JPS61119604A - 鉄系焼結合金からなる軸受材料の製造方法 - Google Patents
鉄系焼結合金からなる軸受材料の製造方法Info
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- JPS61119604A JPS61119604A JP23863784A JP23863784A JPS61119604A JP S61119604 A JPS61119604 A JP S61119604A JP 23863784 A JP23863784 A JP 23863784A JP 23863784 A JP23863784 A JP 23863784A JP S61119604 A JPS61119604 A JP S61119604A
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- bearing material
- rolling
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、鉄系焼結合金からなる軸受材料の製造方法に
関するものである。
関するものである。
従来の技術
従来のバックメタルを用い念軸受材料としては銅係、主
にCW−10%、 5n−10%pb合金が用いられて
いた。この合金系はphにより潤滑特性を確保し、Cμ
−Sル 合金相により強度を持次せていた。
にCW−10%、 5n−10%pb合金が用いられて
いた。この合金系はphにより潤滑特性を確保し、Cμ
−Sル 合金相により強度を持次せていた。
発明が解決しようとする問題点
上記CtL−5n合金相では高荷重に対して十分な強度
を持たないことから、高荷重軸受には不適当であった。
を持たないことから、高荷重軸受には不適当であった。
このことから鉄系の同様の軸受材料が望まれている。し
かし鉄系ではバックメタルとの接合強度が弱いという欠
点があった。また鉄系では焼結温度が1000〜115
0℃と蔦いのに対して鉛の融点が低い九め、この焼結の
際に鉛が融けて焼結体内の気孔を移動して偏析する傾向
があった。
かし鉄系ではバックメタルとの接合強度が弱いという欠
点があった。また鉄系では焼結温度が1000〜115
0℃と蔦いのに対して鉛の融点が低い九め、この焼結の
際に鉛が融けて焼結体内の気孔を移動して偏析する傾向
があった。
第2図の(イ)、(Jl)はその状態金示すもので、F
−粉とCtL−Sn合金粉とpb粉をに)図に示すよう
に混合したものを焼結すると、(同図に示すように、F
gとCμmSn粒子の間にpbが偏析してしまう。
−粉とCtL−Sn合金粉とpb粉をに)図に示すよう
に混合したものを焼結すると、(同図に示すように、F
gとCμmSn粒子の間にpbが偏析してしまう。
問題点を解決するための手段及び作用
本発明は上記のことにかんがみなされたもので、鉄粉に
対して鉛をケルメツ)((’W−pb)粉で添加するこ
とにより焼結体中に鉛が偏析するのを防ぎ均一な焼結体
を得るようにしたものである。
対して鉛をケルメツ)((’W−pb)粉で添加するこ
とにより焼結体中に鉛が偏析するのを防ぎ均一な焼結体
を得るようにしたものである。
すなわち、本発明は、鉄、ケルメツト、スズの特定比率
からなる混合粉末を用い、800〜900℃の鉄系とし
ては比較的低温で焼結することにより、自己潤滑性に富
み、十分な強度、均一な組織を有する鉄系焼結合金をバ
ックメタルに接合することができ、高荷重用軸受として
十分機能を発揮する軸受材料t−i造する方法である。
からなる混合粉末を用い、800〜900℃の鉄系とし
ては比較的低温で焼結することにより、自己潤滑性に富
み、十分な強度、均一な組織を有する鉄系焼結合金をバ
ックメタルに接合することができ、高荷重用軸受として
十分機能を発揮する軸受材料t−i造する方法である。
そしてその要旨とするところは、鉄<pg)を主成分と
し、5〜30チケルメツト(3〜20a1bcLL、
2〜l o%Pb)、1〜5esスズ(5yz)を含有
する混合粉末を鋼板上に散布後、800〜900℃で1
次焼結を行ない、次にこの焼結体を所定の密度に圧延し
、さらに800〜900℃で2次焼結し、その後2次圧
延を行ない、ノ(ツクメタルと接合強度の高い焼結材料
を得るようにし友ものである。なお本願明細書中のチは
全て重量%である。
し、5〜30チケルメツト(3〜20a1bcLL、
2〜l o%Pb)、1〜5esスズ(5yz)を含有
する混合粉末を鋼板上に散布後、800〜900℃で1
次焼結を行ない、次にこの焼結体を所定の密度に圧延し
、さらに800〜900℃で2次焼結し、その後2次圧
延を行ない、ノ(ツクメタルと接合強度の高い焼結材料
を得るようにし友ものである。なお本願明細書中のチは
全て重量%である。
上記鉄系焼結合金の添加元素の作用効果及び限定理由は
以下の通りである。
以下の通りである。
ケルメツト粉は銅と鉛の合金粉であり、これを5〜30
チ添加することにより全体に占める鉛の割合が2〜l(
lとなるようにする。鉛は摺動時に潤滑剤として働き、
焼付きを防止する効果がある。鉛を単独で添加すると第
2図に示すように、融点(327,5℃)で融けた鉛の
液相が焼結体内の気孔を移動し、部分的にあつまシ偏析
する傾向がある。これをケルメツト粉で添加すると第1
図に)に示す焼結前の状態から(ロ)に示す焼結後の状
態になシ、ケルメツト中にスズが拡散し、銅、スズ合金
の中に鉛が比較的とどまり、均一な焼結体が得られる。
チ添加することにより全体に占める鉛の割合が2〜l(
lとなるようにする。鉛は摺動時に潤滑剤として働き、
焼付きを防止する効果がある。鉛を単独で添加すると第
2図に示すように、融点(327,5℃)で融けた鉛の
液相が焼結体内の気孔を移動し、部分的にあつまシ偏析
する傾向がある。これをケルメツト粉で添加すると第1
図に)に示す焼結前の状態から(ロ)に示す焼結後の状
態になシ、ケルメツト中にスズが拡散し、銅、スズ合金
の中に鉛が比較的とどまり、均一な焼結体が得られる。
スズは融点(231’C) でとけ、ケルメツト中の
鋼内に拡散してC1L−5n合金を形成する。CtL−
5が合金は鉄粉同志の結合材として働くほか、バックメ
タルとの結合力向上材料としても働く。
鋼内に拡散してC1L−5n合金を形成する。CtL−
5が合金は鉄粉同志の結合材として働くほか、バックメ
タルとの結合力向上材料としても働く。
十分な結合力を得るにはスズの添加量は2〜5饅が適当
である。
である。
実施例
鉄(F g )を69チ、ケルメツト粉を27チ、スズ
粉を4%含有する混合粉末を一板上に3fl程度の厚さ
に散布し、825℃で一次焼結し、次にこの焼結体を圧
延率50擾の一次圧延を行なった後、825℃で二次焼
結し、その後圧延″410チの二次圧延を行なった。上
記ケルメツト粉の組成は上記混合粉末中の銅が17%、
鉛が10チ含有することができる成分配合となった組成
のものを用いる。
粉を4%含有する混合粉末を一板上に3fl程度の厚さ
に散布し、825℃で一次焼結し、次にこの焼結体を圧
延率50擾の一次圧延を行なった後、825℃で二次焼
結し、その後圧延″410チの二次圧延を行なった。上
記ケルメツト粉の組成は上記混合粉末中の銅が17%、
鉛が10チ含有することができる成分配合となった組成
のものを用いる。
第3図は本発明方法音用いて鉄糸巻ブツシュt−n造す
る工8を示すもので、(ロ)粉末を混合し、(勾混合粉
末を裏金(鋼板)上に散布する。0焼結炉にて一次焼結
し、(A−次圧延、<h’を二次焼結し、(ト)二次圧
延、0切断、(ロ)円筒成形、(I)摩擦溶接、機械加
工、の順序となる。
る工8を示すもので、(ロ)粉末を混合し、(勾混合粉
末を裏金(鋼板)上に散布する。0焼結炉にて一次焼結
し、(A−次圧延、<h’を二次焼結し、(ト)二次圧
延、0切断、(ロ)円筒成形、(I)摩擦溶接、機械加
工、の順序となる。
上記実施例で製造した軸受材料を走査電子顕微鏡(SO
O倍)で見た様子を示すと第4図に示すようになる。こ
の図において、!は地金の鉄、2は銅−スズ合金、3は
鉛であり、この図から鉛をケルメツトで添加すると溶融
した鉛が焼結体内を移動して偏析するようなことがなく
、きちんと鋼中におさまっていることがわかる◎また上
記走査電子顕微鏡で見た部分ltX線マイクロアナライ
ザにて元素分析した結果を第5図から第8図に示す。
O倍)で見た様子を示すと第4図に示すようになる。こ
の図において、!は地金の鉄、2は銅−スズ合金、3は
鉛であり、この図から鉛をケルメツトで添加すると溶融
した鉛が焼結体内を移動して偏析するようなことがなく
、きちんと鋼中におさまっていることがわかる◎また上
記走査電子顕微鏡で見た部分ltX線マイクロアナライ
ザにて元素分析した結果を第5図から第8図に示す。
WJ5図は鉛、第6図は鉄、第7図は銅、K8図はスズ
の元素分析をそれぞれ示す。図中白で示す部分がそれぞ
れの元素であることを示す。
の元素分析をそれぞれ示す。図中白で示す部分がそれぞ
れの元素であることを示す。
この各図からも明らかなように、焼結後の焼結体中に鉛
が固定されていることがわかる。
が固定されていることがわかる。
第9図は本発明に係る焼結合金と従来の銅系の焼結合金
(JIS LB3C)の摩擦係数の比較を示すもので、
図中Aは本発明例を、Bは従来例をそれぞれ示す。
(JIS LB3C)の摩擦係数の比較を示すもので、
図中Aは本発明例を、Bは従来例をそれぞれ示す。
この図から本発明に係る焼結合金はLB3Cと同等以上
の摩擦特性を有することが確認された。
の摩擦特性を有することが確認された。
発明の効果
本発明によれば、自己潤滑性に富み、十分な強度、均一
な組織を有する鉄系焼結合金をバツクメタルに接合、)
−7,ことかで鮎、高荷重用軸受と1〜で十分様能を発
揮する軸受伺料全得ろ(Hとができる。
な組織を有する鉄系焼結合金をバツクメタルに接合、)
−7,ことかで鮎、高荷重用軸受と1〜で十分様能を発
揮する軸受伺料全得ろ(Hとができる。
4図而の面ヰな数少1
第1商←力、(乃は本発明に係る谷成分の焼結前と焼結
後を示す模式図、第2図(湧1(麹は従来の鉄系焼結合
金の各成分の焼結ifiと焼結後全示す模式図、第3図
は巻ブツシュの製造工程図、斗4図は走査電子卯微鏡で
見た様子奮示す図、第5図から第8図1弓′X練マイク
ロアナライザにて元素分析した結果を示す図1、第9図
は摩擦係数ケ示す線図である。
後を示す模式図、第2図(湧1(麹は従来の鉄系焼結合
金の各成分の焼結ifiと焼結後全示す模式図、第3図
は巻ブツシュの製造工程図、斗4図は走査電子卯微鏡で
見た様子奮示す図、第5図から第8図1弓′X練マイク
ロアナライザにて元素分析した結果を示す図1、第9図
は摩擦係数ケ示す線図である。
Claims (1)
- 鉄を主成分とし、ケルメット5〜30wt%、スズ1〜
5wt%を含有する混合粉末を、鋼板上に散布後、80
0〜900℃で一次焼結を行ない、次にこの焼結体を所
定の密度に一次圧延し、さらに800〜900℃で二次
焼結し、その後二次圧延をすることを特徴とする鉄系焼
結合金からなる軸受材料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59238637A JPH068444B2 (ja) | 1984-11-14 | 1984-11-14 | 鉄系焼結合金からなる軸受材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59238637A JPH068444B2 (ja) | 1984-11-14 | 1984-11-14 | 鉄系焼結合金からなる軸受材料の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61119604A true JPS61119604A (ja) | 1986-06-06 |
JPH068444B2 JPH068444B2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=17033097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59238637A Expired - Lifetime JPH068444B2 (ja) | 1984-11-14 | 1984-11-14 | 鉄系焼結合金からなる軸受材料の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068444B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7094473B2 (en) | 2002-12-27 | 2006-08-22 | Komatsu Ltd. | Wear-resistant sintered contact material, wear-resistant sintered composite contact component and method of producing the same |
CN103071800A (zh) * | 2012-11-23 | 2013-05-01 | 东睦(江门)粉末冶金有限公司 | 一种铁基含油轴承及其制备方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5538930A (en) * | 1978-09-07 | 1980-03-18 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Sintered steel and manufacture thereof |
-
1984
- 1984-11-14 JP JP59238637A patent/JPH068444B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5538930A (en) * | 1978-09-07 | 1980-03-18 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Sintered steel and manufacture thereof |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7094473B2 (en) | 2002-12-27 | 2006-08-22 | Komatsu Ltd. | Wear-resistant sintered contact material, wear-resistant sintered composite contact component and method of producing the same |
US7279228B2 (en) | 2002-12-27 | 2007-10-09 | Komatsu Ltd. | Wear-resistant sintered contact material, wear-resistant sintered composite contact component and method of producing the same |
US7282078B2 (en) | 2002-12-27 | 2007-10-16 | Komatsu Ltd. | Wear-resistant sintered contact material, wear-resistant sintered composite contact component and method of producing the same |
US7473296B2 (en) | 2002-12-27 | 2009-01-06 | Komatsu, Ltd. | Wear-resistant sintered contact material, wear-resistant sintered composite contact component and method of producing the same |
CN103071800A (zh) * | 2012-11-23 | 2013-05-01 | 东睦(江门)粉末冶金有限公司 | 一种铁基含油轴承及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH068444B2 (ja) | 1994-02-02 |
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