JPS61129105A - 歯科用光重合性組成物 - Google Patents

歯科用光重合性組成物

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JPS61129105A
JPS61129105A JP59250866A JP25086684A JPS61129105A JP S61129105 A JPS61129105 A JP S61129105A JP 59250866 A JP59250866 A JP 59250866A JP 25086684 A JP25086684 A JP 25086684A JP S61129105 A JPS61129105 A JP S61129105A
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JP
Japan
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photopolymerizable
polymerization
dental
photopolymerizable monomer
meth
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JP59250866A
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JPH0443882B2 (ja
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Katsuyoshi Tsunekawa
勝由 常川
Katsuichi Watanabe
渡辺 克一
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Sankin Industry Co Ltd
Original Assignee
Sankin Industry Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/042Wave modes
    • G01N2291/0426Bulk waves, e.g. quartz crystal microbalance, torsional waves

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分!?] 本発明は、光重合開始剤としてのα−ジケトンとアミン
並びに光重合性IIL4JL体を含む歯科用の光重合性
樹脂に関し、特にベンジルスルホン化合物を光重合触媒
として配合することにより、光重合硬化性を向上させ硬
化物の強度を高めると共に、歯牙に対する接着力を著し
く高める技術に関するものである。
[従来の技l#] 重合性樹脂材料は強度1審美性、操作性等に優れている
ところから、61!科治療分野においても従来のセメン
ト系修復材に代わる材料として使用量が急速に増大して
来ている。これら重合性樹脂は、貯蔵性や使用時の操作
性の面から■重合開始剤との練合、■加熱、■光照射の
いずれかによって重合が開始するように調製されている
が、■は綜合後直ちに硬化反応を開始するため、歯牙窩
洞への充填等接着面への適用を所定時間内に速やかに完
Tさせねばならない、また■は充填等の作業が完了した
後で加熱することによってはじめて重合反応を開始させ
ることができるが1口腔内の加熱は患者に苦痛を与える
ことがある。これらに比較し■は■の方法を更に改善し
ており患者に対して重大な苦痛を与えることが少ないと
いう特徴を有する。しかしながら■の光照射によって重
合を開始させるタイプの重合性樹脂材料には次の様な欠
点がある。即ち口腔内歯牙の修復治療にぬし。
硬化反応を十分に進行させようとすれば患者に一定の姿
勢を比較的長時開催いることになり、実際上困難である
し、又一般に重合性樹脂材料は半透明性であって光到達
深度がどうしても浅くならざるを得す、その為歯質と直
接接触している深部での重合が不完全となり、更には光
照射量の大きい表層部において重合がより早く進行して
固化するため、この部分で先に位置決めされ、その後遅
れて深部側の重合が進行することから深部に空間ができ
るなど結果的に歯質に対する接着力が不十分になり勝ち
である。この為充填物が脱落したり。
或は辺縁封鎖性が不足するため唾液等が侵入して深部に
おける2次つ蝕を鋳発するといった問題が生じていた。
[発明が解決しようとする問題点] と記の如〈従来の光重合性樹脂材料は、歯牙に適用した
場合必ずしも均一な重合硬化性が得られず、その結果と
して歯質に対し十分な接着力が得られなかった0本発明
はこうした事情に着目し検討を重ねた結果なされたもの
であって、光重合硬化性に優れ、その結果歯牙に対し優
れた接着性を有する歯科用光重合性組成物を提供しよう
とするものである。
〔問題点を解決するための手段] 本発明は、光重合開始剤としてのα−ジケトンとアミノ
並びに光重合性単量体とを含む歯科用の光重合性樹脂に
おいて、特にベンジルスルホン化合物を光重合触媒とし
て配合してなるところに要旨を有するものである。
[作用] 本発明における最大の特徴は、光重合開始剤としてのα
−ジケトン及びアミンを光重合性単量体に配合した光重
合性樹脂に、特にこれまで歯科用光重合触媒として添加
されたことのないベンジルスルホン化合物を配合すると
ころにあり、これにより該光重合性樹脂の光重合硬化性
を向上させ、硬化物の強度を高めると共に歯牙に対する
接着力を高めることができる。
本発明における光重合性単量体とは、光照射によって重
合を開始するあらゆる化合物を包含するもので、その種
類の如何を問うものではないが。
好ましくは残基として2官能以上の(メタ)アクリル基
を有する: 2 、2’−ビス(4−(3−(メタ)ア
クリロキシ−2−ヒドロキシプロホキシフフェニル)プ
ロパンや2.2′−ビス(4−(メタ)アクリロキシフ
ェニル)プロパン、 2 、2’−ビス(4−(メタ)
アクリロキシエトキシフェニル)プロパン、 2 、2
’−ビス(4−(メタ)アクリロキシジェトキシフェニ
ル)プロパン、2゜21−ビス(4−(メタ)アクリロ
キシプロポキシフェニル)プロパン、エチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(
メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ
)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アク
リレ−)、l、3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、
ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペン
タエリスリトールテトラアクリレートなどが挙げられ、
更に好ましくは、接着性官能基: −OH。
−COOH、−P (OH) 2  、、:P −OH
アクリレート誘導体が挙げられる。またα−ジケトンと
しては、カンクアーキノン、ベンジル、ビアセチル、S
、tO−7エナントレンキノン、ナフトキノン等が例示
され、アミンとしては各種有機アミンが挙げられ、より
好ましくはN、N−ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、N、N−ジメチル−P−安息香酸エチル、N、N−
ジメチル−P−ベンズアルデヒドの様な第3級アミンが
例示される。ところでこれらα−ジケトンとアミンの組
合せは、420〜450m5の範囲の青色光を照射する
ことにより先ずα−ジケトンが励起された三重項状態を
つくり、これがアミンと作用してイオンラジカルを発生
し更にこれが前記の光重合性単量体に働きかけて重合が
進行する。このとき従来材であれば前述の様に光到達深
度の関係から、表層部に比較し深部における重合硬化が
遅れ、又吟には不完全となる。ところが本発明の光重合
性歯科用組成物は、特にベンジルスルホン化合物を光重
合触媒として新たに配合することにより、上述の硬化不
良を解消し硬化物の強度を高めると共に、*牙に対する
接着力を顕著に高めることができる。この・様な効果を
有するベンジルスルホン化合物としては例えば一般式: [但しRはフルキル基、アリール基、ベンジル基又は−
〇H2SO7lit基であり R1はアルキル基、アリ
ール基、XはH,アルキル基、7リール基を夫々示す] で表わされる化合物が挙げられ、より具体的に述ベルト
ベンジルモノスルフィン酸舖a体としてはベンジルスル
フィン酸メチル、ベンジルスルフィン酸エチル、ベンジ
ルスルフィン酸プロピル、ベンジルスルフィン酸エチル
クロライド、ベンジルスルフィン酸フェネチル、ベンジ
ルスルフィン酸フェニル、ベンジルメチルスルフィン酸
エチル。
ベンジルメチルスルフィン酸プロピル等の化合物が例示
され、又ベンジルジスルホン誘導体としては:ベンジル
スルホニルフェニルスルホニルメタン、ベンジルスルホ
ニルメチルスルホニルメタン、l−ベンジルスルホニル
−1−メチルスルホニルエタン、2−ベンジルスルホニ
ル−ルスルホニル−エチルベンゼン、3−ベンジルスル
ホニル−3−メチルスルホニルプロピオン酸メチル等が
例示される.これらのベンジルスルホン化合物は,光照
射によってベンジルラジカルとスルフィニルラジカルを
発生し、前者は本発明の必須成分であるα−ジケトンと
アミンによる前記光重合性単量体の重合開始及び成長反
応を更に促進し,後者はスルフィン酸となった後嫌気的
重合触媒として作用することにより特に深部におけるα
−ジケトンによるラジカル重合をさらに促進するものと
考えられる.これによって修復歯牙の深部における重合
度を高め.を合物の強度を増すと共に歯牙との接着性を
強化することができる。
本発明の歯科用光重合性組成物において,アミンとα−
ジケトンの組合せからなる光重合開始剤は,通常重合性
単量体に対してアミン二0.5〜10慰量%,α−ジケ
トン: 0.05〜51iJi%の箱四で夫々添麺され
るが,本発明に係るベンジルスルホン化合物の種類や配
合率は,これら光重合開始剤や光重合性単量体の特性や
配合量,または歯牙治療に際しての都合等に応じ,適宜
選択して決定することが望ましい.その配合率は.好ま
しくは光重合性単量体に対し0.5〜5重量%の範囲で
あることが推奨され、これより少ない配合率では十分な
効果を発揮し得ず,また多過ぎる&ffi合反応に関与
しない余剰のベンジルスルホン化合物が重合体の理工学
的性質(とくに接着力)を低下させる原因となる。
[実施例] トリー(2−メタクリロキシエチル)ピロリン酸エステ
ル(6 5重量i1)、2−ヒドロキシエチルメタクリ
レ−) (Sffiii部)、アセトン(30!Tf量
部)、カンファーキノン(0.28重量部)、ベンジル
(0.12重量f!A)、N,N−ジメチルアミノエチ
ルメタクリレート(1.2 重量部)、ヒドロキノンモ
ノメチルエーテル(0.053 重Fjt部)と、後記
第1表に示す如く本発明で選択したスルホン化合物(5
重量部)を加えて、十分に攪拌混合して溶解せしめ,ボ
ンディング剤とする。
得られた各ボンディング剤について,f記の試料調製及
び引張強度測定方法に従い.71着力の測定を行なった
.結果を第1表に示す.尚第1表中比較例はベンジルス
ルホン化合物無添加の場合における結果である。
(試料it製及び引張強度測定方法) (I)新鮮な生歯の表面を平らに削り,エメリーペーパ
ーで仕上げた後、37±1℃の水中に試料を浸漬・保存
した。
(n)気温23℃,湿度50±10%にJLIした測定
室内において、上記試料を取り出し,その表面をエツチ
ング剤[クラリ (株)社製・クリアフィルF■]で処理した後、水洗い
しエアーで乾燥した。
(m)ユニバーサル液及びキャタリスト液をl滴ずつ滴
下した後板上で混和してFR看剤を得、これを第1図に
示す様にスポンジ片又は綿球で上記試料1表面に薄く塗
布し、直ちにエアー(2,2kz/cm2 )を10秒
間吹付けて揮発成分を扉発させた。
(ff)練和紙上で練和したコンポジットレジン(クラ
レ株式会社製クリアフィルF■)を、取っ手3を配置し
たステンレス鋼管4の中に充填した。得られたレジン入
りステンレス鋼管4を前記接着剤塗布面に密接させた。
(V)37℃±1℃の水中に24時間浸漬した後オート
グラフを用いて接着強度を測定した。
オートグラフ・・・フルスケール:50kg又は100
kg。
引張速度=11/分。
接着面積・・・直径61膳とした。
テストは各々5点について行ない、そのうち2点以上が
平均値に対し15%以上のばらつきを有している場合は
再試験を行なった。5点のうち1点が平均値に対し15
%以上のばらつきを有している場合は、残りの4点の平
均値で求めた。
第1表から11らかな様に、末完IJJのボッディフグ
剤を使用した場合生歯象牙質への接着力は、実施例1〜
4のいずれについても比較例に比へ約IJ〜2.3倍と
顕著に高い値を、t1シている。また生歯エナメル質へ
の接着力は、実施例5(ヘンシルスルフィノ酸フェネチ
ル)、実施例6(ベンジルスルフィン酸フェニル)、実
jl19 (ベンジルメタスルフィノ酸プロピル)につ
いては比較例とほぼ同様の接着力があったが 他の実施
例(実施例1〜4,7〜8.1O−14)については約
1.2〜1.8倍と大幅に増加した。
[発明の効果] 本発明は以上の様に構成されており、光重合性中量体と
光重合開始剤としてα−ジケトン及びアミンを含む光七
合性樹脂に、適宜選択したベンジルスルホン化合物を配
合することにより、光重合硬化性を向丘させ硬化物の強
度を高めるとともに、#J牙に対する接着力の高い優れ
た歯科用の光重合性組成物を提供し得ることになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は接看強度試験方法を示す斜視説明図である。 l・・・試料    2・・・レジン 3・・・取っf−4・・・ステンレス鋼管5・・・接着

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 光重合開始剤としてのα−ジケトンとアミン並びに光重
    合性単量体とを含む歯科用の光重合性樹脂において、ベ
    ンジルスルホン化合物を配合してなることを特徴とする
    歯科用光重合性組成物。
JP59250866A 1984-11-28 1984-11-28 歯科用光重合性組成物 Granted JPS61129105A (ja)

Priority Applications (1)

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JP59250866A JPS61129105A (ja) 1984-11-28 1984-11-28 歯科用光重合性組成物

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JPH0443882B2 JPH0443882B2 (ja) 1992-07-20

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ID=17214171

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JP59250866A Granted JPS61129105A (ja) 1984-11-28 1984-11-28 歯科用光重合性組成物

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5759617A (en) * 1996-05-20 1998-06-02 Fujitsu Limited Production process for a hard disk magnetic recording medium

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5759617A (en) * 1996-05-20 1998-06-02 Fujitsu Limited Production process for a hard disk magnetic recording medium

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JPH0443882B2 (ja) 1992-07-20

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