JPS61121352A - 抵抗トリミング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、電子回路作成装置に用いられて、チップ抵
抗器を順次供給しかつ所定の抵抗値となるようにトリミ
ングする抵抗トリミング装置に関するものである。

従来の技術 従来の厚膜ハイブリッド【Ｃの機能トリミングは、抵抗
ペーストをスクリーン印刷し、焼成後の回路特性を測定
し、その回路の特性が所定の値になるようにトリミング
するものであった。

また、半固定ボリュームで電子回路の調整を行なうもの
もあった。

発明が解決しようとする問題点 前記抵抗ペーストを印刷するものでは、印刷技術が重要
となり、抵抗ペースト厚のバラツキ、印刷ずれによる電
極部付近の切断、レーザー出力の低下などにより、トリ
ミング不良が発生した場合、回路全体が不良となってし
まうため、歩留まりが悪く、生産性が低いという欠点を
有していた。

また、前記の半固定ボリュームを用いるものでは、調整
のばらつき等があって、精度が悪（、生産性が低いとい
う欠点を有していた。

この発明の目的は、上記従来の欠点を解消することであ
って、歩留まりの向上と生産性の向上を図ることである
。

問題点を解消するための手段 この発明は、基板に装着する個々のチップ抵抗器をレー
ザ装置でトリミングするものであって、所定の順にチッ
プ抵抗器を搬送してトリミングする定搬送経路を設け、
かつトリミング不良となった場合に、そのチップ抵抗器
と同品種の部品をトリミングして前記定搬送経路に繰り
入れる再搬送経路を設けたものである。

作用 この構成によると、トリミング不良が生じた場合に、そ
の不良部品と同品種のチップ抵抗器を再搬送経路で送っ
てトリミングし、定搬送経路の不良部品のあったチップ
抵抗器配列順位へ繰り入れることができる。

そのため、トリミング不良が生した場合に、そのトリミ
ング不良のチップ抵抗器が使用不可能となるだけですみ
、従来のように電子回路の全体を使用不可能とすること
がなく、歩留りが良い。また、トリミング不良の場合に
、そのチップ抵抗器のみのトリミングをやり直せば良く
、電子回路の全体を作り直す必要がないので、生産性が
良い。

また、トリミング不良が生じたときに、再度供給するチ
ップ抵抗器は、トリミング不良の部品のあった順位と同
じ配列順位に繰り入れることができるので、後工程の部
品装着装置による回路基板への部品装着順位を変更する
必要がなく、そのため部品装着装置の制御が容易で、か
つより一層生産性の向上が図れる。さらに、レーザ光で
トリミングするので、従来の半固定のボリュームを用い
るものに比べ、精度が良く、また生産性が良い。

実施例 この発明の一実施例を第１図ないし第７図に示す、第１
図において、１は常搬送経路となる常搬送コンベヤ、２
は再搬送経路となる再搬送コンベヤであり、互いに平行
に設置されている。これら富搬送コンベヤ１および再搬
送コンベヤ２は、コンベヤベルトとして薄膜テープが用
いられており、例えば７００〜８’ＯＯｆｌ／ｓｅｃ　
、の速度で搬送可能である。なお、常搬送コンベヤ１お
よび再搬送コンベヤ２のコンベヤベルトの裏側と対向し
て、磁石（図示せず）が長手方向に沿い固定配置しであ
る。この磁石により、コンベヤベルト上の搬送物の幅方
向位置および姿勢の規制が行なえる。これらコンベヤ１
．２の始端近傍の側方に、多数の部品カセット３が並べ
て配置してあり、部品カセット３から常搬送コンベヤｌ
および再搬送コンベヤ２へ各種のチップ抵抗器４を積載
する部品供給装置５が設けである０部品供給装置５によ
る常搬送コンベヤ１への部品積載は、予じめプログラム
した所定の順で行なわれ、再）股送コンベヤ２への積載
は、トリミング不良が生じた場合のみ行なわれる。部品
供給装置５の構造については、後に第５図と共に、説明
する。

常搬送コンベヤ１および再搬送コンベヤ２の中間に１よ
、チップ抵抗器４を一時的に位置決めして保持する第１
位置決め保持装置７と、第２位置決め保持装置８とが設
けられ、その上方に、レーザ装置９が設置されている。

前記位置決め保持装置７．８の下手側で、再搬送コンベ
ヤ２から常搬送コンベヤ１ヘチップ抵抗器４を送る経路
替え装置１０が設けられ、かつさらに下手例で常搬送コ
ンベヤ１に不良部品排出装置１１が設けられている。

常搬送コンベヤｌの終端の近傍に、取出し用位置決め装
置１２が設けられ、これに保持されたチップ抵抗器４が
、装着装置１３の吸着ノズルで基板１４に装着される。

１３ａは装着装置１３の吸着ノズルの移動経路である。

第１位置決め保持装置７は、第２図のように構成されて
いる。常搬送コンベヤｌ上に、中央ガイド部材１５と、
側部ガイド部材１６とが設けられて、これらの間により
、チップ抵抗器４が一列に移動可能な第１ガイド溝１７
がコンベヤ搬送方向に沿って形成されている。第１ガイ
ド溝１７の終端と対向して、ストッパ面１８を形成する
前ガイド部材１９が配設され、ストッパ面１８で止まっ
たチップ抵抗器４を、再搬送コンベヤ２と反対側へ押出
す押部材２０が設けである。押部材２０は先端上部に部
品浮き上り防止片２０ａを有し、押出用シリンダ２１に
取付けられている。その押出位置に、押出されたチップ
抵抗器４を決む抵抗値測定用の画定電極２２と可動電極
２３とが設けである。２５．２６はリード線である。可
動電極２３は、支軸２７回りで水平回動自在であり、引
張ばね２８により、チップ抵抗器４への押付側に回動付
勢され、かつストッパ７５に接して回り止めされている
。ス）７バ７５はねじ部材からなり、位置調整が可能で
ある。固定電極２２は、側部ガイド１６の一部とで、送
出用ガイド溝２９を形成している。

第２位置決め保持装置８は、中央ガイド部材１５と側部
ガイド部材３０とで再搬送コンベヤ２上に形成された第
２ガイド溝３１と、前記押部材２０とで構成されている
。押部材２０は下面に部品通過溝３２を有し、押部材２
０の引込状態で部品通過？Ｍ’３２は’ｉ２ガイド溝３
１と整合する６押部材２０の一側面に、チップ抵抗器４
の抵抗値ｊす走用の固定電極３３が取付けられ、かつこ
れと対向して第２ガイドｍ３１内に先端が進入する可動
電極３４が設けられている。可動電極３４は進退シリン
ダ３５に取付けられて矢印す方向に進退し、かつカム３
Ｇにローラ３７で接して上下動する。３日はガイドビン
である。カム３６は、可動電極３４が押部材２０側へ進
んだときに、可動電極３４を下降させ、後退すると可動
電極３４をチップ抵抗器４の通過を妨げない高さまで上
昇させるように形成しである。

経路替え装置ｌＯは、経路替えガイド溝３９を前記のガ
イド部材１９と、第２前ガイド部材４゜とで構成し、か
つエアーノズル４１を設けたものである。経路替えガイ
ド溝３９は、始端が第２位置決め保持袋ｆｉ８の第２ガ
イド溝３１に整合し、終端が常搬送コンベヤ、１上の送
出用ガイドｆｓ２９に続いている。経路替えガイド溝３
９には遇明の蓋板４２を設けである。エアーノズル４１
はクリーンエアーを吹出すものである。

第３図は、不良部品排出装置１１を示す、４３は常順送
コンヘヤ１で搬送されるチップ抵抗器４を側方へ落下さ
せる部品落下部材であり、先端がテーパ面に形成されて
いる０部品落下部材４３は、ガイド４４により常搬送コ
ンベヤｌの横断方向（矢印Ｃ方向）に進退可能に支持さ
れ、進退シリンダ４４により進退駆動される。４５は箱
状の部品受けであり、支持部材４６に着脱自在に配置さ
れている。

第４図は取出し用位置決め装置１２を示す。４７はガイ
ド溝形成部材であり、後端が閉じた取出用ガイドｉＪ！
ｔ４８が形成しである。取出用ガイド溝４８の一側部は
、部品浮上り防止板４９で覆っである。

取出用ガイドａ４８の中間に、シリンダ５０で進退駆動
されるストッパ５１が設けてあり、チップ抵抗器４が１
個のみ取出用ガイド溝４８の１＆端に位置決めされるよ
うにしている。

第５図および第６図は、この抵抗トリミング装置を装備
した電子回路作成装置の全体を示す。部品装着装置１３
と並んで、基板１４に接着剤を塗布する接着剤塗布装ｆ
５３が設けである。基板１４は、２枚がＸＹテーブル５
４上に位置決めして保持され、各々に接着剤塗布および
チップ抵抗器４の装着が行なわれる。５５．５６はＸＹ
テーブルの駆動モータである。ＸＹテーブル５４への基
板１４の搬入および搬出は、各基板搬送コンベヤ５７゜
５８により、矢印ｄ方向に行なわれる。５９．６０は駆
動モータである。　１１１１人１μｊの基板搬送コンベ
ヤ５７の途中に電子回路針側ユニット６１が設けである
。定搬送コンベヤｌおよび再搬送コンベヤ２は、終端の
駆動モータ６２．６３で駆動される。

６４は第１および第２の位置決め保持装置７．８（第１
図）のユニットを示す。

各部品カセット３は、テープリール６５を各々有し、そ
のテープ６６にチップ抵抗器４が一列に並べて取付けら
れている。６７は部品供給用進退枠であり、進退シリン
ダ６８により、ガイトロ９に沿って進退駆動される。部
品供給用進退枠６７に、部品吸着ノズル６（第１図）が
部品カ七ノト３と同じ数だけ、−列に並べて昇降可能に
取付けである０部品供給進退枠６７の進退および部品吸
着ノズル６の昇降により、部品カセット３のチップ抵抗
器４の常搬送コンベヤｌおよび再搬送コンベヤ２への積
載が行なわれる。第１図において、６ａは部品吸着ノズ
ル６の移動経路を示す。

レーザ装置９は、レーザ発振器７０と、スキャン光学系
ユニット７１からなり、レーザ光を、第１位置決め保持
装置７および第２位置決め保持装置８に保持されたチッ
プ抵抗器４に照射可能である。

チップ抵抗器４は、第７図のように、セラミック等の基
材７２の上面に抵抗体７３を設け、かつ両端に電極７４
を設けて接続したものである。

上記構成の動作を説明する。第１図に示すように、常搬
送コンベヤ１上に、部品カセット３の各種のチップ抵抗
器４を、部品供給装置５により、所定の順序で積載する
。積載されたチップ抵抗器４は、席駁送コンヘヤｌ上で
搬送されて、第１位置決め保持装置７の第１ガイドｆ１
１７（第２図）に入り、先端のものがストッパ面１Ｂで
止まって複数個連続した状態となる。先端のチップ抵抗
器４は、押出用シリンダ２１の駆動により、押部材２０
で押されて固定電極２２と可動電極２３との間に押込ま
れる。このとき、可動電極２３は、チップ抵抗器４の進
入により、引張ばね２８に抗して若干押し開かれる。こ
のように、チップ抵抗器４を位置決め保持した状態で、
レーザ装置ｉ！９により、チップ抵抗器４の抵抗体７３
（第７図）のトリミングを行なう、このトリミングは、
固定電極２２および可動電極２３を介して、チップ抵抗
器４の抵抗値を測定しながら、所定の抵抗値となるよう
に行なう、所定の抵抗値は、電子回路計測ユニット６１
により、基板１４の回路の特性を計測し、電子回路の特
性が所定値となるように定める。

トリミングが終ったチップ抵抗器４は、第１ガイド溝１
７内の次のチップ抵抗器４を押部材２０で押すときに、
そのチップ抵抗器４で押されて固定電極２２と可動電極
２３の間から送出用ガイド７１１２９へ押し出される。

この押出し時に、チップ抵抗器４０１を極４は、固定電
極２２と可動電極２２と摺れることにより、酸化被膜が
削り取られる。

押し出されたチップ抵抗器４は、常眼送コンベヤｌで搬
送されて、取出し用位置決め装置１２の取出用ガイド１
４８に入り、その先端で位置決めされ、部品装着装置１
３により基板１４に装着される。

第１位置決め保持装置７で保持されたチップ抵抗器４を
レーザ装置９でトリミングするときに、トリミング不良
が生じたときは、固定電極２２と可動電極２３とを介し
て検出される抵抗値が、所定範囲内にあるか否かにより
、トリミング不良と判断される。トリミング不良と判断
した場合は、その信号により、次の各動作に切り替える
。すなわち、次のチップ抵抗器４を押部材２０で押して
そのトリミング不良のチップ抵抗器４を押し出したとき
に、押部材２０は進出したままの位置で止める。押出さ
れた不良チップ抵抗器４は、常搬送コンベヤｌで搬送さ
れ、不良部品排出装置ｉｌｌの部品落下部材４３を進退
シリンダ４４で進出させておくことにより、搬送に伴な
って部品落下部材４３で横倒に寄せられ、部品受け４５
内に落下する。

一方、トリミング不良のチップ抵抗器４と同種のチップ
抵抗器４を、部品供給装置５により、部品カセット３か
ら再搬送コンベヤ２へ積載する。積載されたチップ抵抗
器４は、第２位置決め保持装置８の第２ガイド溝３１に
入り、押部材２ｏの固定電極３３に当って停止する。こ
のとき、押部材２０は進出位置にあり、固定電極２２が
第２ガイド１３１を閉じる位置に来ている。ついで、可
動電極１７が進退シリンダ３５で押されて、固定電極３
３倒へ前進しながら下降し、チップ抵抗器４を固定電極
３３とで挟み込んで保持する。この状態で、固定型８ｉ
３３と可動電極３４とを介し、チップ抵抗器４の抵抗を
計測しながら、レーザ装置９によりトリミングする。ト
リミングが終ると、押部材２０を押出側シリンダ２１で
引込位置に戻す。

これにより、押部材２０の部品通過溝３２が第１ガイド
ｉ３１と整合し、チップ抵抗器４は部品通過１３２を通
って経路替えガイド溝３９に込る。経路替えガイド１ｆ
ｉ３９内をエアノズル４Ｉを通過するまでチップ抵抗器
４が進むと、エアノズル４１からエアブロ−が行なわれ
、チップ抵抗器４は風圧で押されて経路替えガイド溝３
９内を移動し、常搬送コンベヤｌの送出用ガイド溝２９
まで移動する６そして、このチップ抵抗器４は、前記と
同様に、取出し用位置決め装置１２から部品装着装置１
３により、基板１４に装着される。また、再搬送コンベ
ヤ２上の前記チップ抵抗器４のトリミングが終って、前
記のように押部材２０が引込位置に戻った後、押部材２
０は通常の動作を耳び開始し、常搬送コンベヤ１上のチ
ップ抵抗器４のトリミングが行なわれる。

このようにして、トリミングが続けられるが、前述のよ
うに、トリミング不良が生じた場合に、その不良チップ
抵抗器４と同品種のチップ抵抗器４を再搬送コンベヤ２
で送ってトリミングし、定搬送コンベヤ１の不良部品の
あったチップ抵抗器配列順位へ繰り入れることができる
。そのため、トリミング不良が生じた場合に、そのトリ
ミング不良のチップ抵抗器４を取り替えるだけで、電子
回路の１００％の良品生産ができ、従来のように電子回
路の全体を使用不可能とすることがない。

したがって、歩留りが良い。また、トリミング不良の場
合に、そのチップ抵抗器４のみのトリミングをやり直せ
ば良く、電子回路の全体を作り直す必要がないので、生
産性が良い。また、トリミング不良が生じたときに、再
度供給するチップ抵抗器４は、トリミング不良のチップ
抵抗器４のあった順位と同じ配列順位に繰り入れること
ができるので、後工程の部品装着装ｆｆ１１３による回
路基板１４への部品装着順位を更変する必要がなく、そ
のため部品装着装置１３の制御が容易で、かつより一層
生産性の向上が図れる。さらに、レーザ光でトリミング
するので、従来の半固定のボリュームを用いるものに比
べ、精度が良く、また生産性が良い。

なお、前記実施例では、常搬送コンベヤｌと再搬送コン
ベヤ２とを平行に設置したが、必ずしも平行としなくて
もよく、再搬送コンベヤ２から常搬送コンベヤｌの途中
へのチップ抵抗器４の移送が可能であればよい。

発明の効果 この発明の抵抗トリミング装置は、都留りの向上と、生
産性の向上を図ることができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の概略斜視図、第２図はそ
の位置決め保持装置等の平面図、第３図は同しくその不
良部品排出装置の平面図、第し図は同じくその取出し用
位置決め装置の平面図、第５図はこの実施例の抵抗トリ
ミング装置を装備した電子回路作成装置の平面図、第６
図はその側面図、第７図はチップ抵抗器の断面図である
。 ｌ・・・常搬送コンベヤ、２・・・再搬送コンベヤ、３
・・・部品カセット、４・・・チップ抵抗器、５・・・
部品供給装置、７・・・第１位置決め保持装置、８・・
・第２位置決め保持装置、９・・・レーザ装置、ＩＯ・
・・経路替え装置 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　チップ抵抗器を搬送する定搬送経路および再搬送経路
   と、前記再搬送経路から前記定搬送経路に電子部品を移
   す経路替え装置と、この経路替え装置よりも上手側で前
   記定搬送経路および再搬送経路にそれぞれ設けられて前
   記チップ抵抗器を位置決め保持する２台の位置決め保持
   装置と、これら位置決め保持装置で保持されたチップ抵
   抗器をトリミングするレーザ装置と、前記定搬送経路に
   前記位置決め保持装置よりも下手側でもうけられてトリ
   ミング不良のチップ抵抗器を排除する不良部品排出装置
   と、前記定搬送経路にチップ抵抗器を所定の順に供給し
   かつ前記定搬送経路のチップ抵抗器の前記レーザ装置に
   よるトリミングが不良となったときに前記再搬送経路に
   そのトリミング不良のものと同品種のチップ抵抗器を供
   給する部品供給装置とを備えた抵抗トリミング装置。