JPS61135584A - プロテア−ゼの製造方法 - Google Patents

プロテア−ゼの製造方法

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JPS61135584A
JPS61135584A JP25624584A JP25624584A JPS61135584A JP S61135584 A JPS61135584 A JP S61135584A JP 25624584 A JP25624584 A JP 25624584A JP 25624584 A JP25624584 A JP 25624584A JP S61135584 A JPS61135584 A JP S61135584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protease
whey
reverse osmosis
medium
producing
Prior art date
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Pending
Application number
JP25624584A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryozo Taniyasu
谷安 亮三
Minoru Nishimura
西村 実
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、プロテアーゼの製造方法に関する。
[従来技術] プロテアーゼはタンパク質を分解する酵素であって、食
品、水産物加工工業において、大豆タンパクや魚肉の加
水分解などに用いられており。
また皮革工業、醸造工業あるいは洗剤工業などの分野に
おいても広く用いられている。また、特に近年、衣料用
洗剤においては、環境汚染の面からリン酸塩の使用が規
制されるに伴ない、洗浄力を高めるためにプロテアーゼ
が配合されている。
従来より、プロテアーゼは通常、プロテアーゼ生産能を
宥するバチルス属細菌などの発酵法によって製造されて
いる。その際1発酵液の酵素活性をさらに高めることが
でき、また、安価な培地を用いることができれば産業上
有利である。
[発明が解決しようとする課題] この発明は、発酵液の酵素活性を従来よりもさらに高め
ることができ、かつ、安価な培地を採用した、プロテア
ーゼの製造方法を提供することを課題とする。
[発明の概要] すなわち、この発明は、プロテアーゼ生産能を有する微
生物を、逆浸透法で処理したホエーを含有する培地中で
培IL、該培養物からプロテアーゼを回収することから
なるプロテアーゼの生産方法を提供する。
[発明の詳細な説明] ホエーは、牛乳に酸又はレンネット (レンニン)とい
うタンパク買分解酵素を加えることによって得られるも
のであって、牛乳からチーズを製造する際に副生ずるも
のである。その主な組成は、一般的に重量基準でラクト
ース4.5〜5z、タンパク質0.5〜1$、脂肪0.
4〜0.8%−’l’あル、コノ発明の方法では、酸処
理ホエー及び酵素処理水ニーのいずれをも、後に詳述す
る逆浸透法で処理した後胴いることができる。
この発明の方法で用いる培地は、上記ホエーを逆浸透法
で処理したものを含有する。逆浸透法自体は広く知られ
ており、濃度の異なる溶液を半透膜で仕切ったときに生
じる浸透圧よりも大きな圧力を高濃度溶液側にかけ、半
透膜を介して溶媒を高濃度側から低濃度側に移動せしめ
る操作である。ホエーを逆浸透法により処理する操作は
、図に示すように、容器1の底部に逆浸透膜2を置き、
容器1内にホエー3を入れて、窒素等の不活性な気体4
で圧力をかけ、ホエー中の水分及び電解質5を逆浸透膜
2を介して排出することによって行なうことができる。
この操作により、ホエーは濃縮されることになり、この
発明の方法では、この濃縮されたホエーを用いる。
この発明における逆浸透処理には、逆浸透膜として通常
知られている膜を用いることができ、例えば、酢酸セル
ロース、二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、ポリア
ミド系樹脂、ポリベンズイミダゾール樹脂、ポリピペリ
ジン樹脂、2.6−シメチルボリフエニレンオキサイド
樹脂等から成る膜を用いることができる。これらのうち
、酢酸セルロースが最も好ましい、逆浸透処理における
圧力は20ないし80 kg/cIliが好ましい、ホ
エー中のラクトースの濃度が約8ないし15重量%にな
る程度に逆浸透処理を行なうことが好ましい、ラクトー
ス濃度が8重量%未満では培養時のプロテアーゼ活性が
低く、15重量%を超えると結晶が析出して逆浸透効率
が低下するからである。また、逆浸透膜として酢酸セル
ロースを用いた場合には、逆浸透処理時におけるホエー
のpHを4ないし7に保持することが好ましい。
この発明の方法に用いる培地は、上述した逆浸透処理時
ニーを1リットル当り好ましくはラクトースに換算して
30ないし80g含有する。
さらに、この発明の方法に用いる培地には、逆浸透処理
水ニーの他に、通常の微生物培地に用いられる適当な窒
素源及び無機塩が含まれている。これらの成分はこの分
野においてよく知られており、ここで詳しく述べる必要
はないが、例えばバチルス・リケニホルミスを培養して
アルカリプロテアーゼを製造する場合には、窒素源とし
て大豆カゼイン、酵母エキス、又は菌体を発酵させた後
分離した菌体エキス、無機塩としてリン酸水素二カリウ
ム又はリン酸二水素カリウム等のリン酸塩を用いること
ができる。
この発明の方法においては、プロテアーゼ生産能を有す
るいずれの微生物をも用いることができるが、好ましい
ものとして、バチルスΦリケニホルミス、バチルス−ズ
ブチリス、/<チルス・サーモプロティオリティクス、
バチルス・ステアロサーモフィラス、バチルス・ポリミ
キサ、/<チルス・アミロリフファシェンス等のバチル
ス属細菌;クロストリジウム・ヒストリティクム等のク
ロストリジウム属細菌、;ストレプトマイセス・コリ、
ストレプトマイセス・フラテイ等のストレプトマイセス
属放線菌:シュードモナス・フルオレセンス等のシュー
ドモナス属細菌:サーマス・サーモフィラス等のサーマ
ス属細菌;アスペルギルス・ニガー、アスペルギルス・
オリザエ等のアスペルギルス属カビ;及びペニシリウム
・クルクロビリラム等のペニシリウム属カビを挙げるこ
とができる。これらのうち、特にアルカリプロテアーゼ
を生産する微生物としてはバチルス・リケニホルミス及
びバチルス・ズブチリス、中性プロテアーゼを生産する
微生物としてはクロストリジウム・ヒストリティクム及
びシュードモナス・フルオレセンスが好ましい、さらに
、これらの中でバチルス−リケニホルミスATGC14
580、バチルスΦズブチリスIF03013 、バチ
ルス争ステアロサーモフィラスATCG8005及びサ
ーマス・サーモフィラスATCG27834が特に適し
ている。これらの微生物は一般によく知られた微生物で
あり、所望により公的機関又は各種研究機関より容易に
入手可能である。
他の培養条件は、それぞれの微生物について従来から知
られている条件をそのまま採用すればよい0例えば、バ
チルス嗜リケニホルミスは36ないし38℃の温度下で
、 pH8,5ないし7.0で、酸素移動速度155h
r″、植菌量3K (初期PH6に調整した本培地で1
5〜20時間培養したもの)にて培養することができる
微生物の培養物からプロテアーゼを回収する方法はこの
分野においてよく知られており、例えば、遠心分離によ
り菌体を除いた培養液を限外ろ過で濃縮した後、アセト
ンを加えて沈殿を析出させ、プロテアーゼ活性を有する
分画を回収することによって行なうことができる。
[発明の実施例] 下記第1表に示す成分を、下記の処理を施したホエーに
加えたちの100m1を5001坂ロフラスコに入れ、
初期pHを6にしてバチルス−リケニホルミスAT(:
014580を37℃で3日間振盪培養したときの発酵
液11当りのプロテアーゼ活性(PU/ml)を求めた
。ホエーは、カテーチーズ由来の酸ホエー(I!H3,
8〜4.1)であり、以下の組成を有していた。培地中
のホエーはラクトース濃度が80g/lになるように調
製した。
水分     93.4駕 タンパク買  0.9$ 脂質      0.2に 灰分     0.6$ 糖分     4.3z プロテアーゼ活性は、pHIQ、5の0.6zカゼイン
(ハマーステイン、ホウ砂緩衝液) 3.0mlに積重
した培養液0.51を加えて35℃、10分間反応させ
た後、トリクロル酢酸水溶液(0,11M トリクロル
酢酸、0.22M酢酸ナトリウム、0.33M酢#) 
3.2111を加えて反応を中止させ、さらに35℃で
10分間放置して未反応のカゼインを完全に沈殿させて
からこれをろ過し、酵素作用によって遊離した上清中の
千ロジン量を定量することによって求めた。すなわち、
この測定条件でチロシンtggを生ぜしめる酵素量を1
単位(pu)とした、結果を第2表に示す。
第1表 ホエーを除く培地組成 第2表 第2表から明らかなように、逆浸透法によって処理した
ホエーを用いたもののみが、無処理のホエー及び他の処
理を程こしたホエーに比較して有意に高い酵素活性を示
すことがわかる。
なお、上記ホエーの処理はそれぞれ以下のようにして行
なった。
(1)逆浸透法(実施例1) アセチル含量33.5$の酢酸セルロースの平膜を用い
て上述した画のようにボンベからのNエガスで40〜5
0kg/am”の圧力をかけて濃縮した。
(2)イオン交換法(比較例2及び3)カラムに500
gのイオン交換樹脂を詰め、未処理のホエー11リツト
ルを流速40〜50m/win、にて流通させた。用い
たアニオン交換樹脂はアンバーライトIRA88(中塩
基性)とアンバーライトIRA93(弱塩基性)との混
合物、カチオン交換樹脂はアンバーライトlR120(
強酸性)とアンバーライトlR200(弱酸性)(樹脂
はいずれも商品名)との混合物を用いた。
(3)電気透析法(比較例4) 陰イオン交換膜と陽イオン交換膜とを交互に並べて複数
の部屋に仕切り1両端の部屋に陽極液(陽極側)又は陰
極液(陰極側)を入れ、他の部屋に未処理水ニーを入れ
て電圧をかけて電気透析を行なった。陰イオン交換膜を
陽極側に、陽イオン交換膜を陰極側に有する部屋から脱
塩ホエーを取り出し、これを実験に供した。
【図面の簡単な説明】
図はホエーを逆浸透処理する方法を説明するための模式
図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)プロテアーゼ生産能を有する微生物を、逆浸透法
    で処理したホエーを含有する培地中で培養し、該培養物
    からプロテアーゼを回収することからなるプロテアーゼ
    の製造方法。
  2. (2)前記微生物はバチルス属細菌であり、前記プロテ
    アーゼはアルカリプロテアーゼである特許請求の範囲第
    1項記載の方法。
  3. (3)前記ホエー中のラクトース濃度が8ないし15重
    量%である特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP25624584A 1984-12-04 1984-12-04 プロテア−ゼの製造方法 Pending JPS61135584A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010011847A (ja) * 2008-06-04 2010-01-21 Morikawa Kenkodo Kk 血圧降下作用を有するローヤルゼリーの製造方法
JP2010011846A (ja) * 2008-06-04 2010-01-21 Morikawa Kenkodo Kk 血圧降下作用を有するローヤルゼリーの製造方法
CN111647583A (zh) * 2020-05-23 2020-09-11 内蒙古溢多利生物科技有限公司 一种中性蛋白酶的制备方法

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