JPS61118451A - 架橋性塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents
架橋性塩化ビニル系樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS61118451A JPS61118451A JP23895784A JP23895784A JPS61118451A JP S61118451 A JPS61118451 A JP S61118451A JP 23895784 A JP23895784 A JP 23895784A JP 23895784 A JP23895784 A JP 23895784A JP S61118451 A JPS61118451 A JP S61118451A
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- JP
- Japan
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- vinyl chloride
- bond
- chloride resin
- polymerization
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(産業上の利用分野)
本発明は架橋性環化ビニル系樹脂組成物?C関するもの
である。 (従来の技術) 塩化ビニル樹脂は、物理面、化字Flな諸性質にすぐれ
ており一老化し離(耐久性に冨むt#長と安価であるこ
とから広い分野にわたり大量に便用されているが、耐熱
性、耐熱変形性の点では比較的劣っているところから高
温での使用がひつかしく。 耐熱性、耐熱蚊形性が必要とされる分野では他の8J類
の合成樹脂が使用されている。 塩化ビニル樹脂の架橋により耐熱性および耐熱変形性を
向上させる試みについては、有機過酸化物を用いる化学
的架橋法や放射線・電子fJ!による架橋方法が一般に
よく知られている。この前者の方法は塩化ビニル系樹脂
組成物中KN機過酸化物を混和し−次いでそのコンパウ
ンドを該パーオキサイドの分解温度以上に加熱し一架橋
させる、方法であるが、この場合には架橋反応と同時に
起る塩化ビニル樹脂自身の加熱劣化が避けられず、実用
化が困難である。また後者の方法は成形体に放射線・電
子線を照射して架橋させる方法であるが。 この場合には得られた成形体が経時的に変色を生じ、商
品価値が低下する問題があり、加えて設備が極めて高価
であるため、やは+3工業的実用化は困難である。 他方、塩化ビニル単量体とビニルトリエトキシシランを
水の不存在下で共重合して共重合体を作り、この共重合
体を縮合触媒の存在下に水に暴露することにより架橋を
行なう方法、あるいは塩化ビニル樹脂に不飽和アルコキ
シシランをグラフト共重合させ、上起と同様蕎手法で架
橋を行なわせる方法がそれぞれ開示されている。 しかし、前者の水の不存在下に共重合させる方法で會工
、特別の塊状共重合装置が必要であり、また後者の不飽
和アルコキシシランをグラフト共重合させる方法では、
該不飽和アルコキシシランを有機過酸化物と共に塩化ビ
ニル樹脂に混合し加熱グラフト反応させる方法であるの
で樹脂が劣化されるおそれがあり、またグラ7トエ程で
は完全な反応かむつかしく残存シランによる臭気を避け
ることができず1機械的物性も劣る欠点がある。 (発明の構成) 本発明者らはかかる技術的課aにかんがみ鋭意研究した
結果、従来にない架橋性塩化ビニル樹脂組成物の開発に
成功した。 すなわち本発明は (イ)塩化ビニル単量体50〜99.9重量部1分子中
に8l−RJI!f合(Rは重合性不飽和基)とSi−
X結合(Xは水酸基もしくは加水分解可能な基)を有す
る有機けい素化合物0.01〜40重量部および他の重
合性単量体0〜30重量部を水の存在下に共重合させて
得た共重合体。 および (ロ)縮合触媒 を生成分としてなる架橋性塩化ビニル系樹脂組成物に関
するものである。 以下本発明の詳細な説明する。 本発明において一塩化ビニル単量体゛と共重合される有
機けい素化合物としては1分子中にSi−R結合とSi
−X結合を有するものであることが必要とされ、このR
はビニル基やr−メタクリロキシプaピル基など各種の
重合性不飽和基を、またXは水酸基のほかアルコキシ基
、アセトキシ基などの加水分解可能な基をそれぞれ示す
。 このような有機けい素化合物としては次のものが例示さ
れる。ただし以下の起載においてMeはメチル基ン示す
。 符号 分子式 %式%) 8−10 0H,コ0HOOOOH,0HOH,−−0
01H,Si(OM@)。 8−11 0H,=sO(3000,H6SiQ!つぎ
に、必要に応じ使用される他の重合性車量(net、で
は、エチレン、プロピレン等のα−オレフィン、アルキ
ルビニルエーテル、アルキルアクリレート、ビニルエス
テル−アルキルメタクリレート、アル中ルビニルエステ
ルなどのほか次のよ5rx不飽和シリコ一ン化合物が例
示される。 Me
である。 (従来の技術) 塩化ビニル樹脂は、物理面、化字Flな諸性質にすぐれ
ており一老化し離(耐久性に冨むt#長と安価であるこ
とから広い分野にわたり大量に便用されているが、耐熱
性、耐熱変形性の点では比較的劣っているところから高
温での使用がひつかしく。 耐熱性、耐熱蚊形性が必要とされる分野では他の8J類
の合成樹脂が使用されている。 塩化ビニル樹脂の架橋により耐熱性および耐熱変形性を
向上させる試みについては、有機過酸化物を用いる化学
的架橋法や放射線・電子fJ!による架橋方法が一般に
よく知られている。この前者の方法は塩化ビニル系樹脂
組成物中KN機過酸化物を混和し−次いでそのコンパウ
ンドを該パーオキサイドの分解温度以上に加熱し一架橋
させる、方法であるが、この場合には架橋反応と同時に
起る塩化ビニル樹脂自身の加熱劣化が避けられず、実用
化が困難である。また後者の方法は成形体に放射線・電
子線を照射して架橋させる方法であるが。 この場合には得られた成形体が経時的に変色を生じ、商
品価値が低下する問題があり、加えて設備が極めて高価
であるため、やは+3工業的実用化は困難である。 他方、塩化ビニル単量体とビニルトリエトキシシランを
水の不存在下で共重合して共重合体を作り、この共重合
体を縮合触媒の存在下に水に暴露することにより架橋を
行なう方法、あるいは塩化ビニル樹脂に不飽和アルコキ
シシランをグラフト共重合させ、上起と同様蕎手法で架
橋を行なわせる方法がそれぞれ開示されている。 しかし、前者の水の不存在下に共重合させる方法で會工
、特別の塊状共重合装置が必要であり、また後者の不飽
和アルコキシシランをグラフト共重合させる方法では、
該不飽和アルコキシシランを有機過酸化物と共に塩化ビ
ニル樹脂に混合し加熱グラフト反応させる方法であるの
で樹脂が劣化されるおそれがあり、またグラ7トエ程で
は完全な反応かむつかしく残存シランによる臭気を避け
ることができず1機械的物性も劣る欠点がある。 (発明の構成) 本発明者らはかかる技術的課aにかんがみ鋭意研究した
結果、従来にない架橋性塩化ビニル樹脂組成物の開発に
成功した。 すなわち本発明は (イ)塩化ビニル単量体50〜99.9重量部1分子中
に8l−RJI!f合(Rは重合性不飽和基)とSi−
X結合(Xは水酸基もしくは加水分解可能な基)を有す
る有機けい素化合物0.01〜40重量部および他の重
合性単量体0〜30重量部を水の存在下に共重合させて
得た共重合体。 および (ロ)縮合触媒 を生成分としてなる架橋性塩化ビニル系樹脂組成物に関
するものである。 以下本発明の詳細な説明する。 本発明において一塩化ビニル単量体゛と共重合される有
機けい素化合物としては1分子中にSi−R結合とSi
−X結合を有するものであることが必要とされ、このR
はビニル基やr−メタクリロキシプaピル基など各種の
重合性不飽和基を、またXは水酸基のほかアルコキシ基
、アセトキシ基などの加水分解可能な基をそれぞれ示す
。 このような有機けい素化合物としては次のものが例示さ
れる。ただし以下の起載においてMeはメチル基ン示す
。 符号 分子式 %式%) 8−10 0H,コ0HOOOOH,0HOH,−−0
01H,Si(OM@)。 8−11 0H,=sO(3000,H6SiQ!つぎ
に、必要に応じ使用される他の重合性車量(net、で
は、エチレン、プロピレン等のα−オレフィン、アルキ
ルビニルエーテル、アルキルアクリレート、ビニルエス
テル−アルキルメタクリレート、アル中ルビニルエステ
ルなどのほか次のよ5rx不飽和シリコ一ン化合物が例
示される。 Me
【
aH,=a a o o○、 It、 Si(08i
Me、 )。 n≧l H −8’ (0SiM11 g )* (Me )m、n
≧1 vl:ビニル基、ph:rエニル基 m、n≧1 Me Me Me A:前起と同じ 各単量体の共重合させる量割合は、塩化ビニル単量体5
0〜99.9重量部に対し、1ili−R結合およびS
i−X結合を有する有機けい素化合物を0.01〜40
重量部、他の重合性単量体を0〜30重量部とする必要
がある。 共重合は水の存在下で行なうことが必要とされ。 通常は懸濁重合あるいは乳化1合の方法によりラジカル
重合開始剤の存在下に共重合させる。重合開始剤として
は従来環化ビニルあるいは塩化ビニルを主体とする単量
体混合物の重合(懸濁重合。 乳化重合等)vc使用されている重合触媒であればいず
れでもよ(、たとえば有機過酸化物系触媒。 アゾ化合物系触媒、レドックス系触媒などから選択使用
される。 1合反応は懸濁重合、乳化重合等の水媒体を使用する方
法により行う。たとえば懸濁重合法で行う場合は塩化ビ
ニルを有機過酸化物等の重合開始剤を用いて懸濁重合さ
せる通常の方法に準じればよ<、を含湿度およびi金時
間はおおむねi含湿度30〜100tl:、重合時間1
〜30時間とすればよい。有機けい素化合物および必要
に応じ便用される他の重合性単量体の重合器への仕込み
は。 これt全域当初から仕込む方法あるいは重合率80%に
達するまでに逐次添加する方法(数回に分けて添加する
かもしくは連続添加する方法)等いずれでもよい。この
重合を通じ有機けい素化合物のSi−X結合が加水分解
可能な基を有するものである場合、水の作用によりほと
んどシラノール基(Si−OH)に変換される。作用す
る水のpHが低い場合あるい・工重合温度が高い場合に
は。 シラノール基の縮合反応が起こ曝)シロキサン結合が生
じて部分的な架橋にまで進行する。 塩化ビニル系重合体の懸澗重合、乳化重合においては、
水媒体のpBは重合の進行にともない徐徐に低下するが
、を合媒体として便用する水を緩衝液としたりあるいは
オキシラン化合物を共存させることによりpHの低下を
防ぎ、シラノール基の状態で存在するようにすることも
可能である。 しかしシロキサン結合が生じた場合でも本発明において
は得られた共重合体のW熱fA練(クール混練等)は充
分可能である。pHの安定化7図らない場合には架橋が
進行し、溶剤、特4CはTHF(テトラヒト誼フラン)
不溶分が生じるが、単量体の仕込割合が前6じした範囲
内であれば1通常σJ塩化ビニル系樹脂同様混練、成形
が可能である。 上記のようにして共恵合することにより分子中にシラノ
ール基を有する共重合体が優られる。このシラノール基
は組合触媒の存在下に容易に脱水縮合する。この組合触
媒としては従来シラノール縮合触媒として使用されてい
たものであればいずれのものでもよく、一般にはSKL
、 Zn−Fe−Pb−00等のカルボン酸塩、有機塩
基、無機酸および有機酸が使用される。具体fFJK+
ニジブチルすずジラウレート、ジブチルすずジアセテー
ト。 ジブチルすずジオクトエート、酢酸第一すず−カグリル
alN−すす、鉛オクトエート、ナフテン酸鉛、安息沓
酸鉛−カプリル酸亜鉛、す7テン酸コバルト、エチルア
ミン、ジブチルアミン−ヘキシルアミン、ピリジン、硫
酸、塩酸、トルエンスルホン*、酢酸、ステアリン酸、
マレイン酸等が例示される。これらシラノール稲合触媒
舎工前記(イ)成分としての共重合体に対し0.01〜
lO重量%の範囲で使用することが望ましい。 本発明にかかわる架橋性塩化ビニル系樹脂組成物の―a
ならびにその成形は、5本的に昏ニ一般の成形用塩化ビ
ニル系樹脂組成物の場合に準じて行うことができる。た
とえば押出機中でビ)成分としての共重合体と(ロ)成
分としてのシラノール縮合触媒と、さらに必tIVC応
じ配合する補助資材とを混練して、所望の成形品(パイ
プ、シート等)あるいはペレット等に押出せばよい。 上記補助資材としては、混和可能な熱可■性樹脂、安定
剤、可重剤、渭剤、充てん剤1着色剤。 発泡剤等が例示される。また別種のシラノールおよび/
または;BL−OR基を含む化合物(例えばシリコーン
ワニス、アエロジル、ポリエチルシリケート等)を配合
し共縮合反応させることもよIll。 本発明の組成物は、従来の硬質および軟質の塩化ビニル
系樹脂系成形品の分野舎工もちろんのこと。 耐熱性、耐熱変形性が必要とされる分野、たとえば温水
用バイブ、高温薬液用パイプ、耐熱電巌用等に好適に便
用できる。 次に具体的実施例tあげる。 実施例1〜4 内容檜2Lのステンレス票重合器に、第1表に示すとお
り各成分を仕込み、52℃でか(はんしながら15時間
反応させた。内容物をとり出し脱水し乾燥したところ第
11!に示すとおりのTHF不溶分および平均重合度を
有する塩化ビニル系共重合体が得られた。 (−%1 ) 部分ケン化ポリビニルアルコール<薫
Z> ジーZ−エチルへキシルパーオキシジカーボネ
ート なお、1合終了後の水のpHを工いずれも2.5〜3.
8であ11.水媒体中に遊離したアルコール量をガスク
ロマトグラフィにより測定したよころ、fs−量の50
%以上が水層に検出された。このことから8−3および
8−4は重合中にほとんど加水分解され、一部はシロキ
サン結合としてまた他の一部はシラノールとして残存し
ていると推定される。 つぎに実施例1〜4で得た各共重合体を用いて。 下記の配合処方(処方1または2)で180℃のロール
を用いて混練し次いで200℃でプレスすることにより
、l鵡厚のシートを作I)これについてJI8K 67
45に準じて柔軟温度の測定を行うと共に、ソックスレ
ー抽出によ11 T B TF不溶分を測定した。結果
は第2表に示すとおりであった。 なお、比較例1は樹脂として市販のポリ塩化ビニル(平
均重合度1300)tt用いた場合のデータである。 配合処方(重量部) (成分) 処方l 処方2樹脂
100 100 ジプチルすずジラウ レー)(I!合触媒兼 3・03・0安定剤) ステアリ″′酸力” 1.0 1.0ウ
ム 微粉末シリカ 0 2G(アエロ
ジル380) 実施例5〜7 実施例2,3また昏工4で友造した共重合体を使用し、
下記配合処方(処方3.処方4)前例に準じて柔軟温度
、THF不溶分を測定した。またプレスシートを140
℃24特間ポストキュアし。 これについてもそれぞれ柔軟温度、THF不溶分の測定
を行った。なお、比較例2としては比較例IKおけると
同様のポリ塩化ビニルを使用した。 結果は纂3表に示すとお+1であった。 配合処方(重量部) (成分) 処方3 処方4樹 脂
100 Zo。 二塩基性亜りん酸鉛 3.0 3.
0二塩基性ステアリン酸鉛 o、 s
o、 s炭酸鉛 3.0 3.0 安息香酸 0.5 0.5微粉末シ
リカ 0 2GにプシルAQ) 上記配合における安息香酸は122℃(mp)a上で炭
酸鉛と反応して安息香酸鉛となり縮合反応触媒となる。 したがってmp以下でのブレンドでは配合物(コンパウ
ンド)は安定であり保存性がよい。 実施例8〜10 実施例1において、有機けい素化合物s−3を50、l
i’便用する代I】に−8−6,8−8(m=1n−5
に相当するもの)、または8−11(L=10に相当す
るもの)を50.iF使用したIlカーをヱ同様にして
それぞれ共重合体を製造し、処方1でシートをつくり物
性を調べた。結果11第4表に示すとおりであった。
Me、 )。 n≧l H −8’ (0SiM11 g )* (Me )m、n
≧1 vl:ビニル基、ph:rエニル基 m、n≧1 Me Me Me A:前起と同じ 各単量体の共重合させる量割合は、塩化ビニル単量体5
0〜99.9重量部に対し、1ili−R結合およびS
i−X結合を有する有機けい素化合物を0.01〜40
重量部、他の重合性単量体を0〜30重量部とする必要
がある。 共重合は水の存在下で行なうことが必要とされ。 通常は懸濁重合あるいは乳化1合の方法によりラジカル
重合開始剤の存在下に共重合させる。重合開始剤として
は従来環化ビニルあるいは塩化ビニルを主体とする単量
体混合物の重合(懸濁重合。 乳化重合等)vc使用されている重合触媒であればいず
れでもよ(、たとえば有機過酸化物系触媒。 アゾ化合物系触媒、レドックス系触媒などから選択使用
される。 1合反応は懸濁重合、乳化重合等の水媒体を使用する方
法により行う。たとえば懸濁重合法で行う場合は塩化ビ
ニルを有機過酸化物等の重合開始剤を用いて懸濁重合さ
せる通常の方法に準じればよ<、を含湿度およびi金時
間はおおむねi含湿度30〜100tl:、重合時間1
〜30時間とすればよい。有機けい素化合物および必要
に応じ便用される他の重合性単量体の重合器への仕込み
は。 これt全域当初から仕込む方法あるいは重合率80%に
達するまでに逐次添加する方法(数回に分けて添加する
かもしくは連続添加する方法)等いずれでもよい。この
重合を通じ有機けい素化合物のSi−X結合が加水分解
可能な基を有するものである場合、水の作用によりほと
んどシラノール基(Si−OH)に変換される。作用す
る水のpHが低い場合あるい・工重合温度が高い場合に
は。 シラノール基の縮合反応が起こ曝)シロキサン結合が生
じて部分的な架橋にまで進行する。 塩化ビニル系重合体の懸澗重合、乳化重合においては、
水媒体のpBは重合の進行にともない徐徐に低下するが
、を合媒体として便用する水を緩衝液としたりあるいは
オキシラン化合物を共存させることによりpHの低下を
防ぎ、シラノール基の状態で存在するようにすることも
可能である。 しかしシロキサン結合が生じた場合でも本発明において
は得られた共重合体のW熱fA練(クール混練等)は充
分可能である。pHの安定化7図らない場合には架橋が
進行し、溶剤、特4CはTHF(テトラヒト誼フラン)
不溶分が生じるが、単量体の仕込割合が前6じした範囲
内であれば1通常σJ塩化ビニル系樹脂同様混練、成形
が可能である。 上記のようにして共恵合することにより分子中にシラノ
ール基を有する共重合体が優られる。このシラノール基
は組合触媒の存在下に容易に脱水縮合する。この組合触
媒としては従来シラノール縮合触媒として使用されてい
たものであればいずれのものでもよく、一般にはSKL
、 Zn−Fe−Pb−00等のカルボン酸塩、有機塩
基、無機酸および有機酸が使用される。具体fFJK+
ニジブチルすずジラウレート、ジブチルすずジアセテー
ト。 ジブチルすずジオクトエート、酢酸第一すず−カグリル
alN−すす、鉛オクトエート、ナフテン酸鉛、安息沓
酸鉛−カプリル酸亜鉛、す7テン酸コバルト、エチルア
ミン、ジブチルアミン−ヘキシルアミン、ピリジン、硫
酸、塩酸、トルエンスルホン*、酢酸、ステアリン酸、
マレイン酸等が例示される。これらシラノール稲合触媒
舎工前記(イ)成分としての共重合体に対し0.01〜
lO重量%の範囲で使用することが望ましい。 本発明にかかわる架橋性塩化ビニル系樹脂組成物の―a
ならびにその成形は、5本的に昏ニ一般の成形用塩化ビ
ニル系樹脂組成物の場合に準じて行うことができる。た
とえば押出機中でビ)成分としての共重合体と(ロ)成
分としてのシラノール縮合触媒と、さらに必tIVC応
じ配合する補助資材とを混練して、所望の成形品(パイ
プ、シート等)あるいはペレット等に押出せばよい。 上記補助資材としては、混和可能な熱可■性樹脂、安定
剤、可重剤、渭剤、充てん剤1着色剤。 発泡剤等が例示される。また別種のシラノールおよび/
または;BL−OR基を含む化合物(例えばシリコーン
ワニス、アエロジル、ポリエチルシリケート等)を配合
し共縮合反応させることもよIll。 本発明の組成物は、従来の硬質および軟質の塩化ビニル
系樹脂系成形品の分野舎工もちろんのこと。 耐熱性、耐熱変形性が必要とされる分野、たとえば温水
用バイブ、高温薬液用パイプ、耐熱電巌用等に好適に便
用できる。 次に具体的実施例tあげる。 実施例1〜4 内容檜2Lのステンレス票重合器に、第1表に示すとお
り各成分を仕込み、52℃でか(はんしながら15時間
反応させた。内容物をとり出し脱水し乾燥したところ第
11!に示すとおりのTHF不溶分および平均重合度を
有する塩化ビニル系共重合体が得られた。 (−%1 ) 部分ケン化ポリビニルアルコール<薫
Z> ジーZ−エチルへキシルパーオキシジカーボネ
ート なお、1合終了後の水のpHを工いずれも2.5〜3.
8であ11.水媒体中に遊離したアルコール量をガスク
ロマトグラフィにより測定したよころ、fs−量の50
%以上が水層に検出された。このことから8−3および
8−4は重合中にほとんど加水分解され、一部はシロキ
サン結合としてまた他の一部はシラノールとして残存し
ていると推定される。 つぎに実施例1〜4で得た各共重合体を用いて。 下記の配合処方(処方1または2)で180℃のロール
を用いて混練し次いで200℃でプレスすることにより
、l鵡厚のシートを作I)これについてJI8K 67
45に準じて柔軟温度の測定を行うと共に、ソックスレ
ー抽出によ11 T B TF不溶分を測定した。結果
は第2表に示すとおりであった。 なお、比較例1は樹脂として市販のポリ塩化ビニル(平
均重合度1300)tt用いた場合のデータである。 配合処方(重量部) (成分) 処方l 処方2樹脂
100 100 ジプチルすずジラウ レー)(I!合触媒兼 3・03・0安定剤) ステアリ″′酸力” 1.0 1.0ウ
ム 微粉末シリカ 0 2G(アエロ
ジル380) 実施例5〜7 実施例2,3また昏工4で友造した共重合体を使用し、
下記配合処方(処方3.処方4)前例に準じて柔軟温度
、THF不溶分を測定した。またプレスシートを140
℃24特間ポストキュアし。 これについてもそれぞれ柔軟温度、THF不溶分の測定
を行った。なお、比較例2としては比較例IKおけると
同様のポリ塩化ビニルを使用した。 結果は纂3表に示すとお+1であった。 配合処方(重量部) (成分) 処方3 処方4樹 脂
100 Zo。 二塩基性亜りん酸鉛 3.0 3.
0二塩基性ステアリン酸鉛 o、 s
o、 s炭酸鉛 3.0 3.0 安息香酸 0.5 0.5微粉末シ
リカ 0 2GにプシルAQ) 上記配合における安息香酸は122℃(mp)a上で炭
酸鉛と反応して安息香酸鉛となり縮合反応触媒となる。 したがってmp以下でのブレンドでは配合物(コンパウ
ンド)は安定であり保存性がよい。 実施例8〜10 実施例1において、有機けい素化合物s−3を50、l
i’便用する代I】に−8−6,8−8(m=1n−5
に相当するもの)、または8−11(L=10に相当す
るもの)を50.iF使用したIlカーをヱ同様にして
それぞれ共重合体を製造し、処方1でシートをつくり物
性を調べた。結果11第4表に示すとおりであった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、(イ)塩化ビニル単量体50〜99.9重量部、分
子中にSi−R結合(Rは重合性不飽和 基)とSi−X結合(Xは水酸基もしくは 加水分解可能な基)を有する有機けい素化 合物0.01〜40重量部および他の重合性単量体0〜
30重量部を水の存在下に共重 合させて得た共重合体、および (ロ)縮合触媒 を生成分としてなる架橋性塩化ビニル系樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23895784A JPS61118451A (ja) | 1984-11-13 | 1984-11-13 | 架橋性塩化ビニル系樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23895784A JPS61118451A (ja) | 1984-11-13 | 1984-11-13 | 架橋性塩化ビニル系樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61118451A true JPS61118451A (ja) | 1986-06-05 |
Family
ID=17037808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23895784A Pending JPS61118451A (ja) | 1984-11-13 | 1984-11-13 | 架橋性塩化ビニル系樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61118451A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008141952A1 (de) * | 2007-05-23 | 2008-11-27 | Wacker Chemie Ag | Siliconisierte vinylchlorid-mischpolymerisate |
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