JPS61130236A - 完全合成によるヒト心房のナトリウム排泄促進性アルフア型ペプチドを含有する医薬 - Google Patents
完全合成によるヒト心房のナトリウム排泄促進性アルフア型ペプチドを含有する医薬Info
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- JPS61130236A JPS61130236A JP60202503A JP20250385A JPS61130236A JP S61130236 A JPS61130236 A JP S61130236A JP 60202503 A JP60202503 A JP 60202503A JP 20250385 A JP20250385 A JP 20250385A JP S61130236 A JPS61130236 A JP S61130236A
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/575—Hormones
- C07K14/58—Atrial natriuretic factor complex; Atriopeptin; Atrial natriuretic peptide [ANP]; Cardionatrin; Cardiodilatin
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- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P5/00—Drugs for disorders of the endocrine system
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
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- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の分野]
本発明は、心不全、特に水腫およびナトリウム停留を伴
なうもの、尿量過少性腎不全、慢性肝臓病における血圧
不整および腹水、パップレシン調節異常、下垂体後葉機
能不全、および精神作用性の影響の治療用である医薬に
関する。
なうもの、尿量過少性腎不全、慢性肝臓病における血圧
不整および腹水、パップレシン調節異常、下垂体後葉機
能不全、および精神作用性の影響の治療用である医薬に
関する。
[発明の背景]
上述した疾患の治療用として、多くの医薬が知られてい
る。しかし、多くの場合これら先行技術の医薬は、疾患
の症候に対して間接的に作用するのみであり、加えて多
少なりとも深刻な副作用の発生がある。少なくとも、こ
れらの医薬は、その分解において代謝系に過大な負担を
かけるものである。
る。しかし、多くの場合これら先行技術の医薬は、疾患
の症候に対して間接的に作用するのみであり、加えて多
少なりとも深刻な副作用の発生がある。少なくとも、こ
れらの医薬は、その分解において代謝系に過大な負担を
かけるものである。
本発明の目的は、上記疾患の治療用として、(1−)そ
の疾患の機構に直接関与し、(2)毒性を有さず、そし
て(3)代謝系に負担をかけない医薬を提供することで
ある。
の疾患の機構に直接関与し、(2)毒性を有さず、そし
て(3)代謝系に負担をかけない医薬を提供することで
ある。
近年、ラットの心房からの抽出物が詳細にわたって研究
された。これらの研究の過程で、多かれ少なかれ強いナ
トリウム排泄促進効果および利尿効果を示し、加えて血
管の平滑筋を弛緩させ得る様々なペプチドが単離された
。これらのペプチドの名称は、これまでのところ、かな
り混乱している(心房のナトリウム排泄促進因子[at
rial natriuretic factor ]
、 アアラリカリンA [Auriculin A
] 、カルヂオナトリン[Gardionatrin]
、アラリカリンB [AuriculinBl、アト
リオペプチy [Atriopeptin ] I、
■および■、ガンマ型およびアルファ型心房のナトリウ
ム排泄促進因子)。
された。これらの研究の過程で、多かれ少なかれ強いナ
トリウム排泄促進効果および利尿効果を示し、加えて血
管の平滑筋を弛緩させ得る様々なペプチドが単離された
。これらのペプチドの名称は、これまでのところ、かな
り混乱している(心房のナトリウム排泄促進因子[at
rial natriuretic factor ]
、 アアラリカリンA [Auriculin A
] 、カルヂオナトリン[Gardionatrin]
、アラリカリンB [AuriculinBl、アト
リオペプチy [Atriopeptin ] I、
■および■、ガンマ型およびアルファ型心房のナトリウ
ム排泄促進因子)。
上記のように名称が多様化していることは、部分的には
加工品であるためであり、また共通の前駆体から異なる
ペプチドが生じるためでもあるとされている。現在では
、ヒトのペプチドに関して(ラットのペプチドと同様に
)、心房のm RN Aから調製された複製DNAを用
いて、共通の前駆体を調製することができる。このヒト
のプレペプチドは、151個のアミノ酸よりなる。上記
プレペプチドの先頭から25個のアミノ酸は、リポソー
ムにおける合成およびそれに続く分泌を制御するシグナ
ルペプチドとして組み込まれた、プレペプチドの一部に
一致する。その後に、126個のアミノ酸よりなるペプ
チドがあり、このペプチドは、はぼ13000の分子量
を有するヒト心房のナトリウム排泄促進性ガンマ型ペプ
チド(gamma−human atrial nat
riuretic peptide;以下、γ−hAN
aPと略す)であり、ヒトの心房中においても、同じも
のが同定されている。
加工品であるためであり、また共通の前駆体から異なる
ペプチドが生じるためでもあるとされている。現在では
、ヒトのペプチドに関して(ラットのペプチドと同様に
)、心房のm RN Aから調製された複製DNAを用
いて、共通の前駆体を調製することができる。このヒト
のプレペプチドは、151個のアミノ酸よりなる。上記
プレペプチドの先頭から25個のアミノ酸は、リポソー
ムにおける合成およびそれに続く分泌を制御するシグナ
ルペプチドとして組み込まれた、プレペプチドの一部に
一致する。その後に、126個のアミノ酸よりなるペプ
チドがあり、このペプチドは、はぼ13000の分子量
を有するヒト心房のナトリウム排泄促進性ガンマ型ペプ
チド(gamma−human atrial nat
riuretic peptide;以下、γ−hAN
aPと略す)であり、ヒトの心房中においても、同じも
のが同定されている。
ところで、γ−hANaPのC末端に至る最後の28個
のアミノ酸が、不可欠な生物学的活性ペプチドに対応す
ることが明らかとなった。
のアミノ酸が、不可欠な生物学的活性ペプチドに対応す
ることが明らかとなった。
上記ペプチドは、ヒト心房のナトリウム排泄促進性アル
ファ型ペプチド(alpha−human atria
lnatriuratic peptide;以下、a
−hANaPと略す)と命名された。このアミノ酸配列
は、ミソ/ (Migono)等により解明、発表がな
されている(Bioches、 Biaphys’、
Res、 Go+smun、 119.(2)524−
529 (1984)参照)。
ファ型ペプチド(alpha−human atria
lnatriuratic peptide;以下、a
−hANaPと略す)と命名された。このアミノ酸配列
は、ミソ/ (Migono)等により解明、発表がな
されている(Bioches、 Biaphys’、
Res、 Go+smun、 119.(2)524−
529 (1984)参照)。
[発明の要旨1
ここにおいて、初めて、完全合成によりα−hANaP
を調製することに成功した。このα−hANaPは、高
純度状態(少なくとも98%の純度)のものが得られる
。この形態においてと記生産物は、注射または注入用溶
液として調製するために使用することが可能である0本
発明に従うことにより、α−hANaPを、心不全、特
に水腫およびナトリウム停留を伴なうもの、尿量過少性
腎不全、慢性肝臓病における血圧不整および腹水、バソ
プレシン調節異常、下垂体後置機能不全、およびこれら
に誘発される精神作用性の影響の治療に用いることがで
きる。上記効果は、1O−9レベルのペプチド濃度にお
いても観察される。しかし、上記ペプチドの人体に対す
る低毒性および優れた適合性の点から、より高濃度のペ
プチドを注射または注入することもできる。
を調製することに成功した。このα−hANaPは、高
純度状態(少なくとも98%の純度)のものが得られる
。この形態においてと記生産物は、注射または注入用溶
液として調製するために使用することが可能である0本
発明に従うことにより、α−hANaPを、心不全、特
に水腫およびナトリウム停留を伴なうもの、尿量過少性
腎不全、慢性肝臓病における血圧不整および腹水、バソ
プレシン調節異常、下垂体後置機能不全、およびこれら
に誘発される精神作用性の影響の治療に用いることがで
きる。上記効果は、1O−9レベルのペプチド濃度にお
いても観察される。しかし、上記ペプチドの人体に対す
る低毒性および優れた適合性の点から、より高濃度のペ
プチドを注射または注入することもできる。
tx−hANaPの合成は、Merrifieldによ
る固相合成法に従う、上記方法は、自動拳ペプチド合゛
成装置の高分子担体としてベンズヒドリルアミンを使用
するものである(Merrifield、 R,B、。
る固相合成法に従う、上記方法は、自動拳ペプチド合゛
成装置の高分子担体としてベンズヒドリルアミンを使用
するものである(Merrifield、 R,B、。
”5olid phasa peptide 5ynt
hesis、 r 、 Thesynthesi
s of a tetra−peptide″、JAC
585゜2149−2156 (1i1183)参照)
、調製された粗製物は、セファデックス−G25(F)
上で前精製を行ない、型分離用高圧液体クロマトグラフ
ィー(l(PLO)を用いてさらに精製する。このよう
にして、γ−h A N a P rl) C末端のア
ミノ酸(124乃至151個)の完全合成による複製物
が形成される。第7番および第23番のアミノ酸の間の
ジスルフィド結合の存在は、生物学的活性に必須である
とみなされる。生成物の分子量は3082.6であり、
凍結乾燥状態において、低比重の白色薄片状生成物とし
て得られる。生成物の純度は99%以上である。生成物
は10乃至500mgを量単位として、使用に先だち、
生理食塩水(塩化ナトリウL0.9%)に溶解させてお
くことができる。
hesis、 r 、 Thesynthesi
s of a tetra−peptide″、JAC
585゜2149−2156 (1i1183)参照)
、調製された粗製物は、セファデックス−G25(F)
上で前精製を行ない、型分離用高圧液体クロマトグラフ
ィー(l(PLO)を用いてさらに精製する。このよう
にして、γ−h A N a P rl) C末端のア
ミノ酸(124乃至151個)の完全合成による複製物
が形成される。第7番および第23番のアミノ酸の間の
ジスルフィド結合の存在は、生物学的活性に必須である
とみなされる。生成物の分子量は3082.6であり、
凍結乾燥状態において、低比重の白色薄片状生成物とし
て得られる。生成物の純度は99%以上である。生成物
は10乃至500mgを量単位として、使用に先だち、
生理食塩水(塩化ナトリウL0.9%)に溶解させてお
くことができる。
動物実験における正確な毒物学的検査の結果、体重当り
loomg/kgの投与レベルにおいて、通常の生物学
的(生化学的)対照指数により示される毒性反応が全く
現れなかった。これまでのところ、LDso値を決定す
ることはできなかった。心臓および循環器系、気管支系
、肝および腎機能、生殖腺および中枢神経系に対する重
大な副作用は全く確認されなかった。
loomg/kgの投与レベルにおいて、通常の生物学
的(生化学的)対照指数により示される毒性反応が全く
現れなかった。これまでのところ、LDso値を決定す
ることはできなかった。心臓および循環器系、気管支系
、肝および腎機能、生殖腺および中枢神経系に対する重
大な副作用は全く確認されなかった。
前述した疾患の治療における薬理学的活性は、確認され
たナトリウム排泄促進効果の結果として生じる。上記効
果は、静脈内投与時における排尿およびナトリウム排出
の急速な増大に帰着する。
たナトリウム排泄促進効果の結果として生じる。上記効
果は、静脈内投与時における排尿およびナトリウム排出
の急速な増大に帰着する。
また、完全合成によるα−hANaPは、ノルアドレナ
リンの血管収縮作用を転換できることが確認された。さ
らに、上記物質はアンギオテンシンの血管収縮作用を阻
害することも確認された。特に興味深い点は、通常の治
療には反応することがない、全身化した水腫を伴なう重
い心不全のケースである。血圧wim系およびパップレ
シン系に対する上記物資の作用も非常に重要であり、こ
れにより下垂体後置機能不全、およびこれらに誘発され
る精神作用性の影響にも適用される。この物質について
さらに徹底的な臨床試験を行なうことにより、さらに重
要な適用法が見い出される可能性も否定できない。
リンの血管収縮作用を転換できることが確認された。さ
らに、上記物質はアンギオテンシンの血管収縮作用を阻
害することも確認された。特に興味深い点は、通常の治
療には反応することがない、全身化した水腫を伴なう重
い心不全のケースである。血圧wim系およびパップレ
シン系に対する上記物資の作用も非常に重要であり、こ
れにより下垂体後置機能不全、およびこれらに誘発され
る精神作用性の影響にも適用される。この物質について
さらに徹底的な臨床試験を行なうことにより、さらに重
要な適用法が見い出される可能性も否定できない。
[発明の詳細な記述]
すなわち、本発明は第一に、心不全、特に水腫およびナ
トリウム停留を伴なうもの、尿量過少性腎不全、慢性肝
臓病における血圧不整および腹水、バソプレシン調節異
常、下垂体後置機能不全、およびこれらに誘発される精
神作用性の影響の治療用の医薬に関するものである。上
記医薬ば、完全合成によるヒト心房のナトリウム排泄促
進性アルファ型ペプチド(α−hANaP)を高純度で
、注射可能または注入可能な処方中に含宥する。
トリウム停留を伴なうもの、尿量過少性腎不全、慢性肝
臓病における血圧不整および腹水、バソプレシン調節異
常、下垂体後置機能不全、およびこれらに誘発される精
神作用性の影響の治療用の医薬に関するものである。上
記医薬ば、完全合成によるヒト心房のナトリウム排泄促
進性アルファ型ペプチド(α−hANaP)を高純度で
、注射可能または注入可能な処方中に含宥する。
また、本発明は第二に、注射可能または注入可能な処方
中の高純度の完全合成によるヒト心房のナトリウム排泄
促進性アルファ型ペプチド(α−)LA N a P)
を、心不全、特に水腫およびナトリウム停留を伴なうも
の、尿量過少性腎不全、慢性肝臓病における血圧不整お
よび腹水、パップレシン調節異常、下垂体後置機能不全
、およびこれらに誘発される精神作用性の影響の治療用
として使用する方法に関するものでもある。
中の高純度の完全合成によるヒト心房のナトリウム排泄
促進性アルファ型ペプチド(α−)LA N a P)
を、心不全、特に水腫およびナトリウム停留を伴なうも
の、尿量過少性腎不全、慢性肝臓病における血圧不整お
よび腹水、パップレシン調節異常、下垂体後置機能不全
、およびこれらに誘発される精神作用性の影響の治療用
として使用する方法に関するものでもある。
さらに、本発明は第三に、心不全、特に水腫およびナト
リウム停留を伴なうもの、尿量過少性腎不全、慢性肝臓
病における血圧不整および腹水、バソプレシン調節異常
、下垂体lf!!機能不全、およびこれらに誘発される
精神作用性の影響の治療用である注射可能または注入可
能な溶液の調製に、高純度の完全合成によるヒト心房の
すトリウム排泄促進性アルファ型ペプチド(α−hAN
aP)を使用する方法に関するものでもある。
リウム停留を伴なうもの、尿量過少性腎不全、慢性肝臓
病における血圧不整および腹水、バソプレシン調節異常
、下垂体lf!!機能不全、およびこれらに誘発される
精神作用性の影響の治療用である注射可能または注入可
能な溶液の調製に、高純度の完全合成によるヒト心房の
すトリウム排泄促進性アルファ型ペプチド(α−hAN
aP)を使用する方法に関するものでもある。
高純度の完全合成によるα−hANaPは、腎臓のクロ
ム親和性細胞腫により生じる高血圧の患者の治療におい
ても非常に有効であると考えられる。今日まで、上記疾
患の苦痛はフェノキシベンザミンのような末梢神経節ブ
ロッカ−を用いて給蒸されている。その深刻な副作用は
、患者に寝たきりの状態を強いるものである。ニフィデ
ピン(Nifidepin )のようなカルシウム−チ
ャンネルブロッカ−を用いるこの種の高血圧の治療は、
はとんど成功していない。
ム親和性細胞腫により生じる高血圧の患者の治療におい
ても非常に有効であると考えられる。今日まで、上記疾
患の苦痛はフェノキシベンザミンのような末梢神経節ブ
ロッカ−を用いて給蒸されている。その深刻な副作用は
、患者に寝たきりの状態を強いるものである。ニフィデ
ピン(Nifidepin )のようなカルシウム−チ
ャンネルブロッカ−を用いるこの種の高血圧の治療は、
はとんど成功していない。
高純度の完全合成によるα−hANaPの使用は、副作
用がほとんど、あるいは全く生じることがないと予想さ
れる。すなわち上記活性物質は、カテコールアミンの作
用を遮断するとみなされるからである。
用がほとんど、あるいは全く生じることがないと予想さ
れる。すなわち上記活性物質は、カテコールアミンの作
用を遮断するとみなされるからである。
高純度の完全合成によるα−hANaPの製造は、本発
明者の指示に従い、自動・ペプチド合成装置の高分子担
体としてベンズヒドリルアミンを使用するMerrif
ieldの固相合成法に準じて、Firma Bach
em Inc、 Fine Chemicalgにより
これまで実施されている。
明者の指示に従い、自動・ペプチド合成装置の高分子担
体としてベンズヒドリルアミンを使用するMerrif
ieldの固相合成法に準じて、Firma Bach
em Inc、 Fine Chemicalgにより
これまで実施されている。
各アミノ酸残基は、過剰の酸を除去するトリフルオロ酢
酸洗浄剤、反応系を中和する有機塩基、形成された塩を
除去する洗浄工程1次のアミノ酸を結2合させるジクロ
ロへキシルカルボジイミドおよび過剰の試薬と副産物を
除去する洗浄工程の使用を含む方法を用いて結合させた
。
酸洗浄剤、反応系を中和する有機塩基、形成された塩を
除去する洗浄工程1次のアミノ酸を結2合させるジクロ
ロへキシルカルボジイミドおよび過剰の試薬と副産物を
除去する洗浄工程の使用を含む方法を用いて結合させた
。
調製された粗製物は、セファデックス−G2”5(F)
上で前精製を行ない、準分離用高圧液体クロマトグラフ
ィー(HPLC)を用いてさらに精製した。さらに具体
的には、ペプチドの切り離しおよび付随的にはその保護
を、アニソールの存在下でフッ化水素を使用することで
達成した。フッ化水素を除去し、充分な真空乾燥を実施
後、樹脂をエーテルで洗浄した。乾燥した樹脂は直ちに
2規定の酢酸を用いて抽出し、その抽出物を真空乾燥し
、そして溶剤として25%の酢酸と0.001%のβ−
メルカプトエタノールの混合物を使用するセファデック
ス−G25(F)上のゲル−クロマトグラフィーで精製
した。後精製の実施は、ポンダバク(Bondapak
) CI8の逆相HPLC法を用いた。この方法は、0
.1%のトリフルオロ酢酸を用いて、0.25規定のト
リエチルアンモニウムΦホスフェート中のアセトニトリ
ル濃度勾配下で実施した。
上で前精製を行ない、準分離用高圧液体クロマトグラフ
ィー(HPLC)を用いてさらに精製した。さらに具体
的には、ペプチドの切り離しおよび付随的にはその保護
を、アニソールの存在下でフッ化水素を使用することで
達成した。フッ化水素を除去し、充分な真空乾燥を実施
後、樹脂をエーテルで洗浄した。乾燥した樹脂は直ちに
2規定の酢酸を用いて抽出し、その抽出物を真空乾燥し
、そして溶剤として25%の酢酸と0.001%のβ−
メルカプトエタノールの混合物を使用するセファデック
ス−G25(F)上のゲル−クロマトグラフィーで精製
した。後精製の実施は、ポンダバク(Bondapak
) CI8の逆相HPLC法を用いた。この方法は、0
.1%のトリフルオロ酢酸を用いて、0.25規定のト
リエチルアンモニウムΦホスフェート中のアセトニトリ
ル濃度勾配下で実施した。
生成物の同定は、アミノ酸分析に従った。
純度、均一性および発熱因子が存在しないことを確認し
た。α−hANaPのアミノ酸配列を以下に示す。
た。α−hANaPのアミノ酸配列を以下に示す。
H2N−Ser−Leu−Arg−ArH2N−5er
−Leu−Ar また、この分子量は308.2.6である。
−Leu−Ar また、この分子量は308.2.6である。
HPLCを用いて確認したその純度は、99%を越える
ものであった。
ものであった。
以下の例は、本発明の一実施態様を示すものである。
[7A合例]
完全合成による高純度のα−hANaPを、賦形剤なし
の凍結乾燥粉末として各50hg量毎、ガデス製バイア
ル中に配分した。溶解を充分なものとするため、生理食
塩水(塩化ナトリウム0.9%)を1mA使用した。上
記溶液は、注射用または注入用として容易に使用するこ
とができる。基本的には、生理食塩水以外にも、様々な
生理学的に可能な等張液中にペプチドを調製し、その調
製液を保存することが可能である。必要に応じて、生理
学的に許容できる滅菌剤および/または安定化剤を上記
溶液に加えることもできる。
の凍結乾燥粉末として各50hg量毎、ガデス製バイア
ル中に配分した。溶解を充分なものとするため、生理食
塩水(塩化ナトリウム0.9%)を1mA使用した。上
記溶液は、注射用または注入用として容易に使用するこ
とができる。基本的には、生理食塩水以外にも、様々な
生理学的に可能な等張液中にペプチドを調製し、その調
製液を保存することが可能である。必要に応じて、生理
学的に許容できる滅菌剤および/または安定化剤を上記
溶液に加えることもできる。
特許出願人 ビッセンドルフ・ペプタイドジー・エム
・ビー・エイチ
・ビー・エイチ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、心不全、特に水腫およびナトリウム停留を伴なうも
の、尿量過少性腎不全、慢性肝臓病における血圧不整お
よび腹水、バソプレシン調節異常、下垂体後葉機能不全
、およびこれらに誘発される精神作用性の影響の治療用
である、治療上の有効量の完全合成によるヒト心房のナ
トリウム排泄促進性アルファ型ペプチドおよび医薬上許
容される担体を含有する調合剤。 2、上記ペプチドが注射可能または注入可能な処方中に
含まれることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
調合剤。 3、上記ペプチドが少なくとも98%の純度を有するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の調合剤。 4、上記ペプチドが下記のアミノ酸配列を含むことを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の調合剤。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 5、完全合成によるヒト心房のナトリウム排泄促進性ア
ルファ型ペプチドを、心不全、特に水腫およびナトリウ
ム停留を伴なうもの、尿量過少性腎不全、慢性肝臓病に
おける血圧不整および腹水、バソプレシン調節異常、下
垂体後葉機能不全、および精神作用性の影響の治療用と
して使用する方法。 6、上記ペプチドが少なくとも98%の純度を有するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の方法。 7、上記ペプチドが下記のアミノ酸配列を含むことを特
徴とする特許請求の範囲第5項記載の方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 8、完全合成によるヒト心房のナトリウム排泄促進性ア
ルファ型ペプチドを、腎臓のクロム親和性細胞腫により
生じる高血圧の患者の治療用として使用する方法。 9、完全合成によるヒト心房のナトリウム排泄促進性ア
ルファ型ペプチド。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3443257.4 | 1984-11-28 | ||
DE19843443257 DE3443257A1 (de) | 1984-11-28 | 1984-11-28 | Mittel enthaltend vollsynthetisches alpha-humanes atriales natriuretisches peptid (alpha-hanap) |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61130236A true JPS61130236A (ja) | 1986-06-18 |
Family
ID=6251299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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- 1985-09-11 JP JP60202503A patent/JPS61130236A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH02502636A (ja) * | 1987-03-02 | 1990-08-23 | ファーマ・ビッセンドルフ・ペプタイド・ゲーエムベーハー | 新規なカルジオジラチン断片およびその製造方法 |
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