JPS61123642A - ガラス繊維補強プロピレン重合体組成物 - Google Patents

ガラス繊維補強プロピレン重合体組成物

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JPS61123642A
JPS61123642A JP24241684A JP24241684A JPS61123642A JP S61123642 A JPS61123642 A JP S61123642A JP 24241684 A JP24241684 A JP 24241684A JP 24241684 A JP24241684 A JP 24241684A JP S61123642 A JPS61123642 A JP S61123642A
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JP
Japan
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weight
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propylene
propylene polymer
glass
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JP24241684A
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Yoshihiro Sobashima
好洋 傍島
Shiro Goto
後藤 志朗
Masato Yoshikawa
正人 吉川
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明はプロピレン系重合体樹脂にガラス繊維を配合し
たガラス繊維補強プロピレン重合体組成物に関するまの
である。
〔従来の技術〕
プロピレン系重合体樹脂にガラス繊維を配合して、その
耐熱剛性、機械的強度、耐りリ〜プ性等を向上させる手
法は従来広く試みられている。
しかしながら、ガラス!#l雄補強プロピレフ屯合体樹
rwi<以下、FRPPと略称する)は上記の特長を有
する反面、これに着色剤を配合した場合。
に1機械的強度、混練性、傷付き性、成形反り変形等の
問題があり、特に、rI色成形品に独特のシルバースト
リーク状の流れ模様を生ずるFRPP特有の外観不良の
問題がある。このためFRPPの幅広い用途1例えば自
動車の内装用部品等への適用は制約されていた。これら
の問題点に対しては、従来、流れ性の向−ヒ等の手法が
試みられているが充分でなく、ガラスm維充填量の制限
等を余4IAなくされてきた。そこで本発明者等は、荊
にフィラーおよび着色剤の特定化(特願昭57−218
037.同218038各号明細書)およびガラス繊維
やプロピレン重合体の特定化(特願昭58−10219
9.同58−177724.同59−68230各号明
細書)を提案し、その結果、諸分野へのFRPPの適用
を少なからず可能ならしめた。
〔発明が解決しようとする問題点〕  −しかしながら
、本発明者等が行なったL記の改良にも拘らず、極めて
高度な機械的強度等が要求される分野へのFRFPの適
用は場合によっては未だ不充分であり、更に機械的強度
の改善が要求される。               
一本発明は、これら従来技術の不満足な点を改善するこ
とを目的とし、FRPPの機械的強度、特−に衝1強度
と耐熱剛性のバランスを改善すると共に、成形品外観と
成形反り変形も良好なレベルに保持しようとするもので
ある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、特定のガラス繊維を特定の変性されたプロピ
レン系正合体に配合し、場合によりゴムおよび顔料を配
合して上記の問題を解決したものである。
即ち本発明は、下記の(酋)〜(d)の各成分からなる
ことを特徴とするガラス繊維補強プロピレン重合体組成
物である。
(a)  少なくともその一部が、不飽和有機酸または
その誘導体で変性され、かつ、1〜3価の原子価を有す
る全屈イオンにより中和されたプロピレン系重合体  
20〜98重量%(b)  平均直径が104m以下で
、かつ、集束剤付R量が0.61〜0.3重量%である
ガラス繊m         2〜40重着%(c) 
 エチレン系重合体ゴム O〜40遁量%(d)  分
散剤成分を除く着色成分中、モース硬度3.5以上の成
分が30重量%未満である顔料を上記(a) 、 (b
)および((1)成分の合計量ioo重量部に対して0
〜10重量部。
本発明で用いる上記(a)の変性中和されたプロピレン
系重合体(以下、単に変性PPと略称する)において、
変性されるプロピレン系重合体は、プロピレンの単独重
合体(ポリプロピレン)でもよく、過半重量のプロピレ
ンと他のα−オレフィン(例えば、エチレン、ブテン、
ペンテン。
ヘキセン、ヘプテン、4−メチルペンテン、オクテンl
)、1.4−ジエン類(例えば4−メチル−1,4−へ
キサジエン、5−メチル−1,4−ヘキサジエン、4−
エチル−1,4−へキサジエン、1.4−ヘキサジエン
、4−メチル−1,4−ヘプタジエン等)、ビニルエス
テル(例えば。
酢酸ビニル)、芳香族ビニルm量体(g4えば、スチレ
ン)、ビニルシラン(例えば、ビニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリメチルシラン)等との二元以りのブロッ
ク、ランダム乃至はグラフト共正合体(これらの混合物
でもよい)でもよい、中でも、ポリプロピレンとプロピ
レン−エチレン共重合体、プロピレン−4−メチル−1
,4−ヘキサジエン共重合体、 7”ロピレンー5−メ
チル−1,4−ヘキサジエン共重合体、プロピレンーメ
+ルー1.4−へキサジエン共重合体が、本発明の効果
の発現点で好ましく、特にエチレン食品l〜25!を量
%(好ましくは2〜20@J1%)で常温キシレン可溶
分3〜40@fi%(好ましくは4〜30]i11%)
かつ、該可溶分中のエチレン含量が20〜75重量%(
好ましくは25〜70重量%)のプロピレン−エチレン
ブロック共重合体が最も好ましい。
ここで、エチレン含量の測定値は、赤外スペクトル分析
とNMRを用いる常法で求められ、また常温キシレン可
溶分の測定は、2gの試料を沸I!キシレン800cc
中に20分浸して溶解させた後室温迄冷却し、G4型ガ
ラスフィルターで濾過および乾燥して求めた固相重量か
ら逆算して値を求める方法による。
次に、これらの変性方法について述べる。
まず、これらのプロピレン系重合体を不飽和有機酸また
はその誘導体で第一次変性をする。具体的には例えば、
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコリン酸
、エタクリン鑓などの不飽和有機酸;無水マレモノ醸、
無水イタコン酸、焦水ノトラコン酸などの不飽和有機酸
の無水物;アクリル酸メチル、マレイン酸モノメチルな
どの不飽和有機酸のエステル:アクリル酸アミド、フマ
ル酸モノアミドなどの不飽和有機酸のアミド;イタコン
酸イミドなどの不飽和有機酸のイミド等をプロピレン系
重合体100@量%に対し0.01〜20玉都%添加し
てグラフト法により変性する。中でもアクリル酸、無水
マレイン酸を用いて変性するのが好ましい0本変性は耐
熱剛性、耐衝重性1寸法安定性、耐クリープ性の向上等
に有効である。
この変性に際しては、変性度合を促進させるためベンゾ
イルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、ジク
ミルパーオキサイド、t−ブチルヒドロパーオキサイド
等の有機過酸化物を用いる。
通常、その配合量はプロピレン系重合体100重看部に
対してo、oo t〜3.0重量部である。変性法は、
特に限定されるものでないが1例えば結晶性プロピレン
重合体に不飽和有機酸またはその誘導体および有機過酸
化物を配合して充分混合し、プロピレン重合体の融点以
上、一般には170〜260℃で0.2〜15分間過熱
溶融混練して行なう。
この際、同時にl&述(c)成分の一部または全景を混
練しても良い、この場合は、(c)成分も変性せしめて
、本発明組成物の衝撃強度の向上、成形反り量、再加熱
反り変形量の低減を図り得る。
次に、この第一次変性したPP中の不飽和・有機酸また
は同誘導体を1〜3価の原子価を有する金属イオンたよ
り中和する。
ここで中和するに用いる1〜3価の原子価を有する金属
イオンとは、元素周期律表における工。
■、m、IV−A、8よび■族の1〜3価の原子価を有
する金属イオンであって、例えばK” 、 Na’ 。
Ag” 、 Cs” 、 [、げ、 Cu” 、 Hg
” 、 B@”、 Mg″。
Sr″、Ca″、 Ha″、Cu″、Cd″、Hg″、
pb″、Sn”、Co″、 Ni″、Fe″、 Zn″
、 Sc”、^l−。
Fs″′、 Y″′等が挙げられる。また、金属イオン
による中和度は5%以上が好ましく、特に10〜60%
のものが好ましい、ここでいう中和度とは本変性PP中
に含まれるカルボン酸金属塩のカルボン酸基とカルボン
酸金属塩の和に対するモル比とLL義され4次のように
表ボされる。但し、第1次変性が無水マレイノ酸のよう
にカルボン酸基を含まない無水物で行った場合には(化
学反応的には実質的に酸反応と同様と推定されるため)
該部分をジカルボン醜として算出する。
中和度(易ol$) = ((c00%)/ [(cOO)I)+ (c00)1
)) ) X 100ここでMは金属イオンを示す。
これらの変性PPは、少なくとも一部が変性されていれ
ばよいので1例えば、一種または二m以ヒの高度に変性
したPPを一種または二種以上の未変性のPPで局所し
たものを用いることができ、この方がむしろ変性度合を
簡単にコントロールできて好ましい方法である。このと
き、変性されたPPと未変性のPPは必ずしも同種のプ
ロピレン系重合体である必要はなく、同種または異種の
ものを適宜選択することにより、好みの品質を選び得る
また、(a)成分全体のM)” R(JIS−K 72
10.230℃、 2.16 Kg荷改)、は一般ニ0
.01〜200 g /10分程程度j>す、中でも0
.1−100 g / 10分のものが好ましく、特に
l〜100 g / 10分のものは射出成形に最適で
ある。MFRが0.01 g /10分未満のものは、
ra形性、外観等が良くなく、200g/10分超過の
ものは耐衝撃性が劣り不適当である。
次に1本発明で用いる上記(b)成分であるガラス繊維
は、平均直径がtoe−以下、好ましくは2〜104m
で、かつ、その表面へのII東剤(これにはいわゆるナ
イジングを目的とした集束成分と樹脂との接着性・相溶
性を目的とした表面処理剤を含む)の乾燥仕上げ後の最
終行i量が0.01〜0.3重量%のものである。ここ
で、平均直径が9〜2ILa、とりわけ7〜2鉢■のも
のは、物性バランス(耐熱剛性、衝撃強度)をより−N
高める点ならびに成形反り変形・再加熱反り変形をより
一層低減化せしめる点で好ましい、このガラス繊維の製
造法は、例えば次のような方法による。
まず、ガラス原石またはマーブル(溶解したガラスを所
定の大きさに成形したガラス玉)をプッシングと称する
採糸炉にて加熱軟化せしめ、訣炉テーブルの多数のノズ
ルから流下させ、この素地を高速度で延伸しながら、そ
の途中に設けた集束剤塗布装置にて浸漬で集束鋼な付着
させて集束し、乾燥して回転ドラムで巻き取る。この時
のノズル径・を法を引取り速度および引取り雰囲気温度
等を調節してガラス繊維の平均直径を所定の寸法にする
。同時に、5に東剤協度1種類、11布時間等を調節し
て乾燥後の最終集束剤付1◆を0.’O1−0,3@礒
%とする。
また、該ガラス繊維の長ざは特定されるものでなく、従
って形態はロービング、チョツプドストランド、ストラ
ンド等何れで、も良いが、プロピレン重合体との混合作
業性上1〜81程度のチョツプドストランドが好ましい
、この場合の集束本数1tiI4常 100〜5000
本が好ましく、特ニ500〜2000本が好ましい、t
たプロピレン重合体への混線後、 の較終長さが平均0
.11瑠以上に得られるならば。
いわゆるミルドファイバー、ガラスパウダーと称せられ
るストランドの粉砕品でも良く、また、速続’Iim雄
糸のステイバー状のものでも良い、力;(ネ1ガラスの
組成は、無アルカリのものが好ましく、例のひとつに 
”E”ガラスがある。
該ガラス繊維は従来のプラスチック補強用に用いられた
ものに較べ、集束性と開繊性の適度なバランスを保持し
ながら集束剤付着量の極低減化をはかった事により、 
tWiAの変性PPおよび場合により後述の特定顔料の
各添加効果と相まって機械的強度、混線性、成形品外観
を大幅に向とせしめた。
ここでガラス繊維の平均直径は電子顕微鏡等により観察
したものであり、また、集束剤付着量は灼熱原料として
計測される価で、具体的な灼熱条件はSOO℃、60分
である。
ガラス繊維の平均直径がlO#Lmを超えると。
機械的強度の向り度が小ざくなり、s、形反り早および
再加熱反り変形量も大きくなる。また、集束剤の付着量
が0.3重量%を超えると、混線性。
機械的強度および成形品外観が悪化し、それぞれ好まし
くない。
なお、ガラスMl!lの集束剤中には表面処理剤は必ず
しも含まれていなくてもよいが1通常はシラン系、クロ
ーム系、チタン系等のカップリング剤等を含み、でもγ
−グリシドキシプロピルートリメトキシシランなどのエ
ポキシシラン、ビニルトリクロロシランなどのビニルシ
ラン、γ−アミノプロピルートリエトキシシランなどの
7ミノシラン等のシラン系カップリング剤を含むのが好
ましい、この集束剤処理に際して、、I!:イオン型、
陽イオン型、陰イオン型等の各種の界面活性剤や脂肪雌
、金属石鹸、各種反応性樹脂等による処理を併せて行な
うことは、機械的強度、耐熱性や混線性の向上の点で好
ましい。
ここで、集束成分と表面処理剤との最終含宥比率は特に
限定はしないが、 20:8G〜80:20の範囲が比
較的良好な機械的強度、混線性および成形品外観につい
てバランスのとれた性能が得られる。
本発明に用いられる集束剤の集束成分はガラス繊維に通
常用いられるサイジング剤であって。
フィルム形成剤、柔軟剤、帯電防止剤、潤滑剤等により
構成させるが、変性または未変性のポリオレフィン類の
みでもよい。
本発明で場合によって用いることのできる(c)成分の
エチレン系ゴムは、94えばエチレン・プロピレン共重
合体コム、エチレン・プロピレン会ジエン共重合体ゴム
、エチレン・ブテン−1共重合体ゴム等であg、好まし
くはエチレン含量が90〜40重量%で、かつ、ムーニ
ー粘度ML  1+。
が5〜120程度のものであるφ この (c)成分は不飽和有機酸またはその誦導体で予
め変性したものでもよい、(c)成分は得られた成形物
の衝撃強度の向上、成形反り量の減少、再加熱成形反り
量の減少1寸法精度の向上に有効である。
本発明で場合により用いることのできるもう一つの(d
)成分である特殊な顔料は、3.5以上のモース硬度を
有する成分が、(d)成分中の分散剤成分を除く着色成
分中の30重量%未満である顔料である0通常、顔料は
分散剤成分と着色剤成分とで出来ているが、この特殊顔
料はと記のものであり、b(ましくは高硬匹成分が15
東+li%以下。
特に好ましくは5屯に%以下のものである。
この顔料は、有機または無機、もしくは天然または合成
品を問わず、どの方法で装造されたものでもよい。
モース硬度が3.5以上の着色剤成分の具体例としては
、酸化チタン、ホワイトカーボン(微粉末ケイ酸)、酸
化鉄類(ベンガラ、黄酸化鉄、鉄黒等) 鉄粉、銅粉等
がある。また、モース硬度が3,5未満の着色成分の具
体例としては、硫化亜鉛、酸化亜鉛、j9白、キナクリ
ドンレッド、ペリレンレッド アリザリンレーキ、ポリ
アゾレット、黄口M船、インインドリノンエロー、ペン
ジジンエa−,キノフタリンエロー、カーボンブラック
、7ニリンプラツク、フタロシアニンブルー、炭酸カル
シウム、タルク、アルミニウム粉、銅粉、11粉等があ
る。これらは1表面処理して用いることができ、また、
併用もできる。
(d)成分としての顔料は、いわゆる分散剤を含まなく
てもよいが1通常は5〜95重量%の分散剤を含有する
0分散剤としては、全属石嶋類や各種樹脂、界面活性剤
等を用いることができ、具体的には、例えばステ7りン
酸、ラウリン酸等の高級脂肪酸のカルシウム、マグネシ
ウム、アルミニウム、亜鉛、リチウム等の金属塩:ポリ
エチレンパーIクス、ポリプロピレンワックス、ポリエ
チレンパウダー等の樹脂;ポリエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール等またはその塩等のポリアルキ
レングリコール類があり、これらは併用することもでき
る。また、増量剤や改質剤の併用もできる。
この(d)成分中のモース硬濱3.5以上の成分が上記
の範囲を超えて存在すると、成形品の機械的強度が低下
し、また、成形反り量が増大するので好ましくない。
なお、樹脂組成物中に分散した(d)成分中の着色成分
のモース硬度を測定する方法としては、その組成物を有
機溶剤抽出法で成分分離する方法(例えば、キシレン中
140〜150℃−1’1〜2時間浸漬溶解せしめ1円
筒濾紙で着色成分およびフィラーと樹脂とを分離する。
)、またはその組成物を焼いてフィラーおよび着色成分
を取り出した後、フィラーを分離して取り出した着色成
分について測定値を求める方法等がある。
本発明tRIt物は、h記(a)8よび(b)成分と場
合により配合できる一ヒ記(c)および(d)4分を配
合することを特徴としており、それらの配合割合は(a
)の変性PP20〜98兎量%、好ましくは35〜95
重省%:(b)のガラス繊!12〜40ii11i%、
好ましくは5〜35重慣%:(c)のエチレン系540
〜40重量%、好ましくは0〜30重量%;(d)の顔
料の上記(a) 〜(c)m分合計1t1001@部に
対してθ〜10重量部、置部しくは001〜lO取景部
、より好ましくは0.1〜5盃量部である。(a)成分
が20重量%未満では成型性が不良であり、一方、98
1.t%%を超えると本発明の効果を期待し得ない、(
b)成分が2重量%未満では耐熱剛性が不足し、一方、
40重量%を超すと成型品外観と混線性が悪くなり、ま
た、経済的にも不利となる。(c)成分が40重量%を
超すと耐熱剛性が著しく低下する。(d)成分が10!
を置部を超える2分散剤等に起因する物性低下を生じ、
また、経済的にも不利となる。
本発明組成物は、その効果の発現を著しく損わない萄囲
内(通常組成物全量の30重季%以下)で、これら (
a)〜 (d)成分の外に種々の付加的成分を添加する
ことができる。
それらの付加的成分としては1表面処理を施したかまた
は無処理の上記(b)成分以外の無機または有機フィラ
ー(例えばタルク、マイカ、炭酸カルシウム、(!i質
、軽質、膠質)、硫酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ク
レー、*酸マグネシウム、アルミナ、シリカ、硫酸カル
シウム、ガラスピーズ、ガラス粉末、中空ガラス球、珪
砂、珪石、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム。
塩基性炭酸マグネシウム、アスベスト、ゼオライト、モ
リブデン、珪蓬土、・セリサイト、シラス。
黒鉛、水酸化カルシウム、亜硫酸カルシウム、石膏繊維
、TR素素繊維1成成ケイ酸系フアイバーPMF:プロ
セスドミネラルファイz<−)、石英粉、ベントナイト
、金属ホイスカー、木粉、芳香族ボリアこド繊維、WL
酸ソーダ) ;上記(e)成分以外の変性または未変性
のゴムまたはラテックス成分(例えばスチレン−ブタジ
ェンゴム、1.2−ポリブタジェン、ブチルゴム、スチ
レン−ブタジェン−スチレンブロック共重合体、同水素
添加物、ニトリル−ブタジェンゴム、ポリイソブチレン
、ポリブタジェン、ポリインプシン等);上記(a)成
分以外の熱可塑性樹脂(例えば、高、中あるいは低密度
ポリエチレン、ポリブテン等のポリプロピレン以外のα
−オレフィンの単独重合体。
ポリプロピレン以外のα−オレフィン同志の共重合体、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、無水マレイン酸グラフ
トポリエチレン等のプロピレン以外のα−オレフィンと
ビニル単量体との共重合体および同樹脂の前記中和変性
品等のすレフイン重合体樹脂、ならびにポリアミド、ポ
リカーボネート、7クリロニトリルーブタジエンースチ
レン樹脂(ABS)、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、
ポリフェニレンエーテル等のオレフィンi合体mm以外
の樹脂) :熱硬化性樹脂;酸化防止剤(フェノール系
、イオウ系等):滑剤;上記(d)成分以外の各種着色
剤;紫外線吸収剤;帯電防止剤:分散剤;銅害防止剤、
中和剤−発泡剤;可塑剤;気泡防止剤;難燃剤:架橋剤
;流れ性改良剤:ウェルド強度改良剤;塗装性改良剤;
光安定剤;核剤等を挙げることができる。
これらの各種樹脂、フィラー、助剤の添加は。
物性バランスや混練性、成型品表面特性(成型品外観、
耐傷付性、光沢、ウェルド外観、シルバーストリーク、
ブローマーク等)、印刷性、塗装性、接着性、メッキ性
、タッピング性、成型加工性、混線性、ウェルド強度、
耐久性等の向上に有効である。これらの付加的成分は、
併用して添加することもできる。
本発明組成物は、−軸押出機、二軸押出機、バンバリー
ミキサ−、ロール、ブラベンダープラストグラフ、ニー
ダ−等の通常の混線機を用いて製造することができる。
この際、上記(b)成分、(c)成分または(a)成分
等の一部を除いて予め二軸押出機等を用いて造粒し、そ
の後該一部を除いた成分を加えて一軸押出機等にて造粒
してもよい。
通常は押出a等で混練してペッレト状のコンパウンドに
した後、加工に供するが、特殊な場合は、上記(a)〜
(d)成分を各単独で、または一部事前に混練したもの
を直接各種成型機に供給し、成形機で混練しながら成形
することもできる。またpめ (a)成分に(b)〜(
d)成分を単独または一部をブレンドしたものを高濃度
に混練してマスターパッチとし、それを別途(a)また
は (c)成分で希釈しながらブレンドコンパラディン
グしたり4成形したりすることもできる。また1例えば
、ロービング状の (b)成分を押出機のベント孔やダ
イス部分から連続的に供給してコンパウンドすることも
できる。
本発明組成物の成形加工法は1例えば比較的MFHの低
いものは押出成形して各種熱成形する方法が、また比較
的MFRが高いものは射出成形が適する1gIIIも、
押出成形、中空成形、射出成形。
シート成形、熱成形、回転成形、積層成形等成形法の違
いを問わず、成形品において本発明効果は発揮される。
このようにして得られた本発明組成物は(a)成分の金
属イオンにより交差結合して、従来のガラス繊維補強プ
ロピレン系樹脂組成物には無い高度の機械的強度、特に
実用上重要な衝撃強度と変形域での高温弾性率とのバラ
ンス、美麗な成形品外観および低減な反り変形を各々発
現し、同時に耐衝撃性、塗装性、印刷性、タフピング性
、成形性、ウェルド強度等も良好であった。
本発明の組成物は上記の点で優れるほか、再加熱成形反
り、混練性、ウェルド強度、耐傷付性も良好で、更に1
1iIliv張係数も小さく(高温雰囲気下での寸法安
定性が良好)、高レベルの品質が要求される工業部品、
例えばインストルメントパネル、スポイラ−、フェンダ
−、ファンシュラウド等の大型自動車部品や各種電気製
品部品等への適用が可使である。
〔、(k例] 以下に実施例を示して本発明を具体的に説明するが こ
こで用いられた各種試験法は次のとおりである。
f・ 耐熱剛性(100℃三点曲げ弾性率)JIS−K
 7203に準拠、但し、算出は2ms歪点での応力を
求め、それとの勾配で行なう0通常求められる弾性率は
、いわゆる初期勾配から算出されるが、実用トからは、
むしろ一定の歪を与えられた時点での応力から求める方
が意義穴である。
・2・ #す強度 サポート(穴径40層■)上に設置した試験片(100
X100X3各−■)に荷重センナであるダートを落下
させ(l■X5kgf)、試験片の衝#荷正における変
形破壊挙動を測定し、得られた衝撃パターンにおける亀
裂発生点までにおいて吸収された衝撃エネルギを算出し
、材料の衝撃強度とした。′a定定置囲気温度23℃で
ある。
ジゝ ritt1品外[I(着色度合、シルバーストリ
ーク状況等) 200−■径×2I1m厚の円板状試片(ゲート:la
mのピンポイント)の着色度合、シルバーストリーク状
況等を目視で観察し1次の様に判定した。
1級:着色美麗でシルバーストリークも殆どない 2級:着色美麗でシルバーストリークがゲート付近に認
められるのみ 3級二着色むらや着色不鮮明またはシルバーストリーク
が目立ち、実用に耐えない ■ 反り変形(成形反り) 上記■の丸板試片を23℃、50%RHの雰囲気で72
時間放置した後、それを定盤とに静置し、その最大変形
量を成形反り量としてノギスで測定する。この場合1反
り量がlog箇以下のものは実用上特に良好である。
また、各実施例および比較例で用いた(a)〜(d)成
分は次のとおりである。
(a) m分 A + :  M F R2B710分、C2含19を
量%、常常温キシレン可溶分2重重量(該成分中の02
合量60重量%)のプロピレン・エチレン−ブロック共
重合体を無水マレイン酸(変性濃度0.05重量%)で
変性した後、炭酸亜鉛にて中和度30%に変性したちの
Az :  M F R19、5g/、10分、5−メ
チル−1,4へキサジエン含量2.7モル%のプロピレ
ン・5−メチル−1,4へキサジエンーラ/ダムノ丈工
合体を無水マレイン酸(変性濃度12.2重畳%)で変
性した後、酢酸亜鉛にて中和度20%に変性したもの A、:   MFR1Og/10分、Cス含量6重量%
、常温キシレン可溶分23重1%(該成分中の02含1
28;IEQ%)のプロピレン・エチレン−ブロック共
重合体 A a : M F R8B710分、C2含量SZ量
%、常温キシレン可溶分14重量%(該成分中の02含
早704量%)のプロピレンeエチレンーブロック共重
合体 A5:前記A、の中和を行わないもの Aa、前記A2の中和を行わないもの (b)成分 B1:平均直径9ル1.集束剤付着量0.l8iii%
B2;仝6ルj 、 0.22重量% B3・仝13ル鴫、 0.58重塁% (c)成分 C2,ムーニー粘度70.エチレン含f 7Jt 1%
のエチレン・プロピレンゴム(EPR)C2: ムーニ
ー粘lF2O、エチレン含量74g 量%のEPR (d)成分 Fに一1二酸化亜鉛、カーボンブラック、酸化チタンお
よびステアリン酸アルミニウ1. (分散剤)を用いて
調色した灰色顔料(着色成分中のモース硬度3.5以上
の成分、即ち。
酸化チタンの割合は2重量%) 灰−2=酸化チタン、硫化亜鉛、鉄黒、カーボンブラッ
ク、ホワイトカーボンと分散剤を用いて調色した灰色顔
料(着色成分中のモース硬度3.5以上の成分、即ち、
##化チタン、fk黒およびホワイトカーボンの合計1
合は45重量%) 茶: ベンジジンエロー、キナクリドンシー2ド。
硫化亜鉛、カーボンブラックを用いて調色した茶色顔料
(モース硬度3.5以上の成分は含まず) 青:  フタロシアニンブルー、酸化チタン、アニリン
ブラック、酸化亜鉛と分散剤を用いて調色した青色顔料
(着色成分中のモース硬度3.5以上の成分である酸化
チタンの割合は1重量%) 実施例1〜4および比較例1〜4 第1表に示す(a)〜(d)成分の外に、フェノール系
酸化防止剤とイオウ系酸化防止剤を各o、l亜輩%配合
し、温度210℃でベント付スクリュウ押出機(単軸1
00−  径)にて混練造粒した。この後、スクリュー
インライン射出成型機にて評価測定用試片および円板状
試片を成形し評価した。
結果は第1表に示す。
第1表から明らかなように1本発明の実施例1〜4の組
成物は良好な品質バランスを示す、即ち、これらの組成
物はすぐれた機械的強度および良好な外観を有するとと
もに、成形反り量も少ない、また、実施例4のmm物を
用いて、工業部品を想定した輻300諺■×長さ800
■■×厚さ31−のモデル、f&を成形したところ、成
形性も良好で、外観、ヒケ、反りも問題なく、実用充分
な物性を有し、塗装性や耐傷付性も良好な成形品が得ら
れた。
一方、比較例1〜4の組成物は、それぞれ品質バランス
上問題があり1反り量が過大であったり、機械的強度が
低水準であったり、あるいは成形品外観が不良であった

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の(a)〜(d)の各成分からなることを特
    徴とするガラス繊維補強プロピレン重合体組成物。 (a)少なくともその一部が、不飽和有機酸またはその
    誘導体で変性され、かつ、1〜3価の原子価を有する金
    属イオンにより中和されたプロピレン系重合体20〜9
    8重量% (b)平均直径が10μm以下で、かつ、集束剤付着量
    が0.01〜0.3重量%であるガラス繊維2〜40重
    量% (c)エチレン系重合体ゴム0〜40重量%(d)分散
    剤成分を除く着色成分中、モース硬度3.5以上の成分
    が30重量%未満である顔料を上記(a)、(b)およ
    び(c)成分の合計量100重量部に対して0〜10重
    量部。
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