JPS61128845A - 釣餌用オキアミの針持ち改善法 - Google Patents

釣餌用オキアミの針持ち改善法

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JPS61128845A
JPS61128845A JP59250609A JP25060984A JPS61128845A JP S61128845 A JPS61128845 A JP S61128845A JP 59250609 A JP59250609 A JP 59250609A JP 25060984 A JP25060984 A JP 25060984A JP S61128845 A JPS61128845 A JP S61128845A
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JP
Japan
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krill
aqueous solution
water
sodium alginate
solution
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JP59250609A
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English (en)
Inventor
Michihiko Kurihara
栗原 道彦
Atsushi Yoshimura
淳 吉村
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CHIBA SEIFUN KK
Original Assignee
CHIBA SEIFUN KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、釣餌用に使用するオキアミが、これを釣針に
つりで釣糸を船で引きながら釣るトローリング、または
釣竿で釣糸を遠(放つ際、オキアミの身がちぎれたり或
いは釣をする間に身が崩れて釧から落ちやすい欠点を改
善する方法に関するものである。
〔従来の技f+iと問題点〕
近年、オキアミが大量に漁獲されるようになり、釣餌へ
の利用が極めて多くなった。一般に、オキアミは漁獲後
直ちに凍結されるが、オキアミに内在する蛋白消化酵素
の消化力が強いため、これを解凍して使用する時点では
魚体が脆弱となる。したがって、オキアミを釣餌用に使
用するとき、トローリング中に釣針から脱落したり釣糸
を遠くへ放つ際身がちぎれたりするほか、釣釧につけて
水中または海中で魚を待つ間に針から落ちるという欠点
があるが、従来これに対し、手細工的補強手段を採った
若干の市販品を見るほか、工業的には全く対策をもたな
かった・ 〔問題を解決するだめの手段〕 本発明者らは、上記欠点を改善するため種々研究を行い
、その結果、オキアミを被覆し更にそれをセリ−化して
フィルム状に被膜にすること(以下この状態を被膜化と
いう)により魚体の脆弱性をカバーし、針持ちのよい釣
餌用オキアミを開発するに至ったのである。以下にその
詳細について述べる。
オキアミの被覆剤としてはアルギン酸すトリウムを用い
、実際には、使用に際してこれを水で?容かして水)容
ン夜とする。その際、?ljA度は特に限定されるもの
ではないが、通常は0.2〜10%(w/w%)が適当
である。ここで、?容媒に海水を用いるとアルギン酸す
トリウムが溶解しないので海水の使用は不適当である。
アバ暑−ン酸すトリウムは製造方法によって粘度が高い
ものから低いものまであるか、そのいずれを用いても差
支えない。また、魚体に対する付着量を調節するために
各種粘度のアルギン酸す1リウムを絹合わせて粘度を調
節しこれを用いてもよい。
アルギン酸ナトリウム水溶液でオキアミを被覆するには
、アルギン酸す1−リウム水溶液に魚体を浸漬するか、
または該水溶液を魚体に噴霧゛  、もしくは撒布する
。このアルギン酸ナトリウム水溶液で被覆したオキアミ
を被膜化するには、更に水溶液カルシウム塩溶液に浸漬
するか、または水溶性カルシウム塩溶液を噴霧もしくは
撒布する。この処理によりアルギン酸ナトリウムはセリ
−化し、オキアミのまわりを被膜化して魚体の身崩れを
防止することとなる。
ここで水溶性カルシウム塩とは塩化カルシウム・硝酸カ
ルシウム・酢酸カルシウム・乳酸カルシウム等である。
また、水溶性カルシウム塩溶液を作成するには、水また
は海水いずれを用いても差支えない。
」1記処理をしたオキアミはそのまま釣餌として用いる
か、または凍結保管をしておき使用に際し解凍して用い
る。該オキアミは釣針につけて水中に投しても針から落
ち難く針持ちは改善されている。また、釣り効果は未処
理のオキアミと同様に良いものであった。
次に、オキアミを被覆化後、長期間に渡って凍結保管す
る場合には、凍結保管中に乾燥したり、油焼けが生ずる
ことがある。また被膜剤がアルギン酸ナトリウムだけで
あると水で溶解する際に「ダマ」ができて、溶は終わる
まで長時間を要することがある。これらを改善するため
に、アルギン酸ナトリウムに、IO%水?’JHの粘度
が10°Cの時に100センチポイズ以下の澱粉分解物
、またはその親水性誘導体を混ぜると効果があることが
わかった。
rj、粉分解物とは酸分解sFA・酵素分解澱粉及び焙
焼澱粉であって、10%(w / w 9i )水溶液
の粘度が10°Cの時に100センチポイズ以下のもの
であればこれに該当する。ここで、澱粉分解物の親水性
誘導体としてはマルチトールを例示することができる。
アルギン酸ナトリウムへの澱粉分解物の添加割合は、通
常はアルギン酸すトリウム100重量部に対して0〜1
000重量部である。澱粉分解物として前記粘度よりも
高いものを用いた場合には、被覆液を高濃度に調整した
としても、その割には保水効果が向上せず凍結保管中の
グレーズ効果が劣ることとなる。また、アルギン酸ナト
リウムと澱粉分解物との混合物は、これを水tこ溶かし
水溶液として使用するが、その際、海水を用いるとアル
ギン酸ナトリウムが溶解しないので海水は溶媒として不
適当である。アルギン酸ナトリウムと澱粉分解物の混合
物の濃度は、特に限定されるものではないが、通常は0
.2〜20%(W/W%)である。
上記の水溶液をもってオキアミを被覆するには、オキア
ミを前記と同様に処理して魚体に水溶液を付着させれば
よい。次いで該オキアミを前記と同様に水溶性カルシウ
ム塩溶液で処理してアルギン酸ナトリウムを被膜化させ
る。このように処理して得たオキアミは強固となり、身
崩れを防止することができる。このオキアミはそのまま
釣餌として用いるか、または凍結保管をして使用時に解
凍し釣餌として用いる。
本発明により作成したオキアミ試料の針持ち改善効果に
ついて次の試験を行った。
試料■は、1%アルギン酸すl・リウム水溶液(w /
 w%)にオキアミを浸漬し、引き上げてから5%塩化
カルシウム水溶液(w/w%)によって被覆化した。
試料■は、アルギン酸ナトリウム40gと酸分解澱粉よ
り成る粉飴60gを混合する。該混合物の2%水溶液(
w/w%)にオキアミを浸漬し、引き上げてから5%塩
化カルシウム水溶液(w / w%)によって被覆化し
た。
コントロールとしてはオキアミを処理することなくその
まま用いた。
上記各試料のオキアミは20尾づつを用いることとし、
釣針20本を側合にしばり、これを3組準備した。この
釣針にそれぞれの試料のオキアミの尾部を引っ掛けた。
各試料を引っ掛Ljた3組の劃金を同し水槽のなかに入
れ、流水状態にして放置し、針持ち状態を試験した。そ
の結果を表1.に示したが、表かられかるように、コン
1−ロールに対し本発明の方法による試料■及び試料■
は何れも針持ち効果が良かった。
表 1.針持ち試験結果 また、釣り効果は未処理のオキアミと同等であった。
なお、本発明に係るアルギン酸す)−リウム、若しくは
アルギン酸すトリウムと澱粉分解物の混合物に、単lJ
!!類・三糖類・天然多糖類・ソルビトール・プロピレ
ングリコール等を添加することば何等差支えない。
〔実  施  例〕
以下に実施例を挙げ説明する。
実施例 l。
了ルギン酸す1〜リウム50gを水1(lに?容かして
0.5%水溶液を作り、これにオキアミl kgを浸漬
した後、引き上げて水切りをする。
続いて、このオキアミを0.3%塩化カルシウム溶液に
浸漬して被膜化し、これを引き上げて水切りをした。こ
の操作によりできたオキアミを凍結し解凍した後、釣針
につけて用いたところ、身崩れがなく劃持ち及び釣り効
果いずれも良好であった。
実施例 2゜ アルギン酸す1〜リウム300gを水10βに溶かして
3%水?IJIを作り、この中にオキアミ2kgを浸漬
した後これを引き−Lげて水切りをし、次に2%乳酸力
リすウム液に浸漬し被膜化をした。さらに、水切りをし
た後釣餌としたところ、針持ちは良好であった。
実施例 3゜ アルギン酸ナトリウム15gに、酵素分解澱粉(主とし
てデキストリンから成る)である粉飴85gを混合した
。この混合物100gに水16を加えて溶かし10%水
溶液とした。この水溶液中にオキアミ300gを浸漬し
てこれを引き上げた後、更に、5%酢酸カルシウム液に
浸漬してこれを引き上げ、水切り後、凍結保管した。こ
のオキアミを解凍して釣餌にしたところ、釘持ちは良好
であり、且つ、釣り効果も未処理のオキアミと同様によ
いものであった。
実施例 4゜ アルギン酸す1〜リウム70gに、酵素分解澱粉(主と
してマルトースとデキストリンから成る)である粉飴3
0gを混合し、この混合物100gに水15nを加えて
0.66%水溶液を作った。オキアミ3kgをコンヘア
上に置き、該0.66%水溶液をオキアミに撒布してそ
の魚体表面に付着させた後、これを1%硝酸カルシウム
海水液に浸漬してこれを引き上げ、水切りをした。この
オキアミを釣餌として使用したところ針持ちは良好であ
った。
実施例 5゜ アルギン酸すi・リウム60gに、酸分解澱粉(主とし
てグルコースとデキスi・リンから成る)である粉飴4
0gを混合した混合物100gに水157!を加えて0
.66%水溶液を作った。オキアミ5に+rを冷凍パン
に入れ、その上から上記(1,66%水溶液150gを
撒布することによりオキアミに充分付着させ、次いで、
これに5%塩化カルシウム?&150 gを撒布して被
膜化さ−Iた後凍結した。解凍後、釣餌として使用した
が劃持ちは良好であった。
実施例 6゜ アルギン酸ナトリウム50gに、マルチトール50gを
混合した混合物100gに水]Offを加えてン容解し
1%水?8液とした。この水溶液中にオキアミ5hgを
浸漬した後引き上げてコンヘア上に置き、その上から3
%酢酸カルシウム海水液を噴霧して被膜化した。このオ
キアミを釣餌としたが針持ちは良好であった。
実施例 7゜ アルギン酸ナトリウム30gに、酸分解澱粉(主として
グルコースとデキストリンから成る)である粉飴35g
及びマルチト−ル35gとを混合した混合物100gに
水51を加えて溶解し2%水溶液とした。この中にオキ
アミ1 kgを浸漬して引き上げ、更に、3%塩化力ル
シウ1、液に浸漬して引き」−げた。これを凍結、解凍
後釣餌として使用したところ針持ちは良好であった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、従来、釣餌として魚の嗜好性が高く大
量に使用されているにもかかわらず、月崩れ・ちぎれ等
により効率が極めて悪かったオキアミが、その形態のま
まで強靭なものとなり、釣餌として極めて効率のよいも
のとなるのであり、トローリングや一本釣の作業性の大
r1)な改善が可能となる。
また、本発明は操作が簡単で船上、陸」二いずれでも行
える特徴がある。個々のオキアミを手細工で強化する方
法に比べれば極めて処理が簡単である。
したがって、本発明は、単にオキアミの餌料としての価
値を高めるばかりでなく、その利用面から、飼料用途の
比重の重いオキアミ漁業の安定に資するところが大きく
、その産業上の効果は著しいものがある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オキアミをアルギン酸ナトリウム水溶液で被覆後
    、これを水溶性カルシウム塩溶液と接触させることを特
    徴とする釣餌用オキアミの針持ち改善法。
  2. (2)オキアミをアルギン酸ナトリウムと10%水溶液
    の粘度が10℃の時100センチポイズ以下の澱粉分解
    物、または/およびその親水性誘導体の混合物の水溶液
    で被覆後、これを水溶性カルシウム塩溶液と接触させる
    ことを特徴とする釣餌用オキアミの針持ち改善法。
JP59250609A 1984-11-29 1984-11-29 釣餌用オキアミの針持ち改善法 Pending JPS61128845A (ja)

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JP59250609A Pending JPS61128845A (ja) 1984-11-29 1984-11-29 釣餌用オキアミの針持ち改善法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021036858A (ja) * 2019-08-31 2021-03-11 株式会社しいの食品 常温保存可能な釣り餌の製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5347098B2 (ja) * 1972-11-17 1978-12-19
JPS5754560A (en) * 1980-09-20 1982-04-01 Kunitsugu Kitabayashi Preparation of feed for aquatic animal
JPS59198947A (ja) * 1983-04-26 1984-11-10 Taiyo Fishery Co Ltd 合成餌

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