JPS6113472B2 - - Google Patents

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JPS6113472B2
JPS6113472B2 JP51010781A JP1078176A JPS6113472B2 JP S6113472 B2 JPS6113472 B2 JP S6113472B2 JP 51010781 A JP51010781 A JP 51010781A JP 1078176 A JP1078176 A JP 1078176A JP S6113472 B2 JPS6113472 B2 JP S6113472B2
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JP
Japan
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group
formula
hydrogen atom
atom
chloroacetyl
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JP51010781A
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JPS51101986A (ja
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Zoiberuto Yurugen
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Merck Patent GmbH
Original Assignee
Merck Patent GmbH
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Publication date
Application filed by Merck Patent GmbH filed Critical Merck Patent GmbH
Publication of JPS51101986A publication Critical patent/JPS51101986A/ja
Publication of JPS6113472B2 publication Critical patent/JPS6113472B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D471/04Ortho-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D217/00Heterocyclic compounds containing isoquinoline or hydrogenated isoquinoline ring systems
    • C07D217/12Heterocyclic compounds containing isoquinoline or hydrogenated isoquinoline ring systems with radicals, substituted by hetero atoms, attached to carbon atoms of the nitrogen-containing ring
    • C07D217/14Heterocyclic compounds containing isoquinoline or hydrogenated isoquinoline ring systems with radicals, substituted by hetero atoms, attached to carbon atoms of the nitrogen-containing ring other than aralkyl radicals

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Other In-Based Heterocyclic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、テトラヒドロイソキノリン誘導
体、特に一般式: 〔式中、R1は1乃至6個の炭素原子を有するアル
キル基、環構成員として4乃至7個の炭素原子を
各々有するシクロアルキル基若しくはシクロアル
ケニル基あるいはフエニル基、あるいはアミノ、
ハロゲン若しくはニトロによりモノ置換されてい
るフエニル基あるいはテトラヒドロピラニル基で
あり、R2、R3及びR4は各々水素原子又はメチル
基であり、R5及びR6は各々6−および7−位置
に存在する水素原子又はメトキシ基であり、R7
は水素原子又は基−CO−CH2−Xであり、Xは
塩素原子、臭素原子又は沃素原子である。但し
R2、R3、R4、R5またはR6の少なくとも一つがH
以外の基である場合にのみ、R1はフエニル基で
あることができる〕で表わされるテトラヒドロイ
ソキノリン誘導体およびその化合物の酸付加塩に
関する。
以下の明細書において、記載を簡潔にするため
に、「TIS」という表現は、「−1・2・3・4−
テトラヒドロイソキノリン」を意味するものとし
て使用される。従つて、例えば、化合物「1−シ
クロヘキシルカルボキサミドメチル−1・2・
3・4−テトラヒドロイソキノリン」は、「1−
シクロヘキシルカルボキサミドメチル−TIS」と
示すこができる。
西独特許出願第P2362539.0号(特開昭50−
93999号)およびP2441261.1号(特開昭51−68595
号)明細書には、1−アシルアミノメチル−2−
ハロアセチル−1・2・3・4−テトラヒドロイ
ソキノリンから2−アシル−4−オキソ−1・
2・3・6・7・11b−ヘキサヒドロ−4H−ピラ
ジノ〔2・1−a〕イソキノリンを製造する方法
が記載されている。前記の原料化合物は、それ自
体既知の1−シアノ−2−アシル−1・2−ジヒ
ドロ−または−1・2・3・4−テトラヒドロ−
イソキノリンをラネーニツケルの存在下に水素添
加し次いでハロアセチルハライドと反応させるこ
とにより得ることができる。
この反応系路の出発物質、すなわち1−シアノ
−2−アシル−1・2−ジヒドロ−または−1・
2・3・4−テトラヒドロ−イソキノリンでさえ
も、技術的にはとても満足し得ない収率でしか得
ることができない場合がしばしばあることが見出
された。すなわち、重要な1−シアノ−2−シク
ロヘキシルカルボニル−1・2−ジヒドロイソキ
ノリンは、イソキノリン、シクロヘキサンカルボ
ン酸クロライドおよびシアニドから少量でしか生
成されるにすぎない。
前記の1−シアノ−2−アシル−1・2−ジヒ
ドロ−または−1・2・3・4−テトラヒドロ−
イソキノリンのラネーニツケルの存在下での水素
添加もまた満足し得る程にはほとんど進行しな
い。すなわち、1−シアノ−2−ベンゾイル−
1・2−ジヒドロイソキノリンを水素添加した場
合に生じる反応混合物からは高々50%の1−ベン
ズアミドメチル−TISを単離できるに過ぎない。
従つて、本発明の目的の一つは、1−アシルア
ミノメチル−1・2・3・4−テトラヒドロイソ
キノリン、特に式の化合物を製造するための新
規かつ有利な方法を見出すことにある。
一般式の化合物は、著しい駆虫活性を有する
2−アシル−4−オキソ−1・2・3・6・7・
11b−ヘキサヒドロ−4H−ピラジノ〔2・1−
a〕イソキノリン誘導体、特に、一般式: 〔式中R2、R3及びR4は各々水素原子またはメチル
基であり、R5及びR6は各々水素原子、メチル基
又はメトキシ基であり、R8はシクロアルキル
基、シクロアルケニル基、メチルシクロアルキル
基、ヒドロキシシクロアルキル基又はオキソシク
ロアルキル基(いずれの場合にも、それぞれの環
構成員として4〜7個の炭素原子を有する)、ア
ミノ、4個までの炭素原子を有するアシルアミ
ノ、ハロゲン、ヒドロキシ、メトキシあるいはニ
トロによつてモノ置換もしくはジ置換されている
フエニル基、チエニル基、ピリジル基、テトラヒ
ドロピラニル基またはテトラヒドロチオピラニル
基である〕で表わされる4−オキソ−ヘキサヒド
ロピラジノイソキノリンを製造するための中間体
として有用である。
本発明に従い、2−位未置換の相当する1−ア
ミノメチル−1・2・3・4−テトラヒドロイソ
キノリン類、特に一般式: (式中R2、R3、R4、R5、R6は前述の意味を有す
る)で表わされる化合物のモノ酸付加塩をカルボ
ン酸の反応性誘導体、特に一般式: R1−CO−Y () (式中Yは塩素原子、臭素原子または沃素原子あ
るいは基−O−CO−R1であり、R1は前記の意味
を有する)で表わされる化合物でアシル化して第
1アミノ基を選択的にアシル化することにより1
−アシルアミノメチル−1・2・3・4−テトラ
ヒドロイソキノリン、特に式(R7=H)の化
合物を高収率で製造することができる。
文献に記載された条件下では、1−アミノメチ
ル−1・2・3・4−テトラヒドロイソキノリン
のアシル化によつては、これまでジアシル誘導体
しか得ることができなかつた。すなわち、1−ア
ミノメチル−TISと酢酸無水物との反応からは、
例えば1−アセトアミドメチル−2−アセチル−
TISが得られる(Helv.Chim.Acta.22、676
(1939)参照)。補助塩基としてトリエチルアミン
を用いる場合には、2−モノアシル誘導体とジア
シル誘導体との混合物が得られる。
本発明の方法に従つて、2−位未置換の1−ア
ミノメチル−1・2・3・4−テトラヒドロイソ
キノリンのモノ酸付加塩、特に式の化合物のモ
ノ酸付加塩から出発しそして目的物よりも弱い塩
基性の弱塩基を添加することにより、所望のモノ
アシル化合物、特に式(R7=H)の化合物を
明確な反応で高収率で得ることができる。
一般式の出発物質は、例えば1−シアノ−2
−アセチル−(または−2−プロピオニル、−2−
ベンゾイル−、−2−p−メトキシベンゾイル
−、−2−シンナモイル−)−1・2−ジヒドロ−
(1・2・3・4−テトラヒドロ)イソキノリン
をラネーニツケル上で水素添加し、次いで加水分
解することにより高収率で得ることができる。
一方、後述の1−シアノ−2−アシルイソキノ
リンもまた容易に得ることができる。すなわち、
前記の水素添加の場合に得られる反応混合物を直
接、後処理せずに、それを加水分解および次に別
のアシル化を経て2段階で化合物(R7=H)
に変えるのがより好ましい場合がしばしばある。
この2段階による反応系路は、水素添加反応混
合物の煩雑で損失の大きい後処理を避けることが
できかつ従来から用いられている方法によるより
も高収率が達成できるという長所を有する。すな
わち、例えば、本発明による方法を経る反応系路
により1−シアノ−2−ベンゾイル−1・2−ジ
ヒドロイソキノリンを反応させて2−ベンズアミ
ドメチル−TISを製造した場合、約74%の全収率
が得られる。それに対し従来方法による場合は
高々50%の収率が得られるにすぎなかつた。相当
する1−シアノ−2−シクロヘキシルカルボニル
−1・2−ジヒドロイソキノリンの反応の場合に
は、従来方法による2−シクロヘキシルカルボキ
サミド−1・2・3・4−テトラヒドロイソキノ
リンの収率は一段と低いものであつた。
本発明の方法を経て進行する合成系路は更に、
容易に人手できかつ低廉である出発物質を用いて
操作できるという長所を有する。すなわち、式
の化合物は、例えば、既知の方法により高収率で
得ることのできる相当する1−シアノ−2−アセ
チル−(または−2−プロピオニル−、−2−ベン
ゾイル−、−2−p−メトキシベンゾイル−、−2
−シンナモイル−)−1・2−ジヒドロイソキノ
リンから製造することができる。
本発明による方法の別の長所は、相当する1−
シアノ−2−アシル−1・2−ジヒドロイソキノ
リン(例えばシクロヘキシルカルボニル誘導体)
から得ることの困難な、または得ることのできな
い式の1−アシルアミノメチルテトラヒドロイ
ソキノリンを、この発明の反応系路により困難な
く得ることができることである。本発明の方法に
より、還元条件に対しアシル基(例えばシクロヘ
キセンカルボニルまたはニトロベンゾイル基)が
鋭敏であるため直接的な反応系路によつては得る
ことのできない式のアシル誘導体を容易に製造
することができる。
更にまた、式の4−オキソ−ヘキサヒドロピ
ラジノイソキノリンの製造に対して、本発明によ
る工程、および次のハロアシル化を、式(R7
=H)の化合物を単離することなく相次いで行う
ことができることも重要である。他方、これら
は、反応系内で直接反応混合物中更に後処理して
式の(R7=−CO−CH2−X)の化合物に変換
することができる。
式の化合物が良好な忍容性と共に価値ある寄
生虫病学的および薬理学的性質を有していること
が見出された。それらは特に、駆虫剤として有効
であり、そして特に条虫および吸虫に対し広範囲
の活性スペクトルを示す。更にまた、式の化合
物は心臓循環系に対し有効であり、また(例えば
犬での血管内疼痛モデルにおいて)特異的な鎮痛
作用を示す。この活性成分は、狭心症の場合に生
じる疼痛状態に対し重要である。更にまた向精神
作用および対血圧影響作用も発現し得る。従つ
て、式の化合物は、人間および(または)動物
の医療における医薬として、特に駆虫活性および
心臓−循環系作用を発揮させるための医薬として
用いることができる。
本発明により得ることのできる1−アシルアミ
ノメチル−1・2・3・4−テトラヒドロイソキ
ノリン、特に式の化合物は、医薬、例えば駆虫
活性を有する2−アシル−4−オキソ−1・2・
3・6・7・11b−ヘキサヒドロ−4H−ピラジノ
〔2・1−a〕イソキノリン、特に式の駆虫剤
の製造用中間体として用いることができる。
本発明により、2位が未置換の−アミノメチ
ル−1・2・3・4−テトラヒドロイソキノリン
のモノ酸付加塩を弱塩基の存在下カルボン酸の反
応性誘導体と反応させることを特徴とする1−ア
シルアミノメチル−1・2・3・4−テトラヒド
ロイソキノリンの製造方法が提供される。
本発明は、前記特徴を有する式(式中、
R2、R3、R4、R5及びR6は式の場合と同じ意味
を有する)で表わされる塩基のモノ酸付加塩を、
弱塩基の存在下に、前記の式(式中、Yは塩素
原子、臭素原子あるいは沃素原子または基−O−
CO−R1であり、そしてR1は式の場合と同じ意
味を有する)で表わされる化合物でアシル化する
ことにより、そして場合により、得られた生成物
において、基R1を還元剤で処理することにより
他の基R1に変え、そして(または)基R7=Hを
一般式Y−CO−CH2−X(式中、XおよびYは
前述の意味を有する)で表わされる化合物と反応
させることにより基R7=−CO−CH2−Xに変
え、そして(または)式の塩基を酸で処理する
ことによりその酸付加塩に変換し、そして(また
は)式の塩基をその酸付加塩から遊離し、そし
て(または)得られたラセミ体をその光学異性体
に分割することを特徴とする一般式の化合物の
製造方法を提供する。
更にまた、本発明は、一般式の新規化合物、
およびその酸付加塩を提供する。
中間体としての用途においては、式(R7
−CO−CH2−X)の化合物は一段階で、駆虫活
性を有する式の化合物に変えることができる。
その場合、HXを脱離する条件下に環化剤の存在
の下で反応が行われる。環化剤としては例えば、
強塩基、例えば好ましくは、ブチルリチウムまた
はカリウム第3級ブチラート、およびフエニルリ
チウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、ア
ルコラート例えばナトリウムメチラート、カリウ
ムメチラート、ナトリウムエチラート、カリウム
エチラート、ナトリウムプロピラート、カリウム
プロピラート、ナトリウムイソプロピラート、カ
リウムイソプロピラート、ナトリウムn−ブチラ
ート、カリウムn−ブチラート、ナトリウム第3
級ブチラート、カリウム第3級ブチラート、アミ
ド、例えばリチウムジイソプロピルアミドまたは
相当するナトリウムまたはカリウムのアミド類が
挙げられる。一般に反応は不活性溶媒、例えばベ
ンゼン、ヘキサン、第3級ブタノール、テトラヒ
ドロフラン、ヘキサメチルりん酸トリアミド、ジ
オキサン、ジエチルエーテル、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド、スルホランまたは
アセトニトリル中、所望により窒素雰囲気下に行
われる。反応温度は約−20℃〜使用溶媒の沸点で
ある。反応は約15分〜約30時間、好ましくは2〜
10時間行われる。
式で表わされる化合物の中で、式に相当し
かつ基R1〜R7が次の意味を有する式a〜e
で表わされる化合物およびそれらの酸付加温は好
ましいものである。
a:R2、R3、R4、R5及びR6は各々水素原子で
あり、 R7は水素原子又は−CO−CH2−Clであり、
そして R1はシクロヘキシルである。
b:R2〜R6は各々水素原子であり、 R7は水素原子又は−CO−CH2−Clであり、
そして R1はオルト位が弗素により置換された、又
はメタ位若しくはパラ位がアミノ、弗素又はニ
トロにより置換されたフエニルである。
c:R2〜R6は各々水素原子であり、 R7は水素原子又は−CO−CH2−Clであり、
そして R1はテトラヒドロピラニルである。
d:R2およびR4〜R6は各々水素原子であり、 R3はメチルであり、 R7は水素原子又は−CO−CH2−Clであり、
そして R1はシクロヘキシル、フエニル、オルト位
が弗素により、又はメタ位若しくはパラ位がア
ミノ、弗素又はニトロにより置換されたフエニ
ル又はテトラヒドロピラニルである。
e:R2、R3、R5およびR6は各々水素原子であ
り、 R4はメチルであり、 R7は水素原子又は−CO−CH2−Clであり、
そして R1はシクロヘキシル、フエニル、オルト位
が弗素により、又はメタ位若しくはパラ位がア
ミノ、弗素又はニトロにより置換されたフエニ
ル又はテトラヒドロピラニルである。
式で表わされるラセミ化合物と同じく、それ
らの可能な光学異性体も本発明化合物の範囲に含
まれる。これらには、特に、光学配置に関し、左
旋性の2−ベンゾイル−4−オキソ−1・2・
3・6・7・11b−ヘキサヒドロ−4H−ピラジノ
〔2・1−a〕イソキノリンが包含される。
一般式で表わされる化合物は前記のように環
化によつて式の駆虫剤の合成に用いることがで
きる。
基R1がアルキル基を意味する場合それは6個
以下の炭素原子を含むことができ、そして例えば
次のような基、すなわちメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、第
2級ブチル、第3級ブチル、およびn−ペンチ
ル、1−メチル−n−ブチル、2−メチル−n−
ブチル、イソペンチル、1−エチル−プロピル、
1・1−ジメチル−n−プロピル、第3級ペンチ
ル、n−ヘキシル、1・1−ジメチル−n−ブチ
ル、2・2−ジメチル−n−ブチルまたはイソヘ
キシルなどを表わすことができる。基R1がシク
ロアルキルである場合、それは、好ましくはシク
ロヘキシル、更にはシクロブチル、シクロペンチ
ル、またはシクロヘプチルを意味する。R1がシ
クロアルケニル基を意味する場合は、シクロブテ
ニル−1または−2、シクロペンテニル−1、−
2または−3、シクロヘキセニル−1、−2また
は−3、またはシクロヘプテニル−1、−2、−3
または−4などを表わす。R1が置換フエニル基
を表わす場合、それは好ましくは3−アミノフエ
ニルまたは4−アミノフエニル、2−、3−また
は4−フルオロフエニル、3−クロロフエニルま
たは3−ニトロフエニルまたは4−ニトロフエニ
ル、更には、2−アミノフエニル、2−クロロフ
エニルまたは4−クロロフエニル、2−、3−ま
たは4−ブロモフエニル、2−、3−または4−
ヨードフエニルまたは2−ニトロフエニルなどを
表わす。R1はまた複素環式基を表わすこともで
きる。すなわちR1は好ましくはテトラヒドロピ
ラニル−4またはテトラヒドロピラニル−2また
は−3を表わすことができる。
基R2、R5および(または)R6は好ましくはH
を表わし、基XおよびYは好ましくは塩素を表わ
す。一般式Y−CO−CH2−Xで表わされる化合
物において、基XおよびYは同一である場合が好
ましい。
しかしながら基R2〜R6の少くとも1つがHで
ない場合にのみR1は未置換フエニルを表わすこ
とができる。
出発化合物、特に式の化合物の製造および得
られた式の化合物の他の式の化合物への変換
は、それら自体既知の方法、例えば文献〔ホイベ
ン−ヴアイル著、メトーデン・デル・オルガニツ
シエン・ヘミー(Houben−Weyl:Methoden
der organischen Chemie.Georg Thieme
Verlag.Stuttgart)などの標準的著作)に記載の
方法により、すなわち個々の反応に対し適当であ
ることの知られる反応条件下に行われる。
この発明による方法を実施するための出発物質
はすべて、所望により、反応混合物から単離せず
に更に直接反応させるよう反応系内で形成するこ
ともできる。
この発明による出発化合物としては、2−位が
未置換の1−アミノメチル−1・2・3・4−テ
トラヒドロイソキノリン特に式の塩基の塩であ
つて、有機塩基1モルあたり1当量の酸を含有し
従つて1つのアミノ基が依然遊離しているもの
(モノ酸付加塩)が用いられる。すなわち、これ
らの出発物質において、環窒素、すなわち第2級
アミノ基として存在するN原子が結合塩様であ
る。前記モノ酸付加塩は例えば、反応系内でジ
塩、特に化合物のジ塩から、反応混合物に1モ
ルの塩基を添加することにより製造することがで
きる。その場合、該塩基は溶液例えば水性溶液と
して、あるいはまた固体の形(水酸化カリウムま
たは水酸化ナトリウム、例えばペレツト状で)で
添加することができる。一方、1−アミノメチル
テトラヒドロイソキノリン、例えば式の塩基か
ら出発してそれらを反応系内で、当量の酸の添加
によりモノ塩に変えることもできる。該酸の代り
に、この目的に対しては、前記1−アミノメチル
テトラヒドロイソキノリン、特に式の化合物の
環系の窒素原子よりも塩基性の弱い塩基を基礎と
する相当する量の塩を用いることもできる。この
目的には、例えばピリジン塩酸塩が適している。
モノ酸付加塩の陰イオン成分としては、例え
ば、好ましくは無機または有機の強酸の陰イオ
ン、好ましくはクロライドまたはサルフエート、
更には、フルオライド、ブロマイド、アイオダイ
ド、ホスフエート、パークロレート、あるいは有
機スルホン酸、例えばメタン−、ベンゼン−、p
−トルエン−または1−または2−ナフタレンス
ルホン酸の残基などが挙げられる。
前記モノ酸付加塩、例えば塩基の塩、と化合
物との反応は弱塩基の存在下に行われる。この
弱塩基は、前記モノ酸付加塩を存続させそれによ
つて環窒素原子がアシル化から保護されるように
するために、目的生成物よりも塩基性が弱くなけ
ればならない。適当な塩基としては、特に有機塩
基、好ましくは第3級アミン、例えばピリジン、
更にはキノリン、イソキノリン、5−メチルキノ
リン、アクリジン、ジメチルアニリン、p−アニ
シジン、ベンズイミダゾールまたはフエナントリ
ジンなどが挙げられる。前記弱塩基は約等モル量
または小過剰に用いるのが都合よい。この反応は
不活性溶媒、例えばアセトニトリルまたはジメチ
ルホルムアミド、更にはジオキサン、テトラヒド
ロフランまたはスルホラン中で行うことができ
る。
好ましくは、前述の溶媒に溶解されたモノ酸付
加塩を1当量のピリジンおよび1当量の水性塩酸
と混合し、次いでそこに小過剰のカルボン酸の反
応性誘導体、特に式の化合物を添加する。しか
しながら、前述の溶媒中の遊離1−アミノメチル
−1・2・3・4−テトラヒドロイソキノリン、
特に遊酸塩基の溶液を1当量の塩酸ピリジンと
混合することにより、無水の状態で反応を行うこ
ともできる。いずれの場合にも、化学平衡を調節
することができるように、均一相で反応を行うの
が好ましい。この反応は0〜100℃の温度、好ま
しくは約室温で行われる。それに応じて反応時間
は約0.5〜24時間、好ましくは2〜4時間にわた
つて変化させることができる。
得られた式の化合物において、基R1は、場
合により、文献に記載された方法により、還元剤
を用いて他の基R1に変えることができる。
すなわち、基R1のニトロ基をアミノ基に還元
することができるが、これは接触水素添加による
のが都合よいが、化学的方法によつて行うことも
できる。前記接触水素添加のための触媒として
は、文献から知られる通常の触媒、好ましくは貴
金属、更には銅−クロム酸化物、およびニツケル
およびコバルト触媒が挙げられる。前記貴金属触
媒は例えば担体に担持された触媒(例えば炭素上
のパラジウム)、酸化物触媒(例えば酸化白金)
または微粉砕金属触媒(例えば白金黒)などとし
て存在することができる。ニツケル触媒およびコ
バルト触媒は好都合にはラネー金属として用いら
れ、またはニツケルは、担体としての珪藻土また
は軽石に担持させて用いることもできる。前記水
素添加は約1〜200気圧の圧力および約0〜200℃
の温度、好都合には溶媒、好ましくはアルコー
ル、例えばメタノール、エタノール、イソプロパ
ノールまたは第3級ブタノール、酢酸エチル、エ
ーテル、例えばジオキサンまたはテトラヒドロフ
ラン、水および(または)アルカリ金属水酸化物
の水性溶液などの存在下に行うことができる。ニ
トロ基の還元には金属(例えば鉄、亜鉛)と酸
(例えばHCl、CH3COOH)または塩類例えば塩
化錫()または塩化チタニウム()なども適
している。
基R1のケト基は水素添加または化学的方法に
よりヒドロキシル基に変えることができる。この
水素添加には、前述の方法が好ましい例として挙
げられる。更に、このケト基は発生期水素を用い
て、例えば亜鉛/酸、または亜鉛/水性アルカリ
金属水酸化物溶液で処理することにより還元する
こともできる。酸としては、例えば酢酸が適して
いる。低級アルコール(例えばエタノール、イソ
プロパノール、イソアミルアルコール)中のナト
リウムまたは他のアルカリ金属を用いることもで
きる。前記ケト基はまた金属水素化物を用いて還
元することもできる。酸アミド基を攻撃しない錯
金属水素化物としては例えばほう水素化ナトリウ
ム、ほう水素化リチウム、トリ(第2級ブチル)
ほう水素化カリウム、トリメトキシほう水素化カ
リウムなどが好ましく、また不活性溶媒、例えば
エーテル、例えばジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、1・2−ジメトキシエタ
ンまたはジグライム(diglyme)を共存させるの
が都合よい。ほう水素化ナトリウムはまた水性ま
たは水性−アルコール性の溶液として用いること
もできる。この反応は約−80〜+100℃、特に−
20℃〜使用溶媒の沸点で行われる。
更にまたケト基は、ヒドラジンと反応させ次い
で形成されたヒドラゾンをウオルフ−キシユナー
(Wolff−Kishner法)の方法により分解すること
によりメチレン基に変えることができる。
更にまた、前述の条件下において基R1(=シ
クロアルケニル)における二重結合を単結合に水
素添加することができる。これには、例えば
Pto2、パラジウムまたはラネーニツケルを用いた
接触水素添加が好ましい。
得られた式の生成物において、基R7(=
H)は自体既知の方法により一般式Y−CO−
CH2−Xの化合物と反応させることにより基R7
(=−CO−CH2X)に変えることができる。この
反応は不活性溶媒中無機または有機塩基の存在下
に行うのが都合よい。不活性溶媒としては例えば
メチレンクロライドまたはアセトニトリルが好ま
しく、また更に芳香族炭化水素、例えばベンゼ
ン、置換芳香族炭化水素、例えばキシレン、トル
エン、クロロベンゼンまたはニトロベンゼン、ま
たは塩素化アルカン、例えばクロロホルム、四塩
化炭素またはテトラクロロエタンなどが挙げられ
る。塩基としては例えば無機塩基、例えばトリエ
チルアミンまたはピリジンなどが好ましい。しか
しながら例えばキノリン、イソキノリン、または
無機塩基、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、水性水
酸化ナトリウム溶液または水性水酸化カリウム溶
液なども適している。この反応は約0〜150℃、
好ましくは約20〜50℃の温度で行われる。それに
応じて、反応は5〜24時間、好ましくは約2〜4
時間後に終了する。
塩基性置換分を含む式の化合物は酸で処理す
ることによりその酸付加塩、例えば塩酸塩、硫酸
塩、くえん酸塩またはメタン−スルホン酸塩に変
えることができる。
式の化合物は少くとも1個の不整中心を含
み、従つてラセミ型または光学活性型として存在
することができる。すでに光学活性な出発物質
またはを用いることにより光学活性な式の化
合物を得るのが好都合である。しかしながら、得
られた式(R7=H)のラセミ体をその光学対
掌体に分割することも可能である。それには化学
的分割方法が好ましい。すなわち、常法により、
例えば式(R7=H)の化合物を光学活性酸を
用いて分割することができる。このような酸とし
ては例えば(+)および(−)型の酒石酸、ジベ
ンゾイル−酒石酸、ジアセチル酒石酸、カンフア
ー酸、β−カンフアースルホン酸、マンデル酸、
りんご酸、2−フエニル酪酸、ジニトロジフエン
酸、乳酸またはキニン酸などが適当な例として挙
げられる。
式およびの出発化合物は既知であるかまた
は、既知化合物と同様にして、標準的方法により
製造することができる。すなわち、例えば、R2
〜R6がHとは異なる式の化合物は、相当する
置換1−シアノ−2−アシル−1・2−ジヒドロ
−または−1・2・3・4−テトラヒドロイソキ
ノリンの1−位をメチル化し、ラネーニツケルの
下で水素添加し次いで加水分解することにより得
ることができる。
以下の実施例において〔α〕は〔α〕20 (クロ
ロホルム中)を表わす。
実施例 1 48.6gの1−アミノメチル−TIS(1−アミノ
メチル−1・2・3・4−テトラヒドロイソキノ
リン)のアセトニトリル600ml中の溶液に26gの
ピリジンおよび151mlのHClを添加する。アセト
ニトリル200ml中の48.4gのシクロヘキサンカル
ボン酸クロライドを次に滴加し、それを20℃で2
時間撹拌する。反応混合物を濃縮し、ジエチルエ
ーテルで希釈しそして1N塩酸で抽出する。その
抽出液を水性水酸化ナトリウムでアルカリ性に
し、クロロホルムで抽出する。硫酸マグネシウム
で乾燥し、前記クロロホルムを蒸発させた後1−
シクロヘキシルカルボキサミドメチル−TISを得
る。m.p.107〜108℃(アセトン/石油エーテル
から)。
実施例 2〜38 実施例1と同様にして、1−アミノメチル−
TISモノ塩酸塩および相当するカルボン酸クロラ
イドから次の化合物を得ることができる。
実施例 2 1−アセトアミドメチル−TIS、m.p.87℃ 実施例 3 1−プロピオンアミドメチル−TIS 実施例 4 1−n−ブチルアミドメチル−TIS 実施例 5 1−イソブチルアミドメチル−TIS 実施例 6 1−n−ペンタノイルアミノメチル−TIS 実施例 7 1−トリメチルアセトアミドメチル−TIS 実施例 8 1−n−ヘキサノイルアミノメチル−TIS 実施例 9 1−シクロブチルカルボキサミドメチル−TIS 実施例 10 1−シクロペンチルカルボキサミドメチル−
TIS 実施例 11 1−シクロヘプチルカルボキサミドメチル−
TIS 実施例 12 1−(3−シクロヘキセニルカルボキサミドメ
チル)−TIS、m.p.98℃ 実施例 13 1−シクロヘキシルカルボキサミドメチル−1
−メチル−TIS、m.p.105℃ 実施例 14 1−シクロヘキシカルボキサミドメチル−3−
シス−メチル−TIS 実施例 15 1−シクロヘキシルカルボキサミドメチル−3
−トランス−メチル−TIS 実施例 16 1−シクロヘキシルカルボキサミドメチル−4
−メチル−TIS 実施例 17 1−ベンズアミドメチル−TIS、m.p.127℃ 実施例 18 1−ベンズアミドメチル−1−メチル−TIS 実施例 19 1−ベンズアミドメチル−3−シス−メチル−
TIS、m.p.129℃ 実施例 20 1−ベンズアミドメチル−3−トランス−メチ
ル−TIS 実施例 21 1−ベンズアミドメチル−4−メチル−TIS 実施例 22 1−ベンズアミドメチル−6−メトキシ−TIS 実施例 23 1−ベンズアミドメチル−7−メトキシ−TIS 実施例 24 1−ベンズアミドメチル−6・7−ジメトキシ
−TIS、m.p.122℃ 実施例 25 1−(2−フルオロベンズアミドメチル)−TIS 実施例 26 1−(3−フルオロベンズアミドメチル)−TIS 実施例 27 1−(4−フルオロベンズアミドメチル)−
TIS、m.p.122℃ 実施例 28 1−(2−クロロベンズアミドメチル)−TIS 実施例 29 1−(3−クロロベンズアミドメチル)−TIS 実施例 30 1−(4−クロロベンズアミドメチル)−TIS 実施例 31 1−(4−ブロモベンズアミドメチル)−TIS 実施例 32 1−(4−ヨードベンズアミドメチル)−TIS 実施例 33 1−(2−ニトロベンズアミドメチル)−TIS 実施例 34 1−(3−ニトロベンズアミドメチル)−TIS 実施例 35 1−(4−ニトロベンズアミドメチル)−TIS、
m.p.150〜151℃ 実施例 36 1−(テトラヒドロピラニル−2−カルボキサ
ミドメチル)−TIS 実施例 37 1−(テトラヒドロピラニル−3−カルボキサ
ミドメチル)−TIS 実施例 38 1−(テトラヒドロピラニル−4−カルボキサ
ミドメチル)−TIS、m.p.130〜131℃ 実施例 39 157mlの2N水性水酸化ナトリウム溶液および
29.8gのピリジンを、600mlのアセトニトリルに
懸濁された73.8gの1−アミノメチル−TIS2塩
酸塩に添加する。
これに、1時間の間に、250mlのアセトニトリ
ル中の55.3gのシクロヘキサン−カルボン酸クロ
ライドを滴加し(発熱反応)、そして3時間撹拌
する。そのアセトニトリルを実質的に蒸発させ、
1の水と混合し、そしてその溶液を25%塩酸を
用いて弱酸性とする。精製のために、その水性溶
液をトルエンで抽出し、水性水酸化ナトリウム溶
液でアルカリ性にし、そしてメチレンクロライド
で抽出する。そのメチレンクロライド抽出液を硫
酸マグネシウムを用いて乾燥しそして蒸発させ
る。1−シクロヘキシルカルボキサミドメチル−
TISが得られる。m.p.107〜108℃(アセトンか
ら)。
実施例2〜38の化合物はアシル化によつても同
様に得ることができる。例えば1−シクロヘキシ
ルカルボキサミドメチル−1−メチル−TIS(m.
p.105℃)は1−アミノメチル−1−メチル−
TIS2塩酸塩(m.p.290℃、これは1−メチル−2
−ベンゾイル−1・2−ジヒドロイソキノリン−
1−シアニドをラネーニツケルの存在下に水素添
加し次いで塩酸で加水分解することにより得るこ
とができる)をシクロヘキサン−カルボン酸クロ
ライドと反応させることにより得られる。
実施例 40 ジメチルホルムアミド1000ml中の48.6gの1−
アミノメチル−TISおよび35gのピリジン塩酸塩
に、ジメチルホルムアミド200ml中の44gのシク
ロヘキサン−カルボン酸クロライドを添加する。
20℃で2時間撹拌し、ジエチルエーテルと混合
し、そして希塩酸で抽出する。その水相を水性水
酸化ナトリウム溶液を用いてアルカリ性にしそし
てクロロホルムで抽出する。硫酸マグネシウムを
用いて乾燥しそして溶媒を蒸発させた後に1−シ
クロヘキシルカルボキサミドメチル−TISが得ら
れる。m.p.107〜108℃(アセトン/石油エーテ
ルから)。
同様にして(+)−1−アミノメチル−TIS
〔塩酸塩、m.p.212℃、〔α〕20 405=+10.9°(

中)、この化合物はラセミ型1−アミノメチル−
TISから、酒石酸を用いたラセミ体分離により製
造される〕から、(+)−1−シクロヘキシルカル
ボキサミドメチル−TISが得られる。m.p.107
℃、〔α〕=+5.3゜(エタノール中)。これに対応
して、(−)−1−アミノメチル−TISからは
(−)−1−シクロヘキシルカルボキサミドメチル
−TISが得られる。m.p.107℃、〔α〕=−5.2゜
(エタノール中)。
実施例 41 メタノール300ml中の21.7gの1−シクロヘキ
シルカルボキサミドメチル−TIS(実施例1と同
様に製造)に、メタノール300ml中の16.5gのL
(+)−酒石酸の溶液を添加する。溶媒を留去し、
残留物をm.p.が約207℃に上がるまでエタノール
から再結晶する。その塩を水に溶解し、アルカリ
性にしそしてクロロホルムで抽出する。硫酸マグ
ネシウムを用いて乾燥し、溶媒を留去後、(+)−
1−シクロヘキシルカルボキサミドメチル−TIS
が得られる。m.p.107℃(アセトン/石油エーテ
ルから)、〔α〕=+5.3゜(エタノール中)。
D(−)−酒石酸を用いれば同様にして(−)−
1−シクロヘキシルカルボキサミドメチル−TIS
が得られる。m.p.107゜、〔α〕=−5.2゜ 同様にして1−ベンズアミドメチル−TISおよ
びL(+)−酒石酸から(−)−1−ベンズアミド
メチル−TIS(m.p.129℃、〔α〕=−25.8゜)が
得られ、また同じ出発物質およびD(−)−酒石
酸からは(+)−1−ベンズアミドメチル−TIS
(m.p.129℃、〔α〕=+27.0゜)が得られる。
実施例 42 メタノール200ml中の27gの1−(3−シクロヘ
キセニル−カルボキサミドメチル)−TISを0.5g
のPtO2の存在下20℃および常圧で水素添加す
る。溶媒を蒸発後1−シクロヘキシルカルボキサ
ミドメチル−TISが得られる。m.p.107〜108℃
(ジエチルエーテルから)。
実施例 43 メタノール1500ml中の67gの1−(4−ニトロ
ベンズアミドメチル)−TISの溶液を12gの5%
Pd/Cを用いて20℃および常圧で水素添加す
る。触媒を別しそして液を蒸発させる。その
残留物から1−(4−アミノベンズアミド)−TIS
(m.p.163〜164℃)が得られる。塩酸塩のm.
p.185〜196℃(分解)。
実施例 44〜48 実施例43と同様にして、相当するニトロ化合物
から次の化合物が得られる。
実施例 44 1−(2−アミノベンズアミドメチル)−TIS 実施例 45 1−(3−アミノベンズアミドメチル)−TIS 実施例 46 1−(2−アミノベンズアミドメチル)−2−ク
ロロアセチル−TIS 実施例 47 1−(3−アミノベンズアミドメチル)−2−ク
ロロアセチル−TIS 実施例 48 1−(4−アミノベンズアミドメチル)−2−ク
ロロアセチル−TIS 実施例 49 メチレンクロライド1500ml中の136gの1−シ
クロヘキシルカルボキサミドメチル−TISおよび
60.6gのトリエチルアミンの溶液に、メチレンク
ロライド1500ml中の62.5gのクロロアセチルクロ
ライドを添加する。3時間沸騰させ、その混合物
を希塩酸および水と共に振盪しそして硫酸マグネ
シウムを用いて乾燥する。溶媒を蒸発後1−シク
ロヘキシルカルボキサミドメチル−2−クロロア
セチル−TIS(m.p.151〜152℃(エタノール/ジ
エチルエーテルから))が得られる。
実施例 50〜88 実施例49と同様にして、実施例1〜38に記載さ
れたアシル化された1−アミノメチル−テトラヒ
ドロイソキノリンをクロロアセチルクロライドと
反応させることにより次の化合物が得られる。
実施例 50 (+)−1−シクロヘキシルカルボキサミドメ
チル−2−クロロアセチル−TIS、m.p.142℃、
〔α〕=+89.5゜(この化合物は(−)−1−シク
ロヘキシルカルボキサミドメチル−TISから得ら
れる)。
実施例 51 (−)−1−シクロヘキシルカルボキサミドメ
チル−2−クロロアセチル−TIS、m.p.142℃、
〔α〕=−89.3゜(この化合物は(+)−1−シク
ロヘキシルカルボキサミドメチル−TISから得ら
れる)。
実施例 52 1−アセトアミドメチル−2−クロロアセチル
−TIS、m.p.159〜161℃ 実施例 53 1−プロピオンアミドメチル−2−クロロアセ
チル−TIS 実施例 54 1−n−ブチラミドメチル−2−クロロアセチ
ル−TIS 実施例 55 1−イソブチラミドメチル−2−クロロアセチ
ル−TIS 実施例 56 1−n−ペンタノイルアミノメチル−2−クロ
ロアセチル−TIS 実施例 57 1−トリメチルアセトアミドメチル−2−クロ
ロアセチル−TIS 実施例 58 1−n−ヘキサノイルアミノメチル−2−クロ
ロアセチル−TIS 実施例 59 1−シクロブチルカルボキサミドメチル−2−
クロロアセチル−TIS 実施例 60 1−シクロペンチルカルボキサミドメチル−2
−クロロアセチル−TIS 実施例 61 1−シクロヘプチルカルボキサミドメチル−2
−クロロアセチル−TIS 実施例 62 1−(3−シクロヘキセニル−カルボキサミド
メチル)−2−クロロアセチル−TIS、m.p.144〜
145℃〔これは1−(3−シクロヘキセニル−カル
ボキサミドメチル)−TISから得られる〕。
実施例 63 1−シクロヘキシルカルボキサミドメチル−1
−メチル−2−クロロアセチル−TIS、m.p.120
〜121℃ 実施例 64 1−シクロヘキシルカルボキサミドメチル−2
−クロロアセチル−3−シス−メチル−TIS 実施例 65 1−シクロヘキシルカルボキサミドメチル−2
−クロロアセチル−3−トランス−メチル−TIS 実施例 66 1−シクロヘキシルカルボキサミドメチル−2
−クロロアセチル−4−メチル−TIS 実施例 67 1−ベンズアミドメチル−2−クロロアセチル
−TIS、m.p.175℃ 実施例 68 1−ベンズアミドメチル−1−メチル−2−ク
ロロアセチル−TIS 実施例 69 1−ベンズアミドメチル−2−クロロアセチル
−3−シス−メチル−TIS、m.p.140℃ 実施例 70 1−ベンズアミドメチル−2−クロロアセチル
−3−トランス−メチル−TIS 実施例 71 1−ベンズアミドメチル−2−クロロアセチル
−4−メチル−TIS、m.p.185〜186℃ 実施例 72 1−ベンズアミドメチル−2−クロロアセチル
−6−メトキシ−TIS 実施例 73 1−ベンズアミドメチル−2−クロロアセチル
−7−メトキシ−TIS 実施例 74 1−ベンズアミドメチル−2−クロロアセチル
−6・7−ジメトキシ−TIS、m.p.176℃ 実施例 75 1−(2−フルオロベンズアミドメチル)−2−
クロロアセチル−TIS 実施例 76 1−(3−フルオロベンズアミドメチル)−2−
クロロアセチル−TIS 実施例 77 1−(4−フルオロベンズアミドメチル)−2−
クロロアセチル−TIS 実施例 78 1−(2−クロロベンズアミドメチル)−2−ク
ロロアセチル−TIS 実施例 79 1−(3−クロロベンズアミドメチル)−2−ク
ロロアセチル−TIS 実施例 80 1−(4−クロロベンズアミドメチル)−2−ク
ロロアセチル−TIS 実施例 81 1−(4−ブロモベンズアミドメチル)−2−ク
ロロアセチル−TIS 実施例 82 1−(4−ヨードベンズアミドメチル)−2−ク
ロロアセチル−TIS 実施例 83 1−(2−ニトロベンズアミドメチル)−2−ク
ロロアセチル−TIS 実施例 84 1−(3−ニトロベンズアミドメチル)−2−ク
ロロアセチル−TIS 実施例 85 1−(4−ニトロベンズアミドメチル)−2−ク
ロロアセチル−TIS 実施例 86 1−(テトラヒドロピラニル−2−カルボキサ
ミドメチル)−2−クロロアセチル−TIS 実施例 87 1−(テトラヒドロピラニル−3−カルボキサ
ミドメチル)−2−クロロアセチル−TIS 実施例 88 1−(テトラヒドロピラニル−4−カルボキサ
ミドメチル)−2−クロロアセチル−TIS 実施例 89 39.6gの1−シアノ−2−アセチル−1・2−
ジヒドロイソキノリンを600mlの酢酸エチル中30
gのラネーニツケルの存在下に260atsおよび85℃
で16時間水素添加する。溶媒を留去しそして残留
物を300mlの25%塩酸中で12時間沸騰する。次い
でアルカリ性にし、メチレンクロライドで抽出
し、有機相を硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、
そして溶媒を留去する。粗製1−アミノメチル−
TIS2塩酸塩から成る残留物を400mlのアセトニト
リルに溶解し、次いでアセトニトリル150ml中の
17.4gのピリジン、100.4mlの2N塩酸および32.3
gのシクロヘキサン−カルボン酸クロライドと混
合する。2時間後溶媒を留去し、希塩酸で酸性化
し、ジエチルエーテルで抽出し、水性相をアルカ
リ性にし、そしてメチレンクロライドを用いて振
盪抽出する。硫酸マグネシウムを用いて乾燥後、
メチレンクロライドを留去し、1−シクロヘキシ
ルカルボキサミドメチル−TISを得る。m.p.107
〜108℃(ジエチルエーテルから)。
実施例 90 実施例1と同様にして、20mlのアセトニトリル
中の1.62gの1−アミノメチル−TISを、0.87g
のピリジンおよび5mlの2N HClの存在下に1.62
gのシクロヘキサン−カルボン酸クロライドと反
応させる。4時間後、この、1−シクロヘキシル
カルボキサミドメチル−TISを含有する溶液を
4.8gの47%KOHと混合し、次いでそれにアセト
ニトリル10ml中の2.5gのクロロアセチルクロラ
イドを添加する。20℃で4時間撹拌し、溶媒を留
去し、メチレンクロライドにとり、希塩酸希水性
水酸化ナトリウム溶液および水と共に振盪し、硫
酸マグネシウムを用いて乾燥しそして蒸発させ
る。1−シクロヘキシルカルボキサミドメチル−
2−クロロアセチル−TISが得られる。m.p.151
〜152℃。
参考例 1 アセトニトリル250ml中の14gのカリウム第3
級ブチラートに、15分間の間に、アセトニトリル
250ml中の34.9gの1−シクロヘキシルカルボキ
サミドメチル−2−クロロアセチル−TISの溶液
を添加し、3時間撹拌する。水と混合し、溶媒を
蒸発し、メチレンクロライドにとりそして水洗す
る。硫酸マグネシウムを用いて有機相を乾燥しそ
して溶媒を蒸発後2−シクロヘキシルカルボニル
−4−オキソ−1・2・3・6・7・11b−ヘキ
サヒドロ−4H−ピラジノ〔2・1−a〕イソキ
ノリンを得る。m.p.137〜138℃(アセトン/ジ
エチルエーテルから)。
同様にして、(−)−2−シクロヘキシルカルボ
ニル−4−オキソ−1・2・3・6・7・11b−
ヘキサヒドロ−4H−ピラジノ〔2・1−a〕−イ
ソキノリン〔m.p.107〜108℃、〔α〕=−149.4
゜、この化合物は(−)−1−シクロヘキシルカ
ルボキサミドメチル−2−クロロアセチル−TIS
から得られる〕、 (+)−2−シクロヘキシルカルボニル−4−
オキソ−1・2・3・6・7・11b−ヘキサヒド
ロ−4H−ピラジノ〔2・1−a〕イソキノリン
〔m.p.107〜108℃、〔α〕=+148.2゜、この化合物
は(+)−1−シクロヘキシルカルボキサミドメ
チル−2−クロロアセチル−TISから得られ
る〕、 2−(3−シクロヘキセニル−カルボニル)−4
−オキソ−1・2・3・6・7・11b−ヘキサヒ
ドロ−4H−ピラジノ〔2・1−a〕イソキノリ
ン〔m.p.126℃、この化合物は1−(3−シクロ
ヘキセニル−カルボキサミドメチル)−2−クロ
ロアセチル−TISから得られる〕、 が得られる。
参考例 2 無水テトラヒドロフラン50ml中の1gの(−)
−1−シクロヘキシルカルボキサミドメチル−2
−クロロアセチル−TISに、ヘキサン中の20%ブ
チルリチウム溶液1.5mlを20℃で添加する。20℃
で2時間撹拌し、6時間沸騰し、水で加水分解
し、そして溶媒を蒸発させる。残留物をクロロホ
ルムにとり、そして水洗する。硫酸マグネシウム
を用いて乾燥し溶媒を蒸発後、(−)−2−シクロ
ヘキシルカルボニル−4−オキソ−1・2・3・
6・7・11b−ヘキサヒドロ−4H−ピラジノ
〔2・1−a〕イソキノリンが得られる。m.
p.107〜108℃(アセトン/ジエチルエーテルか
ら)、〔α〕=−149.4゜。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式: 〔式中、R1は1乃至6個の炭素原子を有するアル
    キル基、環構成員として4乃至7個の炭素原子を
    各々有するシクロアルキル基またはシクロアルケ
    ニル基、あるいはフエニル基、あるいはアミノ、
    ハロゲンまたはニトロによりモノ置換されている
    フエニル基あるいはテトラヒドロピラニル基であ
    り、R2、R3及びR4は各々水素原子又はメチル基
    であり、R5及びR6は各々6−および7−位置に
    存在する水素原子又はメトキシ基であり、R7
    水素原子又は基−CO−CH2−Xであり、そして
    Xは塩素原子、臭素原子又は沃素原子である。但
    しR2、R3、R4、R5またはR6の少なくとも一つが
    水素原子以外の基である場合にのみ、R1はフエ
    ニル基であることができる〕 で示されるテトラヒドロイソキノリン誘導体およ
    びそれらの酸付加塩。 2 前記テトラヒドロイソキノリン誘導体が1−
    シクロヘキシルカルボキサミドメチル−1・2・
    3・4−テトラヒドロイソキノリンである特許請
    求の範囲第1項記載の誘導体およびその酸付加
    温。 3 前記のテトラヒドロイソキノリン誘導体が1
    −シクロヘキシカルボキサミドメチル−2−クロ
    ロアセチル−1・2・3・4−テトラヒドロイソ
    キノリンである特許請求の範囲第1項記載の誘導
    体およびその酸付加塩。 4 一般式: 〔式中、R1は1乃至6個の炭素原子を有するアル
    キル基、環構成員として4乃至7個の炭素原子を
    各々有するシクロアルキル基またはシクロアルケ
    ニル基、あるいはフエニル基、あるいはアミノ、
    ハロゲンまたはニトロによりモノ置換されている
    フエニル基あるいは、テトラヒドロピラニル基で
    あり、R2、R3及びR4は各々水素原子又はメチル
    基であり、R5及びR6は6−および7−位置に存
    在する各々水素原子又はメトキシ基であり、R7
    は水素原子又は基−CO−CH2−Xであり、そし
    てXは塩素原子、臭素原子又は沃素原子である、
    但し.R2、R3、R4、R5またはR6の少なくとも一
    つが水素原子以外の基である場合にのみ、R1
    フエニル基であることができる〕 で示されるテトラヒドロイソキノリン誘導体およ
    びそれらの酸付加塩の製造方法であつて、 一般式 (式中R2、R3、R4、R5およびR6は前記と同じ意味
    を有する)で示される塩基化合物のモノ酸付加塩
    を一般式: R1−CO−Y () (式中Yは塩素原子、臭素原子または沃素原子で
    あるかあるいは、基−O−CO−R1を表わし、そ
    してR1は前記と同じ意味を有する)で示される
    化合物を用いて弱塩基の存在下でアシル化し、場
    合により得られた生成物の基R1を、還元剤で処
    理することにより他の基R1に変え、そして(ま
    たは)基R7(=H)を、一般式Y−CO−CH2
    X(式中、X及びYは前記の意味を有する)で表
    わされる化合物と反応させることにより基R7
    (=−CO−CH2−X)に変え、そして(または)
    式で表わされる塩基を酸で処理することにより
    その酸付加塩の一種に変換し、そして(または)
    式の塩基をその酸付加塩の一種から遊離させ、
    そして(または)得られたラセミ体をその光学異
    性体に分割することを特徴とする前記一般式で
    表わされるテトラヒドロイソキノリン誘導体およ
    びそれらの酸付加塩の製造方法。
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