層
にはコロナ帯電、トナー現像、紙への転写、クリーニン
グ処理などの電気的機械的外力が直接に加えられるため
それらに対する耐久性が要求される。
具体的には、コロナ帯電時に発生するオゾンによる劣化
のために感度低下や電位低下、残留電位増加、および摺
擦よる表面の摩耳や傷の発生などに対する耐久性が要求
されている。感光帯の表面は樹脂によって被膜化される
ため、特に樹脂の性能が重要であり、耐久性の優れた樹
脂が要望されていた。最近になりこれらを満足する樹脂
としてポリカーボネート樹脂が表面層のバインダーとし
て用いられる角゛になってきたが、種々の問題点を持っ
ている。
即ち、従来のポリカーボネートは2,2−ビス(4、4
’−ヒドロキシフェニル)プロパン(以後ヒスフェノー
ルAと略す)とホスゲンあるいは、ジフェニルカーボネ
ートから合成される所謂ビスフェノールA型ポリン1−
ボネートであり、このポリカーボネートはビスフェノー
ルAの構造上の対称性に起因する次の様な欠点を有して
いる。
(1)樹脂の溶解性が悪い。ジクロロメタンや1.2−
ジクロロエタン等のハロゲン化脂肪族炭化水素類の一部
にしか良溶解性を示さない。これらのハロゲン化脂肪族
炭化水素類は低清点のため、これらの溶剤で調製した塗
工液を用いて感光帯を製造すると41面が白化しやすい
。又、塗工液中の溶剤が気化するため、固形分が変化し
たり、あるいはジクロロメタンや1,2−ジクロロエタ
ンなどは毒性が強いため、クローズドシステムを採る必
要があったり、製造T程の管理が煩雑となる問題点があ
る。
(2)ハロゲン化脂肪族炭化水素類以外の溶剤に対して
は、THF (テI・ラヒドロフラン)。
ジオキサン、シクロヘキサノンあるいはそれらの混合溶
剤に一部可溶であるが、これらの溶剤によって調製され
た塗工液は数1以内でゲル化するなど経時安定性が悪く
、特に浸漬コーティング時のポット内の塗工液がゲル化
してしまい感光体の生産を行なうことができなくなる問
題点がある。
(3)樹脂自身の分子間引力が強いため形成した塗膜の
接着性が悪く界面からクラックが入りやすい。又、密着
性が悪いため界面バリヤーが増加し、感光体を連続使用
した際、明部電位と暗部電位の低下が大きく、そのため
得られたコピー画像のカブリは太きくなり、画像濃度は
低下し、良好なコピー画像を形成できない問題点があっ
た。
本発明の目的は、前述の欠点を解消した電子写真感光体
を提供することにある。即ち、本発明の目的はポリカー
ボネートかもつ耐久特性を損なわず、その上で良好な電
子写真特性が得られると同時に、生産性良好な、特に塗
工液がゲル化することのない電子写真感光体を提供する
事にある。
本発明者らは、かかる目的に従って鋭意検討を重ねた結
果、芳香族炭化水素系溶剤又はハロゲン化芳香族炭化水
素系溶剤に可溶なポリカーボネートを用いることにより
前述の問題点を解決した電子写真感光体を提供できるこ
とを見い出し本発明を完成した。
すなわち、本発明は導電性基体と感光層を有する電子写
真感光体において、前記感光層が芳香族炭化水素系溶剤
は又はハロゲン化芳香族炭化水素系溶剤に可溶なポリカ
ーボネートを含有している電子写真感光体とした点に特
徴を有している。
本発明で用いられる芳香族炭化水素系溶剤又はハロゲン
化芳香族炭化水素系溶剤に可溶なボリカーボネートは、
結晶性を低下させる市により得られる。具体的には、例
えば 1)ビスフェノールAと一種あるいは2種以上の非対称
性ジオール化合物 2)一種あるいは2種以1−の非対称性ジオール化合物 を用いたホスゲン法等の−IIQ的なポリカーボネート
合成法により得ることができる。又、側鎖に炭素数3以
−1−の置換基を有するジオール化合物を用いても得る
ことができる。
本発明に用いられる非対称性ジオール化合物の代表的具
体例を以下に示すが、本発明はこれらに駆足されること
はない。
CH3 (CH2) 2 CH3 C1( CH3CH3 CH2CH2 ゝ\ / CH2 (CH2)u H CH3CH3 CH3 CH2 CH3 CH3 CH3 CH3 CH2 CH3−C,H−CH3 (CH2) 3 CH3 CH3 (CH2) 6 CH3 3H7 3H7 CI             Cl CH2CH2 ゝ\ / CH2 OCH3CH3 CH3CH3 X\ / CH3 CH3 CI            C1 CH30P−OCH3 CH3 前述のビスフェノールAとの共重合ポリカーボネ−1・
における非対称性ジオール化合物の比率はジオール化合
物中20平縫%以−1−1特に50重平形以上が好まし
い。非対称性ジオール化合物の比率が20重品%以下で
あると、芳香力ゲ炭化水素系溶剤又はハロゲン化芳香族
炭化水素系溶剤に対する溶解性が十分でなくなり、塗f
−液の経時安定性も悪くなる。前述の芳香族炭化水素系
溶剤又はハロゲン化芳香族炭化水素系溶剤に可溶なポリ
カーボネーI・の溶解度(25°Cの温度下での溶液1
00g中のポリカーボネートのg数)は1 gl!):
、特に5g以上が好ましい。溶解度が1g以下であると
、例えば電荷輸送層用塗工液を調製した際、その塗工溶
液の粘度が低すぎ電荷輸送層として必要な適切な膜厚を
得ることができなくなる。
本発明で用いるポリカーボネートは、特に電荷発生層あ
るいは電荷輸送層の結着剤樹脂として用いる場合に、そ
の効果を大きくすることができる。
芳香族炭化水素系溶剤の例としては、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等、ハロゲン化芳香族炭化水素系溶剤の例
としては、モノクロルベンゼン、ジクロルベンゼン等が
挙げられる。
本発明の電子写真感光体を製造する場合、導電性基体と
しては、アルミニウム、ステンレスなどの金属2紙、プ
ラスチックなどの円筒状シリンダーまたはフィルムが用
いられる。これらの基体の」二には、バリアー機能と下
引機能をもつ下引層(接着層)を設けることができる。
下引層は感光層の接着性改良、塗工性改良、基体の保護
、基体−41の欠陥の被覆、基体からの電荷注入性改良
、感光層の電気的破壊に対する保護などのために形成さ
れる。下引層の材料としては、ポリビニルアルコール、
ポリ−N−ビニルイミダゾール、ポリエチレンオキシド
、エチルセルロース、メチルセルロース、エチレン−ア
クリル酸コポリマー、カゼイン、ポリアミド、共重合ナ
イロン、ニカワ、ゼラチン、等が知られている。これら
はそれぞれに適した溶剤に溶解されて基体」二に塗布さ
れる。その膜厚は0.2〜2川程用である。
機能分離型感光体においては、電荷発生物質としてセレ
ン−テルル、ピリリウム、チアピリリウム系染料、フタ
ロシアニン系顔料、アントアントロン顔料、ジベンズピ
レンキノン顔料、ピラントロン顔料、トリスアゾ顔料、
ジアゾ顔料、アゾ顔料、インジゴ顔料、キナクリドン系
[11、非対称キノシアニン、キノシアニンアルいは特
開昭54−143645号公報に記載のアルモファスシ
リコンなどを用いることができ、電荷輸送物質としては
、ピレン、N−エチルカルバゾール、N−イソプロピル
カルバゾール、N−メチル−N−フェニルヒドラジノ−
3−メチリデン−9−エチルカルバゾール、N。
N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリデン−9−エチ
ルカルバゾール、N、N−ジフェニルヒドラジノ−3−
メチリデン−10−エチルフェノチアジン、N、N−ジ
フェニルヒドラジノ−3−メチリデン−10−エチルフ
ェノキサジン、P−ジエチルアミノベンズアルデヒド−
N、N−ジフェニルヒドラゾン、P−ジエチルアミノベ
ンズアルデヒド−N−α−ナフチJl/ −N−フェニ
ルヒドラゾン、P−ピロリジノベンズアルデヒド−N、
N−ジフェニルヒドラゾン、1,3.3−)ラメチルイ
ンドレニン−ω−アルデヒド−N、N−ジフェニルヒド
ラゾン、P−ジエチルベンズアルデヒド−3−メチルベ
ンズチアゾリノン−2−ヒドラゾン等のヒドラゾン類、
2,5−ビス(P−ジエチルアミノフェニル)−1,3
,4−オキサジアゾール、l−フェニル−3−(P−ジ
エチルアミノスチリル) −5−(P−ジエチルアミノ
フェニル)ピラゾリン、1−(キノリル(2)’]−3
−(P−ジエチルアミノスチリル) −5−(P−ジエ
チルアミノフェニル)ピラゾリン、■〔ピリジル(2)
)−3−(P−ジエチルアミノスチリル)−5−(P−
ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、l−〔6−メド
キシーピリジル(2))、3− (P−ジエチルアミノ
スチリル)−5−(P−ジエチルアミノフェニル)ピラ
ゾリン、1−〔ピリジル(3))−3−(P−ジエチル
アミノスチリル)−5−(P−ジエチルアミノフェニル
)ピラゾリン、l−〔レピジル(2))−1(P−ジエ
チルアミノスチリル)−5−(P−ジエチルアミノフェ
ニル)ピラゾリン、l−(ピリジル(2))−3−3(
P−ジエチルアミノスチリル)−4−メチル−5−CP
−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−〔ピリジ
ル(2))−3−(α−メチル−P−ジエチルアミノス
チリル)−5−(P−ジエチルアミノフェニル)ピラゾ
リン、■−フェニルー3−(P−ジエチルアミノスチリ
ル)−4−メチル−5−(P−ジエチルアミノフェニル
)ピラゾリン、1−フェニル−3−(α−ベンジル−P
−ジエチルアミノスチリル)−5−(P−ジエチルアミ
ノフェイル)ピラゾリン、スピロピラゾリンなどのピラ
ゾリン類、2−(P−ジエチルアミノスチリル)−6−
ジニチルアミノベンズオキサゾール、2−(p−ジエチ
ルアミノフェニル)−4−(P−ジメチルアミノフェニ
ル)−5−(2−クロロフェニル)オキサゾール等のオ
キサツール系化合物、2−(P−ジエチルアミノスチリ
ル)−6−ジニチルアミノベンゾチアゾール等のチアゾ
ール系化合物、ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチル
フェニル)−フェニルメタン等のトリアリールメタン系
化合物、1.1−ビス(4−N、N−ジエチルアミン−
2−メチルフェニル)へブタン、1,1,2.2−テト
ラキス−(4−N、N−ジメチルアミノ−2−メチルフ
ェニル)エタン等のポリアリールアルカン類などを用い
ることができる。
電荷発生層は、前記の電荷発生顔料を0.3〜4倍量の
結着剤樹脂、および溶剤と共に、ホモジナイザー、超音
波、ボールミル、振動ボールミル、サンドミル、アトラ
イター、ロールミルなどの方法でよく分散し、塗布−乾
燥されて形成される。その厚みは0.1〜1に程度であ
る。
電荷輸送層に前述のポリカーボネート樹脂を用いる場合
には、電荷輸送物質と前述のポリカーボネートを前述の
芳香族炭化水素系溶剤又はハロゲン化芳香族炭化水素系
溶剤の単独あるいはそれらの混合溶剤に溶解して調製し
た塗工液を塗布することによって得られる。電荷輸送物
質と結着剤として用いた前述のポリカーボネート樹脂と
の混合割合は、重量比で2:1〜1:2程度である。溶
剤として1−、: )ルエン、キシレンあるいはモノク
ロルベンゼン力特に有用である。
この溶液を塗布する方法は、例えば浸漬コーティング法
、スプレーコーティング法、スピンナーコーティング法
、カーテンコーティング法などが知られている。電子写
真感光体を効率的に精度良く、大部生産するには浸漬コ
ーティング法が最良であり、特に浸漬コーティング法に
おけるポットライフが前述のポリカーボネートを用いる
ことにより、大幅に改善することができるので、浸漬コ
ーティング法を用いた製造の生産性を大@lF向」−さ
せることができる。電荷輸送層を塗布形成した後、10
″C〜200 ’C!好ましくは20℃〜150℃の温
度で5分〜5時間好まして<10分〜2時間の範囲で送
風乾燥または静止乾燥を行ない、5〜20gの電荷輸送
層が得られる。
本発明の電荷輸送層には、各種添加剤を含有させること
ができる。かかる添加剤としては、ジフェニル、0−タ
ーフェニル、P−ターフェニル、ジブチルフタレート、
ジメチルグリコールフタレート、ジオクチルフタレート
、トリフェニル燐酸、メチルナフタリン、ベンゾフェノ
ン、塩素化パラフィン、ジラウリルチオプロピオネート
、3.5−ジニトロサリチル酸などを挙げることができ
る。
電荷発生層に前述のポリカーボネート樹脂を用いる場合
には、電荷発生物質をポリカーボネートととも芳香族炭
化水素系溶剤又はハロゲン化芳香族炭化水素系溶剤の単
独あるいはそれらの混合溶剤に溶解するか、前述のポリ
カーボネート樹脂を前述の溶剤で溶解した溶液に電荷発
生物質を分散させて得た塗工液を塗布することによって
形成れる。電荷発生物質の電荷発生層での占める割合は
30重量%以上、好ましくは80重量%以上とすること
ができる。溶剤としては、トルエン、キシレンあるいは
モノクロルベンゼンが特に有用である。この塗工溶液を
塗布する方法としては、例えば浸漬コーティング法、ス
プレーコーティング法、スピンナーコーティング法、カ
ーテンコーティング法などを用いることができる。
導電性基体、電荷発生層、電荷輸送層の順に浸漬した感
光体を使用する場合において電荷輸送物質が電子輸送性
物質からなるときは、電荷輸送層表面を正に帯電する必
要があり、帯電後露光すると露光部では電荷発生層にお
いて生成した電子が電荷輸送層に注入さ机、そのあと表
面に達して正電荷を中和し、表面電位の減衰が生じ未露
光部との間に静電コントラストが生じる。この様にして
できた静電潜像を負荷電性のトナーで現像すれば可視像
が得られる。これを直接定着するか、あるいはトナー像
を紙やプラスチックフィルム等に転写後、定着すること
ができる。
また、感光体上の静電潜像を転写紙の絶縁層]−に転写
後現像し、定着する方法もとれる。現像剤の種類や現像
方法、定着方法は公知のものや公知の方法のいずれを採
用しても良く、特定のものに限定されるものではない。
一方、電荷輸送物質が正孔輸送物質から成る場合、電荷
輸送層表面を負に帯電する必要があり、帯電後、露光す
ると露光部では電荷発生層において生成した正孔が電荷
輸送層に注入され、その後表面に達して負電荷を中和し
、表面電位の減衰が生じ未露光部との間に静電コントラ
ストが生じる。現像時には電子輸送物質を用いた場合と
は逆に正電荷性トナーを用いる必要がある。
又、本発明の電子写真感光体では、電荷発生層を最上層
とすることも可能である。この際、電荷輸送層を正孔輸
送性とすると、正の帯電方式を用いた電子写真プロセス
に適用することができる。
本発明の電子写真感光体は、電子写真複写機に利用する
のみならず、レーザープリンター。
CRTプリンター、電子写真式製版システムなどの電子
写真応用分野にも広く用いることができる。
次に本発明を実施例に従って説明する。
実施例1 ビスフェノールAと1.1−ビス(4,4’−ヒドロキ
シフェニル)シクロヘキサンの共重合ポリカーボネート
を以下の方法に従って合成した。
攪拌器付の500mJ1セパラブルフラスコにビスフェ
ノールA 18.5 g (0,08モル)、1.1−
ビス(4,4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン1
8.5g(0,07モル)、フェノール0.353g、
NaOH16,8gと水238muを入れ、50°Cに
加熱溶解後、25℃に冷却し、塩化メチレン147mJ
1を加えた。次いで25℃において攪拌しながら、ホス
ゲン19.1 gを60分間かけて導入した。その後ト
リメチルベンジルアンモニウムクロライド0.0342
 g、 N aOH4,5g、水30m1を加えた後、
25°Cで攪拌しながら、4.5時間重合を行なった。
重合終了後、塩化メチレチン360mJ1を加えで希釈
し、塩酸で弱酸性として洗憧し、さらに5回水洗した。
ポリマー溶液をメタノール中に投入し凝固させ、100
℃、1 mmHgで15時間加熱した。
実施例2 ビスフェノールAと1.1−ビス(4,4’−ヒドロキ
シフェニル)シクロヘキサンの重量比を2/8に変化さ
せた以外は実施例1と回し条件で反応を行なって、共重
合ポリカーボネートを得た。
実施例3と4 ビスフェノールAと2.2−ビス(4,4’−ヒドロキ
シ−3−シクロヘキシル フェニル)プロパンを用い、
両者の垂平比率が4/6(実施例3)及び2/8(実施
例4)で両者の合計量が0.15モルになる様に仕込ん
だ以外は実施例1と同じ条件で反応を行なって、ポリカ
ーボネートを得た。
実施例5,6と7 更にジオール化合物として1,1−ビス(4,4’−ヒ
ドロキシフェニル)−2−メチルプロパン 0.15モ
ル(実施例5)、  ビス(4,4’−ヒドロキシフェ
ニル)−ナフケルメタン 0.15モル(実施例6)、
1.1−ビス(4,4’−ヒドロキシフェニル)−4−
アセチル−シロヘキサン 0.15モル(実施例7)の
各々について反応を行なって、単一のポリカーボネート
(ホモポリマー)を得た。
比較例1 ビスフェノールAと1.1−ビス(4,4’−ヒドロキ
シフェニル)シクロヘキサンの重量比率が9/1で両者
の合計量が0.15モルになる様に仕込んだ以外は実施
例1と同じ条件で反応を行ないポリカーボネートを得た
比較例2 ビスフェノールA型ポリカーボネート(ニーピロンS−
3000F  三菱ガス化学社製)実施例1〜7、比較
例1.2で得た各種ポリカーボネートの溶解性、経時安
定性を表1に示す。溶解性はポリカーボネート5gを9
5gのモノクロルベンゼン及びトルエンに溶解した時の
状態を示し、経時安定性はその溶液を51’]間室温に
てガラスビン中に密閉放置した状態の変化を示す。(表
中、OIJα゛暮y孫・胃、×11′嶋ζ贅時・1生表
土T) 古         古 八                        
11@   囲 全     ソ ーt−000o’oxx ℃ 八   古 ギ                      11
八   碩 で 全 口 \   000  000    x    x甲 +l   Ll’)aOCOOO’l    I   
 l   −t      +\ \\   11−1
計 中1′−)l−1計  \   中kIX   の
 IN寸 〜七3七3モコ ■  七り化      
Jへ  、IJII            、IJ八
へ+   l)l  /”’%         lか
−+  寸へ  全     5  七娃−(・全  
II     II    −(−呻口  寸、ト  
H全  1−14− 寸口   0屯 込蒼亨 又 l
 属 瞭 : @  シ、 ′」口  、+1−八 へ 娃   18
1全1へ口0く・きa、)+=≧1 −−11  寮2>  口+汽 1−111  二重 
へl八」h口 J全 二重\へ   \eワ0く  1
 全 −−)(1\1\      スベ%   <、
ト<、:’、ロ寸+、1−1+寸ヤ  く7き  く口
談全+ 全娃”h寸\ lへ寸ト 全斗 全5ト1 口
   +0    1 −←ト   +    10 
  11111〜! \′L全に〜寸IQ呻 \! \
d1  1  1 J ′i、1  1   日ヘ  
   へ     1   1   1      へ
     へK    K    −IK−t    
K    K−−二 1  二   −− へ、−一一、−−−一 函 実施例8 実施例1〜7の各種ポリカーボネートを用いて、以下の
方法により電子写真感光体を作製した。
80φX 300 m mのアルミニウムシリンダを基
体とし、これにポリアミド樹脂(商品名:アミランCM
−8000、東し製)の5%メタノール溶液を浸漬法で
塗布し、18L厚の下引き層をもうけた。
次に下記構造式のジスアゾ顔料を10部(重量部、以下
同様、ポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレツク
BXL、活水化学(株)製)8部およびシクロヘキサノ
ン50部を1φガラスピーズを用いたサンドミル装置で
20時間分散した。この分散液にメチルエチルケトン7
0〜120(適宜)部を加えて下引き層上に塗布し、1
00 ’O15分間の乾燥をして0.15W厚の電荷発
生層を形成した。次にこの電荷発生層の−にに下記構造
を有するヒドラゾン化合物10部と実施例1〜7のポリ
カーボネートの各々10部をモノクロルベンゼン65部
に溶解した。この溶解をコーティング法によって塗布し
、i o o ’cで60分間の熱風乾燥させて、16
川厚の電荷輸送層を形成させた。
このようにして作成した7種の感光体ドラムを−5,6
K Vのコロナ帯電器露光量15文ux−secを有す
る露光光学系、現像器、転写帯電器、除電露光光学系お
よびクリーナーを備えた電子写真複写機を用いて温度2
3°C1湿度60%の条件下で感光体の特性を評価した
。結果を表2に示す。
又」−記電荷輸送層用調製液は30日経過後も外観粘度
とも変化はなかった。
比較例3 実施例8で用いたヒドラゾン化合物10部と比較例2の
ビスフェノールA型ポリカーボネート10部をジオキサ
ン70部に溶解し、電荷輸送層溶液を調製した。この調
製液を実施例8と同様に製造した電荷発生層までの塗布
シリンダー上に突き上げ方法にて塗布した。この際、調
製液中のジオキサンが電荷発生層を溶解させるため、浸
漬コーティング法によって電荷輸送層を形成してみたが
、正常な感光層が形成できなかったので、突き]−げ塗
布法を用いた。その後110°C160′乾燥させ16
川厚の電荷輸送層を形成させた。このようにして作成し
た感光体ドラムを実施例2と同様の装置、条件下で評価
した。結果を表2に示す。
又、上記電荷輸送層調製液は2日目から徐々に白濁はじ
め7日後にはゲル化して全く流動性を示さなくなった。
又、10000枚の連続画出し試験を行なったが、耐久
後のドラム表面には傷は認められず、本発明のポリカー
ボネートもビスフェノールA型ポリカーボネートの優れ
た耐摩耗性、耐剛性を保持していることがわかった。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性基体と感光層を有する電子写真感光体にお
    いて、前記感光層が芳香族炭化水素系溶剤又はハロゲン
    化芳香族炭化水素系溶剤に可溶なポリカーボネートを含
    有していることを特徴とする電子写真感光体。
  2. (2)前記感光層が電荷発生層と電荷輸送層を有する積
    層構造を有しており、該電荷輸送層及び電荷発生層のう
    ち少なくとも一つの層が芳香族炭化水素系溶剤又はハロ
    ゲン化芳香族炭化水素系溶剤に可溶なポリカーボネート
    を含有している特許請求の範囲第1項記載の電子写真感
    光体。
  3. (3)前記電荷輸送層が電荷発生層の上に塗設されてい
    る特許請求の範囲第2項記載の電子写真感光体。
  4. (4)前記電荷発生層が電荷輸送層の上に塗設されてい
    る特許請求の範囲第2項記載の電子写真感光体。
  5. (5)前記芳香族炭化水素系溶剤がベンゼン、トルエン
    又はキシレンである特許請求の範囲第1項記載の電子写
    真感光体。
  6. (6)前記ハロゲン化芳香族炭化水素系溶剤がモノクロ
    ルベンゼン又はジクロルベンゼンである特許請求の範囲
    第1項記載の電子写真感光体。
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